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なないろめがね

カテゴリ:ケ モンテベロ( 40 )

祝福と感謝

昨日、あ、気付いたら一昨日になってる・・・、
11月11日(月)、モンテベロが6周年を迎えました。
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普段やらないコンフィズリーを、
普段と違うパッケージで置いてみたり、
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この日だけのセットもたくさん用意してました。

ショーケースには、懐かしい顔や新しい顔。
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限定以外にも、この日からスタートのお菓子も加わり、
お祝いムード満載のショーケースでした。

その上を飾る焼き菓子たち。
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生菓子とは違う、「キレイ」とは違う美しさ。
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この日も、店内を素敵に彩ってくれてました。

シェフが大谷になって初めて迎える「周年」というイベント。
前任が急遽辞めることになったとき、
「モンテベロを潰したくない!」と手を挙げてくれた時が、
まるで数年も前のように感じるくらい、
濃密で苦しい時間を過ごさせてきたと思います。
「自分でいいのか?」「自分がやらなきゃ!」、
日々その狭間で闘ってるにも関わらず、
僕の前では愚痴一つ溢しません。本当に、見上げたもんです。
ま・・・・、そのぶん、どっかで吐いてるんでしょうけど(笑)
でもね、グッと美味しくなりましたよ。
今、来てくれてるお客さんは、
ちゃんと「大谷のお菓子」を目掛けて来てくれてます。
なんとなくモンテベロに来てるんじゃなくて、
ちゃんと「大谷のお菓子」に会いに来てくれてます。
素直に、そう感じるのです。
そう感じるお菓子に、間違いなくなってきましたね。

その大谷と、入店以来二人三脚でモンテベロを支えてきてくれた前原。
伝統や歴史の香る焼き菓子をこよなく愛するパティシエール。
その前原の焼き菓子が、少し伸びやかになってきた気がします。
焼き菓子・・・というより表現が、かな。
傾倒してた「深さ」に、「らしさ」を感じるようになった気がします。
それで良いんです。伝統とは「古い」ということではありません。
「今、ここで生まれるトラディッション」は、存在しえます。
これからも前原の焼き菓子を楽しみに出来る毎日に、ありがとね。

その二人にずっと食らいついてる、
「本当はシュクレ志望」だった西岡(笑)
未経験からの踏ん張りと、自分と闘いながらの頑張りは、
想像以上に大変な毎日だったと思います。
それでもそんなこといつも感じさせない朝一番の「おはようございます!」は、
シュクレも合わせた全スタッフ中、最高の挨拶ですよ。

内側にある、とてもピュアで一途なハートを見込んで、
マネージャーとして迎え入れたばかりの芳枝さん。
上手くいかない悔しさに追い討ちをかける僕や仕事の追い込みに(笑)、
自分を見失ってしまいそうになることもあるんだろうけど、
この周年でたくさんの「おめでとう」をくれたお客さんたちは、
もう早くも芳江さんの生真面目さも優しさも見抜いているでしょう。
ありのままでいいんです。見失ったら、素敵なあなたが台無しですよ。

入ったばかりで右も左もわからないまま周年を迎えたであろう、
浜本と高見、二人の新人パティシエール。
厨房とサービスと、それぞれの持ち場での二人の頑張りなくして、
精神的にも体力的にも、こんなに上手くは乗り切れなかったでしょう。
慣れない土地での慣れない仕事に加えての周年。よく頑張ってくれました。
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シュクレの3年目に出来たこともあって、
いつまでも弟や妹のような気持ちでしたが、
それでもいつのまにか、もう6年になりました。
その年その年の思い出がありますが、
今年は一つの「チーム」として挑めたんじゃないかと思います。
小粒だったそれぞれが、本当に強くなってきて、
それぞれが支えあい、励ましあい、補いあい、を繰り返し、
今年はその全てをお客さんに向けれるチームになったと感じます。
上に書いた以外にも、二人のパートさんに、二人のバイトさん、
裏方の見えない仕事で懸命に支えてくれてる人たちを含めた、
「今のモンテベロ」、その全部を見させてもらった気がします。

