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なないろめがね

絆の証

3月某日・・・。
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もう、北に逃げるしかなかったわけで・・・。

ではなくてですね、
今回は逃亡ではなく(笑)母親を連れての訪問です。
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金沢 「鮨 志の助」
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前々回訪れた時、富津の海苔を使ってると聞いてから、
いつか母を連れて来たいと思っていましたが、
母の誕生日のこの日、やっと実現することが出来ました。

金沢がほんとに久しぶりの母は、とても楽しみにしてくれて、
限られた時間の中で、市場に行きたいやらなんやら考えてたようなのですが、
よりによって電車のトラブル・・・。出発で20分遅れ。
出発したと思ったら、京都まで1時間くらいかかったんじゃないかな?
市場どころか、志の助さんにも間に合わないんじゃ?
なんてことも過ぎりながらも、なんとか滑り込み。
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前回訪問時に唸った「手取川 山廃純米大吟醸」
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まだ寒かった3月初旬。お猪口の中には春が咲いていました。

まんじゅ貝のバター焼き
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いつもの一品。
磯の香りと入り混じったバターの香り。
「あぁ、志の助さんが始まるんだ・・・」と、ここで実感。

たらの白子
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願わくば変わってないことを祈って来ましたが、まだありましたね。
今日は前回とほぼ同じ流れですが、旬の良いものを選んでいるのですから当然です。
ソースや技法を駆使するジャンルではありませんので、変わるほうが不自然です。
しかも、中2週間での再訪でしたからね(笑)
感想も前回と同じですので割愛させていただきます。

鰤の刺身
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握りはのどぐろからスタート。
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前回は肴で出てきたガスエビが握りで。
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この風格・・・。蟹、ナイス迫力です。
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途中で「常きげん」にスイッチ。
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技冴えわたる、あおりイカ
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ウニ。気品さえ漂います・・・。
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トロの炙り
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ばい貝
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鯛の昆布締め
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圧巻の蒸し鮑
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穴子
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甘エビ
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マグロの漬け
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小鯛
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いくらの軍艦巻き
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ねぎとろ
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あったかいお味噌汁でホッと一息。
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うなきゅう
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さっぱりと、山芋と梅です。
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はぁ~・・・終わりのが寂しいですね。
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今日も美味しくいただきました。
富津の海苔に絡めて母を紹介しようと思ったり、
今日が誕生日で連れてきたことを話そうと思ってたんですが、
ちょっと目を離した隙に、母はまたしてもフライングで勝手に話し始めてました(笑)
いつもそう。こういうとこ案外積極的なんですよね。
でも喜んでくれたみたいで良かったです。
海苔、美味しいって言われて誇らしげだったしね(笑)

電車のトラブルで時間が押してたので金沢駅にとんぼ返り。
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ちょっと時間があったので、母はお土産を物色。

一つだけ遅れて良かったことが。
本来、同じくらいのスタートだったであろう常連さんらしき方々の帰り際に滑り込んだ際、
聞いてしまったんです、「おにぎり」の存在を。
言おう・・・でも言っていいのかな・・・よし言っちゃおう、
そう勇気を振り絞ってお願いしてみました。
「おにぎり、作ってもらっても良いですか!?」
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お昼がちょっと遅めになってしまったので、晩御飯はこれだけで済ませれそうです。

・・・と、前に座る母からの差し入れ。
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あ、さっき駅で買ってたやつね(笑)

家に帰って、早速いただきました。
バレンタインにスタッフからもらって全然飲めずにいたお酒をお供に。
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なんかね、ご主人の修行先である「小松弥助」でもやってたスタイルみたい。
鮨ネタをまな板の上で数種合わせ、
そこにたっぷりワサビの入ったワサビ醤油を合わせて、
それらを一度、海苔で巻くんですよ。
で、その海苔巻きにシャリを纏わせて、最後にまた海苔を巻く。
昔からの何か謂れのあるおむすびだそうな。
翌日くらいが、よりワサビが馴染んで美味しいと聞きましたが待てませんでした(笑)
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過去、そんなに話せてなかったんですよね。
僕、きっかけがなければお店の人とあまり話せないんです。
だって不必要なことこっちからベラベラ話しかけるのもおかしいでしょ?
客として楽しみにきてるのに、自分がな誰で何をしてるのかって関係ないですからね。
でも今回は母親も交えた雑談の中で、ようやく素性も明かし、
「パン屋さんとは思わなかった・・・」と驚かれましたが(笑)、
(そりゃ、度々金沢まで鮨食いにくるパン屋いないでしょうからね・・・)
そのおかげで店にも遊びに来てもらえることにも繋がりました。
店名も、ご主人の名前の漢字の一部である「志」と、
修行先の「小松弥助」から「助」をいただいてつけたという温かいお話も聞けました。
繋がりを感じるお名前って、なんだかこっちも嬉しくなりますよね。

