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なないろめがね

一番見たかったもの。

さてさて皆様、動物たちに癒されてますでしょうか?
お子様のおられるか方は、是非一緒に眺めてくださいね。
では、後半・・・と言ってももう3分の2くらいは終わってますけどね。
はじまりはじまり。

ここ旭山動物園、そんなに広くはないんです。
北海道なんで、べらぼうに広いのかと思ってましたが、
一日で十分楽しめるくらいの適度な広さ。
全体的に見ると、爬虫類とかが他と比べて少ないかな?
その少ない爬虫類の中から一枚パチリ。
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雪の中を歩いて行くと目の前に現れたのは、例のアレ。
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そうです。有名なオランウータン館です。
実際に住んでる環境を再現し、
17mの高さを渡るオランウータンを眺めることが出来ます・・・冬以外なら。
そうなんです、そこなんです。
冬は、雪の中を歩いてるだけでも「北海道観光」を楽しめますし、
人も比較的少ないのでストレスなく周れるんですが、
こうした目玉の施設がほぼ屋外。
でも夏はめちゃくちゃ混むでしょうしねぇ・・・悩むところです。
が、オランウータンは一応室内でも観れるんです。
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中にはガラスも檻もないんですよ。
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遮るものがない同じ空間にいることが不思議な感じです。
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で、ホントにどの動物も生き生きしてるんですよね、仕草も表情も。

外に出てみると、またもやパネルが。
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ここには、オランウータンの故郷である、
ボルネオのジャングルのことが書かれています。
ボルネオ島は赤道直下にある世界で3番目に大きな島で、
ゾウやオランウータンなどたくさんの野生動物が暮らしています。
そのジャングルが今、無くなろうとしているんです。
合板(ベニヤ板)を作る為に木々は伐採を繰り返され、
そうやって切り拓いたジャングルには、
パーム油を絞るためのアブラヤシの畑が広がり続けています。
ただ、ここ旭山動物園は、一方的に動物側にだけ立つこともしないんです。
どれほどまでに自分たち日本人の暮らしの中にも、
ベニヤやパーム油が使われ、無くてはならないものとなっているのか。
現地の方がアブラヤシの畑をすることで、
子供たち全員を学校に行かせることができたこととか。
そういった、自然破壊により受ける恩恵についてもキチンと説明しています。
もちろん一方でゾウやオランウータンはすみかを奪われ、
僕たちの知らない間に地球上から姿を消そうとしています。
そこで、どうにか上手く共存する術はないのかを考え、
そして僕たちにもそれを問うているのです。
そういった考えや真実、そして起こしたアクションなど、
詳しくは園のHPに載っています。
是非、お子様と一緒に考えるきっかけにしてくだされば嬉しいです。
関係者でもなんでも無いですけどね(笑)

この時点で既にあまり時間に余裕がなく、
「早く回らないと・・・」と焦る気持ちはあったんですが、
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食い入るように読んでる姿を見せられると、
この時間を急かすことのほうがナンセンスかなぁ・・・と思わされます。

ただ・・・、こういった「問い」や「訴え」は園内各所にあったんですが、
動物の周りに人は群がっても、こういったところには足を止めないんですよね。
でもそれは「見るべきものはなんなのか」を、
大人がちゃんと教えてあげなきゃいけないんじゃないでしょうか。
飲食店でも通ずるところはありますが、
ただ単純に「有名なとこに来た」ってだけで、
利用の仕方は多々ある他の施設と変わらないんですよね。
園側や店側からのアプローチやアイデンティティは関係なく、
動物園なら動物園、パン屋ならパン屋、菓子屋なら菓子屋、
いつも同じように自分の浅い経験による物差しを当てて計るしか脳が無い。
ここ旭山動物園だって、全てのお客さんの全ての部分を満たすことなんて、
出来るわけないし、はなからやろうとも思ってないはずです。
それぞれがそれぞれに強みや弱みや違いがあって、
それをお客さんが賢く使い分けてくれることによって初めて、
園側や店側に明確な存在意義というものが生まれてくるんです。
確かに、ここ旭山動物園は珍しい展示の仕方や新しいアプローチも多く、
日本中の多くの動物園に影響を与えてる部分もあると思います。
ただそれは単なる「手段」であって、それを行おうと思った根底には、
今も昔も変わらず脈々と流れるアイデンティティなるものがあったわけです。
それが何なのか、何を学び感じれば良いのか、子供が分かるわけもありません。
こんこんと説き聞かせて、楽しい動物園を小難しくするのも違います。
大人が一緒になって楽しみ、導いてあげなきゃいけないんです。
ここは動物たちの「生」というものを伝えようとしているんです。
そこへきて大人たちが動物たちのごく自然な意味のある習性に対して、
「くせぇ」「汚ねぇ」「気持ち悪い」などと、学ぶ姿勢も、感じる気持ちもなく、
幼稚な自分の物差しを押しあてるだけのリアクションに、
一緒に来てる子供たちが多くのチャンスを逃してしまってる気がして・・・。
来てみて改めて思うことですが、ここは美しい教育の場。
単に「動物を観るだけ」なら他の動物園でも満たされるわけです。
ま、こういう話をすると、しょうもない客の権利みたいなのを振りかざして、
「楽しみ方なんて、こっちの自由やん」とか仰る方もおられますが、
そう言う方はね、勝手にすればいいんです。
自由は自由ですが、もう一歩踏み込めれば「より」楽しめるんじゃないか、
そういう一つの提案に過ぎませんから。

