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なないろめがね

カテゴリ:ラシェリール( 1 )

さ、東京に戻りましょうか。

えっと・・・どっからどう行ったかもよく覚えてないんですが、
完全に迷いそうだったのでタクシーで乗り付けました。
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場所は白金、静かな住宅街にある白い出で立ちのお店がそこでした。
「ラシェリール」
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なんかね、入ったときから空気が違いました。
白とアイボリーでまとめられた空間は珍しくもないんですが、
白とアイボリーでまとめられた空間に
適した空気感まで醸し出せてるとこって少ないんですよね。
ここはそういう意味では白になるべくしてなったような空気感。
清潔で澄んでいてエレガントでいて品があって・・・。
こういうお店は確実に嫌な思いはしないで帰れるので一安心!(笑)
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店内には5月の木漏れ日が注ぎ気持ちよいのですが、
外は十分暑かったのでシャンパンが染み渡ります・・・。

アミューズ
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ミントとキュウリのムースかスープ・・・の下に人参のムースだったっけな・・・。
スイマセン!もはや4ヶ月も前になってきますと、詳細は全く覚えとりゃしません!(笑)
ただ、静かながらそれなりにインパクトがあったアミューズだったと記憶しています。
キレイなお店で、単なるキレイな料理が並び始めるわけではないことは、
この小さな一杯からで十分伝わりました。

パン
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くぅ・・・、ま、普通なんですけどね、普通に美味しいんですけどね、
なんだかこういうレベルの店でこういう普通のパンが出てくると、
ほんとにパン屋としての力不足を感じるといいますか、哀しくなるんですよね。
だって、「使いたい!!」って思うこれ以上のパンに出会ってないわけですからね。
僕、基本的にレストランの自家製パンって、
よほどシェフに思い入れがない限り、僕、認めないんですよ。
お客さんに最高の料理を提供しようと思って磨き上げてきた料理と同じ水準で、
お客さんに恥ずかしくないパンを磨き上げてきた料理人なんて聞いたことないですもん。
ってことは、
自分が最高と思えないものを自分の手で作ってお客さんに提供してるわけでしょ?
「自家製」だからエライなんて勘違いも甚だしいですよ。
第一、今のご時世、自家製なんて誇れるものでもなんでもなくて、
逆に「じゃ、書いてないものは全部出来合いなんですか?」って思ってしまいますよね。
野菜は無農薬でどこどこ産だとか、肉はフランスどこどこ産だとか、
で、パンはこれかよ!ってなった段階で、
「結局ここのシェフのお客さんへの向き合い方って、この程度なんや・・・」って、
ガッカリなんてレベルじゃなくて神経疑いますね。
先日もバカ不味いパン出してたとこに、さすがに我慢できずにぶちまけましたけどね。
「貴重なご意見として改善させて・・・」
「そんなレベルじゃないっすよ」
ってな感じにソフトにね。はい、大阪です。 詳細は後ほど(笑)

言うときますけど、たまたまここでこんな話になりましたが、
ラシェリールさんはそんな悪いパン出してませんからね(笑)

ノルウェーサーモンのミ・キュイと春野菜のモザイク仕立て
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うわ・・・・・って息を飲むほど実物はホントにキレイでした。
上手く伝えれられそうもないので寄ってみました。
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もうヤングコーンなんて「花の子ルンルン」の世界でしょ?
メルヘンなビジュアルの裏に、
丁寧で緻密な仕事が重ねられて初めてレストランの一皿に昇華し、
お客さんの心に残る料理となるわけです。
ホント、頭が下がります・・・。

ワインも進みますよ、そりゃ。
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マルシェから届いた鮮魚を本日のスタイルで
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お魚・・・桜鯛だったっけなぁ・・・。
皮の上にラビオリを貼り付けてます。
多少火入れは柔らかくなるのかな?あと、ソースとの絡みは抜群になりますね。
皮目のパリッと感は死にますけど。

ヴァンデ産ウズラのフォワグラ詰め シンプルなジュ
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見てください、この丸々とした愛くるしいウズラのフォルムを!(笑)
詰め物は火入れがホント難しいのですが、
中のフォアグラもジュストです!
切るたびに溢れ出るフォアグラとウズラの絡み合ったジュはもはや、官能の域です。

あれ・・・これなんだったっけ・・・。
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フロマージュブランのムース 木苺のクーリと共に
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フロマージュブランのムースは軽くていいんですが、
フランボワーズも酸が立つのでどっかに甘みが欲しかったかな。
輪郭がボケちゃってて勿体無い印象。
でも見た目可愛いっすけどね。白と赤はラブリーです。

ミニャ
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あ・・・飲み物の画像がどっかいっちゃった(笑)

いやぁ、とりあえず先に言わせていただくのは、マダム素敵です(笑)
最初に入った時に感じた空気感は、この人が体現してるんだ・・・って思うくらい素敵です。
で、もちろんサービスもですが、すごく声が心地良いんです。
他のテーブルに説明してる時に聞こえる声でさえ、
猫が喉を撫でられてるかの如き気持ちよさを感じてました(笑)
つくづく天性の占める割合の高い業種ですよね、
サービス業・・・いや特にマダム業は、ですね。
で、料理も良かったです!
良い店は少なくないんでしょうけど、
「再訪したい!」と思わせてくれるお店が以外に少ないのも東京。
でもここはもう一度行ってみたいと思わせてくれました。
夏はどんな色を操るのか、色の少なくなる秋や冬にはどうやって表現をするのか、
春のこの日以外のお皿を見てみたくなりました。

見送りに出てきてくださったシェフは、
お店やマダムと不釣合いなほど無骨な印象で(失礼・・・)、
でも、美しさだけでない料理の骨格は、こういうシェフから生まれてたんだ・・・と、
妙に納得してしまったり。

うん、また行きます。
今度はどんな季節の色に心を染めてくれるのかを楽しみにしながら・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-09-06 03:53 | ラシェリール