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なないろめがね

狭階段の向こう側。

年末から年始にかけてのバタバタがあって、
と思ったらテレビ放送があって、そのままバレンタインに突入して、
終わったと思ったらホワイトデーで、一息つく間も無く三連休。
あっという間に今年も三ヶ月が過ぎたところで、
ようやく目まぐるしく移ろったいろんなことが頭と心で整理ついてきた感があります。
・・・・ってミスチル聴きながら書き始めたら「ツーッ」と涙が(笑)
「思春期か!」と突っ込みたくなる今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?

さて、溜まっていく一方の記事にさすがに危機感を覚えて
無理やりペースアップしてますが、まだ1月が終わりません・・・。
頑張ってチャッチャと書きますね。

この日は神戸でお呼ばれ。
お久しぶりにお会いする方なので緊張してたせい・・・ではありませんが、
駅から目星をつけてた場所まで猛然とダッシュした三宮で完全に迷子に(笑)。
警察に駆け込むほど自分も場所も見失ってしまいました。
結局、近くまで迎えに来てもらう始末・・・ホント、かたじけないです・・・・。

「これはちょっとわからないですね!」って、
全く見当違いの場所を彷徨ってた僕が言ったらあかんセリフを吐きながら着いたのは、
「小猿」
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大通りから逸れた場所のさらに地下。
またこの階段が狭い!
大きな方や高めのヒール履いてはる方はエレベーターが良いかも。

下に降りるとさっと開けた空間。
さっきの狭い階段の効果もあり、ストレスの感じない明るい店内。
ご夫婦お2人で切り盛りされてるお店です。

寒かったので最初は燗をいただきました。
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先付け
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のれそれ、イクラ入り茶碗蒸し、菜の花お浸し、からすみと大根、
梅ゼリー、黒豆、お寿司はさよりです。

お刺身
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赤貝、イカ、まぐろ、でんすけ穴子のあぶり

お酒もすすみます。
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お椀は、
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蟹のしんじょ
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焼き物
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鰆の西京味噌漬け。甘みと香ばしさと脂のバランスが良かったですね。
添えられてるのは白子です。

何飲んだか覚えてません・・・。
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野菜の焚き合わせ
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大根、かぼちゃ、湯葉、さやいんげん
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酢の物は毛蟹です。
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揚げ物
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えび、ふきのとう、どんこ、たまねぎ

牡蠣ご飯
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三杯いただきました(笑)
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いちごのシャーベット
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総じて丁寧で確かなお仕事。
静かな流れのお料理ですが、割としっかりしたお味です。
女将さんの当たりも柔らかく、
それが溶け込んでお店の空気になってるような気がします。
場所も、真っ直ぐ行きさえすれば駅から5分くらい。
最近はめっきり神戸に足が向かなくなってますが、
良いお店を教えていただきました。
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by monsieur-enfant | 2010-03-31 09:40 | 小猿

昨日、今日は、寒さのせいもあり、割と穏やかなお客さんの入り。
久々に棚越しに声をかけてみたり、
横断歩道を一目散に駆け寄ってくる子供の姿を見たり、
なんだか久しぶりに「パン屋さんって良いなぁ・・・」って思いました。
闇雲にただ焼き続けるだけの日々ではなく、
ちゃんとお客さんが買っていかれたのを見て補充できる喜び。
パンがちゃんと並んでるので、お客さんの選ぶ表情もよく見える。
とりあえずあるものしか買う選択肢がない時は、
本当に欲しくて買ってもらってるのかさえ定かではないわけで。
楽しい。
久々に楽しい。
「やっぱりうちはこういう店なんだよなぁ・・・」って再確認しました。


