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なないろめがね

もう堪忍して・・・

ちょっと一息、これはリアルな「今」の話。
朝から新人さんにブチ切れて、ヴァンドゥーズにブチ切れて、
たまに韓国からの研修生に「今のはね・・・」なんて説教の解説したりして(笑)。
いやはや・・・ほんとに勘弁してほしいですわ・・・。
明日に繋がる話なら、何時間でも話してあげますし、
前向きなミスなら、それも成長の糧として必要なことですが、
・・・しょうもない。ホンットにしょうもない。ミスがというより思考そのものがしょうもない。
萎えます。気力も体力も削られ放題。
そんななか・・・ダメ押しで、厨房の機械が潰れました。
もう堪忍しておくんなまし・・・。
しかもかなりの致命傷。明日明後日は週末営業。シャレになりません。
一瞬「閉めよかな・・・」ってよぎるくらいの痛過ぎるダメージ。
しかも、ここの業者の対応で血管5、6本切れました(笑)
いや、笑い事やなくて。ほんと、狭い業界のこれまたしょうもない傷の舐めあい。
だから抜けてくる企業が出てこないんですよ。
広い海に出れば会社として通用しない対応ばかり。
こんな小さな店に足元見られてるようじゃ終わりですよ、ほんと。

はぁ・・・・北鎌倉編での徹夜明け(要5時間)やというのに、また今日も・・・・かなぁ・・・。
ま、なるようにしかなりませんわ!頑張りますね!
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by monsieur-enfant | 2009-05-29 18:14 | シュクレクール

心、鎮めに鎌倉へ。

この休みに、まず最初に思ったのが「鎌倉行こっかな・・・」。
今まで縁も所縁も無い場所ですが、ま、なんとなく・・・ですね。
イメージです、何の知識も無かったですし。
身体もそうですが、心がね、結構クタクタだったもので。
ちょっと時間の流れの緩やかなところに身を置きたかったんです。

朝起きて、鎌倉を目指します。
珍しくガイドブックを購入。
「鶴岡八幡宮」なる大きな神社がある模様。
・・・いや、ホントに知らないで行ってるんですよ(笑)
とりあえず特に予定もないので、ゆっくり北鎌倉を散策してから、
鎌倉駅へ移動して「鶴岡八幡宮」に行きましょうか。
・・・・と、そこへ電話が。
「キャンセル待ちをいただいてたんですが、遅くなって申し訳ありません。
遅い時間からでしたらご用意できますけど・・・」と、諦めてたレストランからでした。
いやぁ、ありがたい!
この日は僕の誕生日だったんですが、嬉しいプレゼントでした。
が・・・おかげでゆっくり回ってる時間は無くなってきましたね。
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さ、到着。我ながら、電車に乗るのは上手になってきました。
前は平気で逆方向や路線間違いしてましたから、かなりの成長です。
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それにしても良い駅ですね~。
緑も多く、なんとも古の空気漂う素敵な街ですね。
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えっと、今11時半。ここ北鎌倉駅に1時45分にレストランのお迎えと待ち合わせ。
っていうか、スーツケース引きずってるんですけど、
預けるとこ・・・無さそうですね(笑)
横浜駅ならあったのかな?横浜駅・・・・あ!
乗ったままで良かったのに無駄に降りて一回改札出て乗り換えたら、
降りたホームと同じとこに戻ってきた駅や(笑)
ま、僕、預けた駅に戻ってくる保障もないんでね。
スーツケース、引きずりながら歩きますわ・・・。

・・・・10メートルくらいで立ち止まって考えました。
「これ、無理ちゃうか?」
そう、スーツケースを引きずって散策することです(笑)
う~ん・・・何箇所かだけタクシーで回ろうか・・・、
いや、それじゃ面白くない。
数を絞って自分の足で訪ねよう。ガラガラガラガラいわせながら・・・。

まず最初は1番駅から近い円覚寺。
夏目漱石や島崎藤村も参禅したことでも有名。
が・・・見上げた階段とスーツケースを天秤にかけ断念・・・。無理っす。
で、次に向かったのが東慶寺。
うん、こういうこじんまりしたお寺が好きですね。
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・・・って、ここも階段・・・。
いや、もうスルーできへんし、頑張って登るとしますか!
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駆込寺、縁切寺として知られた禅刹。
かつて尼寺だった柔らかな一面を感じつつ、
どこか閉ざされた山寺ような雰囲気も醸し出します。
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この日は天気にも恵まれ、暑いくらい。
次のお寺を目指す道もかなりハード。
みんなスーツケース引きずってないけど、どこに預けてるんやろ・・・。
ってか多分、なんでこの人こんなとこでスーツケース引きずってるんやろ・・・って、
思われてるんやろなぁ・・・。

