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なないろめがね

カテゴリ:とりとめなく・・( 288 )

吉田牧場さんから車で30分。
かなり分かりづらいとこを曲がって辿り着いたのは、こちら。
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ヤギのマークのフロマージュブランで、ご存知の方も多いかもしれませんね。
ルーラルカプリ農場さんです!
そ、今度はヤギさんなんです!
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さっきデカい牛を見てたので、なんだかとても小さく見えます。

ここは本当に長閑な空間。
ヤギの鳴き声はとても癒されます。
真夏で「爽やかな高原の・・・」とはいきませんでしたが、
ずっと居座りたくなるような居心地の良さがありました。
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代表の小林さんは、実はもう4代目。
もともとは、ご先祖さんが明治8年にアメリカのカリフォルニア州に行き、
ホルスタインを買い付けられ、明治43年に創業された、
乳牛の酪農家一家だったそうです。

2006年春にオープンしたルーラルカプリ農場。
そうなんです、ヤギは小林さんの代から始めたのです。
ですので、今は乳牛は一頭もいません。
そこまでの経緯は、HPにも書いてありますし、
直接農場に伺って聞いてみるのもいいかもしれませんね。
やっぱりね、なんでもそうなんですけど、「人に歴史あり」ですよ。
みんな、いろいろあって、いろいろありながら歯を食いしばって生きている。
ま、そもそも、いろいろあることが「生きる」ってことなんだろうとも思います。
そんな中で、小林さんは「ヤギのミルク」に惚れたわけです。

考えてみればわかることですが、
ヤギと牛、サイズも大きく差があるように、
ミルクもヤギからは牛乳のように大量に搾れないんです。
大体、1頭のヤギから1日に搾れるミルクの量は約1L(リットル)。
それでも、栄養価はべらぼうに高いんですよね。
牛乳と比べてみると、マグネシウムは20%、カリウムは47%、
タウリンに至っては20倍も多く含まれてるんだそう。
それに、消化吸収が良いのが特徴です。
ですので、牛乳のようにお腹がゴロゴロしないんだとか。

いくつかの商品は、HPからお取り寄せもできますが、
ヤギのミルクは、ここに足を運ばないと飲むことができません。
全然クセもなく、すごく濃厚。でも、後味スッキリ。
ショップの中には、ヨーグルトやプリンも。
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そして、その辺には脱走してウロウロしてる子ヤギもいます。
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で、一押しはヤギのミルクから作った飲むヨーグルトから作ったジェラート。
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これも、農場に行かなきゃ食べれません。

ここではね、ルーラルカプリ農場の出来る5年前、
つまり10年前から障がい者雇用にも積極的に取り組んでおられます。
形だけの事業所が多い中、しっかり自立できるようサポートされています。
やり甲斐も感じてもらいながら継続して働ける環境を作り、
しっかり戦力として育て、それを実感できる給与を発生させるのは大変なこと。
農場という場を、何に生かせるのか、どうやったら生きるのか、
真剣に考えてらっしゃる姿は本当に真っ直ぐでステキでした。

HPにもある言葉ですが、


 「乳」というのは血液からできているのです。
 沸いて出てくるものではありません。
 牛や山羊たちは正に、「命を削って」乳を出しているのです。


当たり前のことと言えば当たり前のことなんですけどね・・・。
こうやって文字にしてくださることも有難いことです。
言葉の強さ、想いの熱さにグッときた3行でした。
子供たちが、もっと農場に足を運び、
こういう学習の場や機会が与えられ、
先のような言葉の意味を、身を持って感じてくれたらな・・・と切に願います。


ただ、「大阪行くときは飲みましょう!」の約束、
まだ連絡すらないですけど・・・。お待ちしております!!
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by monsieur-enfant | 2013-10-14 20:04 | とりとめなく・・

さて、今回で最後となりますpique-niqueの募集もアップし終え、
「何名くらい来られるのかなぁ」と思いながら、
三連休に向けて勤しんでるわけですが、
そろそろちょいちょいフランス紀行を書いていこうか、
そう思ってる次第であります。

・・・・とその前に、

何度もお伺いする機会をいただいてたものの、
曜日がダメだったり、そもそも大人数が苦手だったり、
なかなか繋がらなかったご縁が繋がったのは、8月の上旬のことでした。

車で4時間くらいかかったかな?
と言っても僕は乗せてもらってただけですが。
いつもこんな僕に声をかけてくれる京都の奇特パティスリー、
「パティスリーS」さんのお誘いに乗っかりようやく伺えたのは、
岡山「吉田牧場」
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モッツァレラの製造工程を見せてもらえるとのことだったので、
早速工房のほうへ移動。
この日は、某番組の密着取材中でして、
カメラマンさん、音声さん、ディレクターさんが汗だくで撮影されてました。
正面が、吉田全作さん。左が息子さんの原野さんです。
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ここでまず驚いたのは、
勝手なイメージですが、もっと日本的だと思ってたんです。
衛生面を過剰に管理した実験室のような作業場で、
網の帽子被って、ビニ手までして作ってる、そんな勝手なイメージでした。
でも実際に目の当たりにした作業風景は、とてもヨーロッパ的でした。
理屈ではなく「あ・・・ヨーロッパの仕事や・・・」って思いました。
アナログな設備の中、素手で触れ、素手で感じ、
そこに想いがあり温度があり、そこに生き様があり、
それらごとブチ込んでる感じ。

「吉田牧場のチーズ」といえば、それほど流通が多いわけでもなく、
仕入れてるお店は必ず「吉田牧場さんの」と記すほど、
希少価値も高いわけです。
ですが、なんかこう、僕ね、基本「有名なもの」に興味がないんですよね。
お店も芸能人も、有名になると執着が薄れてしまうんです。
もちろん吉田牧場さんのそれは結果論であって、
そこに辿り着くまでの過程あってこその付加価値なんでしょうけど、
よく伺わせていただくお店にも置いてましたから、
どんな方々がやってるかを知らずに先にブランドに接してしまってたわけです。

逆ならね、すぐお会いしに飛ぶんですけど。
僕、極端なんですね、きっと。
でも、作業を見たらすぐ、「この人たちと話してみたい」、
純粋にそう思えたんです。

着いてすぐだったので、先に荷物をバラしに部屋に戻りくつろいでると、
牛舎に行くとのこと。
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うちの母の妹の嫁ぎ先が(叔母ですね)、昔、酪農家だったんだもんで、
なんだか懐かしい匂いがしました。奥に進んでみると、
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牛がデカい!!怖いくらいです!
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元々はホルスタインだったのが、
傾斜度が強い吉田牧場の土地に合ったブラウンスイスへと変更。
見てわかるように、デカいですが、とても美しい牛たちです。
それは、つなぎっ放しではなく散歩も取り入れた結果なんだそう。
搾乳量は減ったものの、牛は健康になり、ミルクの質は完全に上がったんだって。
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牛舎の中も、とてもキレイです。
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搾乳したミルクはこうなります。
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販売はしてませんが、飲ませていただきました。
月並みですが、もちろんとても美味しかったですよ。

