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なないろめがね

カテゴリ:北陸慕情 ’09 ( 5 )

「ご縁」は大事に

さ、駆け足で綴る北陸慕情・・・・といっても、なんだかんだで話が長い。
あ~、辿り着きたい記事があるのに~!
と、まぁ、焦っても仕方ないので朝風呂から。
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昨日は暗くて全然見えなかったんですが、下が渓流になってるんですね。見えます?
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お風呂は基本あまり好きではないんですよね。しんどくなっちゃうんです。
だからサウナとかも無理なんです。でも明るい時に入るのは好きなんです。
なんかそれだけで非日常じゃないですか。「明るいのに休んでる」みたいなね。
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なぜか僕が入るときは毎回僕一人。
体育会系出ながら軽い潔癖症の僕には有難いのですが、
こういうとこって温泉好きさんが来るとこでしょ?(僕は思いつきですが)
みんな、勿体無いなぁ・・・って思うんですけどね。それくらい良いお風呂でしたよ。

さ、お風呂から戻ると朝食の支度が始まってました。
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朝から十分な量です。正しき日本の朝食ですね。大好きです!

これはブリかま。朝から幸せです。
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これなんだったっけ・・・。
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コーヒーは、お洒落な漆塗りのカップでいただきます。
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何かの縁なのか、某番組の「ダーツの旅」くらい適当に決めて訪れた「山中温泉」。
来るはずの無かった場所だから楽しめることもありました。
こっち来てからコンビにで「るるぶ」立ち読みしてるくらいですからね。
まぁ、のんびりできただけでも貴重な時間でした。
お世話になりました!

さ、またバス停まで送ってもらい「加賀温泉駅」へ。
次は「北の古都」、金沢へ。
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by monsieur-enfant | 2009-01-23 03:15 | 北陸慕情 ’09 

「間」

ヤバイ、ヤバイ・・・。
書かなきゃいけないことが溜まってきてる・・・。
さ、チャッチャと終わらせますか!
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さてさて、お楽しみの晩御飯。
お風呂上りですのでビールをいただきます。
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温泉は後から身体がポカポカしてきます。
日頃あまりゆっくりお風呂も浸かれない生活というのもあるのでしょうけど、
ビールを飲んだぶんだけ流れ落ちる汗が止まらないの何の・・・。ナイス新陳代謝。

先付け
せりと焼き白舞茸の松の実和え
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あら、わりと小じゃれたお料理が。器も素敵。食感も焼いた舞茸の香ばしさも期待以上。

前菜
茶ぶりなまこ もち銀杏 ハスの実醤油煮 青首大根 たき牛蒡 ねじり梅
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うん、丁寧な細かい仕事っぷりだけでも嬉しくなります。
盛り付けて時間が経ってるんですかね・・。表面が渇き気味なのが残念

お造り
平目 鰤 黒鯛
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普段、お寿司とか怖くて(お値段がね)食べれないので、
お造りはたまに和食屋さんで食べるくらい。・・・・素晴らしい。素材が違いすぎる。
明日のお昼に金沢で予約したお寿司屋さんへの期待が一気に高まる!!(笑)

滝の汗が止まらぬまま、美味しいお造りにたまらず日本酒をいただく。加賀の地酒です。
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蟹味噌豆腐の蟹身あんかけ
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名前でテンション上がりすぎたせいか、ちょっとトーンダウン。
いや、優しい良いお味なんですよ。「蟹コース」みたいなのもあったんですけど、
なんせ一人で蟹食べてもねぇ・・・。

と、ご丁寧に女将がご挨拶に回ってきてくれました。
それはいいんですが、ちょっと料理のテンポが早すぎるように思えてたところで
女将特製「コーヒー豆を漬けたブランディ」のサービス。
さっき日本酒来たとこなんですけど・・・・。
テーブルには飲み指しのビールと来たばかりの日本酒と女将特製ブランディと、
アルコールだらけ。ま、いいんですけどね・・・、多くは求めてませんから。
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いや、美味しいんですよ。でも、ビールも日本酒も、まだあるんだってば・・・。

焼きもの
のどぐろ
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初めて食べた「のどぐろ」。まるで肉の脂の味がする。上質のベーコンのような。
いやぁ、美味い。ビールも日本酒もブランディも一気にいただけそうです!(笑)

ふぐの皮の箸休め
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料理もさることながら、器を愛でるのも楽しい時間。
お酌してくれる人がいたら最高ですね。

