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なないろめがね

なんだかねぇ・・・

「お客さん」って、何ですか?
僕はね、来てくださる方皆さんをお客さんだとは思わないんですよ。
「来てくださった方」には変わりないですが、
店に入って来ただけで全員が「お客さん」って、
なんか違うと思うんですよね。
皆さん、家に来た人みんな「お客さん」ですか?
どこの誰の家かも知らないで「おじゃまします」って入ってきて、
なんだかんだ好き放題言われて、それでも「来ていただいたので」と、
大切な「お客さん」と思えるのでしょうか?
僕はそんなに人間出来てないんですよね、残念ながら。
スタッフも含めて、周りのお客さんも含めて、
「気持ちいいな」と思える方を初めて「お客さん」やと思います。
もちろんプロとして、そうでない方にも最低限の出来るだけのおもてなしはしますよ。
でも、「お客さん」だとは思いません。おかしいですか?
おかしいと思われる方、それも間違いではないと思います。
でも明らかに僕とは価値観が合いません。
他にもたくさん良い店がありますので、どうぞ他店にいらしてください。
僕は、理解し応援していただける方の気持ちに、全力で応えることしか能のない男です。
そして、そんな方しか多分満足も出来ないような偏った店なんです。
表面的な付き合いではなく、想いを汲んでいただけるような方でないと、
おそらく長続きはしないでしょう。
「客を選んでる」、そう思われても結構です。
選択するのは、店も客も、同じ権利があると思うんですよね、僕は。
ただ、知識やら、来店数、来店歴なんかを振りかざすような方も違うと思います。
一方的ではなく、理解し、お互いが「好き」と思えなければ、
やはり人と人は結びつかないのではないでしょうか。

何度も言ってますが、僕は店と客は50・50やと思っています。
来ていただかなくては生きていけないですが、
僕らが店を開けなければ来ることもできないわけです。
どっちがどうではなく、お互いが理解しあい、必要としあえる関係を僕は望みます。
ですから、どちらかというと、利害関係よりも「人と人」。
ま、多くの方に受け入れられるわけではない商売をしていますから、
逆にそうしていかなければ先も無いわけで。

確かにままならないことも沢山あります。
でもそれを僕らがどう思ってるのか、
お客さんに対する基本姿勢はどういう店なのか、
どういうものを、どんな形で届けようとしてる集団なのか、
それを理解していただけないことには話になりません。

最近、ホントに頭にきます。
「お客さんって、買う権利を振りかざすものなんですか?」
そう思わざるを得ない方があまりに多い。
こっちは今の状況がベストだなんて思ってません。
そりゃ、来ていただいた方全てに、
好きなだけ好きなものが行き渡ればいいなぁってのは理想です。
それを望んでないわけないじゃないですか。
でも、生産には限界があるんです。
予約だって、受けれるだけ受けてあげたいですよ。
駐車場だって、良い場所があれば用意してあげたいですよ。
で、それらが今、できない中でもできるだけ多くの方に食べてもらえるようにと、
不自由な思いをさせていますが、いろいろな制限をさせていただいてるわけです。
繰り返しますが、現状ベストだなんて思っちゃいませんから。

それを平気で踏みにじる方のあまりに多いこと。
その多くが「自分の思い通りにならなかった」結果の独りよがりの一方的な一般論。
制限のある予約に間に合わなかったお客さん、お身体が悪いのですね。
「病人には売らない店なのか!」
そりゃないでしょ。
予約に余裕があって、「病人なので・・・」って断ったんじゃないですからね。
基本、ややこしいかも知れませんがルールを設けさせていただいてるわけで、
誰しも何かしら我慢を強いられてるわけですよ。
それを「病人には・・・」って、そんなこと言って「じゃあ・・・」ってパン売ってもらったら、
それで満足なんですかね?論点は「パン買えるか否か」なんですか?
「ミシュラン出てるなら・・・・!」って、うちは載ってないし((笑)
「こんな時間に完売なんて、客のこと何も考えてない!!」って、あなた、
うちの子らと一緒に働いてみますか?口が裂けてもそんなこと言えませんよ。
「テレビ出るなら・・・」って言いますけどね、
一本テレビにでも出てれば助かった良いお店なんて万とあるんですよ。
そんなこと言う多くの方がテレビ出るまで知らなかったんじゃないですか。
テレビにも出ずに潰れてても知らなかったんじゃないですか。
メディアに載らなくて経営に行き詰っても誰も何の保障もしないくせに、
メディアに載って忙しくなった途端、「出ないで欲しかった」。
勝手です。僕らだって皆さんと同じように必死に生活してるんです。
ぶっちゃけ、うちの売上が市内のお店と太刀打ちできるのって週末だけですよ。
その数字を一週間持続する絶対数を抱える市内と、
平日は今でもその半分くらいまで落ち込むシュクレと、
経営状況は同じだと思いますか?
同じようにスタッフを潤わせれるとお思いですか?
それにね、最初から多くの投資をして、いつ行っても商品は満載で、
駐車場も完備、警備員さんも配置、
規模も社員も充実してまっせ!的な大量生産の店から、
どれほどのクオリティのものが生まれるとお思いですか?
じゃあ、百貨店のパン屋さんにでも行きはったらいいじゃないですか。
閉店間際までパンありますよ。数も不自由なく好きなだけ買えますよ。
「でも、それはイヤ」
ふざけんな!自分の主張ばかり通ると思ってるのが間違いですよ!
こっちはこっちで出来るだけのことはやろうと思う店です。
そしてその中には申し訳ありませんが協力していただくこともあるでしょう。
その真意も理解せず、理解しようともせず、昨日今日知ったような方々に、
うちの店やスタッフをとやかく言われる筋合いはありません!
気に入らなければ来ないでください。
理解できないならおそらく長いお付き合いも不可能でしょう。
先日も、予約がいっぱいで受けれないことに納得がいかなかったのか、
一時間あまり一方的に話した揚句、
どうもこうもいかないので「じゃ、今回だけ・・・」とスタッフが折れたら、
予約するんですね、すんなり(笑)
経営がどうのとか、お客さんのこと考えてないとか、
散々罵られたんじゃなかったんですか?
そんな不届きな店のパンなんて、食べなきゃいいじゃないですか。
予約、受けてもらえたら今までのはチャラなんですか?馬鹿馬鹿しい。