続いては建長寺・・・なんですが、
「鎌倉五山第一位の広大な境内」という情報で心が折れる。
無理。ここまで結構歩いたもん。
ということで通称「あじさい寺」で有名な「明月院」を目指すことに。
あ、詳しい方ならお気づきでしょうが、そうです、明月院、すでに通り過ぎてます(笑)

「暑いなぁ・・・しんどいなぁ・・・。でも確かそろそろじゃ・・・」と、
歩き続けて歩き続けて、さすがにちょっとおかしいな・・・と思ったころ、
なんだか鳥居が見えてきました。
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「あれ?明月院って、こんなに大きかったっけ・・・」と思いながらも、
一応階段登ってみます。いちいちスーツケースを抱えながら。
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「ん?ここ、どこ?」と、ぐるり回ってみると、
ジャーーン!!
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そう!着いちゃった!電車で来る予定だった「鶴岡八幡宮」へ!(笑)
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ま、来れない距離じゃないんですけどね・・・、手ぶらなら。
ここで出産を控えた妹に安産のお守りを購入。
鎌倉駅まで参道を通って行きたかったんですが、そうすると北鎌倉駅に帰るしかなく、
こんな立派な神社に、裏から入って裏から出ることに。
次回は堂々と表から歩いて来よう。

・・・また来た道を帰るかと思うとゾッとするんですが、
明月院の場所がわからないもので、うかつにタクシーにも乗れない。
「チェッ、こんな近いのに乗りやがって」なんて怒られちゃうかも知れませんし・・・。
また、ガラガラコロコロいわせながら、長い道のりを戻るのでした。
帰り道、さっきスルーした建長寺をパチリ。
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「あ~、結局線路まで帰ってきちゃったや~ん」と思ってると、ちっちゃく標識が。
見つけた!!明月院!!
さっきの大通りから逸れ小道に入ると良い雰囲気。
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気を利かせた木々が作る木陰を歩き、
心地良い風に吹かれ、
小川のせせらぎを聞き、
小鳥の囀りに導かれ、
着いたのは静かな静かな佇まいのお寺。
「明月院」
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拝観料を払うと、
「それを持って上がるのかい?」と声をかけてくれました。
「そこにベビーカー置き場があるから、そこに置いていくといいよ。ちゃんと見とくから」と。
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うえ~ん、ホントにしんどかったよ~(笑)
ね、小さいヤツじゃないんですよ。僕の股下くらいまであるツワモノです。
身軽になったので気分よく行って来ます!
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足を踏み入れると急に空気がひんやりしたような・・・。
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この両脇には紫陽花がお出迎え・・・のはずでしたが、ちょっと早すぎましたね。
でも十分素敵な鎌倉石の参道です。

本堂から眺める、有名な丸窓。
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後庭園が望めるわけです。
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心のザワザワが、す~っと落ち着く枯山水庭園。
水を使わず山水を表現してるわけです。
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茅葺屋根の開山堂。
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その向かいにある「花想い地蔵」
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泣いちゃいそうですね。

大きな声を上げて・・・わんわんわんわん・・・泣いちゃいそうですよ・・・・。

しんみりしちゃいますね・・・辞めときます(笑)

いろんなことを想いながら、しばし佇みます。
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紫陽花が咲いてたら、

今の僕の心を慰めてくれる「花」となってくれたんでしょうけど、

なんだか小さな花がポッと心に咲いてくれたような、

そんな穏やかな気持ちになれました。

見上げた時に自分を慰めてくれるもの・・・、

それがそれぞれの心を癒す「花」となるんでしょうね。

いくつもの小さな花を摘みながら、

哀しみと向き合って人は生きていくんですね。

いくつもの小さな花を摘みながら、

大きな苦しみや哀しみを埋めていくんですね。

そして沢山集めたお花に気づいて、いつかニッコリ出来たとき、

今より少しだけ優しくなれる・・・

そんな気が

するんですよね・・・。



なんか・・・しんみりしちゃいましたかね。スイマセン。
空が白々と明るくなってきちゃいましたので、今日はこの辺で・・・。
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by monsieur-enfant | 2009-05-29 04:19 | 北鎌倉旅情