そんな日に足を運んでくれた方々、
皆さんの「おめでとう!」は、このように頑張ってるスタッフたちにとって、
どれほどの報いになったかわかりません。
知識ではない「経験」として、必ず未来の糧になるはずです。
モンテベロに代わりまして、本当にありがとうございました。

さて、今日の休みは、みんなグッスリ死んでたと思いますが(笑)、
明日はしっかり起きて、7年目のスタートをきってくださいね。
その一年に起こる成長を楽しみに、
また来年、笑ってこの日を迎えられますように!!
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by monsieur-enfant | 2013-11-13 01:13 | ケ モンテベロ

久々の、モンテベロ!

そういえば、久しく書いてなかったな・・・っていうか、
あっちはあっちでブログやFBがあるので、
「ま、こっちで書かなくてもいっか」とも思ったり。

しかし・・・苦手な季節で散々苦しんでた大谷が、
好きな季節に差し掛かり、「あれ?覚醒・・・・ですか?」ってな兆しが少々。

旨しものは見た目に表れます。
佇まいからも感じられるくらい、大谷のお菓子は変わってきました。
秋の新作をズラッとご紹介。

タルト ショコラ
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ボヌール
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モンブラン
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エリー
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サンマルク バナーヌ
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シブースト ポティロン
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他にも、秋を身体に沁みこませるお菓子たちが豊富に揃ってきています。

もうすぐモンテベロも6周年。
その日は、新作や限定や復刻含めて更に5種類を追加される予定です。
他にも趣向を凝らして皆さんをお待ちしています!
シュクレ帰りに、皆さん隣も覗いていってくださいね!

そういえば、今ならもれなく、
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「生カボチャくりぬきハロウィン仕様」が拝めます。
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by monsieur-enfant | 2013-10-30 21:44 | ケ モンテベロ

無題

上に被さった重たい土を押し上げようとする芽の如く、


必死になって「少しでも、少しでも」と前に進もうとする若い息吹。


「経験が足りない」と、


時には行き場のない閉塞感に涙を流すこともあるだろう。


でもね、「経験」には二つあってね、


振り返って活かす過去の経験もあるけれど、


今まさに君たちが対峙してるもの、


それが「経験」そのものでもあるんだよ。


願わくば、


過去の時間の蓄積を偉ぶる人間ではなく、


常に新たなものに触れる苦難を選ぶ人間になってもらいたい。


「今」という息が詰まるようなヒリヒリする時間の中で、


人は研磨されていくのだと思います。


そんなことを考えながら、


そっと若葉を見守る空梅雨の毎日です。

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by monsieur-enfant | 2013-06-06 21:27 | ケ モンテベロ

えっと、まず、エクレール、昔に戻しました!
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それから、1年間全然出なかったコンフィチュールが、
一気に5種類、棚に並んでします!
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母の日のプレゼントも、準備万端です!
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多分プレゼントせずに自分で食べてしまう人も居てはるであろう、
シャルロットをアントルメで提供しています!
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バナナのムースに、シトロンのクリーム、
リュバーブとフランボワーズのコンフィチュールの構成です!
絶賛、予約受付中です!!!
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by monsieur-enfant | 2013-05-10 15:49 | ケ モンテベロ

新体制発表。

今日は、モンテベロのことで、
皆さんにお知らせしなければならないことがあります。

2004年の開店から店を守ってくれた橋本から店を引き継ぎ、
2代目のシェフとして就任した逢坂でしたが、
4月末日を持ちまして、モンテベロを去ることになりました。
就任から1年半弱の間、
応援してくださった方々には本当に感謝の想いしかありません。
その想いは、新しい布陣が引き継ぎ、必ずや結実させます。

