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なないろめがね

シュクレクールから、お願いがあります。

年明けから、内部のことでバタバタとしてまして、
いろいろ検証し、検討し、一新することや、変更することなど、
組織の骨格の部分に大きな変更が起こった3ヶ月でした。
それは、組織をレントゲンで撮影し、キレイに病気を発見し、
対処法を考えたり、未然に防ぐ予防をしたりする作業。

その小さな改革の中で、
出来たと思ってて出来てなかったのが、
「原価」への適切なアプローチ。
皆さんが知ってる範囲より多くの部分で 
全国的に原材料の価格高騰が叫ばれています。
一度ならず、二度三度ならず、高価なものや珍しいものだけでもなく、
どんどん原価は上がっています。
近いところでは、4月からの小麦価格9.7%上昇があります。
何度か値上げも含めてアプローチはかけましたが、
今のシュクレとモンテベロの売り上げに対しての原価率では、
店の存続を圧迫しかねません。
いや、正確には思いのほか圧迫されていたというのが正直なところです。
もちろん、僕ら側でも身を削ってやれることはやっていきますが、
クオリティを下げてガッカリさせてしまうことは避けたいと思っています。

そこでこの度、みなさんにお願い並びに了承願いたいことがあります。
一部商品を、4月1日(月)ようを持ちまして、
10円値上げさせていただきたいということと、
これ以上、僕の中で値上げが難しいと考えるものに対しては、
値段を据え置きにする変わりに、
一周り大きさを小さくさせていただきたいのです。

もちろん、食べてもらって物足りなさが残るかというと、
決してそうではない範囲です。
うちの特徴でもある「たくさん入ったフルーツやナッツ」、
などの割合も全く変わりません。
比較してやっと「小さくなった?」と分かる程度には留めています。

ですが、検討からの決断が、ギリギリまでずれ込んでしまい、
ご報告とご説明が遅くなってしまったことへのお詫びと共に、
ちゃんと説明とご報告をさせていただき、
ご理解をいただきたく思い、この場をお借りさせていただきました。

これからまだまだ原材料の価格高騰は続くと思います。
さらに、消費税の税率アップも遠くない未来です。
それを憂うことは簡単ですが、
現実的にどう対処していくかということは、
大きな問題でもあり課題でもあります。
原材料の高騰は、どうにもならない世界的背景があったり、
そこで生産者や問屋さんが苦しめばいいのかというと、
間違いなくそんなことは不公平で。
もちろん、僕ら店側も抱えれる範囲は限られてるわけで。
かといって、お客さんにその分の負担を強いるのも違うわけで。

生産者さん、問屋さん、お店さん、お客さん、
それぞれがそれぞれで「生活」を抱えてる中で、
それぞれがそれぞれ、納得できる範囲で価格や価値を収めることが、
これから僕らは、この場所において、
「ブーランジュリ」という形態ではたして可能なのかどうか、
一つの岐路には立ってるんだと思います。

今年で丸9年。
10年までのあと1年間で、
僕らの一つの答えは出せるよう努力していきたいと思いますので、
みなさん、何卒ご理解のほどよろしくお願い致します。



ル シュクレクール 店主  岩永 歩
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by monsieur-enfant | 2013-03-31 20:24 | シュクレクール