そんな中、金沢から某お鮨屋さん一家が遊びに来てくれました。
一瞬目を疑いましたが、間違いありません。・・・・ちょっと泣きそうになりました。
実はまだアップ出来てないだけで、今年すでに2度訪問してるお店。
お世話になってばかりなので、食べるのかも定かでないパンを送らせてもらったんです。
「パン屋さんだとは思わなかった」って言ってましたけど、
ま、お鮨食べに金沢まで行くパン屋はそういないでしょうけどね(笑)。
風貌は昔から「職業不明」って言われてましたし・・・。
先日もね、横浜某イタリアンさんから全スタッフの引き伸ばし写真が送られてきました。
・・・これもまだアップ出来てないんですが、
今年の訪問時のお礼に送らせていただいたパンのお礼にと、
全員がパンの小袋を持っての記念撮影。さすが、やることが演出染みてます(笑)

でもね、こうして気持ちで表わしてくれるのって本当に嬉しいもんですよね。
僕、パン以外何も出来ないんで、想いをいただいたお店にはパンを送るんです。
だいたい名刺も持ち合わせてませんし、名乗るなんてことももちろんしません。
「・・・誰?」ってなるの目に見えてますから(笑)、恥ずかしすぎますよね。
職業も言いません。だって、一お客として純粋に楽しみに来てるんですもん。
でも何度か足を運ぶうちに、
それこれそういう風な話の流れになってしまった場合に限ってですがパンを送るんです。
だって、自分は食べさせてもらってるのにフェアじゃないでしょ?
それに、御託を並べるより食べてもらうほうが手っ取り早い。
「はい・・・、パン作ってます」とだけ言って、後で身分証明として送るんです。
それで僕を分かってもらえると思ってますので。良かれ悪かれ・・・ね。

今回、しみじみ思いましたけど、
この「pain」のおかげで、僕は多くの方と繋がらしていただくことが出来てます。
シュクレクールをやってなきゃ有り得なかった大切な出会いもたくさんあります。
面識のない方に、「逢ってみたい」と呼び出されたこともありました(笑)。
沢山の料理人と繋げてくれたのも、シュクレのパン。
もちろんお客さんとこうして繋がっていられるのも、
間を取り持つシュクレのパンのおかげ。
金沢から足を運んでいただいたのも、
僕の代わりにお邪魔させてもらったパンたちが、一生懸命伝えてくれたから。
横浜からの便りもそう。パンが僕への信頼を生んでくれたわけです。

僕、パン以外って、野球しか長く続いたものないんですよね。
だからと言って、この岸部の地にブルペン作って、
へなちょこ球でピッチングしてたって、ガキんちょ数人集めるのがやっとです。
それがね、パンを作ったおかげで、こんなに多くの方と繋がっていられる。
パンを作るから皆さん足を運んでいただけるわけで、
作らなかったらホントにただの一人ぼっちの図体のでかいオッサンです(笑)
そう思うとね、僕にとってパンはある意味「魔法」みたいなもんなんですよね。
友達も劇的に少なく、これといって取り柄のない自分と多くの人を繋いでくれる魔法。

なんだかね、「神様、ありがとう・・・」ですよね。
それから、うちのパンたちにも「ありがとう」ですよね。

たかがパンですが、僕にとっては「されどパン」。
もちろん「されど」の部分は胸に秘め、
「たかが」を覆す為に日々頑張って精進するわけなんですが、
自己表現も、人との繋がりも、僕の場合やっぱりパンに助けてもらってます。
でも不思議ですね。「たかが」なとこもわかりますから。所詮パンですから。
でも媒体は何であれ、「たかが」と思えば「たかが」になってしまうし、
「されど」と想いを込めれば、それは「されど」になるもんなんですよね。
職業に優劣はなく、あるのは本人の心の優劣のみ。
だったらこれだけ自分を育ててくれた「ブーランジェ」という職業、
感謝して、胸張って、生きていこうと思います。
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by monsieur-enfant | 2010-03-30 21:46 | シュクレクール

小旅行への扉を開けて。

さて、妄想の後は現実に戻りまして、また1月の記事から。
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この日は京都でした。

