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なないろめがね

感謝

「食べたい、食べたい」というもんだから、
今年の忘年会は西天満「ランデブー デザミ」さんで。
現地集合のこの日は、僕は店でクリスマスのコンフィチュールを終えてから向かうことに。
無理っ!全部終わりません!ってか、また間に合わへんやん!!
途中で無念の中断。別にいいんですけどね。
でも、忘年会の後に仕事残ってるのって・・・テンション下がります・・・。
向かいながら進行の指示を出し、「遅くなってすいません」と到着。
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今日はシュクレとモンテベロ、合同の忘年会。
ま、とりあえず、いろいろありましたが、固い話は抜きにして、
みんなで飲んで喋って「美味しいね」って食事して、良い気分で帰りましょう!
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パンは、自分たちの分は自分たちで持参。うちの子ら、ホントによく食べるんで。
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料理もポンポンテンポ良く。
料理運んだり、ワイン注ぎに回ったり、この日は僕も裏方です。
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サラダの後はブーダン ノワール。
うちの子ら、パンのおかわり出てくるまで手をつけません。ようわかっとる(笑)
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時間が無い中、こんなシャルキュトリーまで。
それにしても、いちいち良いリアクションのうちの子ら。楽しんでくれてるようです。
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お野菜もたっぷり。みんな溜息つきながら「美味しいわ・・・」
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メインはうずら。この頃にはみんなキッチンへ(笑)好奇心は成長の肥やしです!!
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食事が終わると、皆でお皿の片付け。うん、エライエライ。
さ、最後はヌガーのアイス。
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オープンしてまだ落ち着かない中、頑張ってくださったシェフとマダムに感謝。
おかげで日頃何もしてあげれないスタッフたちの労を少しは労ってあげれたと思います。
一人一人には言えてないかもしれないけれど、
やっぱり皆がいてのシュクレクールであり、ケ モンテベロです。
12月に入って、特にクリスマス前のシュクレは完全にグロッキーでしたしね(笑)
いやぁ、ホントに良く頑張ってくれました。言葉では言い尽くせません。
モンテベロも無事2年目のクリスマスを終え、確かな成長を見せてくれました。
心から、ありがとう。

個人的には、今年は「自分から動かない年」という目標を達成したにも関わらず、
今までそんなに離れることのなかった本州を3度離れることになったり、
知人のお店も2件オープンするなど、結果として忙しく過ごさせてもらった1年でした。
来年は、自分のこれからに大きな意味を持つ年やと思います。
学ぶ時間や感じる時間を沢山作って、どれだけ実りのある時間を過ごせたかが、
再来年以降のアクションの鍵を握ってくることと思います。
「あっという間に過ぎてしまった」とならないよう、
良く噛んで消化し、質の高い栄養をたっぷり与えれたら・・・と思ってます。

そして、最後になりましたが、
この1年両店を支えてくださったお客様一同に改めて感謝したいと思います。
代わり映えのしない店に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
既に来ていただいてる方には、来年も飽きられぬよう、
まだ来られたことの無い方には、一度足を運んでみようと思ってもらえるよう、、
来年もまた頑張っていきたいと思います。
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スタッフ一同、心からの感謝と更なる進歩を胸に、本年を締めくくりたいと思います。
あ、それとですね、月によっては確実に睡眠時間より時間を費やしてるこのブログにも
お付き合いいただきありがとうございました。
来年はもっと手短に、サラッと書いていけたらなぁ・・・っと。
では、みなさん、お身体には十分お気をつけて。
また元気でお会いしましょう。
良いお年をお迎えください・・・。
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by monsieur-enfant | 2008-12-31 04:25 | ランデブー デ ザミ

ちょうど良いよい距離感

今日は西天満の中華料理屋さん 香味(シャンウェイ)です。
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うん、気取りようのない店内。「中華食うぞ!!」ってなりますね。
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四川名物 よだれ鶏
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見てるだけでよだれが出てくることから名づけられたそう。
初っ端からソースが美味い!辛いですけど、山椒使いが絶妙。ビールが進みます。

大正海老 マヨネーズ和え
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前菜とはいえ、よだれ鶏が上品なポーションだったので不安でしたが、
「海老食ってる!!」って思うに十分の量と質。

五目あんかけ焼きそば
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塩と醤油が選べるのですが、今回は塩で。思いのほかアッサリ目。

西天満はランデブー デ ザミに所要で来ることが多いんです。
だからといって、デザミさんでばかり食事してたら財布もお腹ももちません。
そこからものの数分で着いてしまうここは助かります。
店内も接客も、なんか昔の中華屋さんみたいな距離感。
広くないので、ガッツリ食べてるのも良し、でも顔上げればすぐ気づいてもらえるような、
なんか、いろいろちょうど良い距離感。
そこでこれだけのクオリティの中華が食べれるんですから嬉しいですよね。
今回は初めてだったので量がわかりませんでしたが、
中華といっても油でやられることなんてありません。
もう一皿は増やせそうです。