家族経営ならではの微笑ましい光景。
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ここらで一息ついたときに、
「あの・・・・、ちゃんとご挨拶できてなかったんですが、
はじめまして、岸部でパン屋をやっております岩永・・・・」
と全作さんに話しかけると、ゆっくり微笑んで、
「はじめましてじゃないですけどね」
うわーーーー!!やってもた!!これは痛い!!でも、よくやるやつ!!
「あの時にも会いましたね。あの時もいましたよ」
と、物的証拠を幾つか押さえられてる感じでした・・・。

そんな全作さんの、ここ数年誰も乗ってないんじゃないかという、
蜘蛛の巣張ってる助手席に乗せてもらって(笑)、
また別の場所の餌やりに移動します。
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この時間は、僕にとってすごく貴重な時間でした。
「はじめまして」を間違ってしまい顔面引きつってる僕を気遣ってか、
優しく語り掛けてくれたので、すこぶる肩の力も抜け(笑)、
何より、こんなにたくさん話していただく時間そのものが、
「貴重」以外何ものでもない時間となりました。
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そして陽は暮れていき・・・・自動的に宴へと移行するわけでした(笑)
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うちのパンもこんな感じで並んで、
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もちろん吉田さんとこのフロマージュ、
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贅沢カプレーゼ、
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Sさんお取り寄せのシャルキュトリー、
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ドフィノワや、
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お母さん作の豚のオーブン焼き
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ワインが進まないわけがありません。
撮影する間もなく、どんどん空いていきます。
ちなみに、ここにも某番組撮影スタッフさん同席です。
何話したか分かんないくらい、いろんな話しましたね。

そんな楽しい宴の締め括りは、
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暑さという劣悪な環境の中、ギリギリ保型してきたSさんとこのガトーたち。
写真が残念な感じですが、やっぱりお菓子は華がありますよね。

そして、幸せな気持ちのまま眠りにつきましたとさ・・・・。
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・・・・と、あまり詳しくチーズ作りなどについて書かなかったのは、
ついに放送日が決まりました!!
第213回 NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
2013年10月14日(月) 「探検こそが、人生を彩る チーズ農家・吉田全作」
これを皆さんに観てもらって、実際に感じ、学んでいただこうというわけです。
そしておそらくその密着取材の最終日になったのが、こちら。
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そう、先月の22日、吉田牧場さんの25周年パーティーがあったんです。
その模様も多分、番組でも放送されると思いますので割愛させていただきますが、
とても温かで、とても幸せな時間でした。
僕らの仕事も、「PAIN」という食糧を作っていると思っています。
そこは、キュイジニエやパティシエとは一線を画す仕事だと思っています。
いうなれば、そういう意味では僕は自分自身を「生産者」だと捉えてるので、
こうしてチーズ作りをされてる方や、お野菜などを作られてる農家さんなど、
生産者さんと出会えて、その方々に認めてもらえるのは、
料理人に選んでもらって使ってもらう喜びとはまた違った喜びなのです。
こういったご縁に感謝。縁を生んで下さったり繋いで下さった方々に感謝。
周りの方々に恵まれ生きていると、しみじみと実感する次第であります・・・。

あ、最後の一枚は、唐突にシュクレのFBにも載せたとき、
「この人、ブータンの方ですか?」との質問もあった一枚です。
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はい、ここまで読んでいただいた方はわかると思いますが、
右は全作さん、左が原野さんです。ブータンの方ではありません(笑)
実は、この密着期間中に全作さんはブータンに行かれてるんです。
その際に購入してきた民族衣装を纏ってたわけです。
詳しくは、三連休最終日の夜22時からNHKをご覧くださいませ。
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by monsieur-enfant | 2013-10-11 20:28 | とりとめなく・・

先日、「今年もやります」と発表した、
毎年恒例のpique-nique

ちょっと例年と趣が変わってます。
それは、上手く言えませんが、そんなに頑張らない予定です(笑)
いや・・・やっぱり上手く言えてないですね・・・。
この企画、お客さんと一緒にいる時間を設けたいとの想いで始まりました。
春のBBQ、秋のpique-niqueと、何とかギリギリ開催してまいりました。
が、スタッフの成長や、人数の増加もありまして、
今年から新たに「毎月Pub」なる怪しいイベントも開催しております。
つまり、年2回くらいしかお客さんと遊べなかった昔に比べて、
よくよく考えてみると、今、「結構遊んでんじゃねぇのか?」と、
気付いてしまったのです。

そうなると、ちょっとコンセプトは変わります。
基本コンセプトは受け継ぎながらの新しいコンセプトは、
空と風と大地
つまり、万博自然公園でダラダラすることを最大の目的とします!
・・・・・そのついでに何か作ります(笑)

なので、例年以上に積極的に遊びまくってください。
なんなら遊び道具持ってきたり、
みんなで遊べる何かを考案してくれても結構です。
なんせ、スイッチをオフにする会だと思ってください。
もちろん、例に漏れず僕らも完全にオフにしますけど(笑)

では、詳細の発表です。
・日時   10月21日(月)
・時間   11時30分~(基本、解散は自由です)
・場所   万博公園内の芝生のキレイとこ。
・集合   万博公園入り口ゲート前
・価格   未定(笑)
       いや、すいません。マジで何も決まってないんです・・・。
       大体、今年の感じだと、2800円くらいちゃうかという噂です。
・持ち物  飲み物、ビニールシート、コップやカトラリー
       遊び道具

・服装   ハロウィン的な感じとかコンセプトのあるもの。
       もしくは普段着。

※雨天決行です。

募集要項

・お名前
・参加人数
・代表者連絡先
・当日の参加予定時間
・スイッチ切りたい理由(愚痴など溢してもらってもかまいません)
・当日の要望など

応募は、こちらのアドレスから。→lesucre_coeur@yahoo.co.jp

えっと、例年通り、ユルッと秋の陽だまりの中、
寒い一歩手前の風に吹かれ、普段座らない大地に腰を下ろし、
緑の匂いを嗅ぎながら、ついでにパンとかワインとかお菓子とか、
食べたり飲んだり喋ったりして疲れて解散する会ですので、
お子様連れやお一人様の参加も全然問題ないので、
どうぞ気にせず遊びに来て下さい。
締め切りは・・・大体1週間後くらいかな?そんな感じです。

では、本日19時~募集開始となっております。
合図とかありませんので適当に始めてください。
楽しい時間を過ごしましょう!!
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by monsieur-enfant | 2013-10-09 16:02 | とりとめなく・・

釈明会見

僕らの年齢、
体力的な20代の貯金は確実に使い果たしてきてます。
歳と共に経験を重ねたとしても、
それを実行するには知力ともう一つ、体力が不可欠です。
40代、これから実現していかなきゃいけないことだらけ、
このままじゃイカンなぁ、もっかいここらで作りこまなきゃなぁと、
常々思ってたんですが、ジムとかなると全然続かない。
大体、年1回のペースで辞めてます。4年で4回(笑)
一応、月1でフットサルを店の子らと無理やりやってるものの、
正直その後の一杯の幸せのために汗かいてるようなもの・・・。

先日、友人のシェフともそのような話になり、「水泳を続けてる」と。
水泳はね・・・・、こう見えて軽い潔癖症なんで、
ロッカールームが少しでも不潔だと耐えれないんです(笑)
でも、冷静に考えてみると、水の負荷のかかるスポーツなので、
有酸素と筋トレを同時に行うようなもの。
これなら、まとめて短時間で済ますことができそう。
しかも、徒歩3分くらいのとこに、プールがあったはず。

