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なないろめがね

麦踏み。

さてさて、すっかり春めいてきました今日この頃。
この日も例に漏れず、前回の小雨交じりから一転、朝から良い天気。
絶好の「麦踏み日和」となりました。
また一回り大きくなった貸切バスで、張り切って日野町に向かいます!
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バスに乗り込み高速に乗るや否や、
早くも恒例のランチボックスが振る舞われます。
まずはバンドゥールの横田君が担当したアペリティフ。
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はい、甘酒です。
明石の酒蔵から取り寄せた、米と米麹しか使ってない、
山田錦100%の無添加甘酒。
ボトルはこんなん。
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実は、子供のころから鍋いっぱい飲みほしてたくらい甘酒好きなんです、僕。
美味しかったですよ!

さ、続いて配られたのは、
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シュクレ厨房スタッフ男性陣合作によるランチボックス。
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豪華でしょ!
開けた時は、軽い感動すら覚えました。
前回の形に囚われず、時間も無いなかで、よくここまで作り込んだな・・・と。
ま、それぞれ指摘することは多々あれど、現時点のマイナス面より、
前回からのプラス面のほうが大きく上回ったことが嬉しいですね。
えっと、左上から、春野菜のテリーヌと・・・って、
説明めんどくさいんで省きます(笑)

10時過ぎからのヘビーなランチボックスにお腹を抱えながら、
草津インターにて休憩です。
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ちらっと写ってるのはヴァンドゥールの横田君です。
先日、おばあちゃんが亡くなり数日田舎に帰ってましたが、
また元気に帰ってきてくれました。
正月休みも心配そうに帰省していた彼に上手にかけてあげる言葉は見つかりませんが、
共に日々を懸命に生きていきましょう。
それが命ある者の、最低限の使命なのですから。

SAを出る前に配られた春野菜のスープ。
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もうお腹いっぱいです。

日野町に到着し、バスを停め、長靴に履き替えて、
温かかったので歩いて畑に移動します。
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長靴なんて何十年ぶりだろ・・・。
靴底のベコベコした感覚がなんとも懐かしい・・・。

畑に到着。ざっと見渡しても、こんな感じ。
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廣瀬さんから現状と麦踏みに関しての説明。
やはり寒さが堪えて発育は遅いみたい。
麦踏みは前に書いたので大まかなとこは押さえてたようなので省略します。
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一番元気なのは、農林61号。
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これはライ麦。
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で、これがディンケルです。
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それぞれ僕らが蒔いたこの地に根を張り、
寒さに耐え、芽を出し、少しずつですが育ってくれてました。
麦踏みは、土が水分を多く含んでた為、
本当に踏んでしまうと土を踏み固めてしまうことになってしまうので、
今回は撫でるように刺激することにしました。
みんなのとこはディンケルがあまり顔を出しておらず、
そこそこ顔を出してる僕の列に、
「廣瀬さんが過剰に世話した疑惑」が掛けられてました(笑)
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最後に、スコップに名前を書いて目印代わりに挿して、
この日の畑仕事は終了。
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これから温かくなっていけば、もっと元気に伸びてくれるのかなぁ・・・。
良い陽射しに良い空気。作業してる僕らが元気をもらえる一日でしたが、
農作業は自然が相手。何があるかわかりません。
次、会いに来る日を楽しみに畑を後にします。

さ、またバスに戻って少し移動します。
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立派な建物でしょ?
実はこの建物、空港建設を見越して建てられたという哀しい背景があるんです。
どうりで・・・不自然に立派なわけです。
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2階に上がり、
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なんと今日は陶芸教室を体験します!
しかも廣瀬さんの奥さんでもある陶芸家、中田美穂さんに指導を仰ぐ豪華版!!
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ハンバーグみたいに空気抜きしてから丸めて叩きます。
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大きくなった分は下を回しながら切り落とし、
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淵に切り込みを入れ、接着用の水で溶いた土を塗り、
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繋ぎ目を消しながら整えていきます。
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各自に土が割り当てられ、それぞれ製作に入ります!
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・・・・が、没頭しすぎて、製作過程の写真は一枚もありません(笑)
各自、思い思いのお皿や花瓶を楽しそうに作ってました。
ちなみに僕は、お猪口を作ったんですが、
たっぷり時間も土もあったので「五つくらい作れるんちゃう?」と挑んだ結果、
まさかの一個に終わりました・・・。
なんて言いますか、「こんなん作りたい」って最終系のイメージが強すぎて、
既に製品並みの薄さにして「薄すぎます!」って怒られたり、
既に製品並みの艶にして「水、そんなに付けないでください」って怒られたり、
ちょっと・・・・怒られることが新鮮で嬉しかったりして(笑)

さ、焼き上がりの2ヵ月後を楽しみにしてお片づけです。
おやつの韓国土産をいただきました。
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ポン菓子みたいな外側に、
内側のヌチッとした食感が意外でした。

さ、先生を中心に「終わりの会」です。
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日本橋高島屋さんでの『大近江展』や日野町での「日野ひな祭り紀行」が控えてた時期、
多分相当忙しかったことと思います。
そんな中、僕らにほぼ1日お付き合いいただき本当にありがとうございました。
平等に振り分けられた「時間」という財産。
平等に振り分けられてるからこそ、それぞれの「時間」はそれぞれの大切な「財産」。
その「時間」を僕らに割いてくださるということへの感謝の念。
僕らに出来ることはそれらいただいた時間を消化し新たな財産とし、
今度は自分たちの時間を割くことによって、お客さんへとメッセージを紡いでいくこと。
スタッフのこの日の感想が、
ただ単純に「陶芸、面白かった」だけで終わってないことを切に願います。

帰りの車内では、モンテベロ某スタッフ作の3種のスコーンが振る舞われます。
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・・・、ま、これについての感想は、後で個人的にお話させていただきました(笑)
要は仕上がりどうこうのレベルではなく、作る以前、「挑み方」の問題です。
ただ、アクションすら起こさなければ問題も見つかりません。
問題が見つけられなければ改善もできないわけです。
今回の問題を、如何に次の機会で生かせるのか、
「良い経験」とは一概に成功事例だけとは言い切れないですからね。

このスコーン、食べ終わるや否や、ほぼ全員爆睡の車内でした(笑)
by monsieur-enfant | 2011-03-02 02:31 | 滋賀県 日野町 廣瀬さん