そして既に5月からスタートしてます新しいモンテベロの陣営ですが、
初代橋本シェフの頃からモンテベロのお菓子作りに携わってきた、
大谷をチームの中心に据えて再スタートを切ること決定しました。
原点に戻り、愚直にフランスというものを追い求めながら、
頑張っていく所存でございます。
経験不足は否めない部分はありますが、
それを補って余りある想いがあります。
真摯にお菓子に向き合い必死に努力する姿は、
彼女の成長がモンテベロの成長だと決断させられるには十分過ぎました。

そして何より「良いお菓子を作りたい。良い店を作りたい」、
それだけを強く望んだ新布陣です。
それが、お客さんの笑顔に繋がる一番の近道だと思っています。
温かく見守ってください・・・ではなく、
ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします!!


            
パティスリー ケ モンテベロ 
   オーナー  岩永 歩
 
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by monsieur-enfant | 2013-05-09 19:55 | ケ モンテベロ

久方ぶりに・・・

モンテベロのお菓子のHP用の写真、撮りました。
一眼のバッテリーの充電器の行方が分からなくなり、
しばらくご無沙汰してしまい、ご迷惑をおかけしました・・・。

まぁ、久しぶりに撮ると、やっぱりお菓子は華がありますよね。
春の新作も含めた数点を、チラッとご紹介しましょう。

タルト ショコラ フランボワーズ
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サクラ
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レミーマルタン
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メルヴェイユ
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ローズ
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ボヌール
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さらに新作も2つ3つ完成を控えてるのもありまして、
さらにさらに4月半ばには阪急さんで催事もさせていただくことになりまして、
もちろんそこにも新作2つ3つぶっ込む感じでして、
暖かくなってきたこの季節に、モンテベロ、遂に冬眠から覚めた感じです!(笑)
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by monsieur-enfant | 2013-03-26 15:53 | ケ モンテベロ

伝えたい想い。

詳細は、モンテベロのブログで書かれると思うので、
僕からはざっくりと書かせていただきますね。

今回の5周年、準備段階からあまり上手に進んでなかったですね。
それぞれ、強い想いを持ちながら、なかなか一つになれなかったと感じます。
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でも、それぞれが強く「お客さんに喜んでもらいたい!」と願いながら、
エコバックや限定商品などに精力的に挑んでくれました。
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逢坂君にシェフが変わって丸一年、
自分たちの中にも歯がゆさはあったと思います。
先のブログにも書きましたが、それでも応援して下さった方々に、
何とかして喜んでもらいたいとの想いは、5周年の当日、
お店に充ち溢れていたと感じました。
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不安の中で迎えた土曜日、
お客さんが並んでて下さったのには胸が詰まる思いでした。
一日雨だった日曜日、
正直「負け戦」だと思ってたにも関わらず、
同じく朝から並んでくださったお客さんもおられ、
一日中、客足が途切れないという見慣れない景色も見させていただきました。
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お花も思いがけず沢山いただき、感謝しています。
特に、個人からのお花が多かったのには驚きでした。
高校生の女の子から、徹夜で作ったというプレゼントもいただきました。
お店とお店の付き合いではなく、日々お客さんと接してる時間があってのこと。
お菓子から、会話から、お客さんとの対話をしてきた結果だと感じています。
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そして、ここで「ありがとうございました」と言わせてください。
「本当に来てもらえるんだろうか・・・」、そんな不安も抱えながら、
ただ必死で自分たちの想いを伝えようとしてたモンテベロに、
僕がどれだけ「よくやったね」と言っても彼らは報われなかったでしょう。
彼らの頑張りに、報いを与えてくださったのは、足を運んで下さったお客さん、
今まで応援して下さったお客さんに他なりません。
そんな皆さん一人一人に、「ありがとうございました」と言わせてください。
本当に、本当に、ありがとうございました。