焚き合わせ
鴨丸 治部煮
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カパッ
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いわゆる鴨の肉団子。添えてる山葵が良いアクセント。滋味深い染み渡るお味。

油物
ふぐのから揚げ ふぐ白子天ぷら 青とう しいたけ
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これも名前でテンション上がり過ぎてのトーンダウン。
いや、普通に美味しいですよ。

酢の物
ふぐのにこごり
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あ・・・・。のどぐろの後にもう一波、大きいのがくるかと思ってたら終わってしまった・・・。

ごはんとお漬物とお味噌汁
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うん、ご飯も美味しい。名前忘れちゃった・・・。最後の一杯はお願いしてお茶漬けに。
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デザート
レアチーズ フルーツ
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いや、こんだけのお料理出してくれるとは思ってなかったので大満足。
素材だけでなく、ちゃんと視覚も意識したお皿で楽しめました。
それと、今回から初めて使ったコンデジも思いのほか良く撮れてて一安心。
うちには和室がないので、たまの和室は落ち着きますね。
そこで一人ゆっくりいただく贅沢な時間でした。
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さ、寝る前に、もう露天に入れる時間ですし、もう一っ風呂浴びてきま~す。
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あ・・・旅の主旨から大きく遺脱して戻れなくなってる・・・。ま、いっか。
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by monsieur-enfant | 2009-01-23 02:38 | 北陸慕情 ’09 

投稿カメラマン風情

開湯1300年を誇る、由緒正しき温泉街。
松尾芭蕉も訪れ、「和の鉄人」道場六三郎の生地としても有名。
・・・・らしいです。
これ、今書きながら調べて知りました(笑)
いつもそうなんですが、行った後に調べたり、買った後に調べたり。
基本、かなり無知なもので・・・。
そういえば「道場六三郎の鍋」みたいなのを道端で売ってましたわ。
「どこまで商売の手、広げんねん」と思ってましたが、生地なんですね。失礼(笑)

「山中温泉」というバス停で降り、迎えの車に乗り込む。
微妙な距離で到着。歩けそうな・・・歩くとキツそうな・・・でも車やとあっという間。
今回のお宿は、渓流「鶴仙渓」にかかる総ひのき造りの橋、
「こおろぎ橋」の袂にある、お宿。
この橋が雪に塗れてる景色が何とも風情があって決めたのですが、
雪は一切ありません。僕が帰って1週間後に寒波に見舞われ雪が降ったそうです。
とりあえず宿に着き、荷物を降ろす。・・・この値段でこれ・・・というごく普通のお部屋。
窓からは「鶴仙渓」や、
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名勝「こおろぎ橋」がすぐ目の前。
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目の前過ぎて、窓開けたら橋の上の観光客に見られちゃうんですけど・・・。

まだ夕食には時間があったので、とりあえず散策。
渓流添いを歩くコースがあるらしいので出発です。
雪の一切無い「こおろぎ橋」を渡ると、それらしき標識が。
といっても時間も遅く、かなり暗くなってきましたし、雨もポツポツ・・・。
渓流添いまで下りると、なかなか良い道が。
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「道」は好きなんですよね。歩くのも機嫌が良い時は嫌いじゃないですし(笑)
ポツポツ雨に降られた道は、なんだか蛇の背中のよう。
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曲がりくねったり、時には鱗を震わせ威嚇したり。
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土の道あり、木の橋あり。
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でもここですれ違った女性が、遠くのほうで振り返ってこっちを見てました。
明らかに警戒されてる!!(笑)
そりゃこんな時間にこんな場所で、黒尽くめの男が一人、
カメラ抱えて歩いてたら怪しいですわね。しかも渓流添いには旅館が立ち並んでますし。
決して露天風呂の隠し撮り投稿カメラマンじゃありませんから!!(笑)
しかし、大袈裟に宣伝されてはいるもののスケールが小さい。
子供の頃、雄大な山々から山奥の一筋の源流まで母親に連れまわされてた僕としては
大した感動も得られない。どうしたって隣接する旅館やホテルが視野に入ってくる。
喧噪を離れ、一人静かに散策できただけで良しとするか。
「雪さえあれば・・・」、まだ言うか。
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渓流散策も飽きてきて、日もどっぷり暮れてきたことだし帰るとしますか。
と、上を見上げると、「お、なんやこれ」
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草月流家元、勅使河原宏氏がデザインした新名所「あやとり橋」・・・らしい。
うん、「あやとり橋」と言われてみれば言いえて妙。
口を開けて威嚇してくる赤い蛇にしか見えないのは歪んだ性格のせいかな・・・。
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それにしても見事な躍動感。こんなとこに幾らかけてこの橋を作ったんやろ・・・。
いや、必要やったんでしょうね、きっと。