ビストロ 「アルザス」
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なかなか分かりずらい場所にありながら、
見つけたらテンション上がる店構え。
思ったよりこじんまり。シェフ一人で切り盛りしてるのも納得。

うわっ!このメニュー、めちゃくちゃテンション上がりますね!
パリのシャルティエを思い出します。
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奥ではシェフがせっせと動いてます。
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コック服でサービスされる方はいても、
ギャルソンの格好で厨房に立つ方は珍しいですね。
どちらにしても、一人二役は難しいです。

わお!カラフが良い感じ!アルザスでは陶器での提供は珍しくないですもんね。
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で、ヴァン ド ターブルの安さは破格。
グラスで500円切ってたんちゃうかな?
もちろんカラフだともっとお得です。

さて、早速出てきたのはパテカン。
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この潔さ、素晴らしい!何一つ添えられてない!(笑)
だってメニューに「パテ ド カンパーニュ ちょっとサラダとか添えてます」
って、書いてないですもんね。パテカンだからパテカンのみ。
ある意味正しい。そして潔い。で、ちゃんと旨い。それで良し!

パンはフランス製。冷凍で仕入れて焼き戻すやつね。
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ただし、この気前の良さ。男前です!

キャロット ラぺ
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添え物として付かない分、この手の種類も豊富です。
しかも安い!400円でこのボリューム!で、もちろんちゃんと旨い!

エスカルゴ
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あ~、良い香り。バター臭がワインを煽ります。
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料理に、雰囲気に、ワインに、
酔えるものは全部酔っておきたい欲張りな自分。

シュークルート
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ま、予想はしてましたが納得のボリューム。
これが怖くて前菜頼めなかったんですよね。
でも正解。もう一皿頼んでたら食べきれなかったかも。
「量が多すぎる」だとか言う方は是非頼まないでください。
この量は、多いだの少ないだのって小さなことどうだっていいんです。
このポーションまで盛らないと醸し出せない現地の空気感があるんです。
お皿も、料理も、ここまで片寄らせなければ滲み出ない空気感があるんです。
それが店主の「想い」ってやつじゃないんでしょうか。
それを感じ取るのも客としての務めなんじゃないでしょうか。
「俺らは客やし」って方、こういう店の楽しみ方、損してると思いますよ。

それを突き付けられたデセールのメニューがこれ。
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あはははは!これこれ、こういうの、こういうの!!
フロマージュ ブランに、好きなだけ砂糖かけて食うわけです。
アルザスといえばのフロマージュ ブラン。
そして、この投げっぱなし感。あ~、ゾクゾクします(笑)

で、みかん。1個100円也。
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暖かいエスプレッソの湯気の向こうに、現地を想う・・・。
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アルザスは僕のお師匠さんの出身地なんですよね。
ですから特別な想い入れのある場所なんです。
ドイツの侵攻も受け、何度も哀しい歴史を重ねた場所でもあります。
アルザスィアンはフランス人とは思えないほど勤勉で、
パリで成功してる人もアルザスィアンが多いって言ってました、自分で(笑)

店名には「ALSACE」の文字。
この店にはそれを掲げ担う覚悟や意気込みが満ち溢れています。
ただ掲げるだけ、ただそれらしい料理を提供するだけ、
そんな店とは完全に一線を画します。
アルザスを愛し、ビストロを愛し、それらを体現する為の毎日。
一人で料理し、一人でサービスに走る、その毎日。
その懸命な姿が、閉まらないドアを近くの席のお客さんが毎回閉めたり、
数席のカウンターでは一杯ひっかけただけで帰る近所の方がいたり、
帰り道に自転車停めて寄ったおばちゃんが
「明日、予約できる?」って顔を出したり・・・
っていう、地域に根ざした「ビストロのある景色」を作り上げたんじゃないでしょうか。
お金で買えない、お金で作れないものを作り出せるのは、
結局人間の持つ「情熱」という力だけなんですよね。

