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なないろめがね

カテゴリ:メツゲライ クスダ( 4 )

Bar KUSUDA

遅くなりましたが、先日の記事の続き・・・。

ギリギリ・・・というか、ちょっと遅れて到着した「メツゲライ クスダ」
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16時過ぎ、まだまだお客さんもまばらで、
「今から」感が漂ってたので、ちょっとホッとしながら店内に入る。
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と・・・・・、「Bar KUSUDA」の影も形もない(笑)
パンもどこで販売すれば良いのか定かではなく、
「あの・・・・楠田さん・・・・」と声をかけども、ひたすら焼き続ける楠田氏。
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「さっきまで余裕だったんですけどね・・・」と、焦っても何しても背中越しでも男前。

厨房を覗いても、アイーダ小林シェフ、ヨシノ手島シェフ共に、
「全然、間に合ってないっす!!」(笑)
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そうです、ほぼ通常営業状態で、
AIDAマダムがワインの販売をし始めたくらい。
となると、調理の手間の無い「パン」で、場を繋がなきゃ!・・・が、
まぁ、まともな打ち合わせもしてなかったので、
どこでどう販売すれば良いのかもわからず・・・。
あっち行ったりこっち行ってみたりして、勝手に思考錯誤した挙句、
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入り口横に露店を開くことに。

なんせ暖かくて気持ち良い日。
目の前には桜も咲いてるし、ようやく販売体制も整い「いざ!」となったところ、
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・・・・・雨ですね。
それも、結構降ったり止んだりの繰り返し。
前を歩く人もいなくなり、「ポツーーーーン」と佇む・・・・その横から、
一緒に車に乗ってきたシュクレスタッフの楽しそうな声が店内から響く。
「へーーーーーー、楽しそうやねーーーーー」
と、温かく包み込むような眼差しでスタッフを見守っていたわけですが、
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彼らには「何か持ってこい」と映ったようで(笑)

そうこうしてると雨もやみ、人もパラパラと歩きだしてきました。
「何かのイベント?」
「和歌山からフランス料理とイタリア料理のシェフが来ててですね・・・」
「このパン一個ちょうだい」
「いや、一個売りとか出来なくてですね、食券を買って・・・」
「持ち帰り出来るん?」
「はい、ですので食券をですね・・・・」
「会員制?」
「じゃなくてですね、今日だけのイベントをやってまして・・・・」
「どこで食券・・・」
「あちらの右一番奥になります!
ちなみに一枚250円で、パンは二枚お願いします!」
「ここパン屋さん?」
「いやいや、違いますけど素敵なお店なんで、
とりあえず中も覗いてってください!」
「あなたはコチラの方?」
「大阪の吹田市で細々とパン屋を営んでる者でして・・・・」

と、まぁこんなやりとりを、どれだけ繰り返したか分からないですね(笑)
18時くらいの、ようやく「お客さん」が来る時間帯になるまでの間、
「通りすがりのおじいちゃん、おばあちゃん」との絡みに、
ほとんどの時間を費やしてました。
さしずめ「イベント案内スタッフ」か「食券誘導係」状態でした・・・。

ま、でも「パン」って寄って来やすいんでしょうね。
なんだかんだ言っても間口が広いと言いますか、
ちょっと前を通っただけのお客さんでもサラッと買いに来てくださいました。

「シェフ、これどうぞ!」
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大阪市内に出るのとは違って「シュクレクールなど知らない」という方の多い、
完全アウエイな神戸の空気の中で必死で売ってる僕を見て、
「さすがにワイン一杯じゃマズイ・・」と思ったスタッフからの差し入れでした。

違和感丸だしの特製コッペパンにクスダさんのソーシス、
そこに手島シェフが絡んだ「ホットドッグ」。旨かったですよ!
これ・・・もし週末シュクレで出すって言ったら、
ソース作りに手島シェフ来てくれんのかな・・・?(笑)

さてさて、そうこうしてるうちに夜も更け、
お客さんも増えてきて良い感じの空気に。
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あ、おかげさまで19時半くらいにはパン完売しました。
「もう無いの?」って声もいただき、ありがとうございました。
確かに「まだ19時半かぁ」とも思いましたが、
16時入りしてますので3時間半、ずっと一人で食券案内しながら、
ついでにパン売ってたわけです。体感時間としては結構長かったですね。
でも、いつも店に足を運んで下さるお客さんもたくさん来てくださいましたし、
こうして違う場所でお会いするのも新鮮でした。
もちろん、この日出店したからお会いできた初めての方もたくさんおられて、
振り返ってみれば不慣れな販売形態ではありましたが、
楽しくやらせていただきました。
改めまして、快く呼んでいただいた楠田シェフに感謝いたします。