労働の後で・・・。

金沢から帰り、帰宅したのは0時前。
明朝、自分が東京にいることが自分で信じられない(笑)
起きれないとシャレにならないので、ほとんど寝ないまま早朝の新大阪へ。
新幹線で束の間の睡眠をむさぼり、品川から新宿へ。
「一回来たし」と、自信満々で歩いてたら新宿で迷子に・・・。
2人くらいに「え?わかりません。」
あの~「すいません」って声かけただけなんですけど・・・。
金沢では駅まで送ってくれたというのに!!(笑)

「ホントに来てくれたんだ」
そう迎えてくれたシェフを少しでも休んでもらうために、意外とガンガン働きました。
前日手伝ったうちのスタッフ2人も「しつけが行き届いてる!」と誉めてもらいましたし、
僕がダレた仕事するわけにはいきませんからね。
オープンして間もないのですが問題は山積み。
口癖のように「京都帰りた~い」って言ってました。
残念ながら、しばらく帰れないでしょうけどね(笑)
一緒に働いたスタッフさんにも少しでも刺激になってくれてたら良いんですけど・・・。

その日一日、僕の友人に東京巡りに連れてってもらってたスタッフと夜に合流。
シェフも「一緒に行く」と言ってくださり、一緒に晩御飯。
南青山「ローブリュー」
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言わずと知れた「豚番長」のお店です。
表で「いらっしゃいませ」と早速遭遇。・・・うぅ・・・怖いよ~(笑)
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店内はディープなフランス臭漂う空間。この空気感も僕にとってはご馳走です。
ヘロヘロ同士、先にタクシーで来たので待つ間にまず一杯。
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なんでもここんとこ、晩御飯はコンビニのおにぎり2個の生活だったそう・・・。
前も「レジの後ろにダンボール敷いて寝てた」と言ってましたし、
まるでオープン早々の自分を見てるかのようでゾッとします。
そうこうしてるうちに到着との連絡。でも場所がわからないと。
そう、ここ、ちょっと引っ込んでて、かなりわかりづらい場所にあるんです。

揃ったところで「お疲れ様!!」
バスクの赤をガブガブと。
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パン
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レンズ豆のサラダ
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アスパラのサラダ仕立て
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パテ カン
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エスカルゴ
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ブーダン ノワール
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まだまだあります。

豚足
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豚肩ロースのブレゼ
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シュークルート
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白金豚のコンフィ
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デセールもいっぱい。
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ガトーバスク
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ヌガー
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クレーム ブリュレ
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良い空間で過ごす良い時間。
美味しい料理に楽しいお喋り。
西山シェフも疲れてるなか、一緒に食事させていただくだけでも恐縮なのに、
たくさん話をしていただき、うちのスタッフにも貴重な時間になりました。
シェフも久々のこうした食事だそうで、楽しい時間になったなら良かったです。
東京に来て「完全アウェイ」(だそう・・・)な空気の中、
スタッフ全員女の子っていうのも、やはり精神的にかなりキツイと思います。
「知ってる人が来てくれただけでも、全然違う」というくらいですから、
かなり追い込まれてたんでしょうね。
でもね、これは僕も思ってたことですが、
百貨店さんとかに出店するとこって大体決まってるでしょ?
「もうええって」って思うんですよね。
どこでも食べれる、どこにでもあるものを敢えて呼ぶ、安易な誘致。
パンさえ売っててくれればどこでもええんか・・・ってとこばかり。
確かに、生産量や人員数、クオリティもそうですが、
大手さんくらい割り切らなければ難しい面もあります。
でも、せっかく集客できるスペースがあるんです。
美味しいパン、食べてもらったら良いじゃないですか。
まさかプチメックさんが東京に行くとは思いませんでしたけどね。
ですから、このバイヤーさんの心意気は単純に嬉しく思うんです。
そしてそれを受けたシェフの心意気。
実際、個人店で関西から・・・どころか、
全国でも百貨店に入った個人店は稀じゃないですか?良し悪しじゃなくてね。
先に書いたように、大手さんの売り場として定着してましたから。

本当にパンが好きな方はまだまだごく一部。
理解してくれてはる方は実際そのまた一部。
パンが多少クローズアップされ始めて、まだ10年経ってないので仕方ないですが、
そんな不特定多数の方々でも簡単に美味しいパンに触れてもらえる良い機会です。
なんとか踏ん張って、「やって良かった」という意義を見つけてもらいたいものです。

