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なないろめがね

ご報告。

みなさん、ご無沙汰してます。
ここに書くのは、5ヶ月ぶりになりますね。
前の記事、「変革の7月」って、何したっけ?って読み返しちゃうくらい、
あんまり覚えてませんね。本当に月日が経つのが恐ろしく早い・・・。
ちなみにバゲットは、ここからもうちょっと変化しました。
もういちいち書きませんけど(笑)


さて、久しぶりにここで書くことになりますが、
大事な大事な発表と言いますか報告がありまして。
良い知らせなのか、悪い知らせなのか、
読む方によって様々な反応になると思いますので、
できれば心して読んでいただければ幸いです。


では早速。


あのですね、唐突ですが、
来年、2016年3月をもちまして、
丸12年間お世話になってきました現体制での岸部での営業を、
終了させていただくことになりました。



お世話になったとか、
感謝してますとかでは、
薄っぺらすぎて語れないくらい、
皆さんに支えてもらってここまで来れました。
この場で営み続けることの厳しさ同様、
ここでやらなければ得られなかった温かみは、
生涯忘れることはないと思います・・・。




人も来ない開店当初から支えてもらった方々とは、
ここで共に歩み時間を刻んだ12年間だと思っています。
本当にありがとうございました。
変化や成長を積み重ね、
僕らは今回こういう決断に至りましたわけですが、
できれば変わらず見守ってもらえたら嬉しいですし、
それは僕らの大きな力にもなります。
岸部の続きを、共に見れることを楽しみにしています。



それから、
こんな偏ったお店にも関わらず、
いつも変わらぬ顔を見せに来てくれる地元の方々。
こういった方々との出会いが、
「岸部でやって良かったあ」って思わせてもらえる一番の理由でした。
そして、今回のこの決断を一番躊躇させたのも、
そんな方々となかなか会えなくなってしまうことでした。
勝手にこんな場所で開いて、一方的な主観を突きつけてきた、
そんな小生意気な店主を見捨てず接してくださったこと、
本当に感謝の気持ちしかありません。
ま、地域のほとんどには結局興味も持たれなかった感もありますけどね(笑)



わざわざ交通費や時間をかけて遠くから来ていただいた方々も。
最初は店先に車が停まっただけで「え?車でわざわざ買いに来られたの?」と、
驚いていたものですが、割合的にはその「わざわざ来ていただく方々」に、
支えられてきたのが事実です。そして、「わざわざ買いに来る」という行為は、
「美味しかった」では済まず「来て良かった!」って思わせなきゃダメだという、
良いプレッシャーでもあり、モチベーションでもありました。
お車の道中であったり、岸辺駅からの長い徒歩での景色であったり、
皆さんには皆さんの景色があり想い出もあることだと思います。
本当はずっとここでやって行けたら良かったんですが、
そのストーリーをここで一旦閉ざしてしまうこと、本当に申し訳なく思っています。



開店当初を思えば想像も出来なかったくらい、
たくさんの方々と出逢うことが出来ましたし、
ショーケースを見るなり帰って行かれるお客さん続出で、
食べてもらうこともままならなかったことを思えば、
信じられないくらいたくさんのパンを焼かせてもらい、
皆さんの元へと届けることが出来たと思います。
今となってはヒイコラ言いながら働いてますが、
それは全然当たり前ではなく、
こんなパンをこれだけ作らせてもらってることに、
改めて感謝しなきゃいけないなあ・・・と、
しみじみ振り返っています。


そしてそして、
この店に携わってくれた全スタッフにも感謝です。
パートさんでも、顔を見ればすぐその頃を思い出すような、
素敵な濃い出会いにたくさん恵まれました。
去っていった職人のうち何名かは自分のお店を構えたり、
今度は自分の想いや考えをパンやお菓子に込め、
一線で頑張ってくれてる子も少なくありません。
経営が下手で、借り入ればかり増え、
情けないくらいお金を残すことは出来ませんでしたが、
それよりも大事な「人」を残すことは出来たのかなあ・・・と、
彼らの活躍を覗き見しながら、勝手に思わせてもらってます。




さて、2つ目です。そう、もう一つあります。
今回、止まるだけの報告をするために書いてるわけではないのです。
店を閉めるだけでは当然ありません。
昨年7月にオープンした「四ツ橋出張所」に続いて・・・というと、
ちょっと語弊があるかも知れませんが、
順番からするとそうなるので書かせてもらいます。

僕たちシュクレクールとモンテベロは、
この度、四ツ橋に続いて新しい店舗を、
大阪市内に出店させていただくことになりました。

皆さんは、どこだと思われるのでしょうね。
どこだと喜んでもらえるんでしょう。
怖さもありますが、さっさと発表します。

ズバリ「北新地」です。更に、薄々気づいてるとは思いますが、
今回、出張所ではありません。岸部を閉めるわけですから。
本店機能移植の、ほぼ「本店移転」という形を取らせていただきます。

そして、「北新地のどこ?」となるわけですが、
ご縁があり、12年の岸部での想いの全てと、
これからの新たな10年を丸ごと預けることになったのは、
地上31階・地下2階の規模を誇る、「北新地 新ダイビル」です。
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来春の開店に向けて、プロジェクトはすでに動き出しています。
内容の発表などはまだまだ先になりますが、
今日、12月6日の日曜日をもちまして、正式に情報解禁となった次第であります。

いろいろ想いはありますが、
僕自身に「次は、どこでやりたい」という希望や願望は一切ありませんでした。
例えば千葉のツオップさんや、京都のたまき亭さんのように、
郊外でも関係なくお客さんを引っ張ってこれる強い店もあります。
そうなりたかったのですが・・・、そこは僕の力不足だと思います。

ただ、組織として考えた場合、
今後の展開で最優先しなければいけないのは、
厨房の拡張と、人も生地も快適に過ごせる労働環境づくりでした。
自分が一人で初めた思い入れのある場所でということよりも、
多くのスタッフを抱えるようになった今、
現状を総合的に判断して、より良い未来を選択していかなければなりません。
そして、「より良い未来」だと迷いなく思えるようになったのは、
「新ダイビル」という素晴らしい物件と出逢えたことは大きかったです。
フランスに行く前に働いてた北新地に戻ってくるとは思ってもみませんでしたが、
このご縁を大事に、「ここにシュクレクールが来てくれて良かった」、
そう思ってもらえるよう、全力で頑張ります。


実際、決めていくこともまだまだこれからで、
今言えることは多くはありませんし限られた中でとなりましたが、
皆さんへのご報告とさせていただきました。
現体制での営業は、残すところ実質3ヶ月ほどとなりましたが、
ここで出来ることは精一杯やらせていただき、
その景色を今一度、大切に目や心に焼き付けておきたいと思ってます。



長々と、読んでいただきありがとうございました。

では、失礼します。



ブーランジュリ ル シュクレクール
店主 岩永 歩
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by monsieur-enfant | 2015-12-06 16:00