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なないろめがね

カテゴリ:割烹 いしみ( 1 )

マジでヤバイっす・・・。
オーブンもですがブログもです・・・。
ホントに記事が溜まりまくっていて、「やんぴ」しなあかん記事もあるくらい。
画像として記録は残ってますが、ほぼ記憶は薄れてきてます。
優先順位として「旬」なものから前倒しで行こうっかな・・・・。
っと、その前に!金沢終わってへんし!(笑)

さてさて、では金沢逃避行の旅、最終日。
雨風吹き付ける寒空の中、迷った挙句タクシーへ。
着いたのはここ、武家屋敷周辺にある「割烹 いしみ」
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最初は「つる幸」さんに行く予定でしたが、
「金沢」を楽しむならここ!とプッシュされての来店。

カウンターか個室を選べますが、寂しいのでカウンターへ。
・・・・が、めちゃめちゃアットホーム!(笑)
久しぶりに見ましたよ、カウンターの端にブラウン管の小さなテレビ!
来年は地デジに変えるのかな・・・?
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燗をゆっくりいただきながらお料理を待ちます。
今日はおまかせの加賀会席をお願いしてるので楽しみですね。

かぶら寿司
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金沢の冬の味覚「かぶらずし」からのスタート。
馴れすしの一種ですが、
こちらは馴れを促進するために米麹が入るため早く味が出るみたい。
「馴れ」とは「熟れ」からきてるらしく、
1年とか待たなきゃいけなかった「熟れ」を待ちきれず、
米麹を入れて発酵を促したらしいです。
カブにブリや人参などのお野菜を挟み込んでいます。
そんなに生臭さはなく、米麹の甘い香りと軽い酸味が、お酒によく合いますね。

・・・・
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これ、なんだったっけ・・・。

お造り
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さすがにお魚は、どこで食べてもハズレ無しですね。
・・・って、ここまでほぼ一連の流れ。
出てくるペースが早いんですけど!(笑)

ゴリの活き造り
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あかんあかん!こういうの胸がキューンって締め付けられてしまいます!
ゴリがこっちを見るんです。多分、ちょっと涙目で・・・推測の範囲ですが(笑)
見てください、この物憂げで切なげな表情!ちょっと動くし!
しかも大葉の向こうは・・・・そう、骨だけです。
う・・・・でも、美味しく食べてあげるのが一番やね・・・と、
都合の良い解釈をしていただきます。「ゴリ料理」も金沢ならではですからね。
・・・身は、なんかムニムニします。すごい弾力。食べたことない食感でした。
命をいただき、ありがとう。

さて、
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来ました、じぶ煮!
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冬の金沢と言えば・・・の、じぶ煮。
こういうのいただけるのって嬉しいですよね。
せっかく地方に来てるんですから、
大阪や東京で食べれるようなものじゃ面白くないですもんね。
鴨肉が贅沢に使われ、その衣の小麦粉が旨みを閉じ込めるのとトロミになっています。
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他にも具沢山ですが、外せないのが「すだれ麩」。これも金沢ならではですね。
お味が結構濃いのですが、上にちょこんと置いてある山葵を溶きながらいただきますと、
うん、ちょうど良い塩梅です。

「じぶ煮」の名の由来を調べてみると、何通りかあるようですが定かではないようです。
でもその一説に、「鴨を使うことから、フランスのジビエから来たという説も・・・」。
ジビエ、ジブェ、ジブ・・・、その説、薄すぎでしょ!!(笑)

かれいの煮付け
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う・・・・じぶ煮でかなりお腹膨れてきたんですが、
ここに来て、まさかかれい丸々一匹出てくるとは(笑)
でもね・・・・お魚の煮付け、祖母を思い出すんですよね・・・。
お魚を天秤棒に担いで売りに行ってた祖母から送られてくる魚は、
とてもスーパーの魚を食べる気にならないほど美味しいものでした。
なんだか未だに正月を思い浮かばせる音楽や、今日の温かな料理の流れ、
アットホームな店内の雰囲気も相まって、
お正月に祖母の家で過ごしてるかのような錯覚さえ起こしてしまいます。
もうすぐ一周忌。それを告げに来てくれた鰈は、身も厚く、立派な立派な鰈でした。

ぐへっ!!
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提供前のチラ見せですが、蟹ですか!?で、そのボリューム!?
もう、鰈で満たされましたけど・・・と思ってたら、

ごりの唐揚げ
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ガビーン(笑)こんなんなっちゃったの!?
かなりしっかりめに揚げられたごりは頭から尻尾まで食べられます。
余すことなくいただかさせていただきました。

お・・・蟹の酢の物だったかな?
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お酒もチェンジ。蟹に備えます。
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ド~~ン!!
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ずわいですね。ほぼ丸々一匹相当のボリューム。
お味はもちろん申し分ありません!しかも、ほぐして出して下さるので食べるだけ!
・・・・ですが、お腹いっぱいで蟹が入りません。
「蟹が入らない」・・・なんて罰当たりでセレブな発言なんでしょう。

のど黒の塩焼き
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・・・・まだ出てくるか(笑)
でも、今回の金沢で、のど黒はいただいてたものの全部生。
僕は断然焼いてほしい派なので嬉しい限り。で、やっぱり旨いですね!

天ぷら
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あの・・・・戦意喪失するんですけど(笑)
ここでの天ぷら・・・キツイ。旨いけどキツイ。
しかもこの日の朝食は、寝坊したため食べ終わったのが10時半くらい。
しかもしかもよりによって「朝食自慢のお宿」でのあの朝食。
僕、ご飯3杯くらい食べてますし(笑)

お雑炊
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雑炊・・・ってことは、これで終わりですね・・・?
よっし!頑張るぞ!!

果物
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入る余地なし(笑)

ま、ご覧の通りですわ。
半端ない量でのおもてなし。まさに田舎に帰ったかのよう。
地元の美味しいものをお腹一杯食べて帰って欲しい、
そんな気概と温かさに満ち溢れた空間に、大将のお人柄、
お腹も心も満たされた楽しい時間を過ごさせていただきました。
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なんか・・・グッと来ますよね。
ホント、そう思います。良い言葉ですよね。
ただ消費されるのではなく、ただ美味しい不味いで片付けられるのではなく、
その人の心にどうにかして留まれるような、そんな作り手でありたいですよね。
写真や文章などの記録ではなく、心に残る仕事をしたいですよね。
「いしみ」のご主人にぴったりの言葉であると同時に、
この日の記憶と共に自分の胸にも改めて刻まれた優しくも温かい言葉。
「また頑張ろう」、そう気持ちを奮い立たせて大阪に帰るのでした。
今回お世話になった方々、「あの時食べたあの味」は、決して忘れませんからね
・・・・ただ残念なのは、お店ではこの額縁の下半分が、
前に置かれたブラウン管のテレビで隠れて見えてないんですよね(笑)
邪魔なんで、テレビどけて撮らせていただきました。

金沢ではいつも「~℃」とか数字で表せない人間の持つ「温度」を感じます。
その温かさ「~℃」なのかはわかりませんが、擦れた気持ちをいつも優し癒してくれます。
都会で忘れかけてる「人情」という言葉が、今もちゃんと息づいている街なんでしょうね。
また辛くなったら逃げてくるので宜しくお願いします(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-04-22 08:14 | 割烹 いしみ