また寄らせていただきます。ご馳走様でした。
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by monsieur-enfant | 2008-12-31 03:59 | 中国菜 香味

あとがき・・・

ちょっと遅くなってしまいましたが、目当てのパンの焼き上がりを待って空港へ。
RERに飛び乗ったものの、嫌な予感がしたので尋ねてみると、
「シャルルドゴールは次の列車だよ」と。
珍しく危険回避と思いきや、シャルルドゴール2駅で下車しなきゃいけないところを
シャルルドゴール1駅で下車。ここは主に空港利用の駐車スペース。
また一瞬ヒヤリとしましたが、なんとか飛行機には間に合いました。
焼きあがってすぐを紙袋に詰めたパンたちは、機内へ持ち込み。
どんな輸入業者よりもフレッシュな状態での配達。関空に到着後、シュクレへ直行。
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さすがにヴィエノワズリーはヘナヘナになっちゃいました。
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夏休み明けの仕込み開始日だったので皆で食べました。
これだけタイムロスがないと、パリで食べてるまんまの感動です。
立ち昇り膨らむ粉の香り、話ししか聞いてなかった圧倒的なバターの違い。
それらを埋めるために僕が何をし何に苦しみ何と闘っているのか、
うちの子たちに少しでも届けれたのなら嬉しいことです。

まだ3ヶ月前のこと。でも、もう遠い昔のことのよう。
ブログを読み返しても「昨日のように・・・」なんてとんでもない。
すでに懐かしさすら感じます。胸がキュンと締め付けられます。
完全に恋ですね。遠恋ですが、付き合って6年になります(笑)
みなさん、どうかこの恋を応援してくださいね!
僕も頑張って育んでいきます!
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by monsieur-enfant | 2008-12-30 02:17 | フランス 2008

想い

パリ最後の朝。
今朝はどこに行くか決めていた。
さよならの前に、ちゃんと行かなきゃいけない場所。
まだ陽が昇りきる前の街を歩く。視線も心も、しっかりと「そこ」を見据えながら。

レピュブリックからメトロでオテル ド ビルへ。
朝の澄み切った空気の中、澄み渡った空に飛行機雲の無数の落書きが走る。
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日本では、この空の落書きを見上げては遠いフランスに想いを馳せ、
パリでは、あの飛行機に僕は連れ去られてしまうんだという寂しさに胸を締め付けられる。

まだ眠っているのか、何も話しかけてこない静かな街を更に歩く。
何度来たかわからない、それでもこれからも何度と無く訪れるだろうあの場所へ。
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まだ中に入れず、前を通り過ぎ、橋からセーヌを見下ろす。
遠い東の空から、徐々に朝日が白黒の街に色を挿していく。
緩やかで穏やかなセーヌの流れ。その水の戯れる声を聴きに河岸へ降りる。
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見上げると、眩しさに目を覚ましたのか重い目蓋をゆっくりと持ち上げる白いカテドラル。
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あなたに逢いに来た。
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時間と共に開け放たれた扉をくぐる。
中に入ったと言うよりは、むしろ扉を隔てた違う空間へと招かれたかのような、
室内にして圧倒的な広がりと存在感を感じさせられる。
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幾千もの人が歩き、
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幾千もの人が見上げ、
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そして
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幾千もの人の心を照らしてきた光
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ここに言葉は要りません。というより思考そのものが不要とさえ思えてくる。
身体ごと、心ごと・・・ここに漂う澱みの無い空気と同化させてみると、
いかに己が煩悩に溺れている愚かで小さな存在かを思い知らされる。