あの、電話でほざくのは止めて、これから僕に直接言いに来てもらえませんか?
全てが円滑に行ってないのはわかってます。
でも全てを説明できるくらいの準備はできてます。
その変わり、面合わせて話せる人しか話しませんよ。
顔見えなきゃ人は何とでも言えますから。
正々堂々、自分の意見として議論を申し込みたい方、
お客さんの納得のいくまでお聞きしますし、ご説明させていただきます。
自分の娘ほどのスタッフ捕まえて私欲を満たすために眼くじら立ててる姿、
どう見ても哀れでなりません。
みんな同じ条件で、みんな少しづつの我慢を分け合って、
今の店の状況を見守ってくださってるんです。
うちは、なんとか今の状況を乗り切り、
いつか不自由を理解し見守ってくださった「お客さん」に、
さらなる満足を与えれるよう頑張るだけです。

僕はまだまだ人間的に未熟者で、
クソ生意気で気に入らない方も多いかも知れませんが、
そんな僕が身体を張って守らなければいけないのは、
まずは共に頑張ってくれてるスタッフたちです。
スタッフなくしてお客さんに提供できるものは何もありません。
そのスタッフが心痛めるお客さんを、僕は「お客さん」と認めるわけにはいきません。
もちろん悪しきところは改善したいと思います。
こんなところで立ち止まってるような店ではありませんから。
ただ、「自分本位」の言葉なのか、「僕らのことを思って」の言葉なのか、
35年も生きてくればさすがにわかるつもりです。
思いのない言葉に付き合ってる暇はありません。
繰り返しますが、気に入らなければ来ないでください。
と言っても、ホントに当たり前のことしか言ってないんですけどね。

うちはうちのスタンスとスタイルがあります。
成し得たいものを成し得るまでは、申し訳ありませんが貫かせていただきます。
その過程で不自由かけた分、倍返し出来るよう日々精進していきますので、
何卒、ご理解、ご了承くださいませ。

                                店主  岩永 歩
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by monsieur-enfant | 2010-02-26 16:40 | とりとめなく・・

衝動買い。

ずっと迷ってたんですが、
寝てしまうリビングに、ちゃんとした加湿器が欲しかったんですよね。
いつも暖房で喉やられてしまうので。

迷って迷って、
「年末年始、頑張ったし!」と踏ん切りをつけたとき、
スタッフの「もうそろそろ暖房いらないんじゃないですか?」の一言・・・。
・・・かもしんないね。
ん~・・・と思ったんですが、ダメですね。
買い物自体かなり我慢してたもんで、かなりのストレスが。

で、買っちゃいました。
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う~~、久しぶりの新しい電化製品、テンション上がります!
プラズマクラスターは消臭に、
ナノイーは、加湿に優れてるんですって。
ペットとかいないのと、背中が壁に着けれるのでナノイーをチョイス。
僕ら世代は、森高千里さんがCM出てるのも大きいですよね。

で・・・・この陽気(笑)
マジ使う機会ないんですけど・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-02-26 02:37 | とりとめなく・・

症状・・・いや、賞状。

最近、会う人会う人に、「痩せたね~」と挨拶のように言われます。
口を開けば、「病んでるの?」と言われる始末・・・。

確かに年末で痩せ、年始でやつれ、5キロくらいは減ったのかな?
な~んか気持ち的にも吹っ切れない日々が続きます。
めっきり気候は「春なのに」・・・ねぇ。

さて、先日、ある賞状をいただきました。
北摂住民の投票による北摂のパン屋さんグランプリみたいなやつ。
最初はね、「出ません」って言ったんですよね。
基本、順位や評価って興味ないですから。
周りより、自分のハードルが一番高いと思ってますので、
いつかそこに到達することしか見ていません。
ですので、その過程でのどうのこうのなんて、僕には関心のないこと。
でもね、すでに住民の方からの声が挙がってきてたみたいで、
「生の声」に対して「出ません」も失礼かな・・・と思い、「どうぞ」と受諾しました。