さ、次に向かったのはこちら。
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アミメキリンです。
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雪の中のキリンって違和感ありますけど、元気に走り回ってましたよ。
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他の動物の例に漏れず、キリンもここまで近くで見れます。
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その隣では、こちらも雪景色の中に居る違和感・・・というか、
むしろ凍死しないのか心配になってきてしまう、カバ。
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そうこうしてるうちに、時間が無くなってきました。
行きたかった猛獣館やニホンザルの猿山が観れずに残念でしたが、
ここで紹介した動物以外にもたくさん観れましたし、
ふと目をやるとそこにある美しい景色にも癒されました。
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帰り際、名残惜しそうにしてる娘を急かしてもう一カ所、
入り口付近で行きそびれてた場所があったので寄ってみました。
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ペンギン館の一角にある、トンネルの中から泳ぐペンギンを観れるゾーン。
足元から頭の上まで水で囲まれてて、
そこをペンギンが本当に飛んでいるかのように泳いでいきます。
ま、結果的に、ここと、出口でお土産屋さんに寄ったのが原因で、
14時の特急に遅れるというハプニング(もはやハプニングではないですが・・・)が発生。
17時の飛行機に乗るには、次の14時半に乗ってもギリ。
おまけに雪の為の減速運転で10分遅延。札幌での乗り替えもダッシュ。
16時40分に空港に着いてからもダッシュ。なんとか間に合いました。
最初から最後までバタバタの旅、滞在時間も十分ではなく、
唯一の目的地であった動物園も全部観ることはできませんでしたが、
結果として、一番見たかったものを見ることができました。
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めでたし、めでたし。
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by monsieur-enfant | 2012-01-18 21:37 | 旭山動物園

昨晩とは、打って変わっての快晴の朝。
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「今日はそんなに寒くない」と天気予報で言ってましたが、
それでも朝の気温はマイナス10℃。
もちろん路面は凍結。
更に帰りの空港で知ることなんですが、
僕らが無邪気に市内観光していた時に激しく降って来てた雪が原因で、
この日の午前の便が全て欠航になっていたみたいです。
それでも「そんなに寒くない朝」という札幌。
路面凍って、マイナス10℃で、飛行機欠航して、
あと何がどうなれば「今朝は寒いねぇ」ってなるのか教えて欲しいですわ・・・。

散々調べて10時だと思ってた開園時間が10時半だということが判明。
ちょっと余裕を持って、朝食バイキングをいただいてから出発。
おそらくお昼は時間的に食べれませんからね。

駅には「オホーツク」や「すずらん」など、ローカル色豊かな名前が並びます。
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僕らが乗るのは「スーパーカムイ」。
ここから2時間かけて旭川まで向かいます。
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道中、過ぎていく景色はどんどん雪だらけになり、
イメージ先行で無知な僕は、しんしんと雪が積もる音くらいしか聞こえない、
半ば無人駅くらいの想像をしてたんですよね、旭川って。
ところがどっこい。
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下手したら新大阪より外観立派(笑)
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札幌とはワンランク寒さの質が上。
道路は当然のように凍結しています。
ここから動物園行きのバスに乗るわけですが、
グングン料金が上がっていきます・・・北海道はそういうシステムなのかな?