ただ・・・それも人なんじゃないかな、その醜さだって自分自身なんじゃないかな・・・
最近はそう思うようになってきた。むしろ人なんて醜く不完全でしかりとさえ思うのです。
醜さ故に憧れ、醜さ故に努力し、醜さ故の嫉妬や劣等感に苛まれる。
醜さや不完全さを餌に巣食う煩悩の数々。
さらにその煩悩を餌に取り巻く入り乱れた人間模様。
その生々しい人間模様だって、人が「生きてる」という証なんじゃないでしょうか。
必死に生きている「生」の匂いがプンプンするじゃないですか。
そんな「生きる」というなかで、「今」を憂う人らがあまりに多い気がします。
「何を頑張ればいいかわからない」などとほざきながら言い訳の唾は吐き散らかすくせに、
頑張らなきゃいけないときがくれば逃げ出すカスどもの多さ。
まるで昔の自分を見てるようで反吐が出ます。
嬉しいとき、楽しいとき、どこの馬鹿がボロを出すでしょうか?
ホントに苦しいとき、ホントに辛いとき、
くだらない建て前や安っぽい自尊心が剥ぎ取られ、
弱く醜い自分がむき出しに晒されたときに何を想いどう振る舞えるのか、
そこで初めて「人」としての真価が問われるんじゃないでしょうか。
そこで逃げてどうするの?そこで投げ出してどうするの?
僕らが生きてる「今」だって、まだまだ過程でしかないんです。
言葉も知識も与えられていない「不完全」でみんな生まれてきて、
放置されるだけで死んでしまうような「不完全」で生まれてきて、
その火が燃え尽きる最後の日まで、
その授かった「生」を鍛錬し続けるのが僕らの責務やと思います。
生きてる者の・・・生きる権利を与えられてる者の使命やと思います。
すぐ目の前に現れる「結果」は、やがて新たな結果へとすぐにすり替えられ、
荒んだ日常の中の小さな「安堵」や「喜び」といった次に進む力に過ぎず、
長い時間を経て出た「結果」は、たとえ世の中が変わろうとも、
必ずしも「結果」=「成功」じゃなかったとしても、
いつか必ず自分の中で決して変わらぬ何かに形を変え息づく大きな力になるはずです。
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この場所には無数の想いが飛び交い、
心温まる優しい祈りから、息が詰まるほど切実な祈りや懺悔が毎日繰り返されます。
僕のような者の軽薄な償いの聖心なんてものは所詮聞き入れられるものではなく、
またその償いを抱えたままいつものように追い返される。
懺悔し楽になるなんて甘いこと、神は許してくれないのだろう。
神に許しを請うほど、懺悔の気持ちもないのかも知れない。
過去に囚われてるフリをしながら、実は過去に甘え依存してるだけ。
未来を切り拓く勇気も無ければ、今を受け止める強さも無い。
ここは僕にとって自分の弱さと素直に向き合える数少ない貴重な場所でもあるんです。
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さぁ、僕のフランスの旅もやっと終わりに近づきました。
短いながらも、自分の足跡を辿ったり、いろんな人や街に出逢えたり、
沢山のものや人に触れ、沢山のものをもらいました。
たいした予定も立てずに行った割には内容の濃い旅やったと思います。
そしてもう一つ大きな収穫は、そんなに「帰りたくない」と思わなかったことです。
それは前回は無かったシュクレだったりモンテベロだったり、
もちろんそこで待っててくれてるスタッフだったり、お客さんだったり・・・
帰る場所があるって嬉しいもんですね。

最後に大好きなブーランジュリ 「デュ パン エ デジデ」に寄り、
帰国後直行しなきゃいけない厨房で待つ皆にpainを買って帰ります。
目当てのpainを待つ間、シェフが出てきてくれて話しもできましたし、
帰り際には働いてる友人も出てきてくれてお別れもできました。
後に友人が、シェフが言ってた僕の印象を連絡してくれました。
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「Il a une bonne tete」(彼は良い顔をしてる)
うん、良い誉め言葉です。
抽象的ですが、僕も人を見るときに重視するところですから。
良い仕事をして良い志を持って良い店を構えてる職人から見てそう思ってもらえたのなら
フランスに残りフランス人を喜ばせることより、
日本に帰り何かを伝えることを選択したこの6年間は、
決して間違ってはいなかったんだと胸を張れそうです。
この拙いブログを読んでくださってる方々にも、
少しは僕のルーツやエピソードや想いを紹介することが出来たと思います。
専門学校にも行っておらず、数字や科学的なことは僕にはよくわかりません。
ただ僕は、こうしてみんなにもらったものや感じたことを表現するために
パンを焼いてます。ものを創る源は、決して数字では無いと信じています。
細かいことはどうでもいいと言えば言葉は悪いかも知れませんが、
正直どうでもいいんです(笑)
結局一個一個に想いを込めることしか僕には出来ないのですから。
ですからこうして少しでも僕の想いの原風景を皆さんと共有できたことを、
ホントに嬉しく思っています。
長々と書き連ねましたが、書上げるのに3ヶ月もかかってしまいましたが、
何とか年内に書き終えることができました。
「楽しみにしてる」との声があったから何とか書けました。
お付き合いいただきありがとうございました。
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by monsieur-enfant | 2008-12-29 05:13 | フランス 2008