おそらく今日も賑わう音楽の無い店内には、
お客さんの話声がBGMとなり、その吐息や体温が窓を曇らせ、
遮断された空間とともに幾人ものお客さんを現地アルザスへといざなうのでしょう。
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by monsieur-enfant | 2010-03-30 01:19 | アルザス

薄紅色の君へ。

いつもは先に待ってたのに。

まだかな、まだかな?・・・って、

いつもは先に待ってたのに。

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いつも向かい合ってたはずなのに、

慌ただしく流れる時間の中で、

君が来る足音にさえ気づかなくなってたのかも知れないね。

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そんな風に僕は、

いつも自分のことばかり。

忙しさに感けて、

いつも自分のことばかり。

「仕方ないよ・・」と笑う君の優しい言葉は、

いつしか僕の言い訳の言葉へと変わっていたんだね。

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6度目の桜咲く季節が訪れる。

今年の桜は、君の幸せを祝うように咲き乱れるのだろう。

眩しすぎる木漏れ日を避けるように、

その様子を僕はそっと木陰から見上げるのでしょう。

春の澄み切った青空に、身体いっぱい伸ばして咲き誇る桜のように、

健やかなる幸せが、君に降り注ぐことを祈りながら・・・。


                  
                  シュクレ 妄想部部長 



















注釈

ヤバいヤバい(笑) また妄想入ってしまった。
この手の書くとすぐ茶化されるんで先に説明しちゃいますね。
ホントは何も言わず放置しときたかったんですけど(笑)

先日、お客さんと話してたんですよ。店の真向かいの桜の木の話。
「桜、咲いてるの今日気づいたんですよ。
いつもは暇なんで、3月入ったら『まだかな~』って見てるんですけど。
今年はいつの間に咲いちゃったんだろうなぁ・・・」って。
はい、これ、2段落目までの説明(笑)
ここから妄想に入りましたね、ごくナチュラルに。
桜を擬人化させてたら、なんだかいい感じだったので、
スムーズに妄想に入っていっちゃいました。
うん・・・切ないですね。キュンときますね・・・って僕だけですか?(笑)

春は曙、妄想の季節。
皆さん、イマジネーションはたらかせましょう!・・・っていうと聞こえが良いですね。
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by monsieur-enfant | 2010-03-29 00:40 | とりとめなく・・

お知らせ。

最近、一番幸せな時間は、「デュラララ!!」を観ながらボーっとご飯食べる時です。
雨トーク→デュラララ!!→大きく振りかぶって、これ、木曜日のゴールデンリレーです。
デュラララ!!も良いですが、「大きく振りかぶって」、これ良く描けてますね。
高校野球のアニメなんですが、一人一人の心理描写から、負けたチームの姿、
もちろんフォームやアルプスの応援団の動きまで、ホントに良く描けてます。
今日も「デュラララ!!」観て、合間にブログ書いて、「大きく振りかぶって」観て寝ます。
仕事から帰って、食事して、お風呂入って、寝る・・・こういう生活嫌なんですよね。
どうしても人間らしい生活がしたくて、とりあえず合間にテレビを観ます。
・・・・って、その程度が僕の「人間らしい生活」って部分ってのも寂し過ぎますね(笑)

雨が続く毎日でしたが、ふと店の裏の屋根へ目をやると、
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スズメがみんなで寄り添って雨宿り。寒いしね。

さてさて、本題に入ります。
まずは、お待たせしました!パソコン、復旧しかかってます!
とりあえずメールは送受信でいるようになりましたので、ご遠慮なくメールくださいね。
いただいてたメールは、徐々に返信していきますのでお待ちください。
それから、パソコンが壊れたと告知する以前にメールを送ってて、
まだ返信されてない方、もう一度メールいただけませんでしょうか?
告知以降の未開封のメールから、新しいパソコンで見れるようになってますので、
それ以前の方のメールが見れません。中には返信出来てない方もおられるまま、
読めなくなってしまったメールもあります。ご協力いただけると助かります。