「あそこのパン屋さんの人でしょ!?」
「あ、はい、そうです。すいません。」
コナミとかの大手じゃないので、
地元の人が働いてたりとアットホームな雰囲気。
小さないけど綺麗なジムスペースもあって、更衣室も広くて綺麗。
でも、今回延々と書いてきてるのは、そういうことじゃなくてですね。
僕をパン屋の人だと見破った受付のお母さん、
「息子がブログをずっと拝見してて」と。
「『あの人が書いてるお店は間違いない』って、
連れてってもらったりしてたんです」、と。
僕のブログを参考に、息子が母親を食事に連れてくなんて、
なんとも微笑ましく、なんとも嬉しいじゃないですか。

「でも、最近あまり書かれないですよね」

やっぱりよく言われるんですよね、こういうこと。
「こんな方にも読んでいただいてたのか・・・」
と思うような方からも、急に言われたりして。
ありがたいことに、
いろいろな方々に読んでいただいてたようです。

自分の中に思うこともあり、更新頻度は少なくなり、
食べ歩きのようなブログは全く書かなくなりました。
ま、僕のような一個人が書いてたものですので、
いちいち「何故かと言いますと・・・」などと、
説明するのも仰々しいですし。
・・・・そう思ってたのですが、
「なんでだろ?どうしたのかな?」
と思ってらっしゃる方もおられるようで、
未だ再開するのを待っていただいてる方もおられるようで・・・。



ですので、少し書いてみようかと思います。
長くなりますよ。


元はといえば、始めたのはシュクレを始めて3年目。
目新しさも手伝って、途切れることなく、
毎月何らかの雑誌に掲載していただいてた、
まだまだシュクレが「もの珍しい店」として世間に馴染めずにいた頃。
え・・・っと、馴染めないまま9年経ってる気もしますが(笑)

ただ、そのうち違和感が生じてきました。
掲載してもらえるのは良いのですが、
どの雑誌のライターさんもまともに想いを伝えてはくれない。
ま、僕の中での「ライター」という仕事に対するイメージが、
「言葉を操り、ハッとするような表現で、
僕らを世に紹介してくれる人」」ってな、
勝手なイメージを持ってたもんで、当然そのギャップもありました。
何人かは、猛烈に詰め寄ったりしました。
泣かせてしまった方も数人じゃききません。
校正が多すぎて、ほぼ僕が書いたようになってしまった記事もありました。

ま、後になって、
ライターさんも雑誌によって求められることも違うし、
いろんなお店を書くにあたり、どこも良く書かなきゃいけないなど、
決して思うままに書けるわけじゃないことも知りました。
「あぁ、なるほどな・・・・」、
ほとんどがそう思えない書き手さんばかりでしたけど。

「じゃ、自分で書こう」
そう思ったのは、先に書いたようにオープンから3年目。
そのタイミングでHPを作成し、ブログも書くようになりました。

・・・・ただ、必要に迫られたから始めただけで、
どうやって電源入れるのかとか、
逆に急にボタン押して電源切ったらいけないとか、
パソコンまともに使ったことなかったくらいのレベルでしたので、
最初は一つの簡単な記事をアップするのにも、
平気で5時間くらいかかってました・・・。

経緯が経緯なので、文章はめちゃくちゃ真剣に書きました。
そうです、なんだかんだ言い放ったライターさんに読まれて、
「お前、人のことよう言うたな」って思われたくなかったから。
んんん・・・・・いや、逆ですね。
素人だってこれくらいは書けるよって充てつけだったかも(笑)
でも、「しっかり書かなきゃ」ってモチベーションになったのは確かです。

もちろん、上手じゃないのは自覚してます。
本職の人らに敵うとまで勘違いしてません。
でも、僕は常々「パン職人である前に、表現者であれ」と言っています。
と言うことは、文章を書いたり、写真を撮ったり、
技術の部分は敵わなくても「表現」という部分で、
簡単に「敵わない」ではいけないと思うんです。
上手な文章は書けずとも、上手な写真は撮れずとも、
「想いを伝える」ことすら出来ないのでは表現者とは言えません。
そう思って書いてきました。

その頃、世に「食べログ」なるものが出てきました。
同じタイミングで、同世代が店を持つようになりました。
良い効果が無かったとは言いません。
「レビュアー」と呼ばれる人たちの中には、信頼できる人もいました。
ただ、このサイトの出現は、
投稿してない人にまで影響を与えたような気がします。
お店を、純粋に楽しもうとして来るお客さんが一気に減りました。
何を勘違いしてんだか、頼んだわけでもないのに、
「評価する」というスタンスがありありなつまんねぇ客が増えました。

オープンしたてで、世間にも認知されていなかったり、
HPやブログなど発信する手段も持ってないお店にとっては、
食べログの投稿は致命的なことになりかねませんでした。
長さも厚さもない自分だけの物差しを当てて測り、
好き勝手書く側も問題ではありましたが、
残念ながらその情報の信憑性を自分で判断出来ず、
簡単に鵜呑みにし流される読み手側にも危機感を感じました。

もちろん、そんなデカいサイトに、
僕のような小さな声が立ち向かえるはずはありませんでしたが、
せめてそのお店のシェフが、どんな想いで毎日働いてるのかという、
真実を一つ記せたらな・・・そう思って書いてました。
お皿がどうこう、店のこの部分がどうこう、
そういった目先のことではない部分を理解しあうことに、
本当の「店と客」の関係性が生まれると信じてます。
発信力は小さくても、
分かってくれる方は分かってくれると思ってましたし、
せめてここを読んでくれてる、うちのお客さんには、
そういう目でお店と向き合っていただきたかったので。

何度も書きましたが、
店の都合を押し付けてるわけではなくて、
良いスタッフと良いお客さん、両方が揃わないと、
「良いお店」は作れないんです。
店側が美味しいものを作るのは最低限のこと。
でも、それだけが「良い店」では決してないように、
美味しいか不味いか判断する味覚を持つこと、
それだけが「良い客」の要素ではないと思うんです、今でも。

なので、僕の中では「食べ歩きブログ」では、なかったんです。
「食べる」ことは半ば仕事でもありましたし。

で、それを書かなくなった理由は、
一つは、やっぱ強烈に労力を使うのです。
今まで書いた中にもあったように、書くことにも理由がありましたから。
日記のように「どこどこに行きました。美味しかったです」では終われない。
となると、やっぱり最初は4~5時間、
慣れてきてからも3時間はかかるわけです。
「よく書く時間あるね」と言われるたびに、
「そんなもんねーよ」と思ってました(笑)
必要だと思わなければしないんでしょうけど、
僕は必要なことだと仕事として組み込んでいたので、
仕込みが終わらなければ帰れないのと同じで、
書き終えないと帰れない、そんな生活だったように思います。

今は、そこに意義を感じなくなってきました。
というより、やり終えた感があるんです。
それは達成感とは違うんです。
時間の移ろいの中での「やり終えた感」。

例えば、今書いてたような「飲食」に関することなどは、
もう行くお店も限られてきて、
自ずと書くことも同じようなことになってしまう。
twitterやFacebookなど、
個人で気軽に情報発信できるツールも増えましたし、
いろんなもの削ってまで、僕がここで書く意味も、
時間と共に薄れてきたんじゃないかとも思います。