橋を渡り、先ほど車で通過した「ゆげ街道」に出る。
道幅も広く、新しい建物も多く、「風情」・・・には欠けるかな。
ここでも漏れる「雪さえあれば・・・」の恨み節。
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その辺とりあえず1周したものの、「開湯1300年」の歴史はあまり感じれず・・・。

帰ってきました「こおろぎ楼」。「みやこわすれの宿」というサブタイトルが付きます。
勘のいい方ならお分かりでしょうが、ほぼこのサブタイトルで決めました(笑)
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これくらい暗くなって初めて、「お、いい感じやん」と思った「こおろぎ橋」。
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食事の前に一っ風呂。時間で交代になるので内湯ですが、久しぶりにゆっくりゆったり。
お風呂から戻ると、ちょうど晩ご飯の支度中。
ここを選んだのは、料理も評判良いから。楽しみです。
それにしても帯が・・・。結い方が全くわからん・・・。
とりあえず肌蹴ないようにして座るの図。
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フランスの記事の中に僕が1枚も出てこないとのご意見をいただいてたので、チラッとね。
全く自分を撮らないので、僕的にも貴重な写真です。大事にします(笑)

さ、次回はお食事と露天風呂をご案内しまぁす。
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by monsieur-enfant | 2009-01-21 03:13 | 北陸慕情 ’09 

Orange juice

予定では9時出発。
なのに「新年」という、わけのわからない説得力が僕の迷いを成就させようと駆り立てる。
それは半年間、購入を迷い続けた「コンパクトデジカメ」、いわゆるコンデジ。
このブログの写真やシュクレ、モンテベロのHPの写真は、
全部僕がデジタル一眼で撮ってるんです。
でもやっぱりお店とかでは仰々しくて申し訳なくて。
それでコンデジの購入を検討し始めたのが半年前。はい、半年決めきれず・・・。
それを「新年やし、決めちゃえよ!」と急かすのだ。それもよりによってこんな日に。
「そやな!新年やしな!」・・・恐るべし、「新年」という説得力。
時間はないけど、半年悩んで3機種まで絞ってるんやから勢いで決めてしまおう。
しかし、こういうとこ優柔不断な僕。現場でさらに2時間悩んでしまう・・・。
結局、「今から石川県行ってくるわ」とモンテベロに顔を出したときは、
3時チェックインやのに、既に1時。「・・・間に合わないじゃないですか。」・・・ほんまやね。
今頃、山中温泉の蕎麦屋で蕎麦を啜りながら小芝居を打ってる予定やったのに。
小芝居、断念。

さ、急いで駅に向かい、新年も相変わらず寂れてる最寄り駅「岸辺」へ。
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今年も何人のお客さんが「こんな寂しい駅なんですか?」と驚かれるのだろう(笑)

新大阪まで行き、乗り換えます。やっぱ特急ってのがいいですよね。風情があって。
来ました、「雷鳥」。
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「いい日~、旅立ち~」と、口ずさみたくなりますよね。
って、あかんあかん。今回はそんなチャラい旅じゃないんでした。
厳しい寒さの中、己を見つめ・・・・って、もう出発ですわ。
車内はガラガラ。これで心置きなくさっき買ったコンデジをいじくれる。
「スイマセン!盗撮マニアがいますけど!」
って、横の人に車掌さんに突き出される心配もないですし。
しかし、出発早々オレンジジュースを大量に床に溢してしまった。
「あ~あ・・・。ネチョネチョするけど拭くもんないしなぁ・・・」
その後、コンデジを触りだすとネチョってることなんて忘れてしまってた。
いっつも一眼なので、なんとも可愛くて仕方ない。
横はいないけど、斜め後ろとか通路挟んだ横の人とかに
盗撮マニアだと思われたらあかんから、
目が合わないように伏し目がちにし、たまに目線だけキョロキョロ周りを警戒し、
見えたら疑われるから周りからカメラが見えないように
ちょっと前かがみになりながらゴソゴソ遊ぶ。可愛いのでたまにニヤリと笑みがこぼれる。
・・・・逆に怪しい。
そんなこんなしてると「ゴトッ」。
「うわっ、買ったばかりやのに落としてしまった!」
最悪や~と拾おうとしたとき、もっと最悪なことを思い出した。
「オレンジジュース溢してたんや~!」
いい塩梅に時間が経過していて、ネチャネチャ度がアップしてる。
拭けばいいとはいえ、大いに気分を害する。自業自得やけど。
カメラは一旦しまって、説明書を読み始める。
数行で一気に睡魔に襲われるが、窓の外にチラッと、
「あ、雪や!」
そうそう。まだ少ないけど、この雪が次第に増えてって・・・・
真っ暗な中「ガタンゴトン・・・ガタンゴトン」。電車はトンネルに入っていく。
僕は窓際に頬杖をしたまま、
見えてた景色の変わりに映る自分を見つめる自分の顔と向き合う。
ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・
「なんだよ、こんなとこまで来て自分の面見に来たんじゃねえんだよ」
「また強がっちゃって。その自分自身と向き合いたくて旅してんだろ?」
「うるせいんだよ!オレのくせにオレに説教すんのかよ!
お前にオレの気持ちなんかわかってたま・・・・あ!」
プァ--ン・・・・・トンネルを抜けると、そこは辺り一面の銀世界だった・・・。
この美しい景色に僕が目を奪われ心洗われるのがわかっていたのか、
窓ガラスのアイツは黒から白の世界に切り替わる瞬間、
笑って消えてったような気がするんです。「お前は大丈夫だよ」・・・ってね。