続いては、パンのお知らせ。
HPのメニュー欄や、予約FAXの更新は間に合ってませんが、
数点の変更をお知らせします。
まずは「パン アロマティック ア ラ ジャポネーズ」が、
今年は取り寄せる酒かすの質に納得できず早期終了となりました。
続いて長らくご愛好いただきました「パケ ドゥ マロン トルーブル」も、
季節の移ろいと共に、今季終了となりました。
それに変わりまして数点のフレッシュな顔ぶれが加わります。

実は、レ・サンクディアマン、リニューアルしてたんです。
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カレンズが入荷できなくなったのもあって、アプリコットを追加しました。
2種のレーズンとイチヂク、アプリコットにオレンジ、くるみ、の構成になり、
どこかくぐもった印象だったこのパンに、香りと酸味が加わり、
少し垢抜けた感が出てきました。是非、お試しください。

パン ピカン
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これ、名前も変わっての復活組です。
クルミの香ばしさと食感に2種の胡椒(黒と緑)のアクセント。
そこに豚の背脂を細かく刻み入れ、動物性のコクを加えました。
ピカンの名の通り、ピリッと刺激的なパンです。
生地はラミジャンです。

パン ア ラ ブリーズ プランタニエール
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バゲットの生地に、リュバーブの軽やかな香りと酸味を漂わせ、
クランベリーとレモンの彩りと味わいが、柔らかくそっと寄り添います。
「春のそよ風」の名のように、甘酸っぱくも爽やかな想いも一緒に閉じ込めました。

さ、まだまだ寒い週末を迎えますが、シュクレのパンは既に春色です。
皆様のお越しをお待ちしております。
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by monsieur-enfant | 2010-03-26 02:40 | シュクレクール

春のうたかた。

「あ、アスパラ入ったんですね!?」
その日は今年初の、春を告げるホワイトアスパラにありつける日になるはずでした。
フランスの春と言えばアスパラ。どこもかしこもアスパラ。いやがうえにもアスパラ。
「あぁ・・・今年もそんな季節が始まるのか・・・・」
想いを馳せていた僕は、目の前に忍び寄る現実に気づくよしも無かった。
「スイマセン・・・もう切らしてしまったんです」
そう、その言葉によって、くっきり書き記された黒板のメニューの文字とは裏腹に、
全ては泡沫の春の夢の如くかき消されてしまったのでした・・・。


とにかくそれが悔しくて悔しくて(笑)、ま、前回の記事の時なんですけどね。
なので、すかさず行ってきました。もちろん狙いは一つ。
「ホワイトアスパラ エストラゴン風味 ソース オランデーズ」
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あ、言うの忘れてた!ここはヌーパピさんです(笑)
あ~・・・なんだかホッとしますね。
オランデーズはド定番なのもあって避けるお店も多いですが、ド定番はド定番で、
「めっちゃ旨い!!」みたいな感動とは別のアンテナに響いてくると思うんですよね。
ここヌーパピさんで初めて食べた人たちが、
そんなことを数年後にでも思ってくれたら素敵ですね。
「あぁ、また春が来たね」ってね。

と、まぁ、今日は今年初のホワイトアスパラをいただきに来たのですが・・・・、
そんなの吹き飛ばすくらいに凄かったのが、この「猪」!!!
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これ、凄かった!
今まで食べた猪とは別格!きちっと猪!香りも素晴らしい!
こんなのサラッとメニューに掲げてたら駄目ですよ!危うく違うの頼むとこだった。
ジャガイモのピュレもまた旨し!!混ぜてある黒い粒々はトリュフ!!至福!!
いやぁ、さすが地力ありますよね。うんうん、さすがでした!