でも、かと言って何も思わなくなったわけではありませんよ。
同業者、いわゆる「パン屋さん」、時には「お菓子屋さん」、
そこらに度々向けられてたブログの中での言葉、
それは残念ながら今でも変わってません。

特に「ブーランジュリ」や「パティスリー」、
そう付けてりゃフランス的だと勘違いしてる連中は後を絶ちません。
中には「パティスリー」と名乗っていながら、
わざわざ「フランス菓子専門店」と注釈をつけてるバカもいる。
「それを『パティスリー』と呼ぶんやろが、どあほ」、
今でもそう心で叫んでる。でも、キリがない。みんな自分のことばっか。

大阪で、いや関西で「パティスリー」なんて、まだまだ芽が出た頃くらい。
東京のように、しっかりとした系譜があるわけでも土台があるわけでもない。
だからね、僕らの世代が20年踏ん張って土壌を耕さなきゃいけないんです。
その間に、多少芽が出やすくなった土壌から、
新たな若い目が出てきたらいいんです。
本気で、大阪にそんな文化を根付かせようと願うなら、
僕らの世代が、捨石でいいくらいの覚悟で挑まないと何も刻めませんよ。
ま、「ブーランジュリ」なんて、残念ながらその土俵にも未だ立てずですけど。
いつまでたっても、つまんねぇ業界です。

「フランス」に敬意を払い、
「フランス」一本で勝負してるレストランやビストロ。
そこには「キュイジニエ」と呼ばれる職業があるのです。
では、「ブーランジェ」は?
フランスの食文化をつかさどる職業の一つとして、
胸張って「キュイジニエ」と、
同業者として並ぶことができる「ブーランジェ」が何人いますか?
「和」と「仏」の混合を、これほどまでに正当化してる業種は知りません。
フランス料理の看板掲げるとこに食べに行って、
そこにカレーやオムライスやスパゲティもあったら違和感あるでしょ?
パティスリー名乗るお店で、オペラの横におはぎがあったら変でしょ?
でもブーランジュリ名乗ってても、
クロワッサンの横にアンパン並べるのは平気なんですよね。
そこだけは「日本だから」って言うんですよね。
じゃ、そもそも何故ブーランジュリなんだ?って話です。
そういうとこ、未だに理解できません。勝手やな・・・って思います。

・・・・・・的なことをね、
30代前半から言ってきてるわけですよ。
その人間が、気付けば来年40になります。
10年もね、同じ人間が同じ事を発信し続けるべきではないと思います。
なんか、それはとてもナンセンスなような気がします。
もう、僕は「そこまで言わんでも」ってくらい、散々言いましたしね(笑)

でもね、拙いブログでしたが、
書かなければ100人中100人、何も起こらないわけで、
でも書いたのに100人中100人、何も起こらないのなら、
本当に書く意味はありません。
その中の一人でもいいんです、何かを感じてくれたなら。
賛同して欲しくて書いたわけではなくて、問題提起をしてきたつもりです。
何かを伝えたい時は、あえて鋭角な言葉をチョイスして、
突き刺すように綴ってきたものです。
それは「考える」ことを促したかったから。
対象は、お客さんだったり、飲食店側だったり、
若いスタッフに対してだったり、時には自分自身に対してだったり。
でも、何度も言いますがそういうことは、
もう次の世代以降に移行していかないとね、って思うんです。

こういう発信には、潮時はつき物でしょ。
今は横田という人材も入り、シュクレ通信やFBなど、
僕以外の人間が「シュクレクール」として発信するようにもなりました。
岸部という場所から、
精一杯叫んできたつもりです。
誰に届くかもわからず、
何になるかもわからず、
でも、自分が思うことを書き綴ってきました。
その結果、ブログを読んで店に来てくれた方や、
店には来たことないけどブログは読んでくれてる方(笑)、
このブログのおかげで繋がった方も少なくありません。
半面、不快になられて来なくなった方もおられるかもしれません。
でも、「選択される」とは、選ばれることだけではないんです。
選ばれないことだって、選択の中に入るんです。
「主張しておいて、非難は勘弁」みたいな、
生半可な気持ちで書いてたわけでもありません。
お客さんがお店を選ぶことは出来ますが、
僕らは選ぶことは基本出来ません。
でもね、全く価値観の違う人間を招いてしまうことによって、
接するスタッフが嫌な時間を過ごさなきゃいけなくなるわけです。
なんかね、それも違うんちゃうかな・・・・と。

このブログは、そういった意味では、
ささやかな店側の「ふるい」の役割も果たしてたのかもしれませんね。
過去の記事を見返すと、書いた本人が「マジか!?」って思いますもん(笑)

最後に、
「店と客」としてではなく、
「人と人」としてお付き合いしたいと考えた時、
不特定多数のお客さんに何かを望む前に、
まず僕ら店側が「人」にならなきゃ・・・という主旨でスタートした、
この開けっぴろげブログ。
つまり、何を売ってるのかよりも、
何を考え、何を思ってるのか、何はオッケーで何はノーなのか、
すなわちそれは、店というどこか無機質な存在に、
意思と人格を持たせたいと思ったことが始まりでした。
だから、案外赤裸々に書きました。ええ、書きましたとも(笑)
「嫌なものは嫌」とも書きました。
どうしようもなく苦しいときも書きました。
知りたくもないようなプライベートのことを書いたこともあります。
でも、そうやってこっちから開いていかないことには、
待ってたっていつまでたっても扉は開きません。

幸い、店だけのお付き合いなはずなのに、
なんかスゲェ僕のこと知ってる人も出てきました(笑)
よく読んでくださってて、よく覚えてくださってる。
書いた僕のほうが忘れてることのほうが多いくらい。
でも、そういうことからも、一方向に限らず、
いろんな角度から思うことを綴ってきた結果、
僕という人間やシュクレクールという店を、
ある程度、立体的に捉えやすかったのでは?とも思います。
もし、そうだとしたならば、少しは書いてた甲斐があったというものです。
そして、今回も、こんなクソ長い文章を、
最後まで読んでくださった方もおられるわけで。
感謝しかありません。本当にありがとうございました。

あ、ブログを閉鎖するわけではありませんよ。
ただ、どっかで「今までのような」切り口を待たれてる気がしたので(笑)、
もうそういう感じのはないですよ・・・・ってお話。
次からは、いよいよと言いますか、やっとと言いますか、
今年のフランスでの出来事をサクッと綴っていければと思ってます。
また、ダラダラとお付き合いしていただければ幸いです。
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by monsieur-enfant | 2013-10-06 19:27 | とりとめなく・・

告知の告知。

正直、今年は開催が危ぶまれました。
なぜなら日程が組めないのです・・・。
なんだかんだイベントも重なって、
さらに10月から厨房はマイナス2名です。
「無理じゃないの?」、そういう空気を漂わせてたはずなんですが、
いつの間にか決まってました(笑)
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そう、ピクニックです!!
もう何回目か分かんないのですが、
秋恒例と言えば恒例ですかね。

BBQではなく、あくまでピクニックです。
ちょっとしたお弁当持って、
広く青い空の下、心地よい秋の風に吹かれながら、
広い原っぱでダラッとしましょうよ!ってな会。
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毎回お願いしますが、特に今回はそう、
過度な期待を持った段階で参加資格没収とさせていただきます(笑)

「太陽の塔」が好きな方、「万博自然公園」が好きな方、
そのついでにパンでも齧ったろやないかい・・・くらいのスタンスが素敵です。

では、とりあえず日程のほうから。
10月21日(月)
今のところ、決まってんの、それくらい!!(笑)
多分、11時頃からスタートで、帰りは自己申告制。
お子様も、お一人様も大歓迎です。

「日ごろストレス溜まってて、自然の中でプハーッってしたい!!」って方、
一緒にダラダラしませんか?はい、僕はプハーッってしたいのです!!