ダイアモンド

さて、レンヌからパリに戻り、とりあえず荷物を置いてから夜の街へと出向く。
旅の余韻も疲れもあるが、なんせ今夜がフランス滞在最後の夜。
時間も時間でしたし、もちろん予約も入れてないので、
超人気店は避けて、近くの店へ。
と言ってもレピュブリックからレ アルまでですから結構歩きましたけど。
軽く店から阪急南千里駅くらいはありましたね。・・・徒歩3、40分くらいです。
迷いながらも、着きました「ピエロ」
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ちょっとビストロには珍しい怪しい雰囲気。いや、ちゃんとビストロなんですけどね。
地区がお洒落地区だからなのか、部分部分にモダンが組み込まれているんです。
全然嫌味じゃないですよ。むしろこの崩し方は日本人がやると
「ビストロをわかってない」とか言われるんやろなぁって、感心しながら見渡してました。
なによりここはギャルソンがカッコイイ。媚びないし偉ぶらない。いい塩梅。

う~ん・・・ブルターニュ繋がりでシードル頼んだような・・・。
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う~ん・・・これも定かじゃないなぁ。もう3ヶ月前のことですから・・・。
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お肉は羊。
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こう見えて全般的に結構なボリューム。
メニューにも伝統的な郷土料理が多く、味は確か。
「ジャン ポール・エヴァン お勧め」の触れ込みも納得です。

慌しかった数日間を思い浮かべながらキャフェを啜る。
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月並みですが、あっという間に過ぎた日々。
それでも確実に刻まれた、日々の記憶。
その中で過ごした、素敵な場所、素敵な人、素敵な時間。
そしてそれらが相まって繰り広げられた、いくつかの場面、いや、いくつもの場面。
全部全部、上手く言えないけれど・・・・宝物です。

もう夜中なので、金のハンドルで街は飛びまわれませんが、
ブラウン管じゃわからない景色を踏みしめながら、
ダイアモンドのような想い出と共に、パリ最後の夜の眠りにつくのでした。
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by monsieur-enfant | 2008-12-26 06:35 | フランス 2008

ちょっと一息・・・

いろいろ想うこともあり、レンヌを書いたあと若干の燃え尽き症候群でした。
ですのでここらでまた一息入れて、心機一転頑張りますね。

おかげさまで沢山のお客さんに来ていただいたクリスマス期間。
いろんな食卓で、いろんな笑顔と共に時間を過ごさせていただけたのかと思うと、
ホントに嬉しくなってきます。
12月頭から、ほぼ休み無く働いてきた時間や労力も、
皆さんに足を運んでいただかなくては何の意味も無くなってしまいます。
まさにフラフラになって頑張ってくれた製造スタッフ、
当日の朝に何が出るのか知らされることも多い中、
沢山のパンとお客さんの橋渡しをしてくれた販売のスタッフ。
ビュッシュ ド ノエルの予約が前半伸びず「どうなるやら・・・」と思いましたが、
きっちりこの1年で自分たちのお客さんを掴んでいたパティスリーのみんな。
そしてこの子らの頑張りに、店に足を運ぶことで触れてくださったお客さん。
本当にご苦労様でした。そして本当にありがとうございました。
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で、個人的な今年のクリスマスはですね・・・。
ま、時間は全く無かったのですが、「無理やりにでもクリスマスを感じねば」と思い、
行ってきました「USJ」。
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なぜUSJかと言いますと、テレビのCMで流れてた、
「千の天使が舞い降りて、パークをパリに変えていく」
これ一撃です(笑)
「ハリウッドなのに何故にパリなん?」などと誰しも思う疑問などは
「パリ」のワンフレーズしか目に入らない僕にとっては愚問です!
日本に居ながらにしてパリに行けるんでしょ?
連れてってもらおうじゃないですか!パリへ!!

・・・えっとですね・・・環状線でユニバーサルスタジオには着かないんでした・・・っけ?
こんな駅知らないんですけど・・・って駅で、乗換えがいることに気付く。
大きく過ぎた西九条駅まで戻り、スパイダーマン号に飛び乗る。
さすがに一安心。ただし、この時間のロスが後に大きな仇になるとは・・・。

おおっ!!クリスマスしてるやんっ!!
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ってか、チケット売場全部閉まってるんですけど。
唯一、人が集ってる場所に行くと「あ、売ってた売ってた」。
とりあえず無事購入し、「さ、一路パリへ!」
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あの・・・・閉館時間・・・・は、まだやんね?
みんなこっち向かって歩いて来てるやん・・・。
「ええ!?パリ、終わっちゃったんですか~!?」
てか、なんなん?そういう出し物的なものやったわけ?
だってCMでは凱旋門も映ってたし、
てっきり「ド~ン!」と街並みが常設で再現・・・なわけないか・・・。
なんでも5時半に終わったらしい。うう・・・真っ直ぐ来れてたら間に合ったのに・・・。
それに下調べくらいしてたら時間指定のアトラクションだってこともわかったのに・・・。
脳の回路が「行きたい」「行こう」しか結びつかない自分に、「らしいな」と二ヤリ(笑)
それでも・・・
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色とりどりに移り変わるツリーに釘付け。