今回は電車のトラブルもあり、
ホントにお鮨食べて帰るだけの金沢詣でになってしまいましたが、
散々散々迷惑や心配ばかりかけてきた母親に、
ささやかながらですが親孝行も出来たかなぁ・・・って思います。
志の助さん、ありがとうございました!
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by monsieur-enfant | 2010-05-31 02:40 | 鮨 志の助

セレモニー

さてさて、
刻はまた遡り、2月の末日のこと。
いろんなことが起こった年末年始に輪をかけて、
受け止めきれないことなどがあったころ・・・。
かなり病んでたころですね(笑)

かねてからずっと「いつか」と思ってたレストランがありました。
僕がまだフランスに行く前など、同業者からフランスの情報もなく、
あるのは雑誌や書籍化されてるキュイジニエやパティシエからの情報くらい。
行ってる同業と言えば、集団でパン屋さんばかり回るツアーや、
表面的な知識だけ携えて、キュイッソンの解釈もできず白い焼き色のパンを焼き、
わざわざ本質を理解できてない無知をひけらかすような方々ばかりでしたから。
パン業界の意識レベルの低さを早くから痛感し、
異業種に追いつけ追い越せで頑張っては来ましたが、
ふと周りを見渡すと、「そうでもない」人が圧倒的に多いもので(笑)
結局、どの業界でもそうですが、
やってるやつはやってるし、やってないやつはやってないんです。
シンプルに、ただそれだけのことなんですよね。

話は戻りまして、そんなシェフたちの熱い体験談を読んでは、
「すげえなぁ・・・カッコいいなぁ・・・」って、
その生きざまに惚れ込み、憧れを募らせていたものです。
「自分もこういう風に前のめりで生きてみたい」ってね。

書くと長くなるので省きますが、
僕にも渡仏のチャンスが巡ってきました。
27の秋でした。
フランスに向かう前、空港で手にした雑誌がこれ。
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たまたまですが記事の内容が、
渡仏したシェフの特集や、フランス時代の話の座談会など。
読み漁りましたね。
滞在中も、苦しくなると読み返し読み返し、ホントに読み漁りました。
行く道中の飛行機で感じたこともあり、
着いて闇雲に頑張ってるときに支えてもらったこともあり、
後半になって「こういうことか」とわかってきたこともあり、
ホントにリアルに為になる内容でした。
僕にはめちゃくちゃタイムリーでしたね。
中でも印象に残ってるのは、
「フランス人の2倍やって同等、3倍やってやっとフランス人を使えるようになる」
って一文。実際、言い得て妙でした。
「まだまだ!まだまだ!3倍やらなきゃ!こいつら使うこともできずに帰れるか!」
そう思いながら必死に闘ってたのを思い出します。

帰国後、やはり憧れは支えとなって残るもので、
面識もないのに勝手に「裏切ったらあかん!」って、
自分のスタイルを貫くことに不安になるたび思っていました(笑)
このころ、まだ可愛いとこあったんですよ(笑)

その中に、自分の30歳の区切りとして行くことに決めてた店がありました。
フランスでお金を使いはたして帰国した当時の僕には、
とてもじゃないですが敷居が高く、国内であまり食べ歩きもしてなかったのも手伝って、
どうしても足が向かなかったんです。イメージが膨らみ過ぎてたのもありましたね(笑)
ですので、ご褒美としてもですが、自分を試す意味もありました。
30歳という区切りの歳に、こういう店で自分は何を感じれるのか、
30歳の男性としての嗜みや立ち居振る舞いがこなせてるのか、などなど。
でも、ちょうど30歳って、29でオープンしたシュクレクールの、
オープン後1カ月で迎えた歳だったんです。
・・・無理でした(笑)
死にそうでしたもん、マジで。ってか、死にかけてましたもん。
とてもじゃないですけど体力的時間的精神的金銭的にそんな余裕ありませんでした・・・。

