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なないろめがね

透明感

えっと、先日の千葉へ帰った時のこと。
大阪に戻る前に、ちょっと寄り道。
電話では話は聞いてたものの、実状はどうなのか気になって・・・。

場所は新宿。マルイの一階。
目の前には歩行者天国になって溢れ返る人、人、人・・・・。
岸部でのんびりやってる僕からすると、
たまに出る大阪市内でさえ「無理・・・」と思うのに、ゾッとする光景が広がります。
店に入るとたまたまシェフが出てこられたので、ちょっと立ち話。
ま、常に忙しい方ですが、コックコートもコック帽も擦りきれんばかりで、
東京に出てきてからの日々を物語ってるかのようでした。
よろよろ苦笑いを浮かべながら歩いてくる様はまさに疲労困憊・・・。
アクシデントは慣れてる方とはいえ、今回の出店は百貨店。
思い通りにならないことは多々あるでしょうし、
「東京」という化け物みたいなマーケットを相手にするわけです。
抱えるスタッフも、作る物量も、今までとは大きく異なるわけです。
が・・・・、抱える問題はここでも同じ。
オープン前に3人の職人が一日で辞めたりね。
しかも大手さんで10年やってたとか、30後半の子持ちだとか、
とても辞めれんような環境の人間が、平気で辞めおるんですよ。
一種の嫌がらせに近いですよね。
見つけ出して引きずりまわしたろか・・・と・・・お下品ですね(笑)
だいたいそういう輩は、用意された環境でしか仕事が出来ないんですよ。
用意された仕事しかこなせないんですよね。そのくせ要求だけは一著前。
「人」としてしょうもないので、一緒に働く気もしませんけどね。
権利は自分で掴むもの。
望んでピーチクパーチク言うだけでようやらんくらいなら、最初から黙っといたらいいのに。
いさぎ悪いというか、みっともない。単純にかっこ悪いですよね。
最低限の権利云々の前に、最低限の仕事くらいできないと。職人なんですからね。
しかも、百貨店なので定休日もない、人数いないとローテーションも組めない、
毎日毎日朝から晩までありえない量のパンも焼かなきゃいけない・・・。
そんな状況下に置かれながら、先日4人ほど面接した全員が不採用だったそう。
あり得ますか!?って、ありえるんですけどね、この業界は。
猫の手も借りたい状況で、
なんなら早いもん順で採用したいくらいハードル下げてるんです。
それでも採れないというか、採ってもらえない連中が、平気で面接来るんです。
もちろん経験者で、パン好きさんなら知ってる店出身の子もいるわけです。
で、語るわけですわ。僕なんか半笑いで聞いてますけどね(笑)
パンの技術なんかより、
もっと教えなきゃいけないことや学ばなきゃいけないことがあるでしょうに・・・
意識レベルが低すぎるんですよね、
仕事として、「職人」として、その前に一人の「人」として。
「京都帰りたい・・・」
そう嘆くシェフ越しの店内が透けて見えそうなくらい、なんだか薄~くなっていました(笑)
もちろんまだまだ始まったばかり。
シェフ自身も思うことが多々あるでしょうし、成し得てないことも多々あるでしょう。
「百貨店のパン屋」になるつもりなど更々ないでしょうし、
どこにいたって「ル プチメック」として発信し続けていくことでしょう。
そして、ただ出店したのではなく、
「なぜここにこの店があるのか」という数少ない存在意義のある店として、
地に足が着きだしたとき、新宿という街から東京の皆さんに何か届けば素敵ですね。

明日からGWの代休をいただきます。
うちのスタッフが2名、「なにかできないか」と名乗りを挙げてくれました。
僕と日をずらして手伝いに行ってもらいます。
他店の厨房で、目先じゃない「仕事」としての共通項などを感じてきてくれたら、
彼らにとっても貴重な経験になると思います。
せっかくの休みやのに、ありがとね。その気持ちだけで嬉しかったです。
微力ながら、プチメックのスタッフに少しでも早く帰って休んでもらえるよう
頑張って手伝ってきます!

あ、画像はマルイの屋上庭園。「英国風」だそうです。
倍くらい広ければ圧巻なんだけどなぁ・・・。
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ちなみにエレベーター内のプチメックの案内のBoulangerieの文字の下に、
わざわざ「ベーカリー」と読み仮名が添えてありました(笑)
頑張れ!プチメック! 頑張れ!西山さんっ!!
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by monsieur-enfant | 2009-05-11 02:10 | とりとめなく・・