結局、娘のリクエストのアトラクション2つに乗っただけでタイムアップ。
2時間足らずのUSJでした。

消化不良はもう一つ。
なんだかんだで毎年行ってるクリスマスのスカイビル。
さすがに今年は時間も無く、半ば諦めてたんですが・・・
「行く」と脳が言うから仕方が無い。
「今日しかない!!」って日に無理やりスカイビル行きを入れ込んだわけですが、
仕事が終わらないのなんのって・・・。でも「行く」ってアホの脳が言ってるし(笑)
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はい、来ました。
見ての通り、レンズに雨が付くくらい、結構雨も降っていました。
全然食べてなかったので、この時期いつもやってるドイツ屋台でソーセージでも・・・
との思いは次々とすれ違う、おそらく店を閉めて帰路についてるであろう、
そしておそらくドイツ人であろう方々によって打ち砕かれたのであった。
USJに引き続き、ここでもイベント終了です。

終わり間際にフル点灯しないものの申し訳程度にチラつくツリーを眺めながら、
まぁ、こうして今年も元気に来れたことを嬉しく思い、
また来年元気に来れたらいいなぁ・・・と願うのでした。
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なんだか今年の自分を象徴するかのようなドタバタした期間を終え、
そういえばクリスマスに休むのって、まともに働き出してから初めてかも知れません。
定休日と重なり、変則的な営業となった代休に25日が重なったんです。
でもなんか、皆さんの幸せのお手伝いしてるほうがいいですね。
2回寝坊して予約すっ飛ばした歯医者さんと、なかなか行けなかった美容室に行って、
このロマンティックな1日が終わる虚しさというか寂しさというか・・・。
普通の日なら何とも思わないのに、普通の日じゃないから押し寄せる孤独感。
ってか、この日にUSJなりスカイビルなりに行ったら良かったやん!(笑)
いや、でもアカンアカン。
寝過ごしてなかったら鍼灸院も行かなきゃいけなかったわけで・・・って、
やっぱりクリスマスに組み込む予定じゃないよなぁ・・・。
テレビから流れる小田 和正さんのライブ映像の歌声が、やけに心に沁みる夜でした。

・・・歳かな?
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by monsieur-enfant | 2008-12-26 05:21 | とりとめなく・・

心の名画

車でさらに北上、見えてきましたディナンのシンボルの大時計塔。
ブルターニュで一番中世の趣を残してる小さな街です。
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大きな丘の麓に車を止め、川沿いの街を眺める。
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そうこうしてると山間からクラシックカーが。
乗ってるのはみんな良い感じの老夫婦。笑顔を振りまき手も振ってくれました。
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イギリスからも近いので観光客も多いとか。

とりあえず、腹ごしらえ。良い天気なので川沿いのレストランをチョイス。
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狙うはベタですが名物ムール貝。
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僕らには眩しいくらいの陽射しでしたが、ブルターニュの人にとっては貴重な日光。
うつになって自殺者が多いと言われるくらい曇りの多い地方なんです。
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うん、なんだかそんな気分・・・ってなわけで南仏のロゼで乾杯!
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お姫様もはにかんでパチリ。萌えます(笑)
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ぐへ・・・噂には聞いていたが、山盛りもいいところ。奥のフリットも山盛り。
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食べ続けてると、ムール貝を掴んで口に運ぶ単調作業に手がしんどくなってきます(笑)
いやぁ、美味しかったですよ、単純に。でも、もう何も入りません。ぐへ・・・。

さ、お腹もいっぱいになったことですし、丘を登り中世の街へ。
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街のパン屋さんには、これも名物のクイニーアマンが。しかしお腹に入る余地ゼロ。
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見渡す限りの石畳。フランスというより、どこかイギリス的な雰囲気。
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やはり萌えます(笑)
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かなり急な坂道。その左右にはお店が立ち並び、賑わっています。
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上りきると広場があり、下界にいるかのようなお店の充実度。
フランスに来てから、日本に買って帰るお土産を買う暇もなかったので、
ここでチョイスすることに。塩キャラメルと海藻入りの海塩を買いました。
帰りはここからレンヌまで、かなり長い距離を帰らなきゃいけない。
後ろ髪引かれながらも、ディナンを後に。
帰りの車内は、申し訳ないですが爆睡してました(笑)

少し早めに着いたので、昨日行ったら閉まってたパティスリーの支店へ。
「パティスリー ル ダニエル」 
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「ブルターニュといえばダニエル」というほど有名なパティスリー。
シェフが日本好きということもあるのか、どこか日本的な店内。