それから時が流れ、店が落ち着き始めると、
少しずつですが食事にも出れるようになりました。
でも結局そのお店には行けませんでした。
正直、まぁ、いろいろわかるようになってきましたので・・・ってなとこもありましたが、
やっぱりどこか僕にとっては特別なままだったんですよね・・・。
特別なまま、終わらせようかとも思ってましたが、
今、もう一度区切りのセレモニーの場として使わせていただきたく訪ねました。
一度に押し寄せた様々なことに飲み込まれそうになってた2月の末日のことでした。
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中央区 高麗橋 「ラ・べカス」
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いや、違うんです。
今日は感想とかいいんです。
思うところもありますが、長々と先述したように、
ここはある意味特別で、この日もある意味特別で、
そういう意味で、やっぱりこれからも特別で・・・。
ですから・・・そう、今日という日がここに刻まれただけで、それでいいんです。
あえて刻んだ記憶を思い出しに来ることはないかもしれませんが、
良い時間を良い空間にて過ごさせていただきました。


なにげない一言で豹変してしまう感情もあれば、
決定的な一言ですら消化できないこともあります。
何も起こってないのに諦めてしまう時もあるのに、
もうどうしようもない現実ですら受け止めきれない時もあります。
心は・・・ホントに我儘ですよね。
頭で理解する前に折れてしまう時もあるくせに、
頭が理解してるのに分かってくれない時だってあります。
「もう、どうしようもないんだってば・・・」
そう何度嗜めても、心は「聞く耳持たず」って(笑)
それ、余計辛くなっちゃいますから・・・。

あったことが無かったことになる境界線。
あったものが無いものになる一瞬の刹那。
流れてきた時間が急に止まった次の一歩を、
いつどんなきっかけで踏み出せば良いのでしょう。
未だ色つきの想い出が褪せていくのに、幾つの季節を巡ればよいのでしょう・・・。

この日はいろんな感情を有無を言わさず区切る儀式の日。
受け入れれるとか理解出来るとかでなく、現実を丸のみして、
自分が「今」だと思っていたことを「既に過去」のことだと心に突き付け封をする日。
振り返り顧みることのないよう、ただ明日を見て歩けるよう、
そしてまた笑って手を振れるよう・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-05-28 01:46 | ラ べカス

互いの想いの受け渡し。

これも、チョット前の話。

ふいに送られてきた大きな発泡スチロール。
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何かな・・・と思って開けると、
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「Terrine du terroir」
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京もち豚、滋賀県日野町の鹿、鴨、と地元の食材を使ったテリーヌです。
しかも3本も!!
差出人は、某比叡山の某ホテルのシェフでした。
一度ね、お会いしたことがあって、
たまたま酒を飲みながらお話させていただいたんですよ。
びっくりしました。こんなとこに、こんな熱いシェフがおられるんや・・・って。
僕、初対面で自分を開くことってほとんどないんですけど、
向こうからガンガン開いてこられると開かざるを得ないって言いますか、
基本受身になることがあまりないので戸惑うんですよね(笑)
フランスへの思い、フランス料理への思い、職場や自分の現状、
情熱、信念、憧れ、葛藤、苦しみ、やり甲斐、
・・・・的なことを話されてたと思います・・・あんま覚えてないですけど(笑)
自分を取り繕ったり、偉ぶったり、勘違いしたりせず、
ありのままをポンって広げて見せて対峙してくることって、
肩書きを背負うと、なかなか出来そうで出来ないものですよね。
特に同業者って、やってること見れば一目瞭然なのに、
それでも語るだけ語ってる人、ザラですからね。
「へ~~、ある意味すごいなぁ・・・」って、
摂氏2℃くらいのひんやりした遠くを見る眼で見てしまいます。

あれから一度もお会いしたことはなかったんですが、
年賀状をいただいてたのもありまして(僕、返せてたかな・・・・?)、
ずっと存在を気にはしてたんです。
熱い人って、いっぱい背負っちゃいますし、
他人にも厳しいですが百倍自分に厳しいうえに、
意外とガラスのハートだったりするんですよね。
弱いんじゃなくて、自負や責任感、
それと到達点を高く設定してるのでギャップにも苦しむんです。
で、すぐ傷ついちゃう。自分を責めちゃう。追い詰めちゃう。
で、苦しむの好きじゃないけど満更嫌いでもない。
基本みんなMですし、壁無くして成長も無いこと身に沁みてますから。
ただし、立ち直りも尋常じゃなく早い(笑) 考えてても仕方ないんでね。
こちらの野村シェフもそう。 そう感じました。
熱いんですが繊細です。優しいんでしょうね、多分。
ですから、大丈夫かなぁ・・・・って気になってたんです、ずっと。