募集開始は、来週の水曜日、
10月9日の夜19時スタート。

同日に、詳細というか募集要項は発表させていただきます。
ちなみに定員とかないんで、気軽にメールにて応募してください。
みんなで遊べる面白アイデアも同時募集してます!!
では、そんな感じで!!
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by monsieur-enfant | 2013-10-03 14:11 | とりとめなく・・

長らくお待たせしました釜山観光案内(笑)
ですが、今回は違います。
だって、今回は100%お仕事ですから。


お昼過ぎに到着した、この日。
・・・・まずは、やっぱり食事から(笑)
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今回、会場から徒歩1分ということもあり、
2度ほどお邪魔した、こちら。
チヂミも美味しかったし、何て言うんだったけな・・・・、
ほうとうみたいな、このお鍋も美味しかったです。
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ここにコチュジャンを少~し落とすと、より美味なわけです。
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さて、今回は、「セミナー」というか、なんだろな、
「技術交流会」みたいな名目なのかな、固く言うと。
ま、そもそも「技術」なんてものひけらかすものでもないし、
ひけらかすものもない僕には不釣合いな会なんですが、
要は、「僕が知ってることで知らないことがあったら、何でも聞いてね」の会。
到着したのは、「その2」では、まだ絶賛工事中だった、イ社長の3店舗目。
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ここに来るには、結構な坂を登ってこないといけません。
「多分、釜山で一番高いとこでやってるパン屋」っていうのも頷けます。
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目の前にはたくさんの車が停まり、お客さんもひっきりなし。
そうなんです、今回の会場は、ここの厨房。
つまり、実際営業してる厨房で同時にセミナーを開催するという荒業(笑)
しっかし・・・・、9年間変わらず狭苦しいとこでやってるシュクレから見ると、
ホント羨ましくなる広さと惚れ惚れする設備・・・。
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えっとですね・・・・・・、
気の利かない助手が一枚も写真撮ってくれなかったので、
セミナーの風景がないんですよ。
辛うじて撮ったのが、この一枚。
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あ、気の利かない助手が写ってますね(笑)
そ、彼、フランスから帰ってきまして、
どうせ暇してんだろうから釜山連れて行きました。

いやぁ、やっぱり営業中ってのは大変っちゃ大変でしたね。
どうしたって邪魔したくないし、「空いてる時、教えてね」って、
窯もミキサーも場所も頼むんですけど、
向こうには、僕を優先しなきゃいけないって気を使わせちゃいますし。
ただ、いわゆる「セミナー」って会場じゃなかったので、
シェフクラスじゃない子たちの仕事を見れたり話せたりできたのは新鮮でした。
二人くらいね、良い目をして、良い動きしてる子がいました。
みんなの前でそれを伝えると、驚いてました。見られてたことに。
だってね、上の人らって、結構難しいんですよね。
「俺はこうだ」みたいなのが凝り固まってたりもする。
「その思考自体、意味ないですよ。勿体無いですよ」って言っても難しい。
本人たちは分かってるつもりですからね。
でも、本当にそれを抜き去るのは意識してたって難しい。
僕の後に成形してもらったら、平気で全然違うやり方でやっちゃうんだもん。
うちの子たちにも散々言いますが、「見てる」と「見えてる」は違います。
「見えてる」は単に目に映ってるだけ。
「見てる」は「見よう」とか「見たい」とかいう意識が絡まって動作。
この場でも言いましたけどね、「君ら全然見てねーじゃん」って。
それと同じくらい決定的なのは、「分かってる」と「出来てる」の違い。
類似してるように思われますが決定的に違います。
「せっかく新しいもん見てんだから、今までのことをゼロにするくらいで来なきゃ」
と言っても、「分かってる。そのつもりでやってる」。
意味ないっすね。出来てるか出来てないかしか判断基準はないわけです。
分かってたって出来てなきゃ意味がない。
出来てるかどうかを自問自答しなきゃいけない。
そういうとこ、日本、韓国問わず、
下手に経験ある人らがよく陥ってる泥沼ですよね。
そういう面では、逆に若い子らのほうが、明らかにピュア。
良いタイミングで的確なことを言ってあげれれば、それでずっと頑張れてしまう。
僕もそうでしたからね。あ、ピュアだったかどうかは別ですけど(笑)

・・・・と、文章で埋めてみましたが、セミナーの話題はこれくらいが限界です。
なので、やっぱりご飯の画像で(笑)
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爆弾酒の作り方です。
こーして、
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こーするわけです。
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この日は、カルビ。
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あーーー、お腹空いてきた。
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懐かしの、ユッケ。
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〆は冷麺で。
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翌朝、9時から厨房入ることになってたんで、
この日はほどほどで。だって、あくまで仕事ですからね。

ま、ということなんですよね・・・、本番だったこの日が「おまけ」なのは。
到着して、お昼食べて、数種類のパン仕込んで、晩御飯食べて、
翌朝、前日に仕込んだパンを焼きながら、
当日の仕込み(韓国で手に入る材料で)と成形のデモンストレーション。
で、お昼ご飯食べて(チヂミとすいとうっぽいやつ)、ギリッギリで空港へ。
込み入ったスケジュールの中、肝心のセミナーの模様が全く画像にない・・・。
「あくまで仕事」を繰りかえさないと、また遊びに来てると思われる恐れが(笑)

でもね、やることは一緒なわけです。
ここ岸部においても、スタッフに対しても、韓国に行ったとしても、
僕の役割はそれくらい。強い、種を撒いてあげることくらい。
だったらせめて、枯れない強い種を落として歩きたいな、
そう心から思うわけです。
いつか、それぞれの心の中に芽吹いた小さな夢が、
花や果実という形になることを自分の夢にしながら、
今日もせっせと種を撒くわけです。すぐ腐らすスタッフのために・・・。
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by monsieur-enfant | 2013-09-18 22:11 | とりとめなく・・

えっとですね、先日の「毎月Pub」に続いて、
こっちのほうが先ですね、今月の「満月Pub」。

今回の開催は、大阪は「羽山料理店」さんです!
同時開催として、いつものように芦屋「VERT」さんでも行われます!

日にちは、明後日木曜ですね。
少し夜風が涼やかになってきた心地良さの中で、
楽しい時間をご一緒しませんか?

詳細は、大阪は、こちらから。
芦屋VERTさんとこは、こちらから。

今回、うちの出店は羽山さんとこになります。
VERTさんでは、うちのパンで上手いこと何かしてくれる感じです、多分。

それから、来月、再来月と、開催が(土)(日)となってしまうため、
もしかしたら今年の参加は今回が最後になってしまうかもしれません。
いまだに「岸部は遠いから」と、満月Pub狙い撃ちの方がおられましたら、
今回、必須ですよ!!