車を飛ばして、ノルマンディのモン・サン・ミッシェルやサン・マロへ行こうかというプランも
あったんですが、僕らが1泊しかできないこともあり今回のプランになったわけですが、
観光ではとても出来ないことができ、寄れない街に寄れ、触れれない人に触れ、
言葉では言い尽くせないほど満たされた旅でした。
それはひとえに、僕らをもてないしてくれた家族の温かさ。それに尽きると思います。
このブルターニュで過ごした時間全てが、その温もりに包まれ、心を解かれ、
信じられないくらい穏やかな、優しい優しい時を過ごさせてもらえました。

刻まれた時間は、やはりなにがあっても変わらないものです。
なにがあったって、刻まれてしまったことに嘘はないんです。
記憶は、薄れたり汚されたりする時があるかも知れません。
しかし美しい想い出まで汚されることはないでしょう。
人は生き続ける中で、目の前のことに囚われてしまいがちですが、
みんなそれぞれ素敵な時間を過ごしたり、素敵な想い出を抱えたりしてるはずです。
しばらく開けてない心の引き出しを開けてみてください。
埃にまみれた額縁を拭いてみれば、ちゃんとそれぞれが心の名画を持ってるはずです。
殺伐とした日常に齷齪するなか、
たまにはそんな画を取り出して、ゆっくり眺めてみるのも良いのではないでしょうか?

心から、この素敵な家族の幸せと健康を祈っています。
心からのもてなしに、心からの変わること無い感謝を添えて・・・。
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by monsieur-enfant | 2008-12-19 03:22 | フランス 2008

今朝は、ちょっと早起きして、隣町までパンを買いに行きます。
この辺りで一番美味しいブーランジュリだそうです。
ベランダに出ると、9月上旬にして既に結構な冷え具合。
でも今日も天気は良さそうです。
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まだ若干寝ぼけてるのか、うつろな表情のはなちゃん(笑)
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旦那さんが寝坊したので(笑)出発が遅れ、通勤時間と被ってしまいましたが、
渋滞もそこまで酷くなく、結構遠かった朝の買い物先に到着です。
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うんうん、ここは良さげです。美味しそうなパンばかり。
それにしても、当たり前ですが朝早い時間帯に開いてるのはブーランジュリぐらい。
コンビ二やらの無いフランスでは、なにかしらお店が開いててくれるとホッとします。
朝もやのかかった薄暗い時間に、ブーランジュリのシャッターが開いてて、
灯りが燈り、焼きあがるパンの匂いが、そこに人がいることを教えてくれる。
その安心感ったら無いんですよ。
我ながらしんどい仕事やと思いますし、
「勤勉やなぁ・・・」と他人事のように感心しますが、
フランスではそういう心理的役割も担ってる大事な存在なんですよね。

良い香りに包まれた幸せな空間をあとにして、帰路につきます。
王子様をパチリ。
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さあ、食べよう食べよう!食卓に並べたヴィエノワズリーの、なんとも幸せな光景!
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いやぁ、美味しかったぁ。良い朝が迎えられました。
うちもいつか「ヴィエノワズリーづくしの朝食セット」みたいなのやりたいなぁ・・・。