窓が曇って曇って、着くまであまり周りの景色は見えなかったんですが、
案外普通にお店もある街並みだった駅周辺から一変、
街の外れの雪だらけの動物園に到着です。
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急な思いつき旅だったこともあり、
旭川にも旭山動物園にも、断片的なイメージしかないままの到着。
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思ったより質素と言いますか、無駄なとこにはお金をかけてないのか、
「旭山動物園」って名前以外にはあまり高揚感のない入口。
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ただし、周りの何気ない雪景色ですら美しく、
「北海道観光」という部分では、もう若干満たされてる感じ。
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さ、それでは園内をグルッと周ってみましょうか。
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その前に白クマとパチリ。
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足元の雪も、寒さも、予め予想して準備して来てるので気になることはなく、
むしろ無防備のコックコートで、うかつに外で立ち話してしまったほうが楽勝で寒い。
入口の混雑はなく、予想よりスムーズに入れましたが、
到着が10分ほど遅れてしまったので、急いで効率よく周らなくてはいけません。
1時半には発たなきゃいけないので、3時間も居れないのですから。

園内の行動スケジュールは全て娘に丸投げ。
観たいものを観て、使いたいとこに時間を使えばそれで良いんです。
まずは「冬の旭山動物園」、一番の目玉と言えます「ペンギンウォーク」を目指します。
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入口から一番近い場所にあるペンギン館。
近づけば既にペンギンの散歩道にはラインが引いてあり、
その最前列で観たい人たちの列が300メートルくらいにはなってたでしょうか。
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そんな場所で待ってて、いつになったらヨチヨチ歩くペンギンが到達するのやら。
時間の無い僕らは、最悪スルーしてもってくらいの気持ちで進んで行くと・・・
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「あ・・・」
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普通に、めっちゃ近くでペンギンが観れました。
水槽着きの本陣とは別に、離れ小島のような一角があるんです。
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そこを結ぶ橋が目に入るまでは、特別展示みたいな形で、
手が届きそうな距離にペンギンを置いてるのかと思ってましたが・・・、
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ヨチヨチ・・・
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と、まぁ、ペンギンが自分たちで歩いて来れるような環境になってるわけですね。
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さ、そろそろペンギンウォークが始まる時間になったので目を向けると・・・
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「・・・・」
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なんともまぁふてぶてしい雛鳥だこと(笑)

ペンギンたちも散歩の時間が近いのがわかってるのか、入り口で準備しています。
「位地に着いて・・・」
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「用意・・・」
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「ドン!」
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ま、「ドン!」っていうほど勢いよく飛び出してはいませんけどね。
ヨタヨタ、ペタペタ、全く人間を怖がることなく近寄っていきます。
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「お・・・!」
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ヤツも散歩するみたいですね!(笑)

最前列じゃなくても十分よく観れますし楽しめます。
もちろん前に並べばもっと臨場感はあったと思いますけど。
人間も喜んでいましたが、ペンギンも楽しそうに歩く姿が印象的でした。
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豪泣してる子供もいましたけどね。
多分、泣かしたのはヤツでしょうけど(笑)

さ、みんながペンギンに見とれてる間に、
時間の無い僕らは次のアザラシ館へと足を運びます。
・・・と、その前に、こんな小さなペンギンもいたのでパチリ。
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アザラシ館に入って最初に目に飛び込んできたのは・・・、
「びよん」
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「びよ~~~ん」
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思わず、「あ!例の!!」と口走ってしまいます。
そう、旭山動物園と言えば・・・的に有名な「アザラシの通りぬけ」。
何度も何度も通ってくれるのと、
みんながペンギンに気を取られている間の貸し切り状態だったので、
十分満喫できました。
でも、こうしたアトラクション的な部分だけでなく、
上には実際の北海道での生息地を再現したような場所もちゃんとあるわけです。
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気持ち良さそうにウトウトしてる子もいました(笑)
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次は、白クマ館です。
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さすがに今までと違い、至近距離での観察はできませんが、
白クマの近くに頭だけ出して、アザラシの視点で観れる場所があったり、
ま、総じて思うことですが、動物の表情がホントに生き生きしてること、
ある部分生々しい表情もあるんですが、そこに驚きと感動がありました。
この時も、
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餌の肉を雪の中から引っ張り出して食べていました。
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もう少し若い白クマは、もうちょい元気なお出迎え。
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目がね、飼われてるんですが飼われてないんですよね。