あ、そう言えば、うちのスタッフ今晩帰る予定やったんや・・・。
ま、確信犯でしたけどね。だってせっかくの機会ですもん、帰しませんよ(笑)
深夜ながら、宿も確保できましたし(いつもながら決めてなかったもので・・・)、
もう一泊させて、翌日の新幹線で帰らせました。
大阪に帰って、ゆっくり休んでください。御苦労さまでした。
僕は・・・明日は鎌倉ですね。グッタリ・・・。
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by monsieur-enfant | 2009-05-28 10:29 | ローブリュー

度々、私事でご心配おかけしまして申し訳ありません。
その都度、温かいお言葉をいただき感謝しております。
それと同時に、あまりにも沢山の事を抱えて生きてはるお客様の多いことを知り、
励まされる・・・と言うより、「もっとしっかりしなあかん!!」と自分を叱咤してる次第です。

叔父にも強行ながら、会いにいくことができました。
土日のスケジュールに加え、別注もあったので徹夜仕事の日曜日の晩、
仕事を終えるとすぐに、乗り場も確認せず飛び出した夜行バス。
また根拠のない「てっきり・・・」がハズレ、夜の街を徘徊することに・・・。
若干諦めかけたころに見つけたバス乗り場で聞かれた、
「何時発ですか?」の問いにすら、
「・・・知りません」状態(笑)
田舎に連絡して「何時に出るの?」・・・いや、それくらいバタバタして家を出たんです。
以前利用して「二度と乗るまい」と誓った夜行バスですが、
思ったよりゆったり座れ、助かりました。
それでも着くころには節々が悲鳴を上げてましたが・・・。
いつものコース「品川ー木更津」のアクアラインバスに乗り換え、
なんとか告別式に間に合い、精一杯のお別れをしてきたつもりです。
夕方にはトンボ返り。夜9時過ぎにはシュクレに戻り、仕込みの一部に取り掛かりました。
みなさんには当たり前のことかも知れませんが、こんな大切な時でさえ、
人一人満足に休めないのが個人店の現状なんですよ・・・恥ずかしながら。
そういえば、仲間内で一番最初に結婚し、式を挙げ、みんなに来てもらったにも関わらず、
僕は誰の式にも参列して祝うことすら出来てないんです。
まだ満足なことはしてあげれてないうちのスタッフですが、
自分が出来なかったこと、一つ一つ、してあげれるような店にしていきたいものです。
今回はスタッフに甘えて千葉に行かせてもらったわけですからね。

ま、最後になりますが、「さ、喪服に着替えなきゃ」ってスーツカバーを外したとき、
ズボンが懸かっていなかったときは血の気引きました(笑)

さ、気持ちを切り替えて、GWの代休「東京編」そして「横浜編」と、
テンション上げて書いていきますね。

P.S 皆さんのお力添えで、またこうして頑張ろうと思うことができます。
待っててくださるお客さんがいて下さること、これほど大きな力になるものはありません。
一日一日、またささやかですが、感謝の意をパンに込め、届けれたらと思います。
重ね重ね、ありがとうございました。
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by monsieur-enfant | 2009-05-27 00:12 | 千葉県富津市

お知らせ

一応、シュクレのNEWS欄に載せてるんですけど、
「HPのNEWS欄なんて毎日チェックしてない」という声もありまして、
こちらで珍しい業務連絡です。
でも前回の5周年の記念BOXも、ここで書いたとたん殺到してしまったんで、
今回は実際にHPまで足を運んでみてください。興味ありましたらご連絡を・・・。

あ!前回金沢編で、迷える子羊を(僕です)金沢駅まで送ってくださった方が、
ブログを見てくださって連絡をくださいました!!
後日、金沢では見たことないような変態パンを送らせていただきます!(笑)
ま、馴染みのないパンばかりかも知れませんが、
なんせパンしか取り柄のないものですので、そうぞ召し上がってやってください。

以上、お知らせでした。
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by monsieur-enfant | 2009-05-23 21:29 | シュクレクール