それがひょんなことでシェフのブログに出会いまして。
「うわっ・・・相変わらず熱っ!!(笑)」って嬉しくなったんです。
もちろん良いことばかりじゃないと思います。
苦しかったり辛かったり歯痒かったり、
でもそれらにも熱く熱く挑んでらっしゃる姿が赤裸々に書かれてました。
仕事に対しても、生きるってことに対しても、真正面から一生懸命もがいてはります。
なにか出来ないかな・・・なにかこっちから意思表示できないかな・・・・。
そう思って、結局パンを送りました。それくらいしか出来ないですよね。
でもそれが一番のメッセージになるとも思いましたし、
それを酌んで下さるとも思ってました。
店に来る来るって言って一度も来てくれてませんでしたしね(笑)
ただただ「頑張って!元気出して!応援してます!!」
その気持ちだけいっぱいに詰めて送りました。
で、受け取ってくれたことも書いてくれてました。こちら

「人の温度って・・・」のくだり、ジーンと来ました。
あったかくて熱くて柔らかい文章を書かれるんですよね・・・いかつい顔で(笑)
送って良かったなぁ・・・パンじゃなくて気持ちをね。
そしてやっぱりパンもですが気持ちも酌んでくださいました。
思っても、アクション起こさなきゃ伝わらないわけで。
伝わらなきゃ、思わなくてアクション起こさなかった人と結局同じなわけで。
思った思わないではなく、示せたか示せなかったのかが大事。
確かにお会いしたのは一度だけ。
でも僕、回数いらないんですよね。
細かいことなんて知る必要性も感じません。
軸足をどこに置いてるのか、温度の近い人なのか、目線はどこを向いているのか、
それくらいで良いんじゃないでしょうか。
ダメな人はダメです。持った違和感は後々必ず大きな傷口として開きます。
でも僕もだいぶ大人になりまして、昔はダメな人を拒絶してましたが今は違います。
無関心です(笑) だって興味ないんですもん、どうでもいいわけです。
その代わり「気持ちいい」と感じた人は一回で十分です。
人を信じるのに能書きはいりません。
もちろん信じるというのは裏切られるのも大前提。
それらも覚悟して信じれば、相手を責めることもないでしょう。
信頼はお互いの間に生まれるものですが、
信じるという行為は強要されるものではなく自己責任。
要素は自分で決めればいいわけです。
あれとこれとそれと・・・って、条件だけが揃ってたって、
信じれないときは信じれないもんですからね。

ってなわけで、とある日常の、
嬉しい嬉しい一コマでした。


・・・あ!!テリーヌ、美味しくいただきました!!
作りたてだったのかな?1週間後くらいのほうが馴染んでネチョッて美味しかったです!
ごちそうさまでした!!
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by monsieur-enfant | 2010-05-26 01:51 | とりとめなく・・

珍しくサッカーネタ。

毎回毎回、終わってからのお決まりの反省の弁。
いやいや、それってやる前の課題じゃないの?
結果論の分析なんて評論家がやればいいんですよ。
反省って、本来やってわかったことを指すんです。
やる前にわかってることは実践するんですよ。
実際プレーする人間は、実践して課題を得るんです。
何も実行せず、成果も得れず、試合前だけそれなりのこと言って、
終われば良い訳ばかり。
だせぇ。カッコ悪い。もうええってば、ホント。
見てて痛々しいです。

ワールドカップに照準を合わせて調整段階なのは相手も一緒だってば。
過程は過程の間なら何でも許されるのではなく、
過程の段階段階で一定の結果を残してこそ過程であり結果に結びつくもの。
過程の間はゼロで、いきなり100の結果なんて生まれませんから。

こないだ代表メンバーが発表されたばかり。
思うことは多々あれど、「監督」に指名されてる人が決めることですから仕方ありません。
が、誰しも思った「流れを変えれる選手」の不在。
素人でもわかる不安点ですから、
さすがにその上を行くアイデアや補う戦術でもあるのかと思いきや、
その後一戦目にして切るカードがない姿を露呈する失態。
そりゃ長谷部君だって愚痴るよ・・・。