・・・・・と、もう一つ。
恒例行事の秋の!!・・・・・の発表は、もう少し待っててくださいね。
勘の良い方々は、「そろそろ・・・」と思ってたかも知れませんが、その前に!
モンテベロ初西宮!!
縁あって、西宮阪急さんへの催事出店が決まりました。
日にちは、9月222324)の3日間。
え~~~っと、結局詳しくは、こちら

2013年版モンブランを筆頭に、
秋めいたお菓子を引っさげて西宮に参ります。
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お近くの方々、お会いできるのを楽しみにしています!!
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by monsieur-enfant | 2013-09-17 18:46 | とりとめなく・・

えっとですね、
正確に言うとですね、
ここ数年の中に記憶にないくらい飲みましたね・・・・。
いや、もっと正確に言うと、飲まされましたね(笑)

久々に、「あ、ちょっとヤベ・・・・」と思うくらい、
体調の悪い朝。そう、滅多にしない二日酔いです。

待ち合わせは9時。
今まで比較的涼しかったのですが、
この日は一転、強い日差しがカッと照り付ける朝。
モグラみたくショボショボになってる二日酔いの朝の眼には、
嫌がらせ以外何ものでもないくらい苦痛。
変わらず元気な皆さんにご挨拶し、
迎えに来て頂いた車に乗り込み、
「あれ・・・、今日は結局どこに行くんだっけ・・・・」と思いながら、
「少し移動時間かかるから寝てていいですよ」の声に、
後部座席で早速甘えさせていただきました。

なんか、ところどころ目が覚めてたのか、
橋を渡ったり、高いとこ行ったり低いとこ走ったりみたいな感じは覚えてる。
でも、「着きました」って、声をかけてもらった時は、
あまり状況を把握してませんでした。
この後、少しずつこの日の目論見が明らかになっていくわけです・・・・。
まずは・・・・、え!?朝飯!?
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今朝の状態は、先に書いたとおり。
とてもじゃないけど食欲はないわけです。
あ!韓国の朝食と言えば、お粥とかもありますね。
僕だけじゃなくて皆さん昨晩呑んでますので、
優しい朝粥でお腹や体調を整えようって魂胆ですね、きっと。
うん、それは良いアイデアですね。
釜山なんで、鮑のお粥とかも美味しそうですしね!
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・・・・・・って、ガチのチゲ!!
いや、あの、胃がね、その・・・胃腸がね、弱っちゃったりもしてるわけで。
しかも太刀魚のチゲなんだけど、お魚のチゲって辛さが容赦ないわけです。
なんですかねぇ、この胃にダイレクトに刺さる感じ・・・。

で、ですね・・・。
なんか駐車場の向こうに海が見えてたわけですよ。
ってことは、どこかわかんないんですが海岸線まで降りてきてるのは確か。
そこで一つ、気になってることがあるんですよね・・・。
釜山来てからずっとイ社長が言ってた言葉に、
「遊覧船に乗せたい」って言葉がありましてですね・・・。
確か一回調べたところ、平日は営業してなかったんですよね。
それでもやはり、釜山と言えば海!ですからね。
何とかして動かしちゃうんじゃないかってくらい、
「遊覧船、遊覧船」って言ってたんです。

ま、でもね、平日やってないって言ってたしね。
しかも、よりによって二日酔いの激しい日に船なんてね。
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んんん・・・なんででしょうねぇ・・・。
遊覧船乗り場行きのシャトルバスに乗り換えてますよねぇ・・・。
そして降ろされましたよねぇ・・・。
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どう見ても、ちょっと観光地っぽくなってますよねぇ・・・。
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あ、こういう風景が目玉になってるのかな?
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十分得たいの知れないものもウニョウニョしてますしね。
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そうですよね。まさかそんな遊覧船みたいなもの・・・・
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あ、はいはい、そういう感じね、そういう感じで責めてくるパターン。
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「岩永さん、釜山には幾つか湾があるんですが、」
「はいはい・・・」
「ここは比較的波が高いほうなんです」
「・・・・・・・・」
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「いや、だからね、二日酔いがさ、」って伝えようとすると、
満面の笑みで必須アイテムを持ってくるわけです。
「岩永さん、これ、カモメにあげるやつです」
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いやもうカッパえびせん開ける匂いにやられそうですけど!
チゲの辛さを中和させる用のキャラメルマキアートが暑さでドロドロなってるし!

そんな僕の気持ちも知らず、良い人そうなオッチャンの説明が始まります。
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そして、いよいよ乗船。遊覧船・・・・・・・ちょい漁船寄り。
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出港しまぁす!!
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ちょいちょいアナウンスで説明も入ります。
左に見えますのは・・・・とかね。
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灯台過ぎたあたりがターンポイント。
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往復30分弱くらいかな。
波はね、うん、船上で立ってるのには、どっか掴まっとかなあかんくらい。
座ってたら大丈夫ですが、例の「かもめにカッパ海老せんあげる」際は、
後ろ向きな上に、ふわふわ浮遊するかもめを目で追いかけてるわけです。
やばかったです(笑)

陸に上がって向かった先は、港の市場。
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やたら詰め込まれてるカニや、
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ちょっとくらい熱で火入ってんちゃうの?ってくらいの暑さに並べられる生魚。
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靴とかも売ってたりします。
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っていうか、そろそろ空港に行かなきゃいけないのに、
何しに来てんだろ・・・と思ってると、二階に上がって行っちゃいました。
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後を追うと、乾物屋さんに。
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そこで「あ!!」と気づき、通訳のジョンさんに、
「くれぐれも、お土産とかは気を使わないでって伝えて!!」と言いましたが、
どうやら時すでに遅しだったよう・・・・。
「韓国の人は、いっぱい渡したりするのが気持ちだったりするので、
気にしないで受け取っといてください」とのこと。

いや、お気持ちは嬉しいし、そういう方々だっていうのも分かってるんですけどね。
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機内に持ち込めないクラスのダンボールをずっと抱えて移動するのも・・・・ね。

中には、隙間なくビッシリの韓国のり。
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みんなで美味しくいただきました。


前にもサクッと書きましたが、
以前、ソウルに行った時と、個人的な想いや目的は同じ。
釜山のパン屋さんはソウルより5年強遅れている中で、
未来を見据えたうえで現状を打破していきたい。
そんな気持ちのお手伝いが出来れば・・・・と、思って。

ですが決定的に違うのは、今回は大きな企業相手ではないってこと。
もちろんメリットもあるんでしょうけど、
ソウルでは、プラスに働くことは少なかったように思う。
部署が多すぎて、責任逃れが酷く、誰も決定しようとしない。
盥回しになった挙句、迫った期日のシワ寄せは、全て現場が取らされる。
前衛的な話や建設的な話は会議だけの話で、
いざアクションに移すとなると己を守ることに走り、過去の遺物に縋り、
それを企業の歴史だの伝統だのと、恥ずかしげもなくのたまう。
そんな変化を恐れた典型的な大企業病に蝕まれてることへの忠告も、
やはり現場レベルの話に終始し、上には引き上げてもらえない。
そんな繰り返しほど不毛な時間はありません。
結局、僕と一緒に働いてた人らはほとんど会社に残ってません。
それなりに懸命に闘ってみたので、仲間ともう会えないのは残念ですけど。

