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なないろめがね

カテゴリ:炒麺処 可門( 1 )

ノンフィクション

前の記事の「そういう店」繋がりってわけじゃないんですが、
こっちは入店前から張り紙で「読んでから入ってください」と書いてあるお店。

場所は淡路・・・いや上新庄・・・どっちも不便ですね。
梅田からのバスが店の前のバス停に停まるようだったのでバスで向かいました。
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「ふむふむ・・・」と読む僕。
そういうとこ真面目なんでちゃんと読みます(笑)
「ご夫婦二人だけでやっておられるが故、手が回らないことがあります。
それでも出来る限り美味しいものを出せる努力をしていますので、
お客さんにも協力をお願いします」的な事。
ま、実際はもっと細かいですけどね(笑)
でも当然っす!!協力させていただきます!!
東淀川区 菅原 「炒麺処 可門」
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先にビールを一杯。
そこに運ばれてきたのがこれ。
ニラもやし炒め
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ううう!!!
これ男子で嫌いな人いないんじゃないですか!?
シャキシャキでタレもめちゃくちゃ旨い!!
ビール、進む進む!
タレが勿体なさ過ぎて、ご飯を注文してかけて食べたいくらい。
案の定、やりましたけど。

エビシュウマイ
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餃子
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水餃子
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シュウマイも餃子も旨かったぁ。
水餃子はタレが独特。こういうの初めて食べました。
で、真打。
五目炒麺
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蒸した極細麺の表面をカリッと炒め固め、その上に餡かけがトロ~ッとかかる。
ほぐしてみて「あ、麺だ」って思うくらい平たい一枚の皿のよう。
蒸してあるからか、中はもっちり。そこに餡がからむわけです。
どうです?食べたくなるでしょ?
昨晩奥歯が折れて、それから何も食べれてない僕には拷問のような画像たちです(笑)

全部濃いめの味と思われがちですが、そんなことないですよ。
僕、もう中学生みたいな脂っぽいものは当の昔に食べれなくなってますが、
全然もたれないです。
実は以前ちょっとだけ接点があり、
初めてお伺いしたのでご挨拶をと思ったんですが、
厨房のご主人はまさに一心不乱。
一度も目も合わなかったので「ご馳走様でした!!」とだけ告げて帰ってきました。
奥さんも調理手伝ってるんですね。
これじゃ客席に手も回りません。
尚更僕ら客側が協力できることなら協力すべきじゃないでしょうか。

あのね、いつも思うんですけど、
何か書いたり伝えたりってのは、
そうしなきゃいけないことが積み重なってる現実があるからなんです。
お客さんは「たまに」でしょ?
僕らは「毎日」のことです。
そりゃ全てが円満に進み、毎日が和やかに過ぎればそれに越したことないですよ。
でも今のお客さんの一部は、こうした制限を設けないといけない輩が少なくないんです。
「多少」くらいなら、本当は僕らだって我儘聞いてあげたいですよ。
僕らだって仲良くなりたいですもん。
でもそれをすることでつけ上がるモラルの無い一部の客のために苦しんでる店は、
みなさんが思っているより多いですし、この問題はかなり深刻なんです。
モンスターペアレントとかモンスターペイシェントとか言うじゃないですか。
それこそこういう問題だって、モンスター・・・モンスター・・・・・・単語出てこないっすわ(笑)
前にも書いたように、
目の前ではニコニコヘラヘラしてるのに、ブログやツイッターでボロカス書いたりね。
いや書くのは良いっすよ。店に落ち度があって腹が立ったんでしょう。
そういうツールがあるわけですから、それを利用したことを責めることはできません。
言っときますけど、その程度の件を取り上げてるんじゃないですよ。
問題なのはこの人、これを繰り返してるんですよ、同じ店で。
気に入らなきゃ行かなきゃいいじゃないですか。そう思いません?
ボロカス書いては店に行き、笑って注文し買って帰る。またボロカス書く。
店側はどう対応したら良いんですか?
それでも笑って「いらっしゃいませ」と言わなきゃいけないんですか?
同じようなケースですが、
友人のレストランでは、あまりに酷いので予約を受けない連絡をいれたそうです。
何て言ったと思います?「ミシュランに言うぞ」ですよ。
信じられますか?もう嫌がらせというか脅迫ですよ。
友人は「そんなことで落ちるくらいならミシュランの星なんていらない」って言ってました。
どんな気持ちで星を掴みに行ったと思いますか?
そのためにどんな日々を送ってきたと思いますか?
馬鹿の相手するために店開いてんじゃないんですよ!
嫌がせに頭抱えるために命擦り減らして働いてんじゃないんですよ!
口に合わないから金払わないとか、どんな脳味噌して言ってんだよ!
それが「美食家」なんですか?
美味しいもの食べれたら満足なんですか?
そこにある「心」を味わえない味音痴が美食家ヅラしてんじゃねえよ!!
・・・・っていうようなこと言ってる夢を見たよってお話(笑)