結果、こんなのいただきました。
「大阪府知事賞」
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ま、橋本さんは知らないでしょうけどね(笑)
1位は何店か持ってるお店が選ばれたそうで、うちは2位。
でも、順位は別にいいんですよね、最初から。
特にパンに詳しいわけでもなく、おそらくたくさん食べ比べてるわけでもなく、
ましてや柔らかいパンに圧倒的に馴染みの多い地域の皆さんに、
実際投票していただいた票が一票でもあったことが嬉しいんですよね。

どこで出しても恥ずかしくない店をやってるつもりです。
どこでやるかではなく、誰がやるかだと自分を日々奮い立たせて来ました。
でも、やはりパン屋は地域に根差してナンボ。
賞状の中の「地域住民に愛され・・・」ってくだりなんて、なんだかとても温かいですよね。
全国で・・・とか言われるよりも、
1位とか・・・そんなんじゃなかったですけど、
賞状なんてものに子供のころから縁遠かった僕ですが、
とってもとっても嬉しい賞状をいただきました。
その中のコメントに、「ずっとここにいてください」って一言がありました。
涙が零れそうでした。
ありがとうございました。

それからね・・・
オープン当初から、店の上のマンションに住んでる方に先日電車でバッタリ会って、
「上の住人なのが誇りよ」って声をかけていただきました。
もちろん住民の皆さんの総意ではないでしょうし、
多々迷惑もかけているとは思いますが、
面と向かってそんなこと言われたの初めてだったんで・・・
やっぱり涙が零れそうでした。
嬉しかったなぁ・・・。
人前では意地でも泣きませんけどね(笑)

でもなんか、あったかいものに触れると涙もろい今日この頃。
やっぱりちょっと、病んでるのかなぁ・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-02-26 00:34 | シュクレクール

悦楽の境地へ。

「1月中には行きます」
そう約束してたのもありますが、
何か自分に刺激を与えなければ、
繰り返される毎日に飲み込まれ、
自分を見失ってしまいそうになってしまいます。
常に自分が心を動かしておかなければ、
人の心など動かせれるはずもありません。
「自分が感じたことのみ人に伝えられる。
感動できる人間のみ、人を感動させることが出来る」
これは常日頃から自分に言い聞かせてる言葉です。

ここから大きく脱線していってしまった前回
全くあんなこと書くつもりもなく、
ここからサクサクッとレストランの話に移行するつもりだったのですが、
どっかでスイッチが入っちゃったんでしょうね(笑)
さ、今回はチャッチャと進みましょうか!

年末から新年にかけて、全く食事にも行かなかった・・・もとい、行けなかった正月休み。
年末はひたすら働き、気力体力ともに燃えカスになって終わり、
しばらく出歩かなくなって迎えた新年は、完全に出不精になっていました(笑)
ブログもかなり放置し、なんというか義務感もなくなり、「ま、えっか・・・」。
とりあえず何の時も持って出てたデジカメも、「あ・・・忘れた」てな感じ。
今回もしばらくぶりのデジカメが途中でバッテリーが切れて、お借りしての撮影です。

冒頭のような約束をしてなかったら、
わざわざこんな状況の中ここまで来なかったでしょう。
和歌山「オテル・ド・ヨシノ」
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体調もやはり優れず、今日は大人しくお水をいただく予定。
スタートくらいは景気づけにね、シャンパンを。

アミューズ
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グージェールの中にはフォアグラのクリーム。
いやぁ、ボロボロの身体にシャンパンが沁みますなぁ・・・。

真さばのマリネ 木いちごのヴィネグレット
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素材良し。仕事良し。
静かですが、背筋を正される一皿。
「さ、始まるよ・・・」って。

まだシャンパンあるのに次来ちゃいました(笑)
「是非、さばのマリネに。」と。
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うん、面白いね~。
ブルゴーニュのロゼって初めて飲んだかも。
ロゼっぽくない色やけどね。
・・・・・ってか、シャンパン1杯のはずやったに~。

パン
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フレンチの「自家製」の中では群を抜くクオリティ。

さてさて、お次は?
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ジビエの澄んだコンソメ
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ん?スープやったよね?・・・と思ってると、わお!
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コンソメが注がれます。
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これ・・・スープですか?
後から聞くと、「完全に前菜のメイン」。
シェフもスープにこれだけのガルニを入れるのは初めてなよう。
・・・・ガルニ?じゃないよね、これ(笑)
なんだったけ・・・、キジ、イノシシ、マガモ、シカ、あとなんだったっけ・・・。
それらのコンソメにそれらの肉体まで付いてくるとは、なんとも贅沢。

「あ、すいません!」
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当初、スープはワインはパスしようと思ってたんですが、たまらず赤を。

パンが変わりました。
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キャラはあんまり変わってないような・・・。

ここらでデジカメのバッテリー切れ。
年末から、持ち歩いて出歩くことがめっきり減ったので、チェックもしてませんでした。
ここからは、お借りしましての撮影です。

和歌山産足赤エビのパピヨット ビスクのソース
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足赤エビ、美味しかったですね。
ビスクのソース、もう気持ち多くても嬉しかったかな?

