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なないろめがね

カテゴリ:ラ テラス( 1 )

「正しい夏」

この日は珍しく奈良へ。
来てるようで、全然来てないもんですわ。
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鹿も、記憶が古すぎて、意外に新鮮(笑)
うざいくらいいるのに、観光のみなさん遭遇したてでテンション上がって写真撮りまくり。
でも、どこ行っても出没する鹿を、「ここでは全然珍しくない」ってことに気づいて
中盤以降、被写体にならなくなるのがオチですね(笑)
でもこれ、おとなしい鹿やからいいですけど、他の動物やったらどうなってたんでしょうね?
あっちこっちで「がおーがおー」「ぐるるる・・」って鳴きまくってたり、
もし肉食獣やったら「鹿せんべい」じゃすまないわけでしょ?
なんか小動物みたいなん食わして、
口の周り真っ赤にして、その辺血を滴らせながら歩いてたりして・・・・。
あ~、鹿さんで良かった!(笑)

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さ、無茶な導入部分はおいといて、
観光客を横目に奈良公園内に進入。
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夏真っ盛りの青々と茂る木々の下を潜り、
これは結婚式場なのかな?
「ザ ヒルトップテラス」内、レストラン「ラ テラス」へ。
・・・あ、肝心な外観の写真消しちゃった(笑)
背景には若草山を抱える開放的な景色。
式場やレストランも「いかにも」って建物じゃなく、ホントにいい感じです。
しかも周りは歴史的文化遺産の数々。
到着が早かったので、ちょっと散歩に行ってきます。
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なんか「正しい」日本の景色と言いますか・・・落ち着きますね。
駐車場に停めたら、徒歩で春日大社まで歩けます。
最近、砂利道や石畳の上など歩いてますか?
上を見上げて木々の間から差し込む木漏れ日に、目を細めたりしてますか?
アスファルトの焼けた匂いが「夏の匂い」では無かったはずです。
そんな「夏」が、ここにはありました。しばしご観覧を・・・。
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正しい!実に正しい!(笑)
今年の夏、こんなに気持ちよい夏は初めてです。
暑いんですよ。確かに暑いんですけど、
生い茂った木々は木陰を作り、木々をすり抜ける風はむしろ心地よく・・・。
暑さすら「夏なんだし!」って思えるほど「正しい夏」でした。
僕らが幼少の頃の夏がありました・・・。

さ、肝心のレストランです。
実は全然知りませんでした。
先日ご一緒させていただいた、
某比叡のホテルにシェフのお薦めいただいての来店です。
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まだギリ無理そうですが、
涼しくなればここでもいただけるようです。
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外観もそうですが、いわゆる「結婚式場のレストラン」とは良い意味で裏切られます。
天井も大きく採光され、建物の周りを木々が取り囲み、
光が差すたび、風が吹くたび、木々の揺らめきが壁やテーブルに映し出され、
なんだか「ほっ」っとするような空間です。
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帆立貝のカルパッチョ フルーツトマトとトマトゼリー
初夏の野菜のマリネをグレープフルーツの香りで
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ちょっとびっくり・・・。
こういってはなんですが、多くの期待は持ってなかったもので。
忍ばせたグレープフルーツの果肉やミョウガも良いアクセント。

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季節のスープ
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冷製はガスパチョ 温製には鱧を浮かべてました。

特選和牛フィレ肉の一皿 フォアグラ添え
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旨い!
和牛でこんなにテンション上がったのは久しぶり。
確かにフォアグラやガルニは、大阪では寂しすぎる量ですが、
牛はこれくらい焼いて欲しいと切に願います。
ソースも王道ですが、逆に新鮮なくらい。
「ちゃんとやろうよ!」って、他店に言いたくなる。
派手さはないけど(いらないけど)確かな仕事。

デセールはワゴンもチョイス可。
おばさんご一行が「キャーキャー」言ってました。僕はお皿でお願いしました。
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ノスタルジック!
いや・・古いって意味じゃなくてね(笑)
桃、丸々半分のコンポート。中に何か入ってたな・・・なんだっけ?

ゆったりした時間が流れる中、
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お紅茶をいただきました。
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シェフはリッツカールトンの「ラ べ」出身。
僕の同級生、「アキュイール」の中多シェフと同じ雑誌を飾ったこともありました。
記事のコメントは「ここ奈良にグランメゾンを作りたい」と情熱に溢れ、
こんな場所で頑張ってはる人を知り嬉しくなりました。
何の因果か、続けざまに「比叡」「和歌山」「奈良」と、
それぞれ恵まれた環境とは言えない環境ながらガストロノミーを突き詰めようと、
熱い熱い想いを抱いた料理人がいることを知り、
多くのハンデは伴うかも知れませんが、
やはり「どこで」ではなく「誰が」が大事なんだと痛感しました。
周りの自然にも恵まれ、また季節が変わったら訪れたいレストランでした。
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さて、せっかく来たんですから食後に軽く散歩して帰りましょう。
車を移動し、観光客に混ざって東大寺、そして二月堂まで歩きました。
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何かね・・・偉そうなこと言えませんが、
「言葉」って無くなっていくんやろなぁ・・って思いました。
現に僕自身も、知ってはいるものの忘れてる・・しばらく感じてないことが沢山ありました。
知識は経験によって植えつけられていくものもあると思うんです。
映像や音、香り共に記憶されていく言葉もあると思うんです。
今年、夕立らしい夕立はありませんでした。
わけのわからん時間に信じられないくらいの雨量。
もう夏の風物詩ではなくなってしまうんですかね・・・。
そんな大雨の後の鉄砲水を見て、「せせらぎ」なんて響き、浮かびますか?
小さな小川を流れる水を眺めて「せせらぐ」という言葉と結びつくんじゃないでしょうか・・。
生い茂る木からこぼれる木漏れ日、木の無い街では体感できません。
クーラーの風に当たってて、「風がそよぐ」なんて言いませんよね?
下を向きゲームに熱中する子供たちに、向日葵の残像は夏を刻めるのでしょうか・・・。
余計なお世話ですけどね。
僕自身が、あまりにも記憶と共に埋もれた言葉があることに気づき、
寂しさや怖さを覚えたもので。


でも一番のインパクトはこれでした(笑)
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さ・・・さすが布袋さん。
スケールがデカ過ぎます!!
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by monsieur-enfant | 2008-09-07 02:47 | ラ テラス