そして、そんなお客さんの「ありがとう」を、
こんなに沢山いただけるようになってたモンテベロ。
前シェフの時からいるスタッフは、
揺れる時期にも必死で傾かないように支えてくれました。
新体制になってから入ったスタッフも、
良い仕事を提供できるよう、日々遅くまで頑張ってくれてたのを見てきました。
前のシェフの色を消せず、
大きな重荷になかなか足を踏み出すことができなかった逢坂シェフ。
人一倍苦しんで、人一倍悩んだことと思います。
そんなみんなに、最後に一つだけ言わせてください。
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「モンテベロを投げ出さずにいてくれて、本当にありがとう」
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by monsieur-enfant | 2012-11-11 23:29 | ケ モンテベロ

僕目線からの「5周年」

明日で、隣のモンテベロが5周年を迎えます。

いろいろ趣向を凝らし、皆さんに楽しんでもらえるよう、

今も準備に勤しんでいます。

そんな「5周年」に対しての想いや限定商品に関しては、

今週、入れ替わり立ち替わりモンテベロのブログに綴られています。

なので、部外者・・・ではないのですが、

少し違う角度の僕目線から、

この日の事について少し触れてみたいと思います。



お店としては、5周年。

でも、僕の中では、「1周年」。

橋本から逢坂にシェフが変わってから丸1年。

僕は「一年の成長を」などとは望んでない。

なぜなら、ここからが本当の意味でのスタート。

ここまでの1年は、

逢坂シェフに預けたものであって、

僕のものではない1年。

歯がゆいことも、

物足りなさを感じることも、

無かったわけではありません。

ですが、シェフというものは、就くものではなく成っていくもの。

その期間として、学び、感じ、苦しむ為の1年を、

僕は逢坂シェフに預けました。

そこには僕なりの覚悟もありました。

「預けた1年の間に、仮に店が潰れたとしても文句は言うまい」

相手に覚悟を求めるなら、まずは自分が腹を括らなければ話にならない。

一つだけ言い続けた言葉、

「僕は、逢坂君のお菓子が食べたい」

その言葉を、彼がどう受け取ってくれてるのか、

明日明後日のショーケースを楽しみにしています。



それから、

上記のように、僕の判断で逢坂シェフに預けた1年。

その間に、離れてしまったお客さんには、

大変申し訳ないことをしたとも思ってます。

クオリティを維持できなかった時期もあったと思います。

それを無責任だと言われても仕方ありません。

なので、戻って来て欲しいとも思いません。

それが、受け入れなきゃいけない現実。

ですので、明日明後日と迎える「5周年」のイベントの全ては、

それでもモンテベロを、

それでも逢坂シェフを、

支え応援してくださった方々に、

感謝の念として捧げたいと思います。


そんな、モンテベロからの精一杯の「ありがとう」

受け取りに来ていただけると、とてもとても嬉しいです。
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時間かかりましたが、

「パティスリー ケ モンテベロ」

第二期 スタートです。
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by monsieur-enfant | 2012-11-09 22:25 | ケ モンテベロ

忘れてました・・・。

慌ただしく、目まぐるしく過ぎる毎日に、
自分を時間の流れの中に見失ってしまいそうな気もします・・・。

と思ってたら、確実に見失ってしまってたイベントがありました!
モンテベロが明日の水曜日から一週間、
JR大阪三越伊勢丹さんの催事に出店させて頂きます。
場所はいつもと同じく地下2階フードコレクションです。
正確には5月23日(水)~29日(火)までとなります。

普段「遠くて・・・」と躊躇い続けてる方々、
この機会にモンテベロのお菓子に触れてみてはいかがでしょうか?
電車賃と半日を費やす時間を考えると、バーゲンのような手軽さです!
更に、若干怪しい企みもしてるようですので、
岸部まで来ていただいてる方々も、からかいに行ってやってくださいませ。