ワインはいつの間にか一皿一杯ペースに。
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さて、お次は・・・
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チリメンキャベツ、黒トリュフ、フォアグラのテリーヌ
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ヨシノ、冬のスペシャリテ。
こりゃエロい・・・。でも、チリメンキャベツのおかげでエロエロしくないエロさに(笑)
黒トリュフ、フォアグラを挟み込んでも負けない、
チリメンキャベツの甘みとチリメンっぷり(食感ね)。
三位一体とはこのこと。バランス、相性ともに申し分なし。
こういうのを「スペシャリテ」というんですよね。
やたらめったらメニューにスぺシャリテのある店とは完成度が違います。

やはり体調が優れず、いつもより酔いが早い気が。
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パンも3パターン目。見た目以外の変化は特に感じず。
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ヒラスズキを新若布で蒸し焼きに
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旨い・・・しみじみ旨い一皿。
肉厚のスズキもさることながら、纏わり付く若布の香り具合も絶妙。
添えられてる貝も美味(なんだったっけ・・・?)。

・・・・と、スズキに舌鼓を打った後に運ばれてきたのは、
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「お・・・・・、遂に来ますか・・・」
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そう、べキャスです、べキャス!僕、お初ですね。

「たまたま空いてたので・・・」とのことでしたが・・・・。
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おかげさまで臨戦態勢は整いました!
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“ジビエの王様”べカス(山鳩)のロティ サルミ仕立て
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・・・・・圧巻です。
頭から脚まで、内臓から脳みそ、血、全てを使いきる食材への敬意と、
歴史あるフランス料理への敬愛に満ち溢れた一皿。
特別強いわけでも、圧倒的に濃厚なわけでもなく、
横たわるその姿、口に広がるその風味、ただただ高貴。
選ばれしジビエが、選ばれし料理人によって手にかけられ、
行ってはいけない世界に連れて行かれてしまった・・・まさに悦楽の境地。
これからどんな料理を食べようと、何年生きようと、
「自分史」に刻まれる料理の一皿に、この日出会いました。

「野菜が少なかったから」と・・・・
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まだ出てきた!(笑)
確かに野菜、少なかったけど・・・けど、
総量としましては、すでに満たされるゾーンにまで達しつつあるんですけど・・・。
「べカスのガルニ」ではなく、完全に「野菜の一皿」。
これまた一つ一つ丁寧な仕事が施されてます。
風貌からは想像もつかない、シェフの女性的な一面。
・・・大きなお世話か(笑)

フロマージュも控えてるので、白でもう一杯。
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最近、ニュージーランドで当たりが多いですね。

ずらっとフロマージュ。
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全部いただきます。
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体調・・・・悪かったんじゃ?

エビアンとポール・スミスのコラボ瓶。
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ポール・スミス、嫌いじゃないです。

ヴァシュラン
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うん、普通に美味しい。
ヴァシュランに何か求めるのも酷ですが、
これだけのコースの後、もう一工夫欲しかった。
ま、「次」の本命が控えてますから仕方ないですかね。

左奥に見えますのはトリュフのグラス。手前はトリュフ臭漂うショコラのソース。
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その「トリュフショコラ風呂」に、トリュフのスフレを滑り込ませます。
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・・・・反則です(笑)
こんなお風呂、浸かってみたいものです。
もう説明はいらないでしょ。最後の最後まで悶絶させていただきました。

余韻に浸りながらの至福の一杯。
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「終わった恋の思い出を、一皿一皿振り返る。
静かな始まりから情熱迸る日々を刻み、
甘い時間を啄みながら、
刻一刻と近づくのは、終焉という名の終着駅。
ほろ苦さに人生を重ねながら、
啜るエスプレッソの香りにまどろみ眺める窓の外。
ポツポツと、夜が更ける深度に合わせ消えてゆく街の灯り。
寄り添い家路を急ぐ恋人たちの絡み合う白い吐息が、
あの日見送った遠ざかる汽車の煙と、滲む涙のレンズの中でリンクする。
「あれから3年・・・」
銀世界に取り残された僕を、
東京に降った雪は思い出させてくれるのだろうか・・・・。」


「いかがでしたでしょうか?」
・・・はっ!!
いかつい恋愛プロデューサー(シェフね)のご挨拶で、
ヨシノでの妄想は強制終了(笑)
でもホントに素敵なコースに出会うと、移ろう料理の一皿一皿が、
恋する情景や心情に大きく重なるのは・・・僕だけですかね?
妄想の最後の方は、全くコース関係なくなってましたけど(笑)
えっと、雪降り積もる北国の小さな町の駅で、
最終の汽車で東京に向かう彼女を見送った過去を・・・・って、
え!?妄想の説明はいらないって!?マジで!?

