2010年 10月 20日
大人の秘密基地
季節外れの初夏の画像をお送りする前に、
タイムリーな秋の清清しいお話を・・・。
思い立ったが吉日。
秋晴れのこの日、車を走らせたのは生駒。
前回来たのは、もう1年・・・いや2年前になるのかな?
案の定、インター降りるところ間違えて、危うく奈良公園まで行く羽目に・・・。
引き返してのインターも、料金所で気づいてバックで戻る荒業を・・・。
道はどんどん細くなり、横から縦に上り始めたら、
最後は60°くらいあるのでは・・・って坂をひたすら上ります。
ここの楽しみは、もちろん店からの眺望もさることながら、
道中、急勾配の坂の傍らに広がる、日常では忘れかけた小さな景色。
コスモスはやっぱり裏が好きですね(笑)
癒されながら、急くこともなく、ゆっくり車を走らせ、
うちのパワーのない車じゃ1速でもギリくらいの最後の勾配を上り切り、
景色が大分開けたところに駐車場が現れます。
確か前回は、フルエアロの真っ黒のワンボックスに乗ってた頃、
バックミラーに映る黒い塊を「ん?」と覗き込んでみると、
ガタガタの駐車場のアップダウンで下を思いっきり擦り、
フロントスポイラーが外れて落ちてしまうという事態を招いた曰く付きの駐車場。
平日の昼間だというのに、ほぼ満車の凸凹駐車場に車を停め、
大阪から30分ちょっとの秘密基地。
生駒市 「山岡ピザ」
都会の喧騒に疲れ
浮世の雑踏からの逃避行
リゾートではなく秘密基地
そう、まるで子供の頃に作った秘密基地
あの頃の無邪気で純粋だった空気を
この高台の澄んだ空気が思い出させてくれるんです
その空気と共に味わうのは僕の中で生地の旨さなら最上位のピッツァ
でもあえてここでは「ピザ」として気取らずかぶりつこう
「大人」という色眼鏡はグラスの横に
大口開けて子供のように、かぶりつこう
飲むように食べたマルゲリータと
7種のチーズのピザと、
先に食べた玉ねぎも、このお肉も、
ピザと同じ石窯で焼かれます
〆のバナナの甘いピザも美味しかったなぁ・・・
・・・・ってな空気を「現実」という2本のナイフで切り裂かれました。
1本の刃は、隣の主婦の集団から突然飛びだした「シュクレクール」というワード。
もう1本の刃は、それに反応して思わず聞き耳を立ててしまった僕自身の卑しき魂(笑)
束の間の「心休め」。
日常でザラついた心が、
にっこり優しい顔になりました。
by monsieur-enfant
| 2010-10-20 04:26
| 山岡ピザ