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なないろめがね

釜山へ行ったりしております。最終章

えっとですね、
正確に言うとですね、
ここ数年の中に記憶にないくらい飲みましたね・・・・。
いや、もっと正確に言うと、飲まされましたね(笑)

久々に、「あ、ちょっとヤベ・・・・」と思うくらい、
体調の悪い朝。そう、滅多にしない二日酔いです。

待ち合わせは9時。
今まで比較的涼しかったのですが、
この日は一転、強い日差しがカッと照り付ける朝。
モグラみたくショボショボになってる二日酔いの朝の眼には、
嫌がらせ以外何ものでもないくらい苦痛。
変わらず元気な皆さんにご挨拶し、
迎えに来て頂いた車に乗り込み、
「あれ・・・、今日は結局どこに行くんだっけ・・・・」と思いながら、
「少し移動時間かかるから寝てていいですよ」の声に、
後部座席で早速甘えさせていただきました。

なんか、ところどころ目が覚めてたのか、
橋を渡ったり、高いとこ行ったり低いとこ走ったりみたいな感じは覚えてる。
でも、「着きました」って、声をかけてもらった時は、
あまり状況を把握してませんでした。
この後、少しずつこの日の目論見が明らかになっていくわけです・・・・。
まずは・・・・、え!?朝飯!?
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今朝の状態は、先に書いたとおり。
とてもじゃないけど食欲はないわけです。
あ!韓国の朝食と言えば、お粥とかもありますね。
僕だけじゃなくて皆さん昨晩呑んでますので、
優しい朝粥でお腹や体調を整えようって魂胆ですね、きっと。
うん、それは良いアイデアですね。
釜山なんで、鮑のお粥とかも美味しそうですしね!
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・・・・・・って、ガチのチゲ!!
いや、あの、胃がね、その・・・胃腸がね、弱っちゃったりもしてるわけで。
しかも太刀魚のチゲなんだけど、お魚のチゲって辛さが容赦ないわけです。
なんですかねぇ、この胃にダイレクトに刺さる感じ・・・。

で、ですね・・・。
なんか駐車場の向こうに海が見えてたわけですよ。
ってことは、どこかわかんないんですが海岸線まで降りてきてるのは確か。
そこで一つ、気になってることがあるんですよね・・・。
釜山来てからずっとイ社長が言ってた言葉に、
「遊覧船に乗せたい」って言葉がありましてですね・・・。
確か一回調べたところ、平日は営業してなかったんですよね。
それでもやはり、釜山と言えば海!ですからね。
何とかして動かしちゃうんじゃないかってくらい、
「遊覧船、遊覧船」って言ってたんです。

ま、でもね、平日やってないって言ってたしね。
しかも、よりによって二日酔いの激しい日に船なんてね。
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んんん・・・なんででしょうねぇ・・・。
遊覧船乗り場行きのシャトルバスに乗り換えてますよねぇ・・・。
そして降ろされましたよねぇ・・・。
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どう見ても、ちょっと観光地っぽくなってますよねぇ・・・。
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あ、こういう風景が目玉になってるのかな?
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十分得たいの知れないものもウニョウニョしてますしね。
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そうですよね。まさかそんな遊覧船みたいなもの・・・・
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あ、はいはい、そういう感じね、そういう感じで責めてくるパターン。
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「岩永さん、釜山には幾つか湾があるんですが、」
「はいはい・・・」
「ここは比較的波が高いほうなんです」
「・・・・・・・・」
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「いや、だからね、二日酔いがさ、」って伝えようとすると、
満面の笑みで必須アイテムを持ってくるわけです。
「岩永さん、これ、カモメにあげるやつです」
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いやもうカッパえびせん開ける匂いにやられそうですけど!
チゲの辛さを中和させる用のキャラメルマキアートが暑さでドロドロなってるし!