さ、話は戻りまして、シェフがテーブルに来てくれました。
「いやぁ、すごかったです」
それしか伝えられないことが、なぜかとても嬉しい。
美味しいものをいただいたこともそうですが、
それを作り上げたシェフやスタッフへの込み上げてくる賛辞。
そんな気持ちにさせてもらえたのが、なにやらやたらと嬉しい。
「やっぱ、すげぇや・・・・」
と、一人ニヤニヤしてしまうんですよね、
「負けてられねぇ・・・」
って、一人メラメラしてしまうんですよね。

帰り、やっぱちょっとダウンしました。
こんな最中の和歌山訪問、そりゃそうなりますわね。
なんだかんだで、そこそこ飲みましたし。
年末から、ろくに食べれない日が続いてるのに、さぞ胃も驚いたことでしょう。
一日やそこら休んだところで、身体はもうどうにもならない感じです。
せめて気持ちを奮い立たせ、精神をリフレッシュさせてやらないと、
また来る明日へと挑むことも萎えてしまいそうです。

毎日が精一杯の時間と体力を消費する日々。
弱った自分を引きずり起こし、
無理やり刺激を与え、檄を飛ばして更に奮い立たせ、
また「頑張んなきゃ・・・・」と思わせる作業の繰り返し。
つくづく「ドM体質」だと認めざるを得ないと実感すると同時に、
「待てよ・・・・。弱った自分に容赦なく鞭打ってるのも自分やん・・・」と、
新たにSの資質にも眼を向け始める今日この頃。
人間の可能性の広がりを感じました(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-02-24 01:41 | オテル ド ヨシノ

一区切り。

眼を掻いてたら背中がつり、
靴を履けば裏腿がつり、
パティスリーでは橋本が「夜中にずっと子供が立ってた」と主張し、
パティシエールは廃人寸前まで働き通した今年のバレンタイン、
・・・・皆様、いかがお過ごしでしょうか?

今日で京都伊勢丹さんが終わり、モンテベロは少しは落ち着くと思います。
シュクレはバレンタインあんまり関係なかったはずなので、
しばらく変わらないのかなぁ・・・。
ぼちぼち行列みたいなのは少なくなってきてるものの、
結局閉店時間は同じ・・・・ってな状況です(1時とか)。

先日の僕の独り言、いささか皆さんに心配をおかけしてしまったようで。
ありがたいお言葉、多数いただき、ありがとうございました。
最近、煮詰まると衝動的に「北」に逃げる習性が身についてきてしまい困っています(笑)

ふと読み返すと、今年は「字」ばっかりですね。
完全に「個人ブログ」と化していた昨年と違い、
なんとなく「お店のブログ」チックになってますね。
書きかけの記事はそこそこありますので、
またレストラン訪問記なども追々ご紹介できるかと。

追々・・・ですがね。
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by monsieur-enfant | 2010-02-14 17:59 | とりとめなく・・

「痛み」

刺さったときは、そんなに大きなナイフだと思わなかったんですが、
抜いたあと、その大きさに気づき痛みが癒えません。

同じという方がほとんどなのかも知れませんが、
僕は「シュクレの岩永」と「素の岩永」は別の人なんです。
日常まで犯されてきてますから、ほとんどの時間を「シュクレの岩永」で過ごしてますが、
同じようで違う人間として、違う人格として、自分の中では完全に区別されています。

シュクレの岩永さんの将来設計は明確です。
お店をオープンしたときから向こう10年の案は見えていました。
それをゆっくりではありますが形にしてきて、今やっと折り返し地点。
描いたものが、確実に現実のものとして輪郭を成してきたのを実感します。

で・・・・それを観てる素の自分はと言いますと、
全くのノープランなんですよね。
基本、自分はいつも蔑ろで生きてきました。
周りの喜びが自分の喜びになるタイプなので、おのずと自分は疎かになるわけで。
先行し過ぎる「彼」に自分の人生のほとんどを支配されてるわけですが、
ふと、考えます・・・・。「僕自身の幸せって、一体何なんやろ・・・」
考えてるようで考えたことはなかったのかも知れません。
「幸せになる気がない」と面と向かって言われたこともあるくらい、
特にここ数年「シュクレの岩永」さんで生きることに精一杯で、
精一杯「シュクレの岩永」さんで生きてきました。

でも、時間は待ってはくれませんね。
人生は2人同時進行なわけで。
片方が経た時間、もう片方ももちろん同じ時間を経てるわけです。
素の僕の時間は止まったままでした。
もう片方の彼のあまりの慌ただしさに、いろんなことを犠牲にしてきました。
そして、それで良いんだとも思ってました。
「ホントにそれで良いの?」
何度も自分に向けられてた(と思われる)問いにも、
ほとんどの時間を彼に拘束されてる身としましては、
「仕方ない」と、自分の人生と向き合うこともしてこなかったのかも知れません。