ま、まったく動かない雪キツネみたいなのもいましたけど(笑)
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レッサーパンダも雪の中、元気に走り回ってました。
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ここも、彼らが渡って遊べるように、頭上に橋が設けられています。
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さ、次は狼を観に行きます。
通常の見学路と別に、カーテンを潜ると、
近くでチョロッと頭だけ出して野うさぎの視点で観察できるところもあります。
この時は残念ながら近くにいませんでした。
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この動物園のスゴイところは、
数多くのアイデアに溢れた「見せ方」も当然あると思いますが、
その動物自身の背景は勿論、
その動物が過ごした土地や環境の真実を伝えようとする姿勢が一貫してること。
それも「善」「悪」と一方的に決めつけることなく、
両方の視点からアプローチし、「どうしたらもっと上手くいったんだろうか」と、
子供たちにも分かりやすく「考えさせる」というスタンスを取ってること。
この狼館もそうでしたが、人間と狼、そして狼と鹿、鹿と人間、
蝦夷の大地で起こってきた事実をもとに、的確な問題提議が成されてました。
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昔、北海道に多く生存したニホンオオカミは絶滅しました。
ここにいる狼は、カナダから連れてきたんだそうです。

さっきは観ることができなかった狼ですが、
外に出た瞬間、目が合いました。
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やっぱり・・・
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犬の威圧感とは桁違いですね・・・
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「ん・・・?」
皆さんもお気づきの通り、狼たちが同じ方向を見てるんですよね。
なんでかなぁ・・・と思いながら歩を進めると、
「!!」
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生々しい!!
彼らの目には「餌」が映っていたんですね!!

さて、こっちはこっちで狼の視線や気配を感じながらの生活をしてるわけです。
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実際に経験したことは、ニホンオオカミが絶滅してしまった以上ないのでしょうが、
やはりD.N.Aに組み込まれた本能というのは呼び起されるんでしょうね。
気が立ってるのか、一匹の雄鹿が飼育員の男性を、
大きなツノの間に挟んで2,3メートル引きづってました。
こいつです。
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でも、さすがですね。
ちゃんとその後、飼育員さんは向かっていったんです。
ダメなことを教えるために。
そして笑顔で「怖かったですよねぇ~」と、
その場に居合わせドン引きしてた僕ら含めてのお客さんに、
優しく声をかけてくださったんです。
そして、ここにも立て看板が。
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ここにも狼を絶滅させて被害が、間接的に表れてくるんですね。
もちろん、こういうシニカルなことがあれば、
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こういうコミカルなこともあるわけです。

さて、今度はオジロワシですね。
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ここも他と同様、表情が精悍なような気がします。
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タンチョウは、やはり雪に映えますね。
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僕の好きなふくろうへと続きます。
アンニュイな表情、たまりませんね。
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そして、いつものシロフクロウ。
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キタキツネもいますよ。
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ほんと、ちょこまかと、よう動きます。

特殊な飼育だけでなく、こうしたオーソドックスな並びもあるんですよ。
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ここはチンパンジー館。
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冬なので室内でも観覧。
動きが早すぎたのと、ガラス越しだったのとで、
まともな写真は撮れず・・・。
その代わりと言ってはなんですが、
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良いこと書いてますので、スマホとかじゃなく大きな画面で読んで下さい。
それでも小さくて読めない方や興味を持たれた方は、HPまで。
この件だけじゃなく、本当に「意思を持った動物園」だと感じれると思います。


さてさて・・・・ちょっと疲れましたね(笑)
長くなったので・・・・後半へ続くとしましょう。
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by monsieur-enfant | 2012-01-17 02:12 | 旭山動物園

辛うじての札幌観光。

新千歳に着いて、札幌行きの特急に乗ったのが10時過ぎ。
更にここから札幌までは1時間程かかります。
今回の旅は、宿泊時の睡眠時間を除くと、
移動時間が滞在時間を大きく上回ってしまいます。
ま、北海道ですから、どこにいくにもいちいち時間がかかってしまうのは、
以前、十勝に行った際に身に沁みてはいるんですけどね・・・。
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夜も遅い時間にも関わらず、中止が脳裏に過った娘は、
来れたことだけで上機嫌。おまけに外には見慣れない雪景色。
ま、ホントに「来れて良かった・・・」とホッとしてるのは僕なんですけどね。