無題。

最期の言葉は他愛のない再会の言葉。
別れの言葉じゃなかったよね・・・。

「また来いよぉ」

「うん。また来るよ」

祖母の告別式では長男として喪主として、気丈に振る舞っていた叔父。
気丈に・・・なんて言葉は軽すぎるかな。
命を迸らせながら務め上げた喪主だったよね。
責任感の強い叔父でしたから、
自分の身体のことは二の次にして、
満足に勤めあげれないことへの歯がゆさもあったんでしょう。
僕が着くなり、「今日一日、頼むな・・・。」と、
「ぎゅ~っ」って交わした固い固い固い握手は、
今もずっと僕の手の中で生きています。

先に命の期限を宣告されたのは叔父のほう。
「半年」と告げられてから生きながらえた1年は、
凄まじいまでの闘いの日々だったことでしょう・・・・。
それでも母親の最期を看取り、長女の出産の報を聞き、
僕のような小童が言うのも失礼ですが、
限られた命の灯火の中で、本当に立派に責務を果たされたことと思います・・・。

早かったぁ・・・。
まだ祖母の四十九日も終わってないのに・・・。
急でしたね・・・。
前日まで「退院して家に帰る」って言ってたのに・・・・。
生死というのはそういうものなのかも知れませんが、
昨日と今日の違いが、生と死の違いだなんて、
酷な現実ですよね・・・。

すいません。
捌け口が無くて、苦しくて潰れてしまいそうだったもので・・・。
仕事、戻りますね。
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by monsieur-enfant | 2009-05-22 17:16 | 千葉県富津市

繋がり

ちょっとGWの代休の話は一休みしまして・・・・。

以前、韓国にセミナーの講師として招いていただいた話はしたと思うんですが、
それから何度か電話もいただき、実際訪ねてきて下さったかたもおられます。
そんな中、一番熱心にアプローチして下さった方のお店がリニューアルするそう。
で、その間、2名研修に受け入れてくれないかとのこと。
「良いですよ」と二つ返事で受諾。
ま、日本語話せるみたいですし、住むとこさえ探してあげれば問題ないでしょ。

先日の水曜日に来日。
ソンさんとチェさん・・・・36歳と32歳・・・・もっと若い子が来ると思ってました。
しかも、ソンさんは全く日本語話せないし、
チェさんは3月に入店したばかりらしい。
「多分、日本語、話せるから、だけだと思います」来日理由を冷静に分析(笑)

とりあえずシュクレメンバーで近くの居酒屋で壮行会。
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で、韓国から大量のお土産を持ってきてくれました。
おなじみの韓国のりやら、僕にはワインやら。重いのに申し訳ないです・・・・が、
極めつけは、これ!なんだと思います?
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「社長から、預かってきました」って、こんな大きな箱預けるなよ(笑)
開けてみると・・・・呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン!
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壺・・・です。どうしよ・・・。
韓国の伝統的な青磁という焼物だそうです。
いや、お気持ちは嬉しいんですけど・・・重いんですけど、精神的に(笑)
ま、とりあえずこんな形でまた貢献できるのは嬉しいことです。
単に講習だけしてお終いじゃなくて、繋がりをもっていただけるのは幸せなこと。
出来る限りのことはさせていただきます!!

でもまぁ、せっかくの来日なのに、
よりによってこんな「岸部」みたいな知らん土地に来させられるとは、
思ってもみなかったでしょうね。
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by monsieur-enfant | 2009-05-22 04:01 | シュクレクール

感動、再び。

・・・・ってなわけで、着きました!
時間無いのに、よりによってお寿司屋さん。
そう、この日は「日帰り金沢 昼夜お寿司 ついでに兼六園ツアー」だったんです。

「鮨 志の助」
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前回来店時に興奮しまくったお寿司屋さんです。
「また来ます」と言ったら絶対行くのが僕の信条。社交辞令は勘弁ですから。
とりあえず経緯を話して時間がないことを告げ、タクシーを手配してもらう。
「早速握りますか?」と聞かれたので、
「時間いっぱい、可能な限りでお願いします!」と懇願。
ほんとはゆっくり食べたいんですけどね・・・、急かしてしまって申し訳ないです・・・。

普段あまり飲まない日本酒をいただきます。ま、基本、なんでも飲めるんですけどね。
まずはお猪口をチョイス。
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石川の地酒「手取川」を燗で。
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静かでさりげない女将さんのおもてなしを受けてると、大将が動き始めました。
それだけで高まる高揚感。相変わらず一つ一つの所作が粋ですね~。

お刺身からスタートです。さよりですね。
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万寿貝のバターソテー
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これ、本当に旨いんです。全体を通しても良いアクセントになる一品です。
もう一皿二皿楽しみたかったんですけど、なんせ時間がないもので握ってもらうことに。