そこにザックリ刺さったものがありました。
今までと別格の忙しさの中、その刺さったものをサクッと抜き返し、
いつものように「忙しいから・・・」と済ませてしまえるはずでした。
「彼」が成し遂げることが専決で、自分のことは今は考えれない、
いつものようにそんなはずでした。
でも、ズキズキズキズキ痛いんです。
ふと見ると、えらく大きな傷口がパックリ開いてます。
「あ・・・・こんなに大きなものが刺さってたんだ・・・・」
今も尚続く痛みと共に、塞がらない傷跡が、
僕に初めて「自分自身の人生」を考えさせてくれました。

でも・・・・幸せって、なんなんですかね・・・・。
「職人」の鎧を脱いだ僕には、何もありません。何も残りません。
でも「イコール」ではないこともわかっています。
充たされていく「彼」と、充たされない「自分」。
いや、充たされようとすらしてなかったのかも知れませんね。
思ったより空っぽな自分に、ビックリしたりもしています。

同時進行の人生。
成しえるものと犠牲になるもの。
仕方ないといえば仕方ないのかも知れません。
何かを成し遂げるには相当なエネルギーが必要です。
でも・・・・おそらく自分を蔑ろにしてきたのは、違う理由があるんですよね。
進めない理由。踏み切れない理由。果たしていつまで縛られて生きるのやら・・・・。



しばらく旅にでます(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-02-10 07:45 | とりとめなく・・

え~、待望の・・・と言いますか、遂にその日が来ちゃったと言いますか、
パティスリー ケ モンテベロ、橋本シェフの生ライブイベントが、
明日7日の日曜日、京都伊勢丹さんにて開催されます。

ほぼ一日出ずっぱり。
10時からはその感性を如何なく発揮すべく、
アシェット デセール(皿盛りのデザートね)を難なく軽くこなしまして、
皆さんのご機嫌を伺おうかと思ってる次第であります。
もちろんその合間には、随所にべシャリのテクニックも散りばめられ、
笑いあり、涙ありの深イイ話ももちろん多数したためて、
皆さまのお越しを今か今かとお待ち申し上げております。
通常、助手など連れていくそうですが、うちはそんな人的余裕は一切ありませんので、
シェフ一人で100皿を、あえて、
あたかもあたふたしてる風に盛りつけさせていただきますが、
あくまで「風」であって実は余裕ですので、ガンガン話しかけてやってください。

さらに6時からは少し手を休め、
得意のべシャリの方に重点を置いた時間を割かせていただきます。
「もっとゆっくり橋本シェフとお話がしたい~」という日頃の声に応えまして、
そこはまさに「ファンの集い」と言いましょうか、しっかり人と人として向き合い、
滲み出て隠しきれない人間性の素晴らしさなどが伝わってしまうような気がします。
もちろん話はお菓子の話から始まり、哲学的且つ支離滅裂的なトークが炸裂するのが、
身内ながら楽しみで仕方ありません。
おっと!軽妙なトークの合間のはにかんだ笑顔にご用心!
裸眼で見ちゃうとハートが火傷しちゃうかも!?



・・・・・こんな感じでいいっすか?橋本シェフ?
ほぼリクエスト通りに仕上がったと思いますけど。
やりやすいように、あっためておきましたので後はヨロシク(笑)
こんな場に出るの、最初で最後になるかも知れませんので、
僕も様子を見に行けたらなぁ・・・と思っています。
睡眠不足と日々の消化不良で気が立ってますので、
お手を触れないようお願いします(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-02-06 17:59 | ケ モンテベロ

勇気

先日、今の店の現状を「自分で蒔いた種」と嘆いた僕ですが、
それを読んだお客さんから温かいお言葉をいただきました。

「ブログで自分でまいた種ですからとおっしゃってましたが
耕した地に種をまいたのですからきっと大輪の花を咲かせることとおもいます。」

じ~んと沁み渡る、静かですがとても力強いエールでした。

うん、そうですよね。
5年間、ただ漠然と店をやってきたわけではないつもりです。
一生懸命、ここ「フランス不毛地帯」を耕してきたつもりです。
そこに蒔いた種ですもん。いつか花が咲き、実を結ぶこともありますよね。
うん、きっとそうですよね。

ここ最近はちょっと滅入ってました。
こう見えて、ナイーブなもので・・・(笑)

でも、確かな「勇気」をいただきました。
また一歩、前に進めそうです。


ありがとうございました。



P.S その他にもFAXやお手紙にて、
僕やスタッフの体調を気にしてくださってる方々の声もいただいています。
みんな喜んでいますし、良い励みにもなっています。
この場をお借りしまして、御礼申し上げたいと思います。
でも僕らはまだ大丈夫です。
大丈夫じゃないのはモンテベロのほうですから(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-02-05 22:39 | シュクレクール

「努力」って何ですか?