俊輔君は「ツートップのほうが・・・」って言ってるけど、終わってから言うのは止めようよ。
散々テストする機会や提案する機会もあったうえでのワールドカップ直前の親善試合。
闘莉王君や松井君がいれば何かが変わったかといえば、
そういう問題ではないと思います。
攻めの形も決まらない。サイドと言われればサイドに開かなきゃしか考えれない。
シュートは枠に入らない。一生懸命やってるじゃ済まされないでしょ。
組織的にと言われますが、想像性や閃きが組織に埋没してよいとは思えない。
こうなると小笠・・・いやいや、無いものねだりはやめましょう(笑)
誰か一人で打開できるような次元の話じゃないですから。

僕ら帰ると深夜ですから、お笑いとスポーツニュースしかやってないわけです。
嫌が上でも見ざるを得ません。お笑い、若手までかなり網羅してますし(笑)
スポーツも、昔やってたこともあって全般好きでよく観ます。
サッカーも大好きですし、ワールドカップも楽しみ・・・です、他の国は。
4年かけてこれかよ・・・・って、残念でなりません。
マイナスを恐れる国民性。プラスに挑まない民族性。多数決の多いほうが正しい側。
前に「守備をしない」とメディアに叩かれてたときに本田君が言ってましたが、
「守備をしないことばかり責められるが、誰一人、点を取れなかったことを責めてこない」
これ、笑いましたね。海外じゃあり得ないでしょ。
みんな一緒じゃないとね、日本は。
みんな守ってるのに一人守らなかった本田君が悪者。
でも、一生懸命不慣れな守りに没頭して引き分けたとき、
どうせ世論は「本田、無得点」(笑)
あれやればこれ、これやればあれ。
やったことの評価ではなくてやらなかったことへの叱責。
ま、昨日は評価するやれたこともなかったくらいダメダメでしたけどね。

はぁ、つまんない・・・。
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by monsieur-enfant | 2010-05-25 01:17 | とりとめなく・・

鮮度。

え~~、順番通り書いていくと、まだ2月の末なんですが、
ちょっと一件、先に書いておきたいお店があるので前倒しで書きますね。
といっても、1ヶ月前くらいの記事になります。

新規のお店って、なかなか足が向かないんですよね。
今、何店か行ってるとこでさえコンスタントに行けてないわけですし、
何かきっかけがなければ足は向かないわけなんです。

ここもそうでした。
シェフの経歴など、興味は惹かれるものの、
「ふ~ん。そうなんや。」ってな感じでしたが、あれ?知り合い働いてるやん!
ってなことで行ってきました、
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本町 「ラ・シーム」
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「むふふふふ・・・」
店構えも内装も、なんだかにやけてきてしまうセンス。
「ふ~ん、そう来ますか」って思うほど、
大阪ではかなり挑戦的且つ挑発的なお店ですね。
そう書くとすぐ「華美」であったり「個性的」であったりと想像されるかも知れませんが
大阪でのそれは違います。ずばり、「良い感じ」なんです(笑)
この「良い感じ」のセンス、大阪人にはわかりづらいんですよ!
はっきりしてないアンニュイな感じ?適度に肩の力の抜けた感じ?
一歩間違えれば北欧風のチープなカフェな感じ?でも間違えてない感じ?(笑)
わかるまい!!これ、紛れもなく「パリ」の空気ですよ!!!

なんだか「むふふふ」が収まらないままシャンパンをいただきます。
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おもむろに麻袋が登場。
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パンでした。
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パン、普通。後で知り合いの店だとわかりましたが(笑)

グージェールも付いてたのに、リエットまで出てきました。
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アスパラガスとラングスティーヌ
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一応、ジャンルは「ネオ・ビストロ」になるんでしょうね。
コース展開してないぶん、一皿のボリュームはコースのそれよりはしっかり。
そのぶんパンチもありますよね。火入れも言うことなし。ピントもバッチリ。
しばらくぶりに感じる世界観に、「ほ~・・・」と感心しきり。

