2009年 01月 09日
お正月ですもの、和食でスタート!
この日はモンテベロの1周年の労いも兼ねて、
二人のパティシエールと、いつも気苦労かけてるシュクレのヴァンドゥーズを引き連れて。
肥後橋 「このは」さん
夜は「おまかせ」一本になりました。
「良いものを良い状態で、且つ価格を抑えて」となると、こうなるんですかね。
僕の知り合いの店も昨年2店がこのスタイルを取りました。
店側の押し付けではなく、あくまでお客さんに喜んでいただくためのこと。
さぁ、任せて楽しみましょう!
燗も良いけど気分は冷でした。滋賀の七本槍。
毎度、お猪口が可愛い!自由選択制です(笑)
あたたかいスープ 白味噌と百合根、白子
沁みます・・・。沁み入ります・・・。
当たり前ですが、
和食食べて「あぁ・・・日本人やなぁ・・・」と思うのは日本人だけなんですよね。
やはり、「食は心なり」ですね。
お造り ヒラメ 鯵 足赤海老
いつもながら、良いお仕事されてます。
天ぷら ワカサギ ぬかご モロッコいんげん 芽キャベツ
ワカサギも然ることながら、芽キャベツが旨い!
宮城県の原酒・・・なんだっけ?
甘鯛の酒蒸しとネギの吸い物
立ち昇る香りの後に、ブリッブリの甘鯛。
小鉢盛り合わせ 安保柿の白和え なまこの酢の物 鯛の昆布締め
出来立てのカラスミ大根。
一つ一つに手間隙かけた丁寧な仕事。それを少しずついただける贅沢さ。
その中でも・・・カラスミ。買って帰りたいくらいです。
穴子と山牛蒡の炊きもの
ぐはっ・・・・。香りから口の中まで穴子と牛蒡の野味が優しく膨らみます。
しみじみ、「冬やなぁ・・・」。
鰤照り焼き かぶら
この鰤で、ご飯3杯はいけます。
おじゃこと里芋ごはん
あかん・・・名前からして惹かれてしまう。里芋に癒されます。
お漬物
薩摩赤貝のお味噌汁
この貝についてなんか話してもらったんですけど忘れてしまいました。
色は鮮烈ですが、臭みもなく良い食感でした。なんせ良いお出汁が出てます。
栗と白玉
毎回思うことですが、せめて季節の変わり目には訪れたいなぁ・・・と。
なかなか季節を感じることが少なくなってきた世の中。
パティスリーはまだマシですが、
ブーランジュリなんて、使う素材で季節を感じるのはホントに難しい仕事です。
ま、気を使ってることですが、こうして食から感じるも良しですいし、
視覚や聴覚、嗅覚からも、自分に四季を意識して明確に感じさせてあげないと、
なんだか年々季節が曖昧になって来てますよね。
流していたら時間はどんどん流れていってしまいます。
悪いことにも人間の順応性の高さは働くわけで。
いずれ曖昧な季節が日本の四季となり、
その曖昧な四季にすら「慣れてしまう」人間の持つ順応性。
日本の素敵な「四季」を、もっと大切に感じていかなきゃなぁ・・・と、
「このは」さんには、いつも優しく教えてもらってるような気がします。
ご馳走様でした!
by monsieur-enfant
| 2009-01-09 03:47
| このは