「1月中には行きます」
そう約束してたのもありますが、
何か自分に刺激を与えなければ、
繰り返される毎日に飲み込まれ、
自分を見失ってしまいそうになってしまいます。
常に自分が心を動かしておかなければ、
人の心など動かせれるはずもありません。
「自分が感じたことのみ人に伝えられる。
感動できる人間のみ、人を感動させることが出来る」
これは常日頃から自分に言い聞かせてる言葉です。

若い子にも言うのですが、店での労働を努力だなんて履き違えてもらっては困ります。
ある種、報酬に対する労働であり、労働に対する対価として報酬を得るわけです。
それはプロとして当然のことで、そこでの頑張りなど「努力」とは言わないんです。
何も指示されていない時間に何を想い何をするのか。
それが努力やと思うんです。
日本人はその「努力」という言葉に、多大な犠牲を求めます。
時間、労力、自分を追い詰めるような行為を「努力」と賞賛したがります。
汗と涙の根性論ですね。
もちろん、否定するつもりはありません。
どっちかといえば、僕もそっち側の人間でしたから。
でもね、先にも書いたように、何かを創る仕事に携わる者として大事なことは、
「心を動かせてるか」だと思うんですよね、僕は。
映画やDVDを観るもよし、
本を読んだり音楽を聴くのもよし、
スポーツ観戦や実際身体を動かすこともよし。
美術館に行ったり、自然の景色を観に出かけるのもいいですね。
もちろん恋愛だって立派な心を動かす行為ですからオッケーです。
食事に行ったり、旅行に行ったり、自分で意図を持って行動するなら何でもいいんです。
僕の店ではそれを「努力」と呼びます。
ただね、単に観たり聴いたりしても駄目です。
目先のものを単に味うだけでもいけません。
これらを「努力」に昇華するには、やはり感じることが凄く大切になってます。
「楽しかった」「哀しかった」「嬉しかった」「しんどかった」
「美味しかった」「不味かった」「良かった」「悪かった」
そんな感想いらないんです。それじゃ、趣味の世界です。小学生の日記じゃあるまいし。
深く掘り下げ、考えることが大事。
目で見るのではなく、耳で聴くのではなく、
心が何を感じてるのか・・・、その行為がとても大事だと思うんです。
わからなくてもいいんですよ。それがいつかの準備になりますから。
この映画は何を伝えたかったのか、
この俳優は何を考え演じていたのか、
この作り手の頭の中はどうなっているのか、
その景色に今の自分は何を想うのか、
そうやって常に感じ考えることが大事なんです。
どこぞやの連中のように、中途半端な知識や理屈でしか判断できず、
何でもかんでも批評し点数をつけることが訪れた証のような戯言は、
感性を育てるのには必要ありませんので。

やらされてるうちは楽ですよ。
でも、いずれ自ら何かを生み出さなきゃいけなくなる時が訪れます。
そんな時に、パンばっかりであったり、お菓子だけであったり、料理だけであったり、
偏ったものや表面的なことしか観てこなければ、
結局誰かのものまねを越えるものは生まれません。
製法や技術、それも確かに大事です。
でもそれは表現の手段に過ぎません。
自分が表現したいと思うものを具現化する為の手段でしかないんです。
そこばかりに目がいき、根本の「表現」の泉が乾ききってる作り手が多すぎるんです。
もちろん修行中の若い子らもそう、目先の仕事に捉われて、そこに気がつかない。
そこを指摘してあげる指導者のほうがもっと少ないのが現実なのかも知れませんね。
表現する時に湧き出てくるものは、
心を動かすことによって蓄えた感性の泉からしか出てこないんです。
過去のレシピをただ引っ張り出すのは、表現とは異なります。
小手先の物真似なんて、表現とは呼びません。
「教える」のと「伝える」のも似て非なるもの。
教えるのなら紙切れ一枚手渡せば教えることは出来るかも知れません。
でもね、伝えるという試みは全身全霊で挑んでやっと数人に届くような、
そんな途方も無く長い道程を歩き続けるような作業なんです。
その間に、自分が乾ききってしまっては意味がありません。
本気で伝えたいのなら、本気で届けたいのなら、
泉に水をしたためて下さい。
感性の泉を、いっぱいいっぱい満たしてあげてください。
長い道程の途中で乾いてしまわないように、
情熱というエネルギーと共に、
いっぱいいっぱい蓄えてあげてくださいね。

・・・・って、冒頭の「1月中には行きます」のくだりの通り、
久しぶりにレストランの記事を書こうと思ったんですが、
またまた逸れすぎてしまいましたね(笑)
ので、表題も急遽変更しました。その記事は次回、必ずや。

またしばらく書けそうにありませんが、気長にお待ちくださいませ。
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by monsieur-enfant | 2010-02-05 03:21 | とりとめなく・・