この日は飲む気で行ったのでボトルでいただきます。
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さっさと頼まないから前菜食べ終わってまうやんか!!
うちのスタッフですが、ワイン好きなんで一緒に行くと飲みたいもの任せます。
が、優柔不断というか、「どうせ飲むなら吟味に吟味を重ねて・・・」という、
卑しき心見え隠れというか(笑)、ホントに遅い。
メインの一皿で2本はキツイわ・・・・飲むけど(笑)

へ~、カルトのみでも合間にお口直しのグラニテが。
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鳩のロースト フキノトウのソース
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旨いですね・・・。こうなってくると、この空間が勿体無いというか・・・。
これ、食べるとこで食べたら、下手したら2つ取っちゃいますよ。
ま、それをこうして気楽に食べれるわけですから有難いと思うべきでしょうね。

マコンをハイペースで飲みきり、メインに間に合わせました。
結局、僕チョイスのシャトー ヌフ デュ パフ。
赤はコート デュ ローヌ好きですね。
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おそらく、良いボルドーやら良いブルゴーニュを飲んでないからでしょうけど。
渡仏前、北新地で黒服してた時は「オーパス ワン」が何やら流行ってて(新地でね)、
ぶどうジュースの如く毎日飲んでましたね(笑)

デセールはイチゴのタルト
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完全にレストランレベル。まだまだ定まってない感がありますが、センス良いですね。

ミニャ盛り
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ま、半年くらいはかかるんですかね、認知されるのに。
つい先日も行きましたが、今なら当日でも予約とれます。
で、雨の平日でしたがガラガラ。
その時の記事は、多分また数ヵ月後になっちゃいますから先に言っておきますけど、
おそらく今、一番旬な店やと思いますよ!!
この料理、頭で作ってたら単なる小手先で終わってしまうんですよ。
「結局、日本人が作るとこうなる」みたいにね。
でも違います。染み込んだものが滲み出てきてます。
つまり、やってきたものをそのままやってる「時間の鮮度」がダイレクトに表れてます。
ここの料理、今関西でここでしか食べられませんよ。
で、こないだ2度目の訪問で確信しましたが、デセール、大阪1ちゃいますか。
今までアシェットやったことないっていう若いパティシエールが作ってますが、
これ、二ッ星のレストランクラスのデセールですよ。
・・・ってことは大阪には三ッ星があるから大阪2ですね(笑)

正直、先に書いたように、「オシャレ空間」みたいな感じで使われることはあっても、
その「実」をわかって感じて堪能できるかってのは、
ある意味、これからの大阪のお客さんを計るうえでの指標みたいな店に成り得るかと。
経歴といいポテンシャルといい、東京なら飛びつかれて予約取れなくなってますよ。
それが幸か不幸か・・・当日取れちゃいますから(笑)
わからないものやわかりにくいものにはホントに慎重ですからね、大阪は。

順番を先送りして書いたのは、
2度目の先日もガラガラだったことに度肝を抜かれたことと、
ある意味・・・ずっとこのままやとヤバいんちゃう?って一抹の不安が過ったからです(笑)
そして何よりわかりづらい。伝わりにくい。
ただし、「正しい今のパリ」を表現している関西唯一の店やと思います。
自分の尺度ではなく、店に身も心も委ねて、
「こういうもんなんや・・・」と、パリの「今」を感じてきてください。
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by monsieur-enfant | 2010-05-22 02:31 | ラ シーム

新習慣。

えっと・・・もうかれこれ三ヶ月前になるんですよね・・・。

先日も伺ったり、たまに寄らせてもらってるんですが、
なんせアップできてなかったもので、
「来ては下さってるので気に入ってはもらってるとは思ってたんですが・・・」って。
不安にさせてスイマセン!!張り切って書かせていただきまっす!!(笑)

さ、というわけで、また溜まった記事順に戻ります。
そうなるとまだ2月中旬なんですよね・・・。いつになったら「今」に追いつけるやら。

お噂は聞いていたものの、きっかけもなく伺えずにいたところ、
お世話になってるお店の方が、こちらに移るとのお知らせをいただき、
行ってきました、北新地「マツケン食堂」
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と言っても2度ほど顔は出してたんですけどね。
いつもいっぱいで入れなかったんです。
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リエットとパンチェッタ
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前菜盛り合わせ
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どて焼き
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エビフライ
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こう見えて、お子様の好きなものは大好きです。
ハンバーグ、エビフライ、カレーライス・・・。
で、お子様の嫌いなものも基本的には嫌いです。
人参、ピーマン・・・てことは結局お子様なんですね(笑)
ちなみに1cm越えの白ネギと椎茸は嫌いなもの不動の横綱です。
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パスタがあると、とりあえず頼んでしまいます。
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・・・これ、なんだったっけ。
でもクオリティは十分。美味しくいただきました。