この日はデセール飛ばしてエスプレッソで〆。
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・・・・そりゃ、ほぼ100%に近い確立で頼んでますけど、
デセール飛ばしただけで一瞬厨房「ザワッ」ってなりましたよね?
「え?マジで?今日は食べへんの?」みたいな(笑) そんな日もありますってば。

さ、足早に立て続けに書きましたヌーパピさんですが、
今年もたくさん元気をいただきに行きますね!
・・・って、1月に書きたかったんですけど・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-03-26 01:05 | ル ヌー パピヨン

最近、定休日に雨が多いんですよね。
ま、お客さんも濡れないで済むので良いのですが、
洗濯物が乾かなくて困ります・・・っていうか、洗濯する意欲自体が消え失せます。
そうは言ってももう3月もお終い。早いものですね。
この長い雨のカーテンが上がると、いよいよ春の幕開けかな?

さて、いよいよ・・・と言いますか、やっと今年の記事に帰って来れました。
幸い、昨年末はボロボロになってましたので記事という記事も無かったんですよね(笑)
ほとんど何もせず過ぎてしまったお正月休みを経て、
年明けも外出する気力もないまま納豆めかぶご飯を啜る日々・・・。
完全に草食系男子化しつつあった最中、ふと思ったのが、
「全然肉食ってないやん!」

で、肉がっつきに来たのは、ここヌーパピさん。
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体調も芳しくなかったのでバドワで通します。

ケークサレ
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サラダ リヨネーズ
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肉食ってないとは言え、野菜も採ってませんからね(笑)
しっかりお野菜もいただきます。

久しぶりの肉でっす!
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あ~、やっぱり男子たるもの、肉、必要ですね。
がっつく幸せ、納豆めかぶご飯では味わえません(笑)

ショッソン オ ポンム
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熱々で提供できるのは羨ましい限り。
キャラメルのアイスとの相性は鉄板ですね。

ご挨拶に伺えませんでしたが、
昨日でめでたく1周年のヌーパピさん。
いろいろあった1年だったでしょうけど、
先に進むには1日1日を積み重ねる以外ありません。
遠回りに見えて、結局は一番の近道なんですよね。
うちもそうですが、お客さんに伝えたいのは美味しさや喜びももちろんですが、
その根底に流れるフランスの文化なんです。
ものを売るのも勿論ですが、その中で僕らが感じたものを伝えれたら・・・と願います。
何度も言いますが、皆さんが感じる違和感こそが異文化です。
日本人である僕らにスッと入ってくるわけはありません。
フランスに限らずですが、異文化を語りながら、
それを「日本人向けに・・・」などというのは、情報の捏造だとさえ思います。
知ってもらうための努力や工夫は数々あれど、犯してはいけない領域というものに、
平気で土足で踏み込む輩の多いことに神経を疑います。
掘り下げもせず、敬意も持たず、表面的な物真似は異国に対する愚弄であり、
異国文化という看板を拝借しただけの、単なる商売道具に過ぎません。
ありのまま、現地のまま、とはなかなかいかないことも多いですが、
なんとか少しでも伝わればいいなぁ・・・と思います。
ただ食事をしに、ただパンやお菓子を買いに、だけでなく、
遠い異国に想いを馳せてもらえるような仕事をしていけたら・・・そう思うんです。
もちろん、僕ら自身も想いを馳せながら、恋焦がれながら、
そんな純粋な気持ちを持ち続けていたいものです。

どこまで描ききれるかわかりませんが、
生まれ育った日本というキャンバスに、描き足し、塗り替え、試行錯誤を繰り返しながら、
フランスで感じた風景を描いていけたらなぁ・・・と思います。

「あぁ・・・今日でヌーパピさんも1周年かぁ・・・・」
そう思い過ごした雨の日の1日、
改めて「伝える」ということの意味や意義を再確認させてもらいました。
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by monsieur-enfant | 2010-03-25 09:04 | ル ヌー パピヨン

春です・・・よね?