今日はこれから、ピクニック。
この「ピクニック」という選択肢が素敵でしょ?
僕らが逆の立場なら、まず思い浮かばない選択肢です。
「なにもないから、休みの日はたまに来るんです。」ですって。
車でかなり走りましたね。でもどこ走っても素敵な景色。飽きませんね。
ようやく着いたと思ったら、こんな丸太の積まれたただの空き地のようなところに駐車。
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「ピクニック!」と呼ぶには殺風景な殺伐とした景色。
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ま、歩くのは好きやし、こんな体験は観光では出来ませんからね。
ってか、こんなとこでハイキングできるとも思わないだろうし・・・。
だって、馬が走ったりするとこらしいですよ(笑)
子供にとってはこういうのも大事な冒険。さあ、出発!!
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すぐに道は拓け、視界も大きく拓けました。
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と思ったら、また険しい道へ。これぞアドベンチャー(笑)
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アップダウンを繰り返し、木の枝に引っかかり、大地の凹凸を足で踏みしめ、
自然の中に身を委ね歩いていく。森に、遊ばせてもらってるんですね。
遊ばれてる森は、ちょっと地面を滑らしたり、屈まないとぶつかる枝を用意してたり、
僕らが退屈しないようなイタズラをしてきます。
そして仲良くなってくるといろんな表情も見せてきます。
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林檎なんかも「見つけれるかな?」って感じですかね?
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こういう小さな「驚き、スリル、発見、達成感」ってのは、男の子を強くしますよね。
ちょっと情けなげですが(笑)
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そして森は、僕らを喜ばせようともしてくれます。
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きれいに見えるよう、精一杯の光のお化粧です。
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茶色く濁った、なんでもない一本の川。
おそらく道端に流れていても特に気にも留めないかも知れません。
なぜ「綺麗」と思うのか。それはやはり「辿り着いた人しか見れない景色」だから。
なにもしなければ見えないもの、挑まなければ辿り着かない場所、
それは人生も同じです。
代償を差し出してこそ、報酬は得れるわけです。
世の中、報酬の少なさ(お金じゃなくてね)ばかりを嘆く人が多いですが、
報酬は自分の捧げた代償の大きさに確実に比例するはずです。
手にしたい報酬のぶんだけ、何か捧げたのでしょうか?代償を払ったのでしょうか?
僕らはここに少しの時間と少しの労力を捧げました。
その時間と労力のぶん、ささやかながら素敵な報酬をいただきました。
特別な景色があったわけでもありませんが、
特別なことにだけ喜びが隠れてるわけではありません。
つまらないことをつまらないと思うことは簡単です。
でも、何も無ければそれをどう感じるか考えなきゃいけなくなります。
物に溢れ、何を思うかまで仕組まれた施設の中で、
何かを考え感じる心を育むことは、おそらく出来ないんじゃないでしょうか。
何も無いことを嘆くのではなく、あるもので楽しむ豊かさ。
昔の日本にもあったような気がします・・・。
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森と久しぶりに戯れた、貴重な貴重な時間でした。

さ、ブルターニュもそろそろ終わりに近づいてきました。
ここからはディナンという街を目指します。
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by monsieur-enfant | 2008-12-17 12:51 | フランス 2008

さて、車に揺られ、目指すはレンヌ旧市街。
駐車場に車を停めて、歩いて向かいます。
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ここは先ほどの絶品カンパーニュを売ってるブーランジュリ。
でも「美味しいのはそれだけ」というのが見ただけでわかる感じがします・・・。
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さあ、旧市街に入ってきました。
なんでも今ある石造りの街は18世紀ごろかららしく、
それ以前の木造建築は1720年の大火で大半が損失してしまったみたい。
これは市庁舎だったっけな?
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これはオペラ座。
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独特の木造建築。
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ここはサン ピエール大聖堂。
外観は無骨というか堅牢ですが、意外に華やかな内部の装飾です。
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パイプオルガンは4953本ものパイプを備えた壮大なものです。
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この楽器の持つ素晴らしい音色が、今昔問わず、人種や宗教も越えて、
多くの人々の胸を打ち、心を捉え、魅了し、そして支え、救ってきたことでしょう。
その重厚で荘厳な音色は、まさに魂そのものを解放し奏でたような、
強さ、優しさ、物悲しさ、時に狂気に満ちた音の洗礼を頭上から浴びせてくるこの楽器に、
僕はなぜかいつも生物のような体温を感じ、慈しみの念を抱いて見上げるのでした。
この旅でその想いに敬意と追悼の意も付加され、
僕にとってより特別な意味を持つ楽器となりました。

さ、また歩きましょうか。
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この明るさやから僕らも勘違いしてたんですが、実は晩御飯を探してるんですよ。
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ベタですが、ブルターニュといえばガレット。ここに決定です。
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もちろんお供はシードルです。
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なんやったっけなぁ・・・。貝柱とポアローやったっけなぁ・・・。
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いや、不味くないんですよ。美味しいんですよ。でも如何せん単調。仕方ないけど。

ルールとしては、食事とデザートと、2種類のガレットを食べなきゃいけないらしい。
・・・もういらないんですけど・・・。これはチョイスミスのマロンクリーム。甘ったるい・・・。
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家に帰ってから、更に晩御飯が出てくるんじゃないかとドキドキしてましたが、
これが晩御飯でした。多分、時計は7時を回ってたと思うんですが、なんせこの明るさ。
帰ってからも、ダラダラお話させていただきましたがホントに良い家族。
超気ぃ使いぃの僕は、ちょっとした言動にも「あ、やっぱり迷惑かけてるんじゃ・・・」と、
思ってしまうタチなんですが、そんな僕にすらそんなこと思わせないマダムのおもてなし。
今思い出しても温かく、言葉に表しつくせない感謝の念を抱きながら、
レンヌの夜はゆっくり更けていきました。
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by monsieur-enfant | 2008-12-17 02:19 | フランス 2008

