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なないろめがね

その男、料理人につき。

この日はGWの営業最終日。
ちなみに翌日の水曜日、モンテベロが営業することを帰るまで知りませんでした(笑)
オーナーも知らない営業日にも関わらず、たくさんお客さんが来てくださったようです。
・・・・面目ない。

さてさて、この日、もう一つの「最終日」がありました。
ヴァンドゥールとして働いてくれてた誠太郎君です。
名前だけではピンと来ない方もおられるでしょうが、
ハニカミ笑顔を武器にマダムキラーぶりを如何なく発揮していたイケメン君と言えば、
「あ!あの人!?」ってなるはずです(笑)
行列が出来てたときに、
率先して表のお客さんに声をかけ人員整理をしてくれてたのも彼でした。
そうなんです。彼もこの日が最終日だったんです。

急にシュクレの販売に現れたイケメンスタッフに、
「何者?」と思われた方も多かったかと思います。
歳も僕と同い年、あと、似なくても良い経歴まで同じ(笑)
彼、石ノ森 章太郎ならぬ檜森 誠太郎は、実はイタリアンの料理人だったんです。
京都某所で働いてた彼ですが、僕の希少な理解者である京都Nシェフがうちに来たとき、
「え!?なんでシュクレにいるの!?」ってくらい名の知れた存在だったよう。
N山シェフ曰く、「あのお店は彼でもってたようなもの」とのお墨付き。
そんな誠太郎君、追々お知らせはさせていただきますが、
実は秋口には地元である茨木でトラットリアを開店させたいとのこと。
そんなこともありまして、しばらく離れてた北摂のリサーチも兼ねまして、
前からシュクレが気になってたのもありまして、
さらに少しくらいパンが覚えれたらいいなぁくらいの軽いノリもありまして(笑)、
縁あって一緒に働くことになったわけなんです。
ただ、初日から僕にヤイヤイ言われるし、
HP見たところ「やばい!めっちゃ熱い人や!」と思ったらしく、
腹をくくって販売の仕事に精進してくれましたけどね(笑)

結構作り手が販売に回ると、
ろくにこなせもしないくせに「降格」みたいに捉える人も少なくないんですよね。
でも彼はちゃんと頑張ってくれました。
同い年の僕に言われても、ふて腐れずに聞いて実行してくれました。
社員ならともかく、アルバイトの立場で、
尚且つ実績のある人間がなかなか出来ることではありません。
良い人間性を持った、ホントに好青年です。
そんな彼の最終日。今までの感謝を込めて・・・・・なんか作ってもらいました(笑)
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いやいや違うんですよ!
そりゃホントはこっちが何かしなきゃいけないんですけどね、
良いタイミングと言いますか、市内某店のFシェフから差し入れが届いてたんです。
それが、こちら。
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半端ないでしょ!?熟成肉専門店「中勢以」さんのお肉です!!
レストランなどで使用される場合は、ちゃんと「中勢以」の名が添えられる名店です。
そんなお肉、僕らじゃ持て余すに決まってるでしょ?
せっかくだったら美味しく食べたいですしね・・・・って、あ!!そうだ!!
誠太郎君にお願いしよう!!・・・ってな経緯です。
それがたまたま最終日に当たっちゃったんですよね(笑)
GW、頑張ってくれたスタッフへの労いも兼ねまして、
厨房内での「お別れお食事会」となりました。

ペンネ ペスト ディ ピスタッキ ディ ブロンテ
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えっと、シチリアの東の方の地方料理だそう。
ブロンテ村のピスタチオペーストを使ったペンネっていう意味。
これが旨い!このペースト、かなり万能です。
ピスタチオの散らし方も気前よく男前です!

ブラッチョリーネ
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パン粉やチーズをトマトソースでまとめながら団子状にして、
その周りをお肉で包む、シチリアの大衆料理。
普段は豚や羊を使うんですが、今回は中勢以さんの熟成牛肉。
旨みが半端ないです!

ここらで気づかれた方もおられるかもしれませんが、
彼の料理はシチリアにベースを置いた郷土料理なんです。
「茨木でやる」って聞いた時はパチもんの料理人かと(失礼・・・)思ったんですが、
本気も本気、とても熱く、しかも男前、さらに男前(笑)、楽しみな料理人です。

ドルチェにもシチリアのショコラを。
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モディカ村名産の、砂糖を練り込んだシャリシャリした食感。
モンテベロ橋本、料理にもそれくらい喰いつけよ!ってくらい興味深々。

さらに、シチリアのワインまで・・・。
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ね、ホントにシチリアを愛してるでしょ?
今回シュクレを辞めるのも、10日からシチリアに渡るからなんですよ。
開店前にもう一度シチリアでみっちり働いてくるんだとか。
そんな「シチリア愛」を、もっと振り分けてたらこんなことには・・・・お互いね(笑)
うちに来る前は、ゆっくり周遊するくらいの気持ちだったみたいですが、
うちに来てみて「これはもっと頑張らなくては!!」と思ってくれたみたい。

一緒に働けなくなるのは寂しいけれど、
一緒に働けたことを嬉しく振り返ります。
そして何より、これから長い付き合いができる出会いをくれた神様に感謝。
誠太郎君の今後の活躍に期待するとともに、
皆さんにも温かく見守ってくださるようお願い申し上げます。


また一つ紡がれた縁を、大切に大切に育んで、
立場も変わり、共に刺激し合える友としての再会を、
心から、心から楽しみにしております。
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by monsieur-enfant | 2010-05-08 02:02 | シュクレクール