・・・にしても、夜遅くなってもお客さんが途切れず来るわけです。
その光景を見て岸部と和歌山のシェフは顔を見合わせて、
「こんな時間、もう人歩いてないよね・・・・」と嘆いていたそうな・・・・。
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by monsieur-enfant | 2012-04-11 22:54 | メツゲライ クスダ

お知らせ。

Bar KUSUDA


4月9日(月)16:00~22:00  

アイーダ小林シェフ 
オテルドヨシノ手島シェフ コラボイベント



・・・・という素敵なイベントを知って、
「いいなあ・・・声かからないって寂しいなあ・・・」
と、楽しそうだったのでつい言ってしまったのが運の尽き(笑)
ヨシノの手島シェフから即行で電話をいただき、「やりましょうよ!」
・・・って、そもそも手島君の店じゃないでしょ!?
と思ってたら、店主の楠田さんから電話をいただき、「聞きましたよ」
・・・って、やっぱり何か横入りみたいな感じになってますやん!!

楠田さん、優しいから断れないんじゃないかな・・・。
お店でお付き合いしてる店もあるし、出しゃばったら迷惑やろな・・・。
そう思ったんですが、「全然オッケーですよ」とのこと。なので、
シュクレクール、参戦、決定!!無理矢理スイマセン・・・

3回目開催の春の恒例イベントだそうですが、
今年は、バールという形態で提供するみたいです。
クスダさんのショーケースは勿論そのまま営業してまして、
それプラス、アイーダ小林シェフとオテルドヨシノ手島シェフが、
クスダさんとこの食材を使った料理を何皿か提供します。
・・・と言っても小林シェフのお皿、「何皿か」程度じゃないですけどね。
すごく気合いの入ったお皿を提供してくれると思います。
逆に・・・と言いますか手島シェフは「レストラン」から離れ、
いい感じに力の抜けた、いつもと違うお皿を提供してくれるかと。
どちらも楽しみですね!

で、ま、ついでのシュクレですが、
「ブーランジュリ ル シュクレクール セット」
長いので「Aセット」としますけど、バゲットの生地を使った三種盛りを。
「ベッカライ ツッカーヘルツ セット」(シュクレクール、ドイツ語版)
長いので「Bセット」としますけど、ドイツパン四種盛りを提供します。
せっかく「メツゲライ」を冠するお店に行くわけですから、
昔取った杵柄じゃないですが、ドイツパン、やりますね。
と言っても、スイマセン、サワー種、間に合いませんでした(笑)
なので今回は、完全に料理のお供ということもあり、
基本的にシンプルに食事と合わせるパンを選びました。
Bar形式というのもあって、軽めで気軽に食べてもらえるラインナップです。

それとですね、クスダさんとのコラボとしましては、
ピンチョスを提供していただきます。
スライスしたバタールに、クスダさんとこのトレトゥールを乗せたもので、
食事の前に気軽につまんで楽しんでもらえると嬉しいです。
あと、あえてベタ路線のパンを使ったホットドッグ
ここにも勿論クスダさんのソーシスが挟まり、
更にソースは手島シェフが作ってくれるとのこと。
「ベタ路線のパンで受け止めれるんかな・・・」との不安はありますが、
具材がメインの、食べやすくて柔らかいパンを持って行きます。
そういうの久しく作ってないんでゾクゾクしますね(笑)

時間は上記の通り、16時〜21時と幅広いので、
「クスダさんとこ行ってみたかった」という大阪のお客さん、
「シュクレは遠くて面倒くさい」と思ってた神戸のお客さん、
良かったら気軽に遊びに来て下さい。
前の公園の桜も満開じゃないかと思います。夜桜も素敵ですよ!
ただ・・僕、娘の入学式がありますので16時に間に合うかどうか・・(笑)

お気づきの方もおられると思いますが、ここのところ本当にイベント続き。
「でも、来週も8周年ですよね・・・?」と思われてる方、心配無用です。
これらのイベント全〜部引っ括めて、
周年のイベントだったと考えてみるのはどうでしょう。
つまり、気づいたら既に周年祝い期間中だったということです。
うんうん、壮大ですね。物は考えようです。ポジティブです。
乗り遅れてませんか?もう終わっちゃいますよ!
クスダさんとこで最後かもですよ!
・・・ということで、今年も周年がどうのとかあまりやりません。
問い合わせもいただいてるようですが、
毎年説明してますように、今年もそんなにやらないかもしれません。
いろいろと尽き果てそうな感じもありますし・・・。