その娘、来年中学生。上の子は高校生。
あと言うまですね、子供の成長って。
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そう言えば、正月に一緒にご飯食べた時にちょっと聞いてみたんです。
「中学になったら何かすんの?」って。
「う~~ん、美術部とかって思ったり・・・」
窓に向かう娘の後頭部越しに、思わず心の中で呟いてしまいました。
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「やめといたら・・・」って(笑)

そうこうしてるうちに、札幌到着!
僕の中では、金沢と並んで意外と馴染みのある駅になってます。
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時間はもう23時過ぎ。食事するといっても開いてるとこを探すほうが先決。
本当は8時前には着く予定でしたので、お寿司でも食べようかと思ってただけに、
どうしてもお魚系の美味しいのは食べたいし食べさせたい・・・。
と、悩んでる時に機内で配られてた情報誌にふと目をやると、
なんかの「活魚海鮮和食部門」で道内第1位ってお店が翌2時まで開いてるらしい。
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選択肢も狭められてる中、贅沢は言ってられません。
「さすが北海道・・・」という雪に覆われた街並みを店に向かい歩きます。

札幌駅から、時計台やテレビ塔とは真逆に出て歩くこと迷わなければ5分弱。
寒すぎて早めに電話して(また迷いました・・・)、辿り着いたのは「にほんいち」。
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いやぁ、とりあず暖かいことが嬉しい。
とりあえず札幌まで来れたことと、食事にありつけそうな安堵感で、
空港を間違えたことが発覚してから初めて寛げた時間でした。
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お酒はやっぱり土地のものが欲しくなります。
この「国稀 北の匠」も美味しかったですが、
次の「磯自慢」、これもすごくキレイなお酒で美味しかったです。
洞爺のサミットの際にも出されたお酒だそうです。

お店は、まぁ居酒屋さんなんですが、
やはりこっちの居酒屋さん、海鮮は旨いし安いですわ。
サラッとご紹介しますね。
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このコロッケ、きたあかり使用でバターもふんわり香って美味しかったです。
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ボタンエビやら、
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ほっけの開きやら、
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たらばの爪やら。
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これにサラダとか食べても、一人3000円ちょっとやったんちゃうかな?
普通に個人店で食べたら、倍じゃ済まないですからね。
もちろんモノは違いますけど、企業努力に感謝。
たまには、何も考えずこういうとこでリラックスして飲み食いするのも悪くないですね。

さてさて、お腹も満たせたことですし、ホテルを探さないと・・・。
さすがに確保はしてますが、場所が定かではなくて。
以前、泊ったホテルなので、その記憶と住所を頼りに歩きます。
札幌駅も閉まって通りぬけ出来ず、大きく迂回することで方向感覚も若干狂う・・・。
そんな中、嫌がらせのように雪が強く横から吹き付けてきます。
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疾走する除雪車。
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交差点の標識を頼りに歩きますが、若干「ヤバい・・・」と感じてきた時、
ちょうど見たことのある景色が重なり、到着することが出来ました。
「クロスホテル 札幌」
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前回泊った時に良かったので再訪。
小さくて小洒落たデザイナーズホテルですが、対応がとても良いです。
観光名所とも近くてリーズナブル、ビジネス、ファミリー共にお勧めです。

横殴りの雪の中、ようやく辿り着いたお宿ですが、
良く考えてみると、朝8時くらいには札幌を発たなくてはいけません。
そうなると、ホントに動物園しか行かない旅になってしまいます。
部屋に入ってしまうと、もう出る気も失せそうな時間帯。
僕はいいですが、このままでは娘に「札幌」の思い出が全く残りません。
このまましばしの市内観光に出向くことにしました。

ホテルから歩いて数分で、
確か「期待を裏切る観光名所ベスト~」にノミネートされてた、
「札幌時計台」に到着。
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前回見たのは初夏の昼間(前回のは、こちら)。
真夜中の雪の中ですと、また趣きが変わり良い感じです。
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はい、既に夜中の1時を回っております(笑)

そこからまた数分で、ビルの間から見えてきたのは「テレビ塔」。
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もうライトアップも時刻表示も消えてますが(前回のテレビ塔は、こちら)、
街燈の灯りと一面の雪の中に佇む姿だけでも画になります。
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結局、ホテルに戻ったのは夜中2時。起床は5時半。
お目当てのキレイな大浴場は閉まってるし、とりあえず、ぐっすり寝ましたとさ。
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by monsieur-enfant | 2012-01-15 21:12 | 旭山動物園

