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なないろめがね

NPO法人essence のことをちょっとだけ。

前例のない活動の発表にどういった反応が返ってくるのか、
不安の方が大きかった5月20日から1ヶ月弱が経過した今、
店舗さん、個人会員さんの、
想像以上の温かい賛同の声をいただくことができ、
本当に嬉しく思うと共に、
委ねていただいた想いの強さと重さに、
身が引き締まる思いです。
直前での全文書き換えなどを経て発表したHPも、
おかげさまで多くの方に目を通していただけてるようで、
ザックリとでも何か感じていただけたのなら嬉しいです。
皆さんが飲食店にどんなイメージを持たれてるか分かりませんが、
参加して下さってる誰も、どのお店も、余裕なんてないんです。
時間も、お金も、余裕もって参加してるところなんて一つもないんです。
それでも意思表示をしてくださった各店、各企業さんに、
どれだけの勇気をいただけたか分かりません。
中には赤穂、千葉、沖縄と、
現段階では直接活動に参加しづらいことを承知の上で、
賛同の声をあげてくださったお店もあります。
活動も運営も、軌道に乗せるまでは大変ですが、
3年後、5年後、10年後、どうなって行けるかを見越した今を、
一つ一つ積み重ねていきたいと思っています。
本当は、手を挙げて下さった方々、
全員のところに行ってお話させていただきたいのですが、
実現し難い現実を、どうかご了承くださいませ。

この活動自体、黙っておけば良かったことかも知れませんし、
黙ってたところで何のお咎めも無かったことだと思いますが、
こうして大きく「声」を挙げさせていただいた今、
やはり何より嬉しいのは皆さんの反応の「声」なんです。
始まったばかりの活動に必要なのは、何も賛同の声だけではありません。
全てが整備され、走りやすい道になったからスタートしたわけではなく、
スタートしながら小石を拾い、枝を避け、穴を埋め、
問題を解決しながら進まなくてはならないのは覚悟の上。
「ここがこうなるなら参加してもいい」とか、
「ここがこうだから参加しない」とか、何でもいいんです。
「声」は、この活動の存在を再確認させてもらえますし、
これからの肥やしや糧に必ずなっていくと思います。

そんな中で一番キツイのが静観。ノーリアクション。
いろんな価値観があるのは仕方の無いことですし、
違う考えの方が間違ってるのかというと、それは違うわけで。
でも現実問題、やってみて実感しましたが、こういったアクションに対して、
わざわざ声をあげてくださる方々のほうが本当に希有な存在なんです。
それは他のNPOの方々からも口酸っぱく言われてること。
「そこをいちいち気に留めてたら、心が持たないよ」って。
企業や店舗さん、実際に足を運ばせていただき、
直接話させてもらったところでさえも、
「良い」のか「悪いのか」もリアクション無いところは珍しくありません。
「今のままでいい」「自分たちには関係ない」、それならそれでいいんです。
価値観は様々ですし、他にアイデアを持っているのかもしれません。
でもね、代替案なき沈黙なり拒絶というのは、
「しょうもな・・・」と残念な気持ちになります。
僕だって絶対の自信があってとか、
揺るぎないシステムを構築できたから声をあげたわけではありません。
でも、自分の中でいつまでも抱えていたって何も進まないんです。
いろんな人の声や頭を集めて、より良い活動にしていかなくてはいけません。
まずは始めなきゃ、足踏みしてても前には進まないんです。

この活動に限らず「思ってるのは山々なんですけど」って仰る方、
たくさん見てきましたし、僕自身もそうでした。
店を始めて8年も経ってしまいましたが、
「何かしなきゃ」、「何か出来るはず」、
そう思ってるのは勿論山々でした。山々山々思ってました。
でも、結局「山々思ってた」ことは、
残念ながらアクションを起こす時には大した原動力にはならず、
直面した際に「やる」か「やらない」か、その場の決断でしかなかったんです。
「自分は違う。思ってない人たちとは違う。ちゃんと日々考えてはいたんだ。」と、
どれだけ自分を正当化しようと思ったって、
所詮8年間何もしてこなかった傍観者に過ぎないわけです。
その事実と向き合うのか、目を逸らし正当化し続けるのか、
僕の決断もシンプルな二者択一でした。
山々思ってるだけじゃ何も変わらないし変えれない。
大事なのは山々思うことよりも、具体的な行動を起こせるかどうか。
変わらないのは楽ですもん。
でも当然ですが変化の向こうにしか変化はないんです。
変えなきゃ変われないんです。

始まったばかりの活動を信用できない方も多いでしょうし、
今まで考えてもなかったものを急に突き付けられて、
戸惑う方も多いと思いますし理解するのも難しいかと思います。
では一度、ものは試しに活動に参加してみませんか?
7月1日に、80名~100名規模の集まりを開きます。
ちょっとした設立セレモニーみたいなものですが、参加者に何の制約もありません。
会員、非会員問わず、お子様の参加もオッケーです。
会場はバリアフリーですし車椅子での来場も問題ありません。
手話通訳の方にも来ていただきますし、
他にご要望があれば対応させていただきます。
日にちなどが合いましたら、是非一度気軽に遊びに来てみて下さい。
個人的にも会員の皆さんとの初顔合わせの日にもなると思うので楽しみにしています。
当日、営業してるお店も多く、出来る範囲になりますが、
賛助店舗各位の協力によるちょっとしたおもてなしも用意しています。
「あ、それ食べてみたい!」でも何でも構いません。
正直きっかけなんてどうでもいいんです。参加の動機付けになるなら本望です。
言葉では伝わりにくい部分がありますし、
どうしても堅苦しくなってしまうのは否めません。
でも、何かの義務や使命感の中での活動では決してありません。
また語ってしまうと堅苦しくなってしまうので辞めときますが、
少しでも気になって下さってる方は、直接触れに来て下さい。
何をしようとしてるのか、何を言わんとしてるのか、わからないまま流さないでください。
既に参加してくださった会員さんの中に、
「分からないから来ました。不安もあったけど、
分からないことを分からないままにしておきたくなかったから」
という方がおられました。本当に嬉しかったです。
皆さんに求めてるのは、そういった「一歩」だからです。

HPのアップと共に公表しスタートした活動ですが、
実際に人と人が交わる大きなイベントは初めてのこと。
ここから様々な出会いや繋がりが生まれることを期待しています。
5月20日に滲み出た水滴が、ようやく一滴、地面に落ちようとしています。
いつか、小さな流れを生むことを祈って・・・。
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by monsieur-enfant | 2012-06-13 23:42 | とりとめなく・・