そんな僕の気持ちも知らず、良い人そうなオッチャンの説明が始まります。
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そして、いよいよ乗船。遊覧船・・・・・・・ちょい漁船寄り。
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出港しまぁす!!
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ちょいちょいアナウンスで説明も入ります。
左に見えますのは・・・・とかね。
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灯台過ぎたあたりがターンポイント。
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往復30分弱くらいかな。
波はね、うん、船上で立ってるのには、どっか掴まっとかなあかんくらい。
座ってたら大丈夫ですが、例の「かもめにカッパ海老せんあげる」際は、
後ろ向きな上に、ふわふわ浮遊するかもめを目で追いかけてるわけです。
やばかったです(笑)

陸に上がって向かった先は、港の市場。
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やたら詰め込まれてるカニや、
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ちょっとくらい熱で火入ってんちゃうの?ってくらいの暑さに並べられる生魚。
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靴とかも売ってたりします。
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っていうか、そろそろ空港に行かなきゃいけないのに、
何しに来てんだろ・・・と思ってると、二階に上がって行っちゃいました。
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後を追うと、乾物屋さんに。
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そこで「あ!!」と気づき、通訳のジョンさんに、
「くれぐれも、お土産とかは気を使わないでって伝えて!!」と言いましたが、
どうやら時すでに遅しだったよう・・・・。
「韓国の人は、いっぱい渡したりするのが気持ちだったりするので、
気にしないで受け取っといてください」とのこと。

いや、お気持ちは嬉しいし、そういう方々だっていうのも分かってるんですけどね。
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機内に持ち込めないクラスのダンボールをずっと抱えて移動するのも・・・・ね。

中には、隙間なくビッシリの韓国のり。
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みんなで美味しくいただきました。


前にもサクッと書きましたが、
以前、ソウルに行った時と、個人的な想いや目的は同じ。
釜山のパン屋さんはソウルより5年強遅れている中で、
未来を見据えたうえで現状を打破していきたい。
そんな気持ちのお手伝いが出来れば・・・・と、思って。

ですが決定的に違うのは、今回は大きな企業相手ではないってこと。
もちろんメリットもあるんでしょうけど、
ソウルでは、プラスに働くことは少なかったように思う。
部署が多すぎて、責任逃れが酷く、誰も決定しようとしない。
盥回しになった挙句、迫った期日のシワ寄せは、全て現場が取らされる。
前衛的な話や建設的な話は会議だけの話で、
いざアクションに移すとなると己を守ることに走り、過去の遺物に縋り、
それを企業の歴史だの伝統だのと、恥ずかしげもなくのたまう。
そんな変化を恐れた典型的な大企業病に蝕まれてることへの忠告も、
やはり現場レベルの話に終始し、上には引き上げてもらえない。
そんな繰り返しほど不毛な時間はありません。
結局、僕と一緒に働いてた人らはほとんど会社に残ってません。
それなりに懸命に闘ってみたので、仲間ともう会えないのは残念ですけど。

今回は、依頼主3名が、それぞれのお店のトップの人間です。
これはやっぱり話が早い。決断や決定に時間がかかるのは面倒くさい。
そして、少なくとも同じ問題に直面し、同じ葛藤やジレンマを抱え、
そして同じ未来を見据え、望んでいる人たちだと言うことは大きい。
それに、うちが「売れるパン」などのアイデアやアイテムを持たないことも、
ちゃんと足を運んでくれて知ってくれている。
僕は、そういうとこすごく大事。
理解してもらってるのかどうか、すごく大事。
理解し合えるのかどうか、すごく大事。
技術屋じゃないし、先生でもない。一方的な仕事はしたくない。
「同志」だと思えるのかどうか。思わせれるのかどうか。
安い理想だけ掲げるだけ掲げて、
結局挑まなかったり諦めたりする人が過半数を占める世の中、
閉塞感の向こう側にしか切り拓くべき道がないことを伝えるのは、
日本人相手にだって難しいこと。
本当の意味で理解し、そこに価値を見出せる人間は極めて少ない。
でも、知識も知能もない僕が伝えれることって、
結局体験をもとにしたこと以外ないわけです。
なんだか時代遅れなワードやなぁとも思いますが、
心で接し、身を持って示し、可能性に導かないと、
動くものも動かないんですよね。

でも、そんなお手伝いをしながらも、
案外自分の内側をかき立ててもらったりしてるのかもしれません。
今回の旅で、知り合いから友人になれた気がする。
日本よりハイペースで韓国に友達ができていく不思議(笑)
さ、次回はガチの仕事での訪問になります。
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by monsieur-enfant | 2013-09-02 15:01 | とりとめなく・・