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なないろめがね

坪あたりの満足度。

やばいなぁ・・・・。
ちょっと考えないと、年末までみんな身体がもたないや・・・。
僕自身も、若いころとは違うことを最近まざまざと感じます。
頑張るとか頑張らないとかじゃなくて、朝起きたら身体が動かない時があります。
そんなこと無かったんですけどね。重力に押しつけられて全然動けないんです。
ま、今までのツケがまわってきたんやなぁ・・・としみじみ感傷に浸ってますが(笑)、
もうちょっとやりたいことがあるので待ってもらわないと困りますね・・・。
スタッフが頑張ってくれてる「今」を、
なんとか「あの時があったから」という未来に繋げてあげたい。
最近考えるのは、そればっかりですね・・・・。

さてさて、夕刊の記事で途切れてましたが、北新地の続きとまいりましょう。
焼肉屋さんを出て、連絡が来るまでちょっくら散歩。
懐かしいネオン街。無くなってる店もあれば、まだ頑張ってるお店もあります。
あれから・・・もう8年も経ってるんですね。
ここで働いてた時は、自分が店持ったら、絶対恩返しに来ようと思ってました。
お世話になったホステスさんを指名して、感謝の想いを伝えようと思ってました。
が・・・・そんなの無理です。
一個200円前後のパンを全部人間がちまちま作って売ってるような商売やってて、
一晩ン十万のお金をばらまけるわけがありません。
「パン、何個ぶんやねん・・・」とセコイこと考えてしまいます(笑)
でもやっぱり懐かしいなぁ・・・。好きじゃない街ですが、嫌いにもなれない街ですね。

そうこうしてるうちに連絡がありました。
一回転目は満席で、二回転目からのお邪魔になります。
北新地 「弘屋」
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いつものグージェールをいただきながら、
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仕切り直しはシャンパンから。
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セコ蟹の内子と剥き身 ういきょうのソースで
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のっけからテンション上がりますね。
冬を連想させる食材の一つ、蟹。それがアミューズで出てくるんですから。
しかもシャンパンにも好相性。
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北海道・・・・産 牡蠣 殻付きで柑橘を絞って
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・・・・産地の漢字が難しくて読めない。厚岸の隣とか言ってたっけ?
なんとも魅惑的なビジュアルの牡蠣を、シンプルに柑橘を絞っていただきます。
やっぱり一口ですよね・・・。
そうなると、眼の前のこの牡蠣が、合計二口で無くなってしまうわけですよね・・・。
なんとも儚いものです・・・・。あ、そういえば、
結婚生活を「儚い」と振り返った磯野貴理子さん、あれは名言でしたね。
いつも元気な貴理子さんの切ない表情とあの言葉、ちょっとキュンとしましたもん。
その磯野・・・じゃないや、牡蠣に合わせた白をチョイス。
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続いては、これ。
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フランス産秋トリュフを使ったバーニャカウダ 季節のお野菜
弘屋さん、AIDAさん、バカールさん、バーニャカウダBEST3の3店です。
それぞれがそれぞれの魅力がありますが、
弘屋さんはなんと言っても、「旨くないはずがない」というトリュフ添え。
量も多めなので、パンにつけて食べれるのも嬉しいところ。

さ、ワインも変えて、パスタですね。
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鱈の白子と下仁田ネギのタヤリン 秋トリュフ
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クタクタになって甘さ全開の下仁田ネギに、濃厚でクリーミーな白子。
タヤリンが下仁田ネギによく絡みます。熱々が嬉しいですね。

この辺くらいだったかな?
シェフに、「ここ来る前、どっかで食べて来られたんですか?」
と聞かれて、「はい、焼肉を」と答えて失笑されたのは(笑)
いや、軽くですよ、軽く。本気で食べてきたわけじゃありませんから。

さ、赤にスイッチしまして待ち受けるのは、
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北海道産 仔鹿の骨付きロースト
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見てください、このビジュアル。
いくら焼肉食べてきたって言ったって、かぶりつきたくなるでしょ!(笑)

海水雲丹の冷製フェデリーニ
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二種お願いしたパスタを、ここに持ってきてくれました。
いやぁ、締めにはピッタリのパスタですね。すだちをギューって絞っていただきます。

マスカルポーネのアイス 熱々のエスプレッソをかけて
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はぁ~・・・甘いものはホッとしますね。
と寛いでいたら、「こんなの飲みますか?」と・・・
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うわっ!飲みます!飲みますとも!
ポルト酒ですね。いやぁ、なんともカッコいい出で立ちですねぇ。
こんな風に歳をとりたいものです。

相も変わらず、「ホントにここで作ってるんですか?」てくらい狭いスペースから、
「ホントにここで作ってるんですか?」ってくらいクオリティの高い料理が出てきます。
席もカウンターのみ。横もそんなに余裕があるわけではありません。
でも、坪あたりの満足度なら決して星付きにだって引けを取らないお店です。
シェフやスタッフさんとの距離の近さもホントに心地良く、
友達のめっきり少ない僕に「人って、あったかいなぁ・・・」と思いださせてくれます(笑)
東京から来た友人も喜んでくれた北新地での夜でしたが、
最後は「じゃ!」と一人駅まで全力ダッシュ。
終電乗れるか乗れないかで、170円と5000円の差ですからね。
やっぱり岸辺は遠いです・・・。
by monsieur-enfant | 2009-12-14 02:04 | 弘屋