そりゃ眠いですよ・・・。
でも、ここも書いていかないと、どんどん記事が溜まっていくわけで。
その溜まりっぷりに最近怖くなって来て、
さすがに「書かなきゃ・・・」ってな強迫観念も生まれてくるわけで。

昨年の記事もまだ幾つか放置したまんまですが、
とりあえず最近のことから書き始めるとしますね。サクサクッとね。
えっと、これは先月の、番組の撮影が被った三連休を越え、
へろへろになってた頃の話・・・。

何度か登場してまして、そこそこ認知されてきてる魔のイベント「ビストロの会」。
その只ならぬプレッシャーは前にも書いた通り。
それがよりによって新年早々開催されることになりまして・・・。
今回のテーマは「アルザス」。
正直、地味なんですよね、アルザス。
旨いものいっぱいあるんですけど地味。華がない。ので一般受けもしない(笑)
僕は大好きなんですよ。パリで働いてた時のパトロンもアルザスィアンですし。
「クリスマスツリー発祥の地」ということで無理矢理日帰りで行った12月のアルザスも、
僕の中ではフランス滞在時の大事な想い出の1ページです。
あ、店の横壁に飾ってる大きなクグロフ型は、その時に買ったものなんですよ。

で、アルザスと言えば、やはりそのクグロフとかタルト・フランべがパン屋に並び、
シュークルートやベッコフという外せない定番料理も、どこのビストロにもあるわけで。
・・・なので、いつもは時間がかかるメニュー選定も、
今回はあっさり決まってしまいました。
うん、必然的にそうなるよね・・・ってな具合で(笑)

そろそろコースに名を連ねたくないのですが、アルザスとなるとそうはいきません。
「粉もん」の街ですからね。ブーランジェの出番は多いわけです。
というわけで、僕の担当はアミューズとコースのパン。
アミューズ1種目はタルト・フランべ。
えっと・・・・写真撮り忘れました(笑)
普段シュクレにあるのはパリでやってたスタイル。生地にボリュームがある感じ。
アルザスではもっとペラペラ。
このタイプ、リニュしたら店で出し始める予定でした、とネタばれ(笑)
ま、細かい説明は長くなっちゃうので各自で調べていただくとして、
アミューズ2種目はクグロフ・サレ。いわゆるクグロフの甘くないヤツ。
基本的にはベーコンとクルミが定義としてあるんですが、
今回は初春ということもあり、色鮮やかなニンジンを主役に持ってきました。
ニンジンをあらかじめキャロット・ラぺにしてから生地に練り込んでいます。
他にはポワローをクタクタにソテーしたのを味のベースとして練り込んでいます。
それが、こちら。
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デカイ陶器で焼きました。隣はいつも店頭に並んでるサイズ。
前から言ってますが、パンはデカイほうが間違いなく旨い。
それはヴィエノワズリーも同じこと。
いつかこのサイズのクグロフやらなんやらをショーケースに並べたい。
そろそろ機は熟しつつあるんですけどね、「いつか」の。
あ、ひっくり返すとこうなります。
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ただし・・・断面はまたしても撮り忘れ(笑)
スイマセン。
そしてこの会用に三種のパンを用意。
こちら、
c0116714_15404056.jpg

と、こちら、
c0116714_15412363.jpg

と、こちら。
c0116714_15414784.jpg

玉ねぎが良く使われる地方ですので、炒めた玉ねぎを練り込んだパン。
年明け早々なので、何となくめでたいクーロンヌ型のバゲット。
寒冷地なので、やはり食べて欲しかったライ麦を使ったセーグル メテイユ。

今回もそんなこんなから始まり、
この会の為に集まるいつものシェフたちの料理が振る舞われるわけですが、
はい、わかってました。僕らは今回所詮前座だということを・・・・。

今回の主役はこちら。
c0116714_15462851.jpg

メツゲライ・クスダ、楠田シェフ渾身のシュークルート!・・・の一部(笑)
昔の料理書にでも写ってそうな出で立ちと空気感。
これ、全体の半量です。もう一皿、つまり二皿でワンセット。
ある程度予想してた僕らも驚くこの迫力。お客さんは一部、「マジで・・・」(笑)
そりゃそうですよ。ここに来るまでにアミューズから始まり、
フォアグラだらけのパテ・アン・クルート、
ポワロー ヴィネグレット、
スパッツェレのコンソメ、と続き、そこそこお腹一杯の状態での「あれ」。
「皆さん、満喫してください」とは楠田シェフのドS発言(笑)

さらにデセールには、ビタビタのババ オ ロム。

ワインもアルザスで統一。白ばっかりになっちゃいましたけど、それも一興。

毎回、メニューを決める時も、
終わってからの反省会も、
「あ~でもない、こ~でもない」となるんですが、
なんだか今回はすんなり落ち着いてしまって、思ったよりお客さんの反応も良く、
「反省会・・・いらないね」ってな感じでした(笑)

ってか、店が落ち着いてくれないことには次回、
僕、参加できないかも知れませんけど・・・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-02-03 15:50 | シュクレクール