あのね、褒めてくれる方を僕らは単純に「良いお客さん」とは思っていません。
特に日本人は表面的な会話が多いですからね。
どこを褒めてくださってるのか、どこを好いてくださってるのか、
自分の店を理解してくれてるのかどうか、やはりそこが大事なんです。
逆にクレームを出したり悪く言ってくるお客さんが「悪いお客さん」でも勿論ありません。
ミスを犯したのなら出来る限り償わなきゃいけないのは当然のことですし、
自分たちじゃ見えないことや気づかないこと、
そこを指摘してくださったことによってしか向上できない部分も多々あります。
要はそこに愛情があるかどうかって話じゃないですか?
そりゃ自分の気分を害した相手に対して愛情を持てなんて、
偽善めいたこと言う気はないですよ。
でも自分の娘ほどのバイトの子捕まえて目くじら立てて怒鳴り散らしてる人みると、
「あ~~哀れやなぁ・・・」って荒んだ気持ちになります。
いろいろいろいろ、お互い様のことってあると思うんです。
「だから仕方ない」と開き直れって言ってるんじゃなく、
だからお互いがお互い共、もっと協力して成長してったらそれで良いじゃないですか。
その為にはやはり相手のこと思うことから始めなきゃ。
そんな思い合う関係の中に、憎しみに似た感情なんて生まれるわけないじゃないですか。
僕らはプロです。
でも人間ですからミスもします。
大事なところでフォークが落ちずに決勝打浴びたり、
どフリーでシュート浮かして勝ちゲーム落としたり、
一生懸命やってても期待に添えないことも多々あるでしょう。
でも下を向かず前を向いて進まなきゃいけません。
その力を奪い去る罵声を浴びせることがファンという立場の人間のすることでしょうか。
「食」を愛してるファンの方々によって僕らは支えられています。
その方々に僕らは敬意を持って接しなきゃいけません。
そして本当に「食」を愛してるのなら、
「食」を提供する全てのものに対して敬意を払うべきではないでしょうか。
どちらが欠けても成り立たないんです。
どちらが欠けてもつまらないじゃないですか・・・。

これは僕ら側だけの力で何とかなることではありません。
幸い、お客さんのほとんどが常識ある良いお客さんです。
周りにそんな人がいたら、そっと窘めてもらえませんでしょうか?
案外・・・というかそういう方のほとんどが自分の振る舞いを自覚してらっしゃいません。
店側ではなく、近くの方が声をかけてもらえれば気づく方もおられるかもしれません。
誤った言動に気づき、改めて店との良い関係を築けるようになったら、
その人の人生は今より確実に豊かになるわけですから。
ただ削り合う消耗戦のような無益なやり取りの向こうに、一体何があるんでしょうか?

今日の話が全てありのままのノンフィクションであるということが、
ただただ哀しいわけなんです・・・。
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by monsieur-enfant | 2011-02-04 00:28 | 炒麺処 可門