いやホント、これから夏に向けてシュクレ・モンテベロ・+αと、
結構イベントが目白押しなので、ざっくり予定などをまとめてお知らせ・・・、
やっぱ直前でいっか(笑)
ざっくり言いますとね、伊勢丹さんの催事でしょ、
BBQでしょ、モンテベロのMUJICAさんの会でしょ、
そろそろパンとワインとシャルキュトリーの第二回も・・・、
更に先日発表したNPO法人essenceのオープニングレセプションなるものも、
7月1日に控えております。
その後も、パン教室ならぬパン見学会なるものが有るとか無いとか。
和歌山某店とのコラボイベントの噂も有るとか無いとか。
あ、市内じゃないほうですよ。
その間に地方発送の企画が有るとか無いとか・・・。
基本、「有るとか無いとか」の諸々は、
現段階では10%〜30%の実現率だと思っててください。
特にパン見学会は5%だという噂も(笑)
となると・・・あっという間に「秋のピクニック」ですね!

こう並べてみると、時間が過ぎるのは本当に早いものです。
今年は皆さんと接することが出来る機会が多いと思いますので、
皆さんも是非是非遊びに来て下さいね!!
昔からのシュクレファンなら分かっていただいてるかと思いますが、
今年これだけやってるからといって、来年もやるかと言われると、
その保証は全くもって無いのがシュクレのシュクレたる所以。
来年は来年の意味付けがあると思うので、
その分、今年に前倒してきてるのかも知れませんしね。

催事を忘れてたことを誤摩化すかのように、
ちょっとしか無いお知らせの記事を、ここまで無理矢理引っ張ってみました。
では皆さん、まずは手始めに、
明日からの伊勢丹さん、宜しくお願いします。
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by monsieur-enfant | 2012-05-23 03:56 | ケ モンテベロ

MUJICAさんにて。

先日の記事、よく読んでみると、
具体的な活動内容が全く入ってないにも関わらず、
多くの励ましやエールをいただけたこと、感謝しています。

日本人はシャイな方が多く、ガラス越しに見守る傾向が多いと感じます。
何とか多くの方に賛同し参加してもらえるような活動になるよう頑張ります。

あの、メールなんですが、いただいたら全部返信するようにしています。
ただ、たまに、届いた時に本文が無かったり、
返信すれども受信してもらえない時があります。
「メールしたのになぁ・・・」って方がおられれば、
何らかの問題が発生してると思ってください。
ご面倒おかけしますが、もう一度メールお願いします。

さてさて、ここで一つ、
書いておかなきゃいけない記事があるのでササッと書きますね。

モンテベロのオープンの際からずっと、
「いつか一緒に何か出来たら良いなぁ・・・」と思ってたんですが、
この度、モンテベロのサロンの紅茶でお世話になってる、
堂島の「ティーハウス ムジカ」さんと、
コラボイベントをさせていただくことになりました。
お伺いして紅茶の話を聞くたびに「へ~~っ」ってことが多くて、
うちも、お菓子の話をじっくりお客さんと話せる機会もなかなか無いわけで。
じゃ、紅茶を飲みながら、お菓子も食べてもらって、
更にちょっとしたお話を交えながら理解を深めてもらえるような企画って、
あったら自分も参加したいな・・・・と思い立ったら吉日、
すぐにうちの企画部部長の横田氏に丸投げしました(笑)
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丸投げされた横田氏の図。
ちなみに僕はこのイベントは完全に裏方。
イベント中は一言くらいしか発してません。

なんといっても今回の企画の目玉と言うか楽しみは、
「Mr.T」こと、堀江会長の熱くて分かりやすい貴重なお話。
こういう機会を逃すと、それこそ高い講習料払わないと聞けないようなお方。
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見ての通り、めっちゃ気さくなお人柄。
この企画を快諾いただいたこと、本当に感謝しております。

まずは紅茶が各テーブルに配られます。
2種類飲んでいただく最初の紅茶は「ヌワラエリア」。
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そのヌワラエリアをポットで開かせながら、
Tさんのお話が始まります。
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あんまり話していただいたことを書くと、
わざわざ参加していただいた方に申し訳ないのでサラッと書きますが、
紅茶の種類や産地などの入り口部分から始まり、
現物を前にした、茶葉の粗さによる色や味の出方など、
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「偽り」とまではいかなくても間違って覚えてた固定概念を、
ことごとく紐解きながら説明してくれます。
そういえば、クイズに正解したお客さん、
ちゃんとパスタ奢ってもらったのかな・・・?

