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なないろめがね

蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。

韓国といえば、やっぱり「肉」でしょ。
なのに、ベスト3のうち2つは蟹と鰻。
その理由は、サムギョプサルとかってあんまり差がないんですよね。
「焼くだけ」と言ったら怒られるかも知れませんが、「料理」とはまた違うものなので。
そんな中、「肉」が初エントリー。その名は「デジカルビ」。
つまり、味付け豚肉の焼肉ってことです。これは差が出ます。
何軒か行きましたが、その中でも抜群に美味しかったお店をご紹介。

場所は、確か「乙支路3街」(ウルチロサムガ)という駅からすぐ。
あ、最近気づいたんですが、僕が住んでいる「東大門歴史文化公園駅」ってのは、
観光の拠点にも相当便が良いですよ。
明洞にも二駅だし、上にも左にも右にも下にも地下鉄の線が繋がってます。
ご参考までに。

さ、話は戻りまして、地下鉄から上ってからは、
ちょっと分かりづらい寂しげな路地を入るんですが、こんなお店です。
「アンソッチ」
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店の前に無理やり車を横付けしようとしてるのは免停中の部長です(笑)

ここはね、おばあちゃんが名物みたいで、めちゃめちゃ元気です。
二回目行ったときには僕のことも覚えててくれてて、
僕のビールを半分コップに移して一緒に乾杯したり、
ビールと男性が大好きな、まだまだ現役のおばあちゃんです(笑)
壁には、そのおばあちゃんが表彰された時の写真や賞状がいっぱいあります。
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_0272346.jpg

国からも表彰されたみたいで、「何で表彰されたんですか?」って聞くと、
「銀行にいっぱい預金したから」って。いやぁ・・・リアルに羨ましい・・・。
こういう「儲かってる」的な話を聞くと、最近ホントに凹みます(笑)
放っておくと奥からいろんな記事やら写真やら持ってきて、
他の従業員から「もう閉店だから」と咎められる始末(笑)

そんなおばあちゃんのお店、デジカルビも旨いですが、
これが絶品。「ボッサムキムチ」
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_0273973.jpg

中になんやらかんやら巻き込んだキムチなんですが、
こっちに来てから一番美味しかったキムチです。
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_0275499.jpg

さ、看板のデジカルビですが、
既に8割方、焼いてる状態で持ってきてくれるんで待たなくてもいいんです。
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結構、終盤になると、この「焼き待ちのタイムラグ」の間に、
お腹いっぱいになってきたりしますもんね。
回転も良くなり売り上げもあがり、そりゃ銀行にもたくさん貯金できますよね・・・。
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_0282966.jpg

ここ、わかりにくくて小さなお店ですが、いつも繁盛しています。
ソウルナビでも駅名で検索したら出てきますので、
ソウルにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。
日本語は通じませんし日本語メニューもありませんが、
皆さんのお越しをお待ちしております・・・って、お前誰やねん!ですね(笑)

さ、過去二回、「名物冷麺がある」と聞いてたんですが、ことごとく売り切れ。
この日、やっとお目にかかれたのが、こちら。
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_0284862.jpg

なんか過去二回、もったいぶられた感もあり、
どんな名物冷麺が出てくるんやろ・・・と思ってましたが、
「ネングクス」という冷麦みたいな冷麺でした。
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一緒にいた韓国人一同も、「珍しい」って言ってましたよ。
ちなみに八割方焼いてから出てくるスタイルも初めてって言ってました。

さ、この日は部長が車出してくれてたんで、
おまけで漢江に架かる橋の上のカフェに行った画像も添えときます。
なんとなく、大阪だと朝潮橋みたいな雰囲気ですかね。
蟹のち鰻、ときどきデジカルビ。_c0116714_029345.jpg

店内は、雰囲気とロケーション重視。
細かいことは言いっこ無しです。
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ただ、トイレが無く、この橋の下の公園のトイレまで行かなきゃいけません。
男性は良いですが、女性はちょっと夜は怖いですよね・・・。
でも、せっかくなので、橋の袂まで降りてみます。
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夜に見上げる、漢江に架かる橋。
左奥には、かすかにソウルタワーが見えます。
僕らはあの近くで働いてるので、結構遠くまで来てるんですね。
寂しげでもあり力強くもあり、
ソウルの交通網を支える重要な橋の、
あまり見ることのできない表情を見れたような気がします。
by monsieur-enfant | 2011-10-23 23:58 | 韓国手記´11砕心