年末にバタバタ決めた北海道旅行、
辛うじて往復のチケットを確保、そのまま年を越し、
更にバタバタしながらその日を迎えるのでした。

「父ちゃん、本当に大丈夫?」
任せとけという僕に、娘の不安そうな顔。
どうやら娘には沖縄で飛行機に乗り遅れたのがトラウマになってる様子(笑)
16時40分発の飛行機に合わせて決めた待ち合わせ時間を、
「30分」「いや、もう30分」と、二度にわたって変更されたのも、
若干時間の管理が人より苦手だということを察せられてのことでしょう。
しかし!今年の僕は違うわけです。
なぜならいろいろあった昨年、上手く精神状態をコントロールできず、
年末にかけて結構しんどい思いをしたことと、
この程度で自分の時間を拘束されてしまっては、
まだまだあるやりたいことが実現できないと考えた今年の目標の一つに、
「時間の管理。上手く時間を使うこと。」を掲げているからです!
ま・・・、それでも待ち合わせ時間前にしなきゃいけなかったことが押しまして、
若干ヤバそうな雰囲気にも一瞬なりましたが、なんとか帳尻を合わせて合流。

阪急山田駅から伊丹空港に向かうモノレールの車内、
「そういえば、こんなに余裕持って空港に向かったことってないなぁ・・・」
と、ふと思う。いつもは「開いたら即ダッシュ!」くらいの勢いでドア付近に立ち、
ギッリギリでの搭乗ばかり。まだ搭乗1時間くらい前。
空港に着き、「どうぞどうぞ」と道を譲る余裕を見せる父に、
娘の不安も無くなって来た様子。ま、これくらい当然のことですけどね。
「そこで座って待ってて」
と言い残し、カードでチケットを発券しに行きます。
「・・・あれ?」
機械音痴なもので、いつも何度かやり直すんですが、
何度かやり直して辿り着いたと思ったところで「該当するチケットがありません」。
もしかして、ネットで購入してるので、
どこかに不備があって「したつもり」になってんのかな・・・と嫌な予感が。
ま、でもクレジット付きの航空会社のカード、
今までも何度か同じ手順で購入してるわけですから大丈夫なはず。
でも何度繰り返しても該当するチケットは無く、
見上げると、「4時40分発 札幌行き」の便が、そもそも無い・・・。
「おかしいなぁ・・・。大雪とかで欠航してんのかな?」と思いながら、
指示されたチケット発券カウンターへと向かった、その時です。
「あ・・・・!」
それは、ある記憶が蘇った瞬間でした。
空港に着いても、チケットが発券されなくても、
そもそも便自体が無くても思いださなかった暗黒の記憶・・・。
「マジか?俺。」と、自分自身に呆れかえる。
中学時代からトラブルメーカーでしたが、
さすがに、ここまでとは思ってませんでした。
いろんなことが一瞬で脳裏に入り混じった僕は、
半ば自暴自棄気味に「ふっ・・・」とニヒルに笑い、
振り返りざま、こう告げたのでした。

「ごめん、関空やったわ」

「え゛え゛え゛え゛~~~!?」
悲鳴に似たその声も、もはや僕の耳には届かない・・・。
一瞬、確かに5人くらいの天使に連れていかれそうになってましたもん。
穴があったら入りたいなんてもんじゃないですよ、消えて無くなりたいくらい。
「そもそも今日という日が夢だったらいいのに」という、
大人げない非現実的な対処方法しか浮かばないくらい絶望的な状況。
目に見えてることなのに何の確認なのか、
乗り替えのアプリを使って伊丹から関空までを検索したりしてみる。
到着は17時50分。2時間近くかかる。間に合わない。そりゃそうだろ。
ヘリとか無いのかな・・・あ!空港なんだし飛行機は?・・・・押し寄せる虚無感。