今回は、依頼主3名が、それぞれのお店のトップの人間です。
これはやっぱり話が早い。決断や決定に時間がかかるのは面倒くさい。
そして、少なくとも同じ問題に直面し、同じ葛藤やジレンマを抱え、
そして同じ未来を見据え、望んでいる人たちだと言うことは大きい。
それに、うちが「売れるパン」などのアイデアやアイテムを持たないことも、
ちゃんと足を運んでくれて知ってくれている。
僕は、そういうとこすごく大事。
理解してもらってるのかどうか、すごく大事。
理解し合えるのかどうか、すごく大事。
技術屋じゃないし、先生でもない。一方的な仕事はしたくない。
「同志」だと思えるのかどうか。思わせれるのかどうか。
安い理想だけ掲げるだけ掲げて、
結局挑まなかったり諦めたりする人が過半数を占める世の中、
閉塞感の向こう側にしか切り拓くべき道がないことを伝えるのは、
日本人相手にだって難しいこと。
本当の意味で理解し、そこに価値を見出せる人間は極めて少ない。
でも、知識も知能もない僕が伝えれることって、
結局体験をもとにしたこと以外ないわけです。
なんだか時代遅れなワードやなぁとも思いますが、
心で接し、身を持って示し、可能性に導かないと、
動くものも動かないんですよね。

でも、そんなお手伝いをしながらも、
案外自分の内側をかき立ててもらったりしてるのかもしれません。
今回の旅で、知り合いから友人になれた気がする。
日本よりハイペースで韓国に友達ができていく不思議(笑)
さ、次回はガチの仕事での訪問になります。
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by monsieur-enfant | 2013-09-02 15:01 | とりとめなく・・

唐突な更新に驚かれてるうちに、矢継ぎ早に続編を。

さて、二日目の朝。

目覚ましもセットせず、そのままベッドに倒れこんでた昨晩。
奇跡的に起床!おっし!!ラッキー!!(笑)
何とか待ち合わせの時間に間に合い(正確にはちょっと間に合ってない・・・)、
着いたのは、イ社長の工事中の3号店。
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「へ~~~っ・・・」と見渡しながら中に入る。広い・・・。
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奥には明るいテラスも。
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表からは建物で見えないんですが、
裏がちょっとした山になってるので見上げると緑がワサワサなんです。
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「じゃ、2階に」
「え?2階もあるんすか!?」
「いえ、4階まであります」
「え!?一棟買いですか!?」
・・・・・と、若干凹んだところで2階の厨房へ。
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・・・・・、ま、3店舗展開されてるお店と、
岸部の小さな店ですらエアコンの修理ケチってるお店と、
比べること自体ナンセンスなんでしょうけど・・・・。
オーブン2台に立派なコンベクション。
うちは20年ものの瀕死のオーブン1台・・・。
シュクレのみんな、上手くやれずにゴメンよ・・・と異国にて想ふ。

ちなみに、上の階には遠方のスタッフが住める部屋があるんだとか。
はぁ・・・・、ほんと、うちもそこそこ知名度はあるんですけどねぇ(笑)

その財を生み出してるお店、昨日の1号店に続いて2号店にお邪魔しました。
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1号店と同じく、パンがとても丁寧に作られてます。
そこは本当に好感が持てるところ。
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「朝ごはん、まだでしょ?」と、パンをいただく。ハサミで切るのが韓国流。
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と、その横で、通訳のジョンさんに何かを聞きながら何かを書いてるイ社長。
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どうやら自分の出した本を僕にプレゼントするのに、
一生懸命、日本語でメッセージを添えてくれてるみたい。
そのメッセージが、こちら。
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・・・・ね。
こういうの、嬉しいですよね。
今回、移動が結構多くて、時間も距離も長かったしたんですが、
その運転をずっとしてくださってたのがイ社長。
そしてその間に、今まで話してなかったような他愛もない話など、
案外じっくり話せる良い時間になったのかなぁと思います。
表面的な話では伝わらない部分が伝わって、
それからの、このメッセージなんだと思うと・・・・、グッと来ます。

「じゃあ・・・」ということで向かったのは、そう、お昼ご飯。
今、パン食べたし!とかは、言いっこなし(笑)
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着いたこちらのお店は、サムギョプサルならぬオギョプサルのお店。
サムギョプサルは、豚の3枚肉。脂と肉が交互に3層になってるわけです。
オギョプサルは、5枚肉。つまり、5層になってるわけです。
実物は、こちら。
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んんん・・・・結構アバウトな感じにも見えますね。
あ、しかも、ここは高級豚肉「済州島の黒豚」、専門店。
うん、やっぱり美味しかったですよ。
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やっぱりね、さっきのパンのダメージがありまして(笑)
ほどほどで冷麺へ。さっぱり〆させていただきます。
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お腹も膨れたし、カフェで打ち合わせでもしよか・・・ってな流れだと思ってたら、
ちょっとこんなところに寄り道。
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ずっと録音されたお経のようなものが流れてます。
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なんだかえらい低いとこに鐘が・・・。
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韓国では、低い位置にある鐘が一般的だそう。
なので、その下に窪みを作って、音が反響しやすいようになってるんですって。
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少し厳かな空気の中で、気持ちをスッキリさせた後は、
ちょっとお腹をすっきりさせるために、急勾配をお散歩です。
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結構タフな散歩だったぜ・・・・。

そして、ちょっとカフェにてお仕事の話。
でもね、「そういえば、この時期韓国に来てパッピンス食べてないなぁ・・・」
くらいの発言やったように記憶してるのですが・・・。
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注文しちゃダメでしょ・・・。
こんなエグいの入んないから・・・・。

で、少し話した後に、また移動。
「え!?もう夜ご飯!?無理無理!!まだ隙間もないですよ!!」
と思いながらも、気がつけば移動の車中にて寝てしまってました。
「着きましたよ」と、目を覚ましたところは・・・・、
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「え?どこ!?っていうか、何しに来たん!?」ってな場所。
高台・・・というより、もはや山頂。
どうやら、釜山を一望できるとこに連れてきていただいたようです。
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寝起きにはハードな岩場を辿って・・・・、
なぜかここへ来て初めての記念撮影。
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いや、もっと撮影チャンスはあったような気が・・・と思ってる間に、
案外あっさり戻っていく面々。
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遅れをとらないよう追いかけると、少し先に遺跡の案内が。
そういえば、なんか城壁跡があるとか言ってたような!
ま、記念写真撮れたから満足だったんでしょうね・・・、
そこには見向きもせず降りていきました(笑)

そのまま山を下り、下りきったところには、すぐ海が!
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うん、これこれ!イメージする「釜山」って、こんな感じ!!
初めて来ましたが、本当に山と海の間にある都市っていうイメージ。
その距離は結構狭くて、その範囲に人が暮らすので高いマンションも多いし、
坂もびっくりするくらいの急勾配も珍しくない感じで、
どこか長崎とちょっと似てるかなぁ。
それと、今オリックスで活躍中の李 大浩(イ デホ)は釜山出身で、
所属も釜山の「ロッテ ジャイアンツ」だったそうですよ・・・・・って、
向こうで手招きして呼んでるのでちょっと行ってみますね。
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・・・・って、もう晩飯!!
早くね!?いつもだけど間隔早くね!?
で、そんなこの日の晩御飯はと言いますと、がっつり「プルコギ」です!!
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たくさん話して芽生えた信頼関係や、明日帰る寂しさなどもひっくるめて、
「乾杯!!」・・・・から始まった本日全てのお酒は爆弾酒でした(笑)
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最初の写真で「プルコギ?」って思った人もいたと思いますが、
釜山のプルコギは、焼いて野菜を包んで食べるんですって。
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僕らのイメージする甘辛い中に入ってるやつは、ソウル風なんだそう。
これ、諸説ありそうな感じですけどね。