「はっ!!」自分が垂らすよだれに気づいて目が覚めた。
え?スイマセン、さっきのは妄想です(笑)
どうやら説明書読み始めてすぐ寝てしまったらしい。で、外を見ると・・・
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マジで!!「外の景色みたままトンネル入って、出てきたら銀世界」のシナリオが、
「よだれに気づいて起きたら知らん間に雪積もってた」に変わってしまった!!
しかも下を見ると、「あ!!説明書落としてるやん!!」と、今度はすぐ思い出した。
「うわ!!オレンジジュース溢してんのにシャレならんやんっ!!」
買った初日に、説明書は染みだらけ。いいねん、説明書、読まん主義やから(笑)

駅に降り立った僕は、車内との温度差に身を震わせる・・・。
見上げる空は灰色で、まるで僕の心を映してるのかのよう。
「まったく・・・窓といい空といい、どいつもこいつもお節介さんやなぁ・・・」
ギュッ、ギュゥッ・・・。雪に足をとられないようにゆっくり歩く。
黒いコートにポツリポツリ。白い来客が一つ、また一つ・・・。
ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・。振り返れば電車が去っていく。
見渡せど誰もいない。
僕と、僕の足跡だけが、この白に包まれた世界を汚していくようだ・・・。
って、あ、スイマセン!!妄想ですよ、妄想!(笑)

これが現実・・・。
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雪ゼロ。岸辺とあんまり変わらんやん。いきなりリサーチ不足を露呈してしまった。
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北陸やったら当たり前のように雪があるもんやと思ってた。
これじゃあ、ここを選んだ意味無いやん・・・。
交通費の分を足して、有馬でセレブ泊したら良かった~。
って、あかんあかん。そんな主旨じゃないんやった。とは言っても雪は無し。
「そっか。戒める必要ないよってことなんやわ。」・・・だそうです。

到着した加賀温泉駅前から出てるバスに揺られ、山代温泉を抜けて、いざ山中温泉へ。
妄想多すぎて、宿まで辿り着けなかったので、次回からは慎みます(笑)
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by monsieur-enfant | 2009-01-18 04:00 | 北陸慕情 ’09 

苦しみの果てに

例えば「優しさ」って、なんなんですかね・・・。
それなりに生きてきて、それなりの社会経験と常識を積めば、
それなりに取り繕い振る舞うことなんて簡単なわけじゃないですか。
好意を持たれる様に振る舞うのは難しいとしても、
不快に思われないように、悪い印象を与えないようにくらいは普通に出来てしまうわけで。
わかりやすく言えば「こうしたら喜んでもらえる」とか「こうしたら怒らせてしまう」とか、
ある程度無意識の意識の中で選別しながら言葉や行動を選択するわけですよね。
逆にそれをしないほうが自分では非常識なわけで、
もちろん自分の中で非常識なことだと思う振る舞いはするわけがないわけで。
社会人として当たり前のこと。世間的には常識的なこと。
「いや、普通はするやろ」って気遣いの範囲も、
年齢や経験と共に増えてきてしかりなわけで。
自分にとって当たり前なことは、誰にでもすることであって、
誰にでも適用されるってことはある意味形式的というか義務的というか・・・。
それって「誰かのため」じゃなくて「自分のため」とは違うんですか?
常識としてこなしてることが相手には優しさや気遣いだと取られたり、
相手が一生懸命してくれてることが、自分にとっては当たり前のことだったり。
それを、社会人として当然の振る舞いやもてなしだと分類して納得しても良いんですか?
ある程度「どう思われるのか」を計算された対面的な偽善行為じゃないかと考えるのは、
屈折した人間特有の自虐的な自己嫌悪がもたらす罪悪感によるものなのでしょうか・・・。
そもそも「優しさ」とは無意識に行われてしまうことを指すんですか?
ただ相手を思いやる気持ちがさせる献身的な言葉や行動を指すのですか?