変わりまして、モンテベロのシェフ、逢坂君が自身のお菓子について話します。
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ヌワラエリアにはタルトシトロンを当ててました。
「まず最初に、自分の思い入れのあるお菓子を前にして、お客さんと対話したい」
おそらく、そういう意味があったんだと思います。

続いての紅茶は「アッサム」。
もちろん、ここでもTさんの有り難いお話をいただきます。
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ちなみに、このシルバーのピカピカのケトル。
出てきた時から、底の形状が変わってたので気になってたんですが、
30年前にイギリスで買ったという私物のケトル。
「買ったらすぐ捨てるんじゃなくて、一生使える良い物を買うのが大事」
それを大事にピカピカにして使ってるTさんの言葉、説得力あります。

「時間、まだええかな?もうちょっと話していい?」との問いに、
「どうぞ好きなだけ使って下さい」と答える時には、もう「ファン心理」。
上手で飽きないトークに、知らず知らず引き込まれ、
単純に「もっと聞いていたい」って思うのでした。

さぁさぁ、そのアッサムに合わせたのが、こちら。
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タルト・シトロンの時に気付いてたんですが、
お菓子の写真を一枚も撮ってなくて・・・。
モンテベロのブログから拝借しました(笑)
いや、やっぱりね、Tさんのお話を聞いてたり、隣にTさんが座ってる前で、
パシャパシャ写真撮れませんて。

で、このお菓子、逢坂君がシェフ就任後、初めてじゃないかな・・・、
試作の一発目を食べて「美味しいね!」って言ったの。
本人は、強いアッサムに少し塩気のものを当てたかったらしく、
マスカルポーネの周りにパルメザンをふんわりと纏わせ、
パルメザンのビスキュイの上に、骨格となるアプリコットのポワレ、
全体をオレンジのジュレがまとめるという構成。
これがね・・・・、悔しいかな、
僕の経験上の「フランス菓子」という概念の中に、
含まれてないお菓子だったんですよね。
別に形や構成が珍しいわけでもないんですが、
何て言うんですかね・・・、何とも言えないフォルムと食感のバランス、
中に忍ばせたアプリコットやオレンジのテクスチャー、
全体が決して「強さ」も「濃さ」も打ち出してるわけじゃないのに、
しっかり印象に残るお菓子。パリのお菓子だと感じました。

「遂に解放し始めたか・・・!」
昨年9月までパリにいて、ベルギーにも滞在経験のある逢坂君。
ポテンシャルは素晴らしいものがあるはずなのに、
どうも委縮した感じが拭いされない半年が過ぎた今、
遂に僕の知らない「『進行形』のパリのお菓子」が、
やっとベールを脱ぎ始めたか・・・と、軽い感慨に浸ってたところ、
「いやぁ、僕もびっくりしちゃいました。」と笑顔の逢坂君。
本人も、こういう着地点に辿り着くとは予想してなかったとのこと。
「え・・・・・、そ、そうなの・・・?」
どうやら引き出しの一部では無かったよう(笑)
ま・・・でもね、うんうん、でも・・・・ま、いいや、うんうん、いいいい。
焦らず、ちょっとずつ、でも確実に、着実にね。

本人にとって今回のイベントは相当な刺激になったと思います。
Tさんという、ジャンルは違えど強烈な情熱と実行力を兼ね備えた方と、
こうして曲がりなりにも同じ土俵で相見えれたこと、
言葉では無い「何か」を感じとってくれたと信じています。