赤烏賊
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前回の記憶が一気に蘇ってきます。
塩でいただきますが、細かな仕事があちこちに。胡麻の香りもたまりません。

鯛の昆布締め
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口に入れる前にふんわり漂う昆布の香り。

甘海老
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外子もしっかり乗っています。口いっぱいにネットリ広がる甘海老の甘さ。


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あ~、良い塩梅。この辺から、うっとり脱力気味です。

漬け
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いやはや旨い。漬けが漬けである存在意義を、しっかり主張しています。

ガス海老
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あら・・・、順番狂ってきてるかもです。

バイ貝
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出ました「食感お化け」。コリコリの固まりです。これも小さな仕事で美しく食べやすく。

いくら
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このフレッシュ感!過剰なプチプチは無いのに溢れ出る瑞々しさはなんですか!?

トロの炙り
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あかん・・・炙られた脂の香ばしさったらないです。さしずめ肉をいただいてるかのよう。
この余韻、香りを巧みに使う志の助さんならではです。
たったこれだけの大きさで、これだけの組み合わせで、
これだけのインパクトと完成度・・・・。
フランス料理の一皿における膨大な材料と仕事量が、ふと頭をよぎりました。
恐るべし、鮨の世界。

こはだ
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時間制限があるのでかなりのハイペース。
怒涛の勢いで口に運ばれる「志の助」さんのお寿司。
申し訳ないやら勿体無いやら幸せやら・・・。

蒸し鮑
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やわらかい・・・。頼りない柔らかさではなく、しなやかな柔らかさ。
上質なものに触れる幸せに、しばし浸る・・・。

穴子
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笹に巻かれ温められ提供される穴子。
お酒で蒸されてるのと巻かれた笹と、ふわっと香る優しい柑橘の香り。
「あーー、やられたーー」と多少馬鹿になって叫びたい気分です(どんな気分?)。

「あと10分あるんですけど、ネギトロと鰻きゅう、どっちか用意しましょうか?」
と、話終わる前に食い気味で、「両方ください!!」

ネギトロ
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ぷは~、旨いね~。トロの旨みが全面に出てきます。

鰻きゅう
・・・・シャッター押すと同時にバッテリー切れ。

もう時間がなくなり、タクシーも到着してるとのこと。
胸もお腹もいっぱいになり、名残惜しくも店を後にしようとしたその時、
「美味しいけど、これ、どこの海苔使ってるの?」と、隣にいたお客さん。
「富津岬の海苔です」
「え・・!?あぁ・・・そうやったんや。そうやったんやね・・・」
あかん・・・・今書いてても涙が出てきてしまう・・・。
知ってますか?そう、美味しいんですよ、富津の海苔は。
僕は子供のころからずっと食べてましたから。
そんな富津の海苔が、こんな素晴らしい職人さんに選んでいただいてるなんて。
祖母に食べさせてやりたかったなぁ・・・、せめて聞かせてやりたかったなぁ・・・・。
こんなとこでまた富津の名が聞けると思ってなかったので、不意打ちでした。
ただでさえ素敵なお店が、僕にとって特別な想いを抱くお店になってしまいました。
またここでいただく機会があったなら、
そのころ少しは落ち着いた母が戻っているのなら、
母の日に「お母さん、あげる人がいなくなっちゃった・・・」と泣いてた母と、
祖母の話を肴に酒でも酌み交わしたいと思います。
富津の海苔と、志の助のお鮨をゆっくりいただきながら・・・・。



そのときは・・・・タクシーで、ね(笑)。
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by monsieur-enfant | 2009-05-22 03:40 | 鮨 志の助

金沢の駅に着き、ちょっと時間があったので、
この休み中全く休ませてあげれない身体に配慮して駅中のマッサージへ。
全身を診てもらう中、「特にどこが・・・」と言われるので「腰から下ですかね」と。
マッサージが始まると、「うわ~、すごいですね!何されてるんですか?」
いつも言われるんですよね・・・。「スポーツ選手ですか?」とかね。
もちろん「疲労度」が、ですよ。でも筋肉の付きかたのバランスは誉められます。
その後も「うわっ、こっちもですか!?」「うっわ~、すごいですね」
「・・・・・立ち仕事の方と思ってたら、腕も酷いですね・・・」
テンション高かった施術師さんに最後は同情される始末。
「奇跡の身体ですね」と。
ここまで全身満遍なく疲れ切ってる人は滅多にいないそう(笑)
僕、プロの人にも恐縮するんです。マッサージしても固いんで申し訳なくて。
箇所によっては指入らないとこもあるくらい。慢性なんですよね。
それを女性なのに嫌な顔一つせず、しかも楽しそうに触ってくれたプロ根性。
野球やってた手前、中学の頃から整骨院、鍼灸、カイロと網羅してきましたが、
こんなに楽しそうに一生懸命マッサージしてくれた方は初めてでした。
金沢駅の「てもみん」のスタッフさん、ありがとうございました。