これ、とりあえずフレンチのフルコース食べて来た後です(笑)
場所柄、飲み先行のイメージでしたが、
ジャンルに捉われないいろんな食事も楽しめます。
圧巻のワインセラーが印象的な店内ですが、
肩肘張らずフラッと立ち寄れる雰囲気も良いですね。
あまり「2件目」とか寄らなかった僕ですが、
おかげさまで、ちょくちょく使わせていただいています。
また追々アップしていきますね。
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by monsieur-enfant | 2010-05-21 02:57 | マツケン食堂

絵筆 その2。

前置きとして、「僕的に」ですよ、なんか釈然としない。
最初に訪れた時と、あまり変わらない印象を受けたんですが、何か釈然としない。
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で、またテクテク歩いて、珍しく立て続けに行きました。
「トゥールモンド」
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お昼はカルトのみ。夜と違ってガッツリビストロ料理です。

今日はクスダの09。これで最後まで通せました。
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フォアグラ入りパテ ド カンパーニュ クレソンのサラダ
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旨い!!ストレートに旨い!!クレソンもたっぷりでビジュアルからテンション上がります。
サラダに隠された鴨肉の生ハムもワインを誘いますねぇ。

グリーンアスパラのグラチネ オレンジ風味
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うん、良い香り。アスパラも旨いです。

沖縄琉華豚ロース 新キャベツのブレゼ
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旨い!!豚の脂の甘さに新キャベツの甘さもプラス。
ビジュアルも食欲をそそります。

生チョコのガトーショコラ
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お・・・キレイですね・・・。

エスプレッソで〆
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いましたね。
今日のお皿には、シェフがいました。・・・と、感じました。
僕、ダメなもんはダメなんです。
でも、なんだか釈然としなかったのは、
毎回シェフの印象がめちゃくちゃ良かったんです。
「ダメだ」ではなくて「なんでやろ・・・」って思わすくらい感じの良いシェフです。
「感じが良い」って言っても「良い人」的なノリじゃないですよ。
眼差しや温度、それらが料理人として「感じが良い」ってことです。
・・・って、ほとんど面識ないっすけど(笑)
で、確かめたかったんですよね、夜と違う絵筆を持つとどうなるのかを。

人にはいろんな考えがあり、
今が全ての結果ではない場合も多く、
意思の中で意図された試みであるのなら、
それはもちろん意義のある挑戦だと思います。
それを踏まえたうえで、ですが、
人が自分を描き出す絵筆、どれを使っても上手く描けるわけじゃないと思うんです。
僕は「pain」という絵筆を揮って自分を表現していますが、
とりあえず、自分に合った絵筆を選択できたのかなぁ・・・とは思います。
他の絵筆も持てないことはなかったんでしょうけど、
この絵筆が一番性に合ったんでしょうね。
やはり上手く自分を表現出来てる人は、
自分に合った絵筆を見つけられた人やと思います。
役者さんや芸人さん、画家さんに小説家さん、建築家さんやデザイナーさん、
その中で抜けてる人ってのは、やっぱり最適な絵筆を選択できた人やと思います。

絵筆は心を描きます。
細い線や太い線、明るい色や暗い色、
上手に描けなくても自分らしく描くためには、
やはり自分にあった絵筆を選ぶことじゃないかなぁ・・・と思います。
この日の料理には、高山シェフが見えたような気がします。
お皿を通じてお話できたような気がします。
心で作られたものを心でいただけた気がします。
先日は、頭で作られてる感があり、こちらも頭で食べなきゃいけませんでした。
でも、いろいろ考えがあってのことやと思います。
コースは、コースだから出来ることもあるでしょうし。
まだお若いのでいろんな画を描きはったら良いかと思います。
それを楽しみにされてるお客さんもおられることでしょう。
でもいつか今の試みの向こう側に辿り着いたとき、
もっともっとシェフの料理は輝きを増すのだと思います。
求めて、苦しんで、もがいて、大きな何かを掴んでいただきたいものです。
なんか、そうやって応援したくなるシェフなんです。
前にも書きましたが・・・・面識はほとんどないんですけどね(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-05-19 08:31 | トゥールモンド