1952年大阪の堂島に「ムジカ喫茶室」として創業されたMUJICAさん。
「紅茶」というものを発信し続けて、今年で60周年を迎えられます。
僕に難しいことは分かりませんが、
「コンビニに行って『紅茶ありますか?』って聞いたら、
間違いなくペットボトルのとこに案内されるでしょ?」
って、日常に根ざしてない現状を残念そうに話していたり、
大手企業やマスコミの「ジャンピング」や「パンジェンシー」などの、
語句だけを抜き取った誤った伝え方にも、溜息をつかれてました。
何となく、そういうとこは分かる気がします・・・。

別に意固地になって知識をひけらかしたいわけじゃありません。
専門家ぶって正論で説き伏せたいわけでもないんです。
ただただ知ってもらいたい。
大事にしてるからこそ正しく接してもらいたい。
「本質」に触れて初めて理解することは多々あるわけですし、
何よりそれによって今までの世界観も変わるわけです。
それが安直な知識や間違った情報によって曲がった捉え方をされるの、
やっぱり我慢できないですもん。
「気軽に楽しむ」とはまた違うんです。
僕はそういう行為を「適当に弄ぶ」と感じます。
だから、本当に楽しもうと思ったり理解しようと思えば、
「多少のインテリジェンスは要るんじゃないですか?」と思うわけです。
ケーキが好きな人、パンが好きな人、いるわけじゃないですか。
でも、ケーキだけ食べてて本当にケーキの良さってわかりますか?
パンが好きなら、チーズやジャム、料理やワインを知って、
初めて見えてくる部分ってあると思うんですよね。
人もそうでしょ?一面だけで全て理解できないじゃないですか。
いろんなとこ見て、それらをひっくるめて初めて理解できるわけです。
モンテベロのサロンでも、「お菓子に水」って方もおられるわけで。
でも、それって本当に「お菓子が好き」ってことなんですかね?
レストランでの「料理に水」とはちょっと違うわけです。
体質的に飲めない人や、仕事中の昼食の方など、
まだ理解できるパターンも幾つかあるわけです。
「いや、水じゃないとそれぞれの味が・・・」みたいな御託並べる方、
百歩譲って水以外の飲み物が味覚を邪魔するとしたとして、
でももう一方に「お菓子を食べる時間を楽しむ」という、
本当の愛でかたがあることも頭に入れといていただきたいんです。
もちろん、何を頼むのも自由ですよ。コーヒーだって全然オッケーです。
ただ、水が売り上げにならないなどというセコい話でも、
「それは提供する側に対する敬意だ」などという面倒くさい話でもなくて、
「好きなものに関わるものにも興味を持つ」ってことは、
単純に「もっと楽しさに触れる為のチケット」を手にするようなものかと。

・・・という話をMUJICAさんでしてると、
「うちにも来ますよ。紅茶頼まないでケーキを水で食べる人」
・・・やめてあげてください(笑)

さて、長くなりましたが今回のイベント、
さっきの話じゃないですが、
「より」楽しむために理解を深めるような、
個人的にもとても有意義な時間だったと思います。
「紅茶」という専門的な話でしたが、あまり知らない僕でも楽しく聞けました。
MUJICAさんでのこういうイベントは初めてのようで、
僕らも相手が相手なのでさすがに緊張してのスタートでしたが、
次からはもっと楽しく出来るように早速意見交換をしています。
モンテベロの皆も定休日に総出で手伝ってくれてありがとね!!
では次回の開催をお楽しみに!!

あ・・・忘れてた。一点お知らせです。
この会に出てた写真のお菓子、
明日からモンテベロに並ぶことになりました。興味ある人は是非!
「一種類じゃ足向かないよ」って方、
今ならもれなくもう一種類新作が出ます!(笑)
シュクレ向かいの桜の木に小粒の花が開き始めた今、
期間限定で桜のヴェリーヌがショーケースに並びます。
えっと・・・桜のヴェリーヌは午後から出るのかな?
どっちにしてもショーケースがまた華やかになりますね!

では、ドロンします!
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by monsieur-enfant | 2012-04-06 23:30 | ケ モンテベロ