・・・また関係ないことで行数を割いてしまった・・・。
マッサージをしていただき時間も良い時間になってきたので、
早めに最後の目的地へ向かうことに。
そこへは今回が2回目になります。
前回は徒歩で行ったので大体土地勘もあるつもり。
余裕があるのでバスで向かうことに。
いや、わかってますよ。自分のことは自分が一番わかってますから。
念には念を入れて、ちゃんと停留所で行き先を入力。乗るバスの番号が出てきます。
完璧です。我ながら用意周到。
歩いていった方向のバス停だったんで自信が確信に変わりました。
タイミングよくバスも来た。確かこれくらいの時間表示だったはず。
これだけ確信を持って乗ったバスも数少ないくらい磐石・・・のはずでした。
途中から知らない景色になったものの、今回は準備万端なのが裏目に出て、
いつも必ず聞くんですが聞かなかったんですよね。
それともう一つ、前回訪問時の女将さんの一言、「バスは遠回りなんで・・・」。
はい、遠回りも計算に入れた出発時間。遠回りでちょうど良いくらいに着く予定。
今の知らない景色も、遠回りしてるから知らないんだ・・・と。
あとは知ってる景色に近づけばブザーを鳴らすだけ。
でもまぁ、まだまだそうでしたので、「あ、そうだ」と今更ながら帰りの電車の時間を確認。
そうです、今日は日帰りですから。えっと、最終の時間は・・・8時35分。
え!?20時35分!?ってことは20時には店を出ないといけない計算じゃないですか!
てっきり22時くらいまであると思ってました(笑)
この「てっきり」にも何の根拠もないですけどね。なんとなく、です。
ヤバかったですね。7時の予約だったら1時間しかないとこでした。
余裕持って6時半着くらいで出発したので、ゆっくり楽しめそうです。
やっぱり旅は余裕を持って行動しないとね・・・・って、あれ?ここどこ?
いつの間にか乗客も僕1人。それでもまだ信じて疑わない僕でしたが、
ここから更にバスは新興住宅街に入っていきます。1丁目・・・2丁目・・・3丁目・・・・
「終点です」 
「・・・は!?」
いやいや、終点って、新興住宅街のど真ん中。住んでる人しか来ない道路です。
「あの、河川敷の野球場って、もう過ぎたんですか?」僕の降りる目印だったとこです。
「野球場?あ、まめだ簡易グランドですか?」
「あ、はい!!そこに行きたいんです!!」 
良かったぁ。僕が気がつかなかっただけのようですね。歩いていけるのかな?
「真逆・・・ですけど。」
「え・・・?」
「駅から真逆ですけど」
ですけどじゃね~ってば!!(笑)いや、・・・え!?停留所は合ってたの?
「それは同じ停留所から出てるほうのバスですね」
「ほうの」ってなに、「ほうの」って!?
同じ停留所から真逆の2本の線が出てるなんておかしいやん!!真逆ですよ!!
ってか、もう35分なんですけど!!早よ降りて欲しそうな顔で見てるし!!
終点でしょ?わかってます、降りますよ!
だって・・・・だってここには何も用ないんですもん。
このバスに乗りたかったわけじゃないんですもん!
目的地から金沢駅を挟んで真逆の、しかも終点まで運ばれながら払う運賃・・・。
やってしまった・・・。やっぱり僕は僕やった~。バスも乗れない35歳やった~!
ものすごい敗北感。何か心の大事なものが無くなった喪失感・・・。
このチャレンジも失敗に終わってしまった。念には念を入れての最悪の結末。
・・・いや、そんなこと言ってる場合じゃないんですよ。
20時にはお店をでなきゃいけないんです。リミットは近づいてるんです!
見渡せど、新しげな一戸建てしかなく、タクシーなんざ全く通る気配も無い。
バスの背中をこれほどまでに哀しく見送ったことはないでしょう・・・。
と、視界の隅にウインカーを出して角を曲がろうとする車が!
「逃さ~ん!!」
獲物を捕まえる王者ライオンの如く両手を広げて飛び出した僕は、
必死の形相でこう告げました。
「お願いします!!怪しいものじゃございません!
タクシーの走る道路までで良いんで乗せてもらえませんでしょうか!!」
王者ライオンもびっくりの情けなさ(笑)切羽詰って若干、泣きそうでしたし。
逃すわけにはいかないので必死に状況説明して訴えました。
「じゃあ、とりあえず駅まで行ってあげますよ」
うわ!捨てる神あれば拾う神あり!起死回生の捨て身のヒッチハイク成功!
っていうか、ホントに感謝の言葉しかありません。
こんなに怪しい世の中で、不審がらずに乗せてくださった金沢マダム。
あ、そう女性だったんですよね。後ろにお子さんが寝てましたし。
よく怖がらず信用して乗せてくださいました。・・・・リアルに必死でしたしね。
さらにお名前を伺うと怪しすぎるので、素性を話し、名刺も渡し、
「しがないパン屋をやっています。何かお礼をしなければ僕の気持ちが済みません。
家に帰られたら、このFAX番号にお名前とご住所を書いて送ってください。」
・・・・新手の詐欺だと思われたのか、未だにFAXはありません(笑)
いや、ものすごく人の良い方でしたので遠慮なさってるのかも知れません。
「あ、これ、あのときの!!」と、ピンときたそこのあなた!
いつまでも待ってますのでご連絡ください!自薦他薦、問いません!(笑)

