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なないろめがね

「繋がり」

ちょっと文章が続いて皆さんの目も疲れてるでしょうから、
今日は美味しい料理の画像でご機嫌を伺ってみようかと。

ご無沙汰の「ラピ」さん
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フラッと寄ってはみたものの、席はカウンターまでほぼ満席。
さっき出られた方がおられたようなので運良く着席。
すごいなぁ・・・嬉しいなぁ・・・。
「忙しくて出れなかった電話が何件かあったんですが、
お電話いただいてたんじゃないですか?」と、すまなさそうにマダム。
・・・・全くしてません(笑)

あ!と見つけたのが昨年も食べた「自家製オイルサーディン」
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あ~、これ、ご飯に乗せてグチャグチャに混ぜて食べたい~!!
お上品にパンと・・・じゃなく、口いっぱい頬張りたくなる旨さ。
オイルサーディンランキング、NO1!嬉しくないかな・・・。

真ダラ白子のムニャイア
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また頼んでしまった「白子」!!どんだけ好きやねん!(笑)
カウンターが空いたのでカウンターに移動。シェフに近づいたので聞いてみた。
「ム・・・ムニャイアって、なんですか?」
いわゆるムニエルのことらしい。
それがわかったのも嬉しいのですが、
なによりメニューを見た時から「ムニャイア」と、言いたくて仕方が無かった(笑)
言いたくなりません?って、もう呟いてる方いるんじゃないですか?「ムニャイア」って。
思ったより言いにくくないですか?・・・って、ムニャイア引っ張りすぎですね。
白子の旨さは言うまでもないのですが、
この一皿、ちょっとした「酸」や「辛味」が良いリズム。
炙っただけで辛味をあえて残した玉ねぎだったり、大胆に使われたケッパーだったり。
白子は濃厚なんですが、お皿としては軽やかな印象。とても楽しい一皿。

ピーチ トマトとウニのソース
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「トマトとウニ」と聞けば思い浮かぶのが、
「ラ ベットラ ダ オチアイ」のOOシェフ(そこ伏せるか・・・)。
食べたことないんで妙な先入観は持たずにいただきます。
「ピーチ」というのはトスカーナ州シエナの伝統的な手打ちパスタ。
ま、イタリアでいうところの「讃岐うどん」やと言えばわかりやすいかと。
ムチムチしたどっしり太目の麺は、よくソースと絡まります。
そのソースは、一体化してるかと思いきやそうではなく、
最初にトマトの酸味、最後はウニの甘み。で、その中間地点に酸味と甘みが混ざって、
なんか柑橘系の甘酸っぱさが存在するんです。それを探しながら食べるんです。
「トマトの酸味があって・・・・、ウニの甘さ・・・・・の前になんか柑橘!」みたいな(笑)
カウンターでこんな一人遊びしてる中年男性、お嫌いですか?

蒸し丹波地鶏とミニ白菜のロースト
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「まだ食べれますよね?」の一言と一緒に運ばれてきた地鶏。
「お~~!」っと、俄然テンションが上がる。角度を変えてもう一枚。
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この向こうっ側にも白菜が横たわってるんです!
今更説明するまでもない白菜好きとして知られる僕としましては(初耳ですか・・?)、
イタリアンで白菜食べれると思って来てないわけですから嬉しい限りです。
初めから抵抗することを諦めてるかのように無抵抗に解れる鶏肉は、
思わず「水炊きや」(笑)と思うほどアッサリ柔らか。かといってパサつかずムチムチ。
白菜の、しっかり片面ローストしてある部分がなんとも香ばしく、良いアクセント。
思いのほか優しくあったかい料理で、こたつで食べたいくらいでした。

ミルクジェラート
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優しい鶏さんのおかげで、ドルチェまでいただけました。

年始かな?シェフとマダム、パリに行ってたようなんです。
お勧めした「デュ パン エ デジデ」にも行って、同じようにサンマルタン運河で
座って食べたようです。
「岩永さんと会って依頼です」ってマダムの一言が、なんだか凄く懐かしく思える。
前にも書きましたが、マダムとはパリのカイザーで働いてるときに出会ったんです。
店から出たら入るやら入らんやら挙動不審な日本人がいたんで声かけたんです。
そしたら大阪は福島の方だと。で、旦那さんはイタリアンのシェフだと。
ま、シェフも僕の知り合いのパティシエの友人だったという狭い世の中で、
そのパティシエと飲んでるときに、「妻がパリで・・・」と、シェフが現れたときには
「やば!どの女性やろ!!」って焦りました(笑)
その後、独立されて今に至るわけですが、
頻繁にお会いしたりしたこともないのになんだかこう、ここに帰ってきたくなるのは、
そういう偶然の引き合わせってものに、不思議なご縁を感じるからなんでしょうかね。

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ラッキーというかなんというか・・・、
僕が過去になんかの縁があった料理人って、
ラピの宮川シェフ、同僚だったハジメの米田シェフとランデブー デザミの大谷シェフ、
高校の同級生だったアキュイールの中多シェフ。なんだかメッチャ頑張ってる方ばかり。
うん、やっぱりラッキーですね。恵まれてます。
「知り合い」とかいう、つまらない馴れ合いは大嫌いですから、
こうして各々がちゃんと尊敬できる人であり店であることに価値があるんだと思うんです。
有名だのなんだのっていう、くだらない評価ではなく、
「仕事」として尊敬できるうえでの繋がりが大切だと思うんです。
業種とか地域とかで一くくりにする傷の舐めあいみたいな集団、
それって何繋がりですか?ってか、ホントに繋がってるんですか?
精神の共鳴さえあれば、異業種であろうがアマチュアであろうが、
それこそ立派な「くくり」になるんじゃないでしょうか。
優先すべきは業種や地域ではなく「心」。
同じじゃなくてはいけないのは業種や地域ではなく「心」。
「意思の強さ」、「志の高さ」、そして「心の温度」。
もちろん口ではなんぼでも言えますから、形にした仕事の「質の高さ」も重要です。
今を共に生きてる同世代の職人たちと、
数年後も笑って話せるよう、もっともっと精進しないとね。
そしてそんな「心」を持った方々と、もっともっと出会い響きあっていけたら素敵ですね。
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by monsieur-enfant | 2009-02-18 04:32 | ラピ