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なないろめがね

ご報告

「ル シュクレクール 岩永シェフ、スタッフのみなさん、ご無沙汰しています。
今週ひとつ報告があり連絡させていただきました。
実は、この次、夜空に月が満ちる6月3日に、能登にて、
「月とピエロのパン研究小屋」をオープンすることに致しました。
あまりに突然のことになり、申し訳ありません!
基材を今月の中旬に入れたあと、パンと一緒に報告と思ってたら、
こんなギリギリになってしまいました。スミマセン。
ようやく、ぼくら2人が同じ方向を向いて歩いてゆくことができるようになりました。
ここにくるまでに本当に色々ありましたが、シェフをはじめ、おかあさん、おとうさん、
スタッフのみなさんには、いつもあたたかく見守っていて下さり、
やっと報告ができること、とてもうれしく思います。
ぼくらが歩いてきた道、見てきた風景、感じてきたこと、
そんな背景のあるパンを育てていきたいと思います。
これから先、いただいた種を育んで、物語をつづっていきたいです。
本当にありがとうございました。
パンは今のぼくそのものです。日々の暮らしの糧になりえたら幸いです。
暑い季節がもうすぐやってきますので、
くれぐれも、みなさん、お体に気をつけてお過ごし下さい。
それでは、また。


                長屋 圭尚    能登より愛を込めて          」

そんな手紙と共に送られてきた、大量のパン。
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彼の言うように、今の彼そのものなんだと思います。
僕もよくみんなに言います。「パンとは自己投影なんだよ」って。
パンはまぐれがないんです。後で小手先で調整することもできない。
今できることや知ってることが、そのまんま出てしまいます。
「あの頃の素朴なパンを」と思っても、
上手になってしまったが故に生み出せないものもあるのです。

箱から出してみました。
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そのパン一つ一つが、物言わずとも雄弁に語ってくれています。

パンが作りたくて作りたくて仕方がなくて、
小さな家のキッチンで作ったパンを送ってきたこともあったよね。

うちの10周年の区切りの日には、能登から車飛ばして駆けつけてくれたり、
東京で初めて催事をした今年の1月も、真っ先に手を挙げてくれたのも彼でした。
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「何も返せてないです!!」と泣きじゃくって金沢に帰っていった日から、
「これで少しでも恩返しができる」と出てきてくれた東京で、
思うようにいかず肩を震わせて嗚咽を漏らしながら泣いてる姿を見たとき、
想いの深さや強さを突きつけられた気がしました。

その想いは、これから能登の地でパンという形を成し、
皆さんの元へと届けられることでしょう。



良かったね・・・。
本当に良かったね・・・。
月並みですが、心から、おめでとう。
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by monsieur-enfant | 2015-06-01 16:16 | シュクレクール