スムーズに駅に送ってもらったと思った降り際の一言。
「すいません混雑してて」
マジで!?普通に空いてましたけど!(笑)
いつもは車あんまり走ってないようです。
走ってタクシー乗り場に向かい、行き先を告げて約10分。着きました。
なんだったんだ、この1時間は!タクシーに乗ってたら6時には着いたのに~!!
ま、生まれて初めてのヒッチハイクも出来たし良しとするか。
さ、急がないと!この旅の一番の目的の店に再訪です!
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by monsieur-enfant | 2009-05-21 00:58 | 金沢 ’09 

金沢そぞろ歩き

さて、兼六園から歩いて100メートル・・・・なんてとんでもない!!
かなり歩きますよ!心折れかけましたもん!(笑)
大きな橋の手前が主計町茶屋街。まずは渡ってすぐの東山「ひがし茶屋街」です。
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昔ながらの街並みの残るこの茶屋街は、兼六園同様、
外国からの観光客が多い場所です。
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なんだかほっこりするようなノスタルジックな風景。
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横の路地から覗くとまた良い感じ。昭和ですね~。
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ゆっくりできるお茶屋さんとかお宿もあります。
ちょこっととしたお土産屋さんもありますよ。
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そんなに広くないのですぐ回れます。
橋を渡って、今度は「主計町茶屋街」へ。こっちはお宿やお食事がメインかな?
ふらっと覗ける店は少ないですが、川沿いの景色は心和みます。
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散歩してると、こうした水場も多く見られます。
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豊かですよね、こういう景色のある街は。
ただ・・・・ひがし茶屋街より小さい主計町茶屋街で迷子になり(笑)、
かなり無駄に歩いてしまいました。
バテてきたので、まだ時間に余裕があるのですが金沢駅に向かいます。
バスには良い思い出がないのですが、路線図も確認して一路金沢駅へ。
もう大人ですからね。・・・・ま、大丈夫・・・だと思うんですけどね・・・念のために、
「あの、スイマセン。金沢駅って・・・」「反対ですよ」
「え!?・・・あぁ・・・そうですよね」
ホントにバスに乗れない自分に呆れます。
ほぼ間違いなく乗れたためしがない。
それをわかってるから念には念を入れてるのに逆方向・・・。
でもチャレンジ(チャレンジというのか・・?)しなきゃ上達しませんからね!
もう大人・・・というか、十分おっさんなんで、バス、乗れるようになりたいなぁ・・・。
あ、電車は自分で言うのもなんなんですが上手に乗れるようになってきたんですよ。
「バスなんて簡単やん」と思うでしょ?
後にまたこのバスでとんでもないミスをすることになる、懲りない僕なんです(笑)
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by monsieur-enfant | 2009-05-20 05:05 | 金沢 ’09