人生経験とは時として物事をつまらなくします。
心で動いてたことが、「経験」することによって警戒したり比較したり臆病になったり・・・、
記憶という回路が働き、頭が先に動くことが多くなってくる。
打算や選り好みをしだし、自由と拘束の狭間の感情を彷徨い、
神でもないくせに物事を天秤にかけてみたり・・・。
多くの景色にその眼を奪われ、多くの下世話な欲に駆り立てられるが故、
一つのことに溺れる勇気も潔さも失い、
結果、満たされることも、安らぐ場所も、辿り着くところもなく、
自分を守るためにいつしか作り上げた空虚なはりぼての世界で
溺れ、彷徨い、朽ちていくのでしょうか。

こんなことを年末からずっと考えてました(笑)
普通考えませんよね。・・・・やっぱ、おかしいんかな。
お正月を迎え、のんびり過ごしてるとき、
「あかん!こんな甘やかしてたらあかん!」と、ふと思ったんです。
こんな自分は厳しい寒さの中独り佇み、吹雪に晒され、
凍える手に息を吹きかけながら、「寒いなぁ・・・」と白い吐息を漏らしながら
小さく呟いていればいいんです!
誰もいない、辺り一面の銀世界の中で、
「ギュッ・・・ギュッ・・・」と凍える足で雪を踏みしめ、
黒いコートの肩に積もらせた雪を払いもせず、孤独感に苛まれたらいいんですよ!
「・・・北に行こかな」
軽い(?)Mっ気と、暴走気味の妄想癖と、ありがたくない行動力による、
突発的思い付き旅行の始まりです。
一日半空いたスケジュールに予定を無理やりねじ込み、
「雪」と「日本海」をキーワードに行き先を絞り込む。あ、これ出発前日の話です。
「蟹もいいなぁ・・・・」って、あかんあかん!これは戒めの旅なんですから!
寒さに晒され、独りを実感し、自分と向き合い、上記のことを問いただしながら・・・・・・
「露天風呂かぁ・・・」って、許す!温泉は許す!だって、せっかくですから(笑)
東北は遠すぎるので、北陸に決定。
うん。寒そう。なんせ「北」に「陸」ですからね。ま、イメージですけど。
僕は驚くほど地理に疎い。ここで言ったら店の威厳に関わるので言いませんが、
スタッフには幾度となく失笑され、馬鹿にされてます。
よくわからないなりに「北陸」という響きが気に入ったんでしょう。
新大阪から2時間半くらいで着くみたいですし、日本海寄りやし、
「北」が付いてる以上寒いんやろうから雪はあるやろうし。
行き先は「山中温泉」に決まりました。
ただお宿が高い!温泉地価格やし、お正月やし、一人料金ってのが一番のネック。
それに、さすがに一日前となると空いてませんねぇ・・・。
特に興味のあるジャンルでは無かったので知識もないし。
とりあえずお宿も決まり、万事オッケー。あとは何とかなるでしょ。
朝9時くらいにでれば、お昼前には着くみたいやし、
「いらっしゃ~い。寒かったんやないの?」
とか言われながら寂しく独りお蕎麦なんかを啜りながら、
「はい、お待たせ。あら、見ない顔だねぇ。」
「いや・・・ちょっと都会に疲れちゃってね・・・。あれ、眼鏡が曇って前が見えないや・・・」
「あらやだ、お客さん、泣いてるのかい?」
・・・・ってな小芝居でもしながら過ごしましょうか(笑)

長い前フリ、失礼しました。
これに時間かかって更新が滞ってたんです。
でもね・・・・考えてみてください・・・・って、
あかんあかん、また負のスパイラルに陥るとこやった・・・。
言っておきますが「戒めの旅」。決して観光や温泉目的じゃありませんから。
ではちょっくら、北陸の旅をご案内していきますね。
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by monsieur-enfant | 2009-01-16 04:42 | 北陸慕情 ’09