ヘロヘロになりながらも、何とか3連休を越えました。
ちょこちょこ新作も出てるので、またお知らせしますね。
あ、それから近日中にパソコン稼動再開できそうです。
・・・と言っても結局買い替えになったんですけどね。

さて、昨年の話が一段落着いたのですが、
またしばらく昔話になりそうなので(やっと1月の記事ですから・・・)、
ちょっと最近のタイムリーな話を。

先週のお休み、一人ランチに行った後(後日掲載)、
夕食(これも後日掲載)との間の時間を使って行ってきました、
はじめまして!ナンバパークス!(笑)
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「すっげぇ・・・島みたい・・・」
と、横断歩道で呟きながら写真撮ってる大阪人は僕だけでしたね。
しかもナノイーと一緒に衝動買いしてしまった春物の服を我慢できずにおろしてしまい、
ジャケットの下は薄いシャツ一枚・・・・この日、めちゃくちゃ寒かったんです(笑)
吹き付ける風に「寒くないけど?」的な顔で頑張る35歳がここに一人いました。
顔は穏やかに保ちながらも、寒すぎて身体はガチガチに硬直してまして、
若干筋肉痛になった、ある春の日の午後でした。

あ、なぜナンバパークスに出没したかと言いますと、
雑誌をペラペラめくってて、珍しく一目惚れしたカバンがあったんです。
そのショップがここナンバパークスにあるらしいので、
遠路遥々来る羽目になってしまったわけです。
しかも、下調べせずに来て、たまたま入った一件目に置いてあったので、
「任務完了」と、それだけ買って帰ってきちゃったんですけどね。
ダラダラ買い物するの、嫌いなんです。
で、それがこちら。
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ま、普通のトートバッグなんですけどね。
これからの季節ガンガン活躍してくれそうな、
潰し甲斐のあるゴワゴワした感じも良いですね。
ラフなカバンも無かったんで丁度良かったです。
エディファイスとandのコラボバッグで、ナンバパークス限定(だったよね?)だそうですよ。

さ~て、6月にはこれを提げて、皆さんとBBQでの再会といきましょうか!
・・・って、言っちゃって良かったのかな?(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-03-23 02:54 | とりとめなく・・

この日は、口が久しぶりに中華でした。
北新地 「星華」
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初めてのカウンター。よく流行ってはります。
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カウンター・・・だからといって・・・って感じですね。
ここは座敷が一番良いかも。
とりあえずビールをいただきます。
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前菜盛り
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何が何だかよく覚えてません・・・。
いつも通り、一つ一つしっかり作られた前菜です。

上海蟹
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蟹スプーンに蟹の刻印・・・・・しなくてもわかるだろ(笑)
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身は少ないけど濃い上海蟹。たまらず紹興酒をいただきます。
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お、あれかな?・・・と思ったら、
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温かい紫蘇ジュースでした。
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蟹が体温下げるので温まってください、とのお気遣い。

今度は、あれですね。
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はい、フカヒレです。
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旨い。何度いただいても飽きません。

大はまぐりのにんにく蒸し
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染み出るジュ。身もプリプリ。

ザーサイ、旨し。
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鴨だったような・・・。
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間違いない旨さ。
いつもながら中華の香辛料使いには唸らされる。
何がどうなってるやら、辛かったり、痺れたり、ピリッとしたり、ツンときたり。
ある意味、食べ物としてギリギリですよね。
それを複雑に絡め合い、一つの方向にまとめる。
多重性と言う意味ではフランス菓子と通ずる部分があるのか無いのか・・・無いか(笑)

焼飯
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お手本のようなパラパラご飯。
いくらでも食べれそう。

杏仁豆腐
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ココナッツミルクは入れてもらってください。

香り良い中国茶で一息。
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さすがの安定感。
派手さはないけど、丁寧で生真面目な仕事の賜物ですね。
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艶やかな街の、一本筋の通った静かで熱いお店。
いろんな光溢れる街の、小さくも確かな一つの光となっています。
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by monsieur-enfant | 2010-03-19 01:07 | 中華料理 星華