「僕」というメッセージ

店のメールボックスに、ブルターニュからメールが来てたのは7月の始めでした。
まぁ、理由は今となってはどうでもよくなってしまったのですが、
日本に行くことになったから、日本に行った際に店に寄って僕に会いたいとのことでした。
何度かメールでやり取りをし、熱い強い想いを感じた僕は、
秋のフランス行きに急遽ブルターニュ訪問を組み込んだのでした。
先のリヨンの結婚式に行く前にも、
「結婚式に参加して帰ってくるだけの為に行くの?」とか言われましたが、
肩書きで付き合ったり、経歴に群がったり、
メールなどで誰でも簡単に顔を見ず言葉を交わすことができるようになった世の中、
古い考えかも知れませんが、やはり真実は「僕自身」にあると思うんです。
想いを伝えたり、信用を得たり、なにより僕をわかってもらうためには、
やはり僕を直接感じてもらうことが一番手っ取り早いと思うわけです。
僕そのものが「メッセージ」となるわけですから。

ま、そんなこんなでレンヌに発つ朝、
ひょんなことで一緒について来ることになった同行者から、
「予約して買ったら時間通りに来ない恐れがある」と的確な判断を下され(笑)、
当日のチケットを買うために一足先にモンパルナス駅まで出発です。
同行者にチケット売場にて見つけてもらえた僕は、一件のお店に向かうことに。
「デ ガトー エ デュ パン」
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ここはエルメやプラザ・アテネで修行した女性シェフのお店。
なによりピエール・マルコリー二などを手がけたデザイナーを起用した店内は、
パリきってのお洒落パン屋さん。あ、奥にはケーキのショーケースもありますよ。
若干30歳。才能ある若者への理解あるパトロンがいるパリならではの産物かと。
パンは小ぶりなものが多く、とても丁寧な仕事がうかがえるものばかり。
良くも悪くも「日本的」ではあるが、
悔しいかな、だからこそ素材の違いが明確に突きつけられる・・・。
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T.G.Vに持ち込み、優雅なプティ デジュネ。
「こういうとき、何考えて食べてるんですか?」と、聞かれることがあります。
いわゆる他店のパンを食べるときとかですよね?
正直、何も考えてないです(笑)
言い方を変えれば、何かを感じた僕がどんな心のリアクションをとるのか楽しみだから、
あえて何も考えないようにしてるんです。
意識することがあるとしたならば、常にフラットな状態で挑もうとすること。
つまり静かな溜池の水面のような状態で物事に対峙するわけです。
投げ込まれた石によってできる波紋を正確に見ようと思ったら、
波打つ水面じゃわからないでしょ?
それと「こうじゃないの?」って 頭で判断してしまうと、
目で見たものの中に先入観や経験という記憶まで作用されてしまい、
今純粋に何を感じたのか、どう感じたのかがわからなくなってしまうんです。
そういう先入観や視覚的要素、経験による推測によってできる心のさざ波を抑えて、
大きいのやら小さいの、軽いのやら重いのやら、
投げ込まれた石に必然的に変わる心の波紋の大きさを、
「へ~、そう感じるんや」って第三者的に見ていたいんです。
素直に感じたことを、常に大事にして生きていくために。

あ~~また脇道に逸れてしまった(笑)
ま、その間にレンヌに着きましたけど。
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待ち合わせとは真逆に出てまい、少々焦りましたがすぐ合流。
マダムと可愛い二人のお子さんがお出迎え。
天気が悪いと聞いてたレンヌでしたが今日は快晴でした。
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レンヌにあるとは知らなかったメトロで移動。バスを乗り継ぎ、お世話になるお宅へ。
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めちゃめちゃサンパなマダムと人懐っこい子供らに囲まれ、
他人に強烈な警戒心を持つ僕も、すんなり打ち解けれました(笑)
ご挨拶遅れましたが、もう一人の家族。はなちゃんです。
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勝手にベランダに出てみれば、広い空と気持ちの良い秋の風。
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実は帰ってきてた旦那さんも降りてきて、早速デジュネの支度に。
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う・・・美味い!何がって・・・全部美味い!この家族ごと美味い!!(笑)
いやぁ、でもホントそんな感じでした。
良い家族に招かれたからこそ、こんなに美味しく感じるんやなぁ・・って。
中でもパンは秀逸。特別個性的ではないのに、しみじみ美味い。
ただ、このパンを売ってるブーランジュリ、美味しいのはこのパンだけなんだと。

フロマージュも登場。
さすがにいくらフランスの食卓でも、いつもこんなにあるわけではないらしい。
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もちろん昼間だろうがなんだろうが、食事のお供はワインですから。

食後は旦那お手製のデセールも。
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実際お腹もパンパンでしたが、もてなしの心に満たされた幸せなひとときでした。
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さぁ、次はレンヌの旧市街に出発です。
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by monsieur-enfant | 2008-12-16 01:15 | フランス 2008