いやぁ、何回乾杯したやろ・・・・。
っていうか、もう何杯飲んだか覚えてないですね。
この二日でいっぱい話し、かなり打ち解けれたと思います。
翌日には帰国ということもあり、プルコギもめちゃくちゃ美味しく、
もうお腹に物理的に余地が無いってくらい、相当飲んで相当食べました。
涙浮かべたり、ハグしたり、熱い熱い長い夜でした。

酔い覚ましもあって、一人さっきの浜辺に歩きます。
さっきとは趣を変え陽が落ちた景色は、とてもロマンティックでした。
皆さんには本当に良くしてもらい、
あったかいおもてなしを散々いただいて、
熱々の想いもいっぱい聞かせていただいて・・・・。
そんな釜山での二日間を、胸いっぱいに抱えながら、
釜山の空気を吸い込んでると、あ、皆が出てきて何か叫んでます。
「え?何ですか?今、そっち行きますね!」
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「次、行くよー!!」
はい、死亡決定・・・。



最終章へ続く。
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by monsieur-enfant | 2013-09-01 16:13 | とりとめなく・・

さ、久しぶりの業務連絡的ではないブログ更新となります。
はい、特に何の前置きもなく唐突に書き始めますね。

いつだったっけな・・・・。
「来てもらえないか。とりあえず、どんなところかだけでも見に来ないか」
そういってお話をいただいたのは・・・・。

ネットで調べた安直なオファーは多々あれど、
実際、異国から2度3度と足を運んでいただいてのオファーは珍しい。
以前、顧問を務めたソウルの会社も、足を運んできたのは日本支部。
行ってから自分で自分のことをプレゼンしなきゃいけない有様。
それもあって、慎重に確認しました。
心を、目線を、しっかり確認しました。

想いをいっぱいいただきました。
今を何とかしてほしいのではなく、
一緒に未来を創造したいと口説かれました。

そして飛びました!
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行き先は釜山!!予備知識なし!(笑)
今回の目的は、「釜山」の現状を知ること。
空気や人を感じ、何を求められ、何が出来、何をすべきなのか。
そこに、自分が必要なのかどうか・・・。

空港では、今回僕を招いてくださった、
釜山のイ・フンヨン社長と、社員であり通訳のジョンさん、
あと同刻にソウルから到着した、ブ・インファン社長と合流。
まず向かったのは、釜山郊外にある、「昌原(チャンウォン)」という街。
ここは、開発によって整備された街だそうで、
縦横に規則正しく真っ直ぐに道が伸びてます。
そこで立ち寄ったのは、一軒のパン屋さん。
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店先の白いポロシャツが、社長のチャ・ソンミンさんです。
韓国で2012年最優秀バゲット賞みたいな賞を取られてるお店だそうで、
社長自らシュクレには3度足を運んでいただいてます。
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今回は、前のソウルのような大きな企業からのオファーではなく、
先に書いた3店の社長からのオファー。
ソウルでの苦い経験もあったので、
大きな組織ではなく、意志を共有した個人からのオファーというのは、
釜山に飛んでみようと思えた一つの大きな要因ではありました。

と、まぁ、とりあえず、合流後すぐ向かったのは昼食です(笑)
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韓国では食事は「おもてなし」として凄く大事にされています。
・・・・けどね、僕、金沢行きの特急とか、はるかで関空行くときとか、
もはや癖っていうくらいサンドイッチ食べるんです。あのベタな三角のやつ。
それ食べると、なんだか「旅」というか、ちょっと気持ちが解れるんですよね。
それプラス、機内で中途半端に腹の膨れるサンドイッチも出てくるわけです。
到着は確か14時過ぎだったような・・・。
だから行かないかなぁ・・・行かなくてもいいよなぁ・・・すぐ夜だしなぁ・・・・、
と思ってたら、「やっぱり行くんだ!そうですよね!そりゃ行きますよね!!」
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昔ながらの韓国家屋。
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そこで出てきたのは、こちら!「夏と言えば!!」の、参鶏湯!!
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韓国では、日本の「土用の丑の日」みたいな日には、
参鶏湯を食べる習慣があります。
で、ここでは素麺のような麺も出てきました。
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参鶏湯のスープに入れて食べるわけですが、
他ではあまり見たことがありません。でも、想像通り美味しかったですよ。

そこから皆で釜山のイ社長のお店に移動します。
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ここは、釜山に3店構えるお店の1店舗目。
もともと働いてたお店の店長が高齢で、譲り受けたのが始まりだったとか。
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ここ以外にも、この後、釜山のお店を何軒か見ましたが、
前に聞いてたように、ソウルから5年・・・いや、8年から10年遅れてる気がします。
ただ、そんな中でも、ここイ社長のお店はとても仕事が丁寧で、
少し「食べてみたいな」って思わされる数少ないお店でした。
店主以外の人間がどんな仕事をしてるか、これはすごく大事です。
社長やシェフらと話す機会は少なくないわけですが、
なんやかんや語っといて、「マジか!?」みたいな店は珍しくないですからね。

だから、日ごろ店を担ってるスタッフたちが、
どういう子たちで、どういう仕事をしてるのか、
ここは見るようにはしています。口だけなら何とでも言えますからね。
スタッフの仕事や意識を見るということは、
逆に社長やシェフらの映し鏡になると思ってます。
ま、うちの場合は、
出来の良いスタッフたちにおんぶに抱っこしてもらってますけどね。

そうこうしてるうちに陽は落ちてきます。
昼飯いただいてから、さほど動いてなければ時間も経ってないわけですが、
おわかりでしょうか?そう、3時間くらいしか経ってませんが晩御飯の時間です。
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海が見えて、やっと「釜山」感が増してきました。
ソウルでは河なんで、見れない景色ですからね。

座敷からも海が眺めれます。
窓を開けると、潮風がとても心地よかったです。
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まずは韓国恒例の、
「頼んだものが来る前に頼んでないものでテーブルいっぱいになる」景色。
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そして釜山と言えば、やはりお刺身ですね。
こんなんとか、
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こんなんとか、
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こんなんとか。
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日本と違って、泳いでる魚をさばいたのが新鮮って解釈なので、
どうしても身がいかってる印象なのと、小骨の取り残しが多い・・・。
ま、世界的に見ても、日本の職人さんの仕事が丁寧過ぎるんでしょうけどね。

で、熱々のチゲで〆。
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魚介のチゲは、豚と違って甘い脂が極めて少ないので辛いんですよね・・・。

外に出ると、もう真っ暗。
海のまん前なので明かりも少ないのもありますが、
怪しい感じに写ってしまう、今まで食事してたお店です。
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そして・・・
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そのまま帰れるわけもなく、「ま、一杯だけ」みたいな感じで、
出てきた丸一匹のローストチキンと、ビールジョッキ大を流し込むのでした・・・。

二日目に続く。
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by monsieur-enfant | 2013-08-31 18:16 | とりとめなく・・