暗がりの灯火の中で。

この日は何だったっけな・・・。
何でこんな時間まで食べてなかったんだっけな・・・・。
もう10時前くらいだったんじゃないかな、しかも場所は渋谷。
個人的な野暮用で急に動いたもんだから、
食事の下調べもして来ず・・・。
「あ!」と思い出したお店が一件。
前にモンテベロが渋谷で催事をしてたときにリストアップしてたお店がありました。

ビストロ ダム ジャンヌ
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渋谷からは結構歩きます。
思ったよりわかりにくいとこにある小さなお店。
で、基本、電気は点いてないんちゃうかな?
席に着くと、そこのロウソクを灯してくれます。
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暗い暗いとは聞いていましたが、ま、必要最低限の明るさはありますね。
ゆらゆら揺れる灯りの下で、鉛筆で手書きで書かれたメニューに目を通します。
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「ちょっと冷たかったり恐いお店なのかな・・・」と思ってましたが、とんでもない!
マダムはとても良い感じ。気さくで話しやすく、ホッとします。
お皿もマダムがコツコツ集めたフランスのアンティークだそう。
その温かさと、ロウソクの灯り、店内の作りが相まって、
なんだかフランスの田舎のオーベルジュにいるような錯覚さえ引き起こします。
そこで選んだワインは、
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え?よく見えない?これが限界です(笑)
僕がフランスにいた頃に訪れた、アヌシーのあるサヴォア地方の白ワイン。
現地の友人とスキー場の中腹のレストランで、
雪にワインを突っ込みながらラクレットをほうばったのを思い出します・・・。
あぁ・・・ちょっと泣けてきちゃうかも・・・。

ゴンっと出てきたのは、パテカンです。
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「どのくらい食べられますか?」とマダム。
嬉しいなぁ・・・・フランスのビストロはこういう提供の仕方多いんですよ。
今、西天満でやってるランデブー デザミの大谷シェフがパリで働いてた
ラ・レガラードに行った時もこんなスタイルで半分くらい食ったっけ・・・。
そういえばその日は現HAJIMEの米田シェフと待ち合わせしてたんだった。
ロワールからパリへ向かうRERが、よりによってストで来れなかったんだよね。
・・・・なんだか思い出がポロポロ溢れてきて困ります。
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お上品に少しだけ(笑)

次のドンッは、自家製ピクルスです。
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これも好きなだけいただけます。
なんだか時間と共に、ホントにアットホームな空気に癒されます。
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酢の物がちょっと苦手なんで、少しだけ。

自家製パン
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手で作り、手で摘んで食べる。
おにぎりみたいに温かい食べ物ですよね、パンって。

フォアグラのサラダ
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べローンと気前良く乗っています。

ブッフ ブルギニヨン
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じゃがいものピュレは別盛りです。
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合わせて完成。こういう作業がいちいち楽しい!
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しみじみ旨い・・・・。

デセールも何種か。
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いいでしょ~、このポーションにこの飾りっ気の無さ。
ガトー バスクをいただきました。
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幸せ・・・。

まるで映画のセットのような空間の中で、
静かにエスプレッソをいただきます・・・。
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いやぁ・・・良い時間でした。
いろんなスタンスのビストロがありますが、
こういった形で非日常を演出してくれるところは無いんじゃないかな?
夜も3時くらいまでやっておられるので、近くなら通い詰めるのに・・・。
ただ、相手は完全に選びますね。
この空気感を一緒に心地良いと共有できる価値観がないと、楽しみも半減です。

お客さんが席を立つと、ふっと消されていくロウソクの灯。
振り返ると誰も居ず、・・・つまり真っ暗(笑)
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思いがけず良い店に出会った、ある日の渋谷の夜でした。
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by monsieur-enfant | 2010-03-18 08:06 | ダム ジャンヌ