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なないろめがね

カテゴリ:コム ア ラ メゾン( 1 )

さてさて、久しぶりに再開します、「濃厚レストラン」。
京都の一乗寺、大阪の茨木ときまして、次は東京に飛びます。

赤坂からフラフラとお店を探しながら歩きます。
「あ、ここか」と思ったら違う店。
「じゃ、あそこかな?」と向かいを見ても違う店。
周辺に・・・というより、ホントご近所に飲食店がぎゅうぎゅうになってる一帯に、
一軒、落ち着きはらった面持ちで僕らを待ちかまえるお店がありました。
赤坂 「コム ア ラ メゾン」
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ここは以前から、「全然メニューが変わらない」「むしろ減ってってる」などと、
変態の血が騒ぐ魅力的な噂が絶えず、やっと・・・の訪問。

店内は狭いながらも、入った瞬間からどこか温かく、
偏ったお店にありがちな「どや!」的な感じは皆無。
あ、ここはどこかと申し上げますとフランス南西部、ランド地方。
料理もワインもバスク一色です。
ビールを駆け付け一杯。あとはお任せで。
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フォアグラのテリーヌ。
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味付けは、塩とアルマニャックのみ。
のっけからグイグイ引き込まれます。

パテカン。
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いやぁ、肉々しい!そしてビジュアルも素敵です!
こういうお店でペラ~ッと出されると俄然テンション下がりますからね。

パン
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久しぶりに食べましたけど、確かドミニクサブロンだったかと。
美味しかったですよ。単なるチェーン店の味と化した大阪とはえらい違い・・・。

シェーブルのサラダ
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メニューに肉系が多いので、箸休めに。
パリのブラッセリーにも普通にあるメニューなので懐かしいです。

ピキージョのファルシ
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これ、必食です!
要は赤ピーマンの白身魚詰めなんですが、
頭の中で描く「白身魚+赤ピーマン+トマト煮込み」みたいな図式とは、
全くかけ離れた次元の旨さ!しびれます!

シャラン産鴨のハツの串焼き
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いわゆる鴨の心臓の串焼きです。
もうね・・・、しびれた後には溜息です。「はぁ・・・幸せ・・・」と。
シャラン鴨の心臓なんて、どんなルートで仕入れるのか知りませんが、
柔らかく、且つ弾力もあって力強く、にんにくの香りとも抜群の相性でした。

そりゃワインも進みますよ。
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スープ ド ガルビュ
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いやぁ・・・・、優しい。基本、野菜と豆の煮物ですからね。
でも淡くはなく、しっかりと濃厚。
生ハムの骨から採った出汁が骨格になってるわけです。
しみじみ、旨い。

ガスコーニュ風 トリップ
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トマトではなく白ワインで炊くのがガスコーニュ風。
ジャガイモもトリップもごろごろですが、下処理が丁寧なので臭みは皆無。

この日は「はじめまして」の方もおられ、
何とも新鮮な空気での食事。
いろいろある人生の節目でどんな人と出会い、
どんな言葉をもらうのかは、
結局「いろいろある」間に、
自分がどれだけ逃げずに頑張ったかによるんだと思います。
そしたら神様は、
ちゃんと適した人間を前に立たせてくれます。
ちょっと人生の先輩だっただけの僕の言葉に感謝してくれてましたが、
何も頑張らない人に神様は誰も用意してくれません。
僕が仮に必要な人間だったのなら、
その必要な人間を引きずり出した、
自分自身の頑張りを、少しで良いから誉めてあげてください。
次のステージ、楽しみにしていますよ。

・・・・と安心していたら、
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誕生日付近だったかなぁ・・・完全に不意打ちでした。
僕、するのは全然構わないんですが、やられるのはダメ。打たれ弱いんです(笑)
それにしても椅子に見立てたロウソク立て・・・、カワユスです。

いやぁ、色濃い。バスク満喫です。
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シレッと出してくれるカヌレ・・・ですが、
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このカヌレ、相当旨いですよ。菓子屋、頑張らなあかんっすわ。

ここね、見た通り「洗練」とは程遠いです。
サービスも、細かいこと挙げればチョイチョイあるかもしれません。
でもね、そんなこと、ど~~~~でも良いってくらい、
「この店、好きなんですオーラ」がビンビン伝わってくるんです。
そつなくこなしてマニュアルをクリアするサービスなんかより、
やはり「人と人」が接するわけです、熱量でしょ。
勘違いして酔いしれちゃってる「この店が好き」だと困りますが、
行ったお店のスタッフさんから、そういう空気感じると嬉しくなっちゃいますよね。
もちろん、料理もその熱量がぶち込まれてます。
でも、やたらと量が多いとか、とにかく味が濃いとか、
そういう一方通行ではなく、なんていうか、その・・・・愛・・・・ですかね(笑)

そんな空気に包まれた、本当に楽しく美味しい時間。
帰り際にはまたまた思いも寄らぬ肥後橋のシェフの名前も出て来て、
なんか、本気でやられてる方々はちゃんと繋がってるんやなぁ・・・って思いました。
自分も、そこに繋がれるよう、繋がらせてもらえるよう、「もっと頑張らなきゃ」、
そう思わせてもらえる人に出会えたことに、感謝感謝の夜でした。
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by monsieur-enfant | 2012-07-06 21:59 | コム ア ラ メゾン