絵筆

先日、スタッフからもらったお花を載せた記事を読んだ妹から、一通のメールが。
「仲間なんて出来ないと思ってたお兄が、今は輪の中にいるなんて涙が出ます・・」

・・・・って、なんか!!凹むんですけど!!!(笑)

ま、ね、オープン当初は昔の同僚に「誰かと一緒に働けたりするんだ・・・」と、
普通に驚かれたりしてましたから(笑)
ん~~~、本人、そんな気全然ないんですけどね。基本「気さく」な感じですから(笑)

さ、さ、急いで書かないと、ホンットに記事が溜まりまくってきてます。
チャッチャと行かせていただきますね。

この日は、誘いに誘われた結果のお食事会。
これ以上、断れん・・・ってとこまで粘られましたから(笑)
テクテク歩いて向かいますが、こんな立派な施設があると思えば、
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向かいにはこんな廃墟も。・・・上海みたい(イメージです)。
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本日は、ここ。
「トゥール・モンド」
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何年ぶりやろなぁ・・・。
前回は、料理がすごく「若い」感じがして、数年後に再訪しようと思ったんですが、
ホントにあっという間に数年訪れないまま月日が経ってしまいました。
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昼はカルトのビストロ料理、夜はコース一本のレストラン、
これが今のスタイルなんですね。

歩いてくると、そこそこ良い距離です。
シャンパンも美味しくいただけます。
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アミューズ
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箕面のクレソンを使ったピューレ、宮古島ゼンマイや行者にんにくなどの山菜を、
コンソメのジュレで覆ってます。

パン
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ワインはサンセールをいただきます。
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冷前菜
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人参のババロワの上に、また人参とミモレットの削り節。
添えてあるのはジン風味のエスプーマ。

温前菜
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割るとこんな感じ。わかりにくいですね・・・。
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中はフグ、トリュフ、白子、インカの目覚め、などなど。
香りはそれほど立たなかったものの、フグのコンソメは丁寧な仕事の賜物。
美味しいスープでした。

富山産のズワイガニとカリフラワーのスフレ
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ソースはアメリケーヌ。

口直しは大根尽くし
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確かにさっぱりはします。
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滋賀県産 金黒羽白鴨のロースト ソース・サルミ
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ガルニは黒米のリゾット。

フロマージュ
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デセール
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カフェ
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ミニャ
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by monsieur-enfant | 2010-05-19 02:31 | トゥールモンド

あかん・・・ついていかれへんわ・・・。

やっとの思いで辿り着いたGWの代休。
三日くらい休みが連なって初めて「あ~、休みだぁ・・・」と感じる昨今、
実質、年末年始、夏休み、それとこの代休と、
年三回しか休みが取れない感覚です。
・・・が、少々ゆっくり過ごしたのも束の間、
仕込みに戻った瞬間から引きずり戻される現実の時間。
「あれ?・・・あれ?」と思ってる間に、休み明けもほぼ3徹状態。
代休をいただいたのが、もう2・3ヶ月も前のことのよう。
自分で招いてる現状なんだと思いますが、
どうもそろそろこの時間の渦のスピードについていけなくなってきてる気がします。

シュクレを始めたころは、
朝オープン前にはゆっくりクロワッサンでも食べながらカフェして、
それからお店を開けて、夕方には終われる仕事をしたいなぁ・・・
なんて考えていましたが、とんでもない!!
自分の店ですから、自分のペースでやれば良いとも思っていましたが、
全てがそうもいかないものなんです。
いつしかド暇だったシュクレもお客さんに来ていただけるようになり、
それに伴い時間が流れ始めました。
その時間は自分の意思100%で動かすわけにはいかなくなり、
責任を伴った「応えたい」という想いが、流れの速さに拍車をかけていきました。
足りない「時間」は他の「時間」までも飲み込み、
いつしか「生きる」ということは、その時間の中で過ごすことを指すようになりました。
そして、その時間しかなくなってしまった時期もありました。

でも、嫌なんです。
仕事人間のように思われがちですが、そもそもそんなこともないですし。
「人生捧げてる」とか評されることもありますが、そんなカッコイイもんじゃありません。
むしろ逆に、仕事に人生を乗っ取られた感さえありますし(