とにもかくにも、「間に合わせる」という選択肢が消えた中、
藁にも縋る思いで、藁ではなく航空会社さんに縋ってみる。
後頭部に、「もう行けないんじゃないか・・・」と、
半ば諦めかけた抜け殻のような冷めた視線が突き刺さる。
この際、開き直って箕面スパーガーデンで温泉満喫して帰るか・・・、
投げやりな代替案が頭を巡ったその時、・・・あった。ありました!
7時40分伊丹発札幌行きに空席がありました!!
またしてもJ〇Lさんにはご迷惑をおかけしてしまい申しわけありませんでした。
そしてその都度頭の下がる対応をしていただき本当にありがとうございます。
「任せとけって、最初からアカンやん・・・」という娘の声に似た空耳はさておき、
おかげさまで、無事北海道に行くことが出来ました!
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到着!! 即!! 雪!!
北海道、バンザイ!!!(笑)
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by monsieur-enfant | 2012-01-12 20:38 | 旭山動物園

お正月特番 第二弾

ま、いつも計画性が無いと言いますか、
行き当たりばったりで生きてるわけですが(笑)、
このお正月休みにも、思いつきの旅行に行ってまいりました。

思い返せば昨年のクリスマス、
もう6年生になる次女へのプレゼントが全く思い浮かばない。
毎年、裏工作で欲しいものを聞いてプレゼントしていたものの、
今年は本人も明確じゃない様子。
「やばいやばい・・・」
6年生、参考資料無しで選ぶのには結構キツくなってくる年頃。
クリスマスはどんどん近づいてき、苦し紛れに浮かんだのが、
「そうだ、動物園に行こう!」
なんだかホンワカ育ってきた次女、動物が大好き。
誰に似たんだか全く周りのペースに合わせられない(笑)。
かといって我が強くて我儘かというとそうではないわけで、
「我関せず」とはいかず、結構繊細で気にしいなんです。
一応、名目上の父親としましても、
「人間社会で生きて行けんのか・・・」と軽い不安を抱かせるくらい、
良く言えば、この時代で珍しいくらいピュア。

親を語るのは全くおこがましいのは承知していますが、
親に出来ることって、僕は限られてると思うんです。
結局、子は子の人生。全ては自己責任。
環境や親のせいにして屈するも、撥ね退け自分の人生を描くも、
全ての選択肢は自分自身にあるわけで。
ただ、未来を選択するのに必要な経験だけは、
子供の力だけでは何ともできないわけで。
何かに興味を持った時、それを興味の範囲で終わらせるのか、
それとも「職業」として一生携われる可能性を示してあげるのか、
そこは、子の未来の選択に大きく関わってくると思うんです。
選ぶも選ばないも知ったこっちゃありませんが、
単に、「夢」ではなく、選択肢になり得る現実としての手段を見せてあげること、
それが先に「社会」という世界を経験してる者にできる、
限られたことなんじゃないかなぁ・・・と思うんです。
ただ、そこで触れさせるもののチョイスって非常に大事だと思います。
諦めるにしても、嫌なもの見て幻滅して諦めるより、
上質に触れたうえで選択から漏れるのって、全然意味が違うと思うんですよね。
そこで選んだのが、北海道旭川にある「旭山動物園」。
ここなら、「動物が好き」という次女が経験したことがないくらいの、
動物への愛情や、その動物と接する難しさ、生息する背景に起こる真実、
それらをひっくるめた「動物が好き」に出会わせてくれるんじゃないかと思ったんです。
そして、次女へのクリスマスプレゼントとして、小さなクリスマスカードと同封したのが、

     「クリスマスプレゼント兼卒業(見込み)祝い
         旭山動物園旅行 引換券        」

ま、子供の頃、親に渡した「肩たたき券」みたいなチープな発想。
「兼」にしたのは、クリスマスプレゼントとしては、あまりにゴージャス。
来年以降の期待を高められぬよう、
「卒業祝い」というスペシャルなイベントを付随させ、
「今回だけ感」を必死にアピールするというセコさの表れです(笑)
そこから必死にチケットの確保に動きましたが、この時期ツアーが高い!
しかも日程がハードで、ほぼ動物園寄って帰ってくるくらいしかできない感じ。
基本2泊が多く、でも2泊は無理。かといって「行けなかった」では済まされない。
なので「マイル割」にてチケットを購入。既にギリギリでしたので席はバラバラ・・・。
夜に札幌の到着し、翌朝旭川まで移動、動物園を13時半には出て、
17時の飛行機で帰ってくるというタイトなスケジュール。

ただ、このタイトなスケジュールが更にタイトになるなんて、
この時点では知る由もありませんでした・・・。
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by monsieur-enfant | 2012-01-11 19:55 | 旭山動物園