ということで、明日、芦屋にてお会いしましょう!!
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by monsieur-enfant | 2012-04-08 20:21 | メツゲライ クスダ

ミーティング風景

今回は、7周年の記事の前の特別付録として、
4月某日、メツゲライ・クスダさんにて行われた極秘ミーティングの模様を、
特別に公開させていただくことになりました。
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ガッツリ楽しんでるし!!(笑)
ちなみに打合せ自体は、グラムと直径くらいで、
「あとはお任せします。で、それにパン合わせますんで。」
誰もが思ったはず・・・、電話で良かったやん・・・と。

で、できたのが、これ。
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全粒粉25%配合の、ちょっと軽めのバンズ。
紫キャベツのエテュヴェには赤ワインビネガーで酸味をプラス。
ソースはじっくり炒めた玉葱に、フォンドヴォーを合わせたソース・リヨネーズ。
クスダさんの肉感満載のパティに、酸味と、甘味とコクをプラスしたアンバーガー。
皆さん、いかがでしたでしょうか?

クスダさん、2日で100個も大変だったと思います。
忙しいなか、本当にありがとうございました。
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by monsieur-enfant | 2011-04-19 23:09 | メツゲライ クスダ

「食文化」を担う店

うちも「こんなところで、こんなことを・・・」と珍しがられますが、
もっと難しいことに個人で挑んでる人がいます。

神戸市 灘区 「メツゲライ クスダ」
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メツゲライというのはドイツ語で、フランスでいうところのシャルキュトリー、
いわゆる「豚肉の加工品」を主に製造販売するお店のことを指します。
日本で身近にあるシャルキュトリーといえば、日本ハムとかの「ハム」程度。
手作りとなると、お肉屋さんで売られてるハムなどが限界です。
シャルキュトリーは、加工品の販売なのでお肉屋さんのように生肉の販売はありません。
そのかわり肉のみならず、内臓や血でさえも様々な加工品に仕上げてしまいます。
ヨーロッパではポピュラーな職種で、パン屋とともになくてはならないお店でもありますが、
日本では滅多に出会うことはありません。
最近増えてきた「ビストロ」で、料理人が自家製で作る店は増えていますが、
それで飯を食っていく手段として、いわゆる「専門店」として、
しかも個人で挑んではるのが、この「メツゲライ クスダ」さんなんです。

ヨーロッパ各地で学んだ楠田シェフ。その品揃えはヨーロッパさながら。
おまけにマダムも現地で学んできています。
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お値段は、みなさんに馴染みがないぶん高く感じるかもしれませんが、
おそらく比較されるのがスーパーのパックのハムとかシャウエッセンとかのソーセージ。
それらを豚の選定、元から潰すとこから始めて、
部位ごとに全て手作業で加工していくんです。比較になるわけがありません。
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たしかもう3年ほどやってはると思うのですが、定休日が同じということあり、
なかなか行けずにいたところ、ちょっとしたイベントで絡むことがありました。
ハッとしました。こんなに旨いものだったっけ・・・と。
パリに住んでたころは、
だいたいフロマージュと共に冷蔵庫になんかしら入ってたシャルキュトリー。
これにパンとワインがあれば、幸せな時間を過ごせましたから。
でも日本に帰ってきてからは、それらを感じたことはありませんでした。
それらの記憶を呼び戻される味と香り、そしてその職種を背負う気概。
そして何より「あ~、パン食べい」と思わせる必然の連鎖を思い出させてくれました。

これもヨーロッパの食文化。
馴染みのあるハムやソーセージ、その中にも内臓を詰めたものや血を固めたもの、
パテやテリーヌ、ゼリー寄せから砂ずりのコンフィまで、
様々なものがショーケースに並びます。
その商品そのものをシュクレで販売するには環境がまだ整いませんが、
みなさんに知っていただく機会として、
この度5周年のイベントでコラボさせていただくことになりました。
メツゲライ クスダさんを知っていただくことはもちろんですが(十分有名な店ですが)
本気で作られたシャルキュトリーに触れていただくこと、
そしてそれに負けないパンに出会ったときの相乗効果、
シンプルな組み合わせの中の、積み上げてきた文化の必然性、
みなさんに届けたいと思います。お楽しみに。
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by monsieur-enfant | 2009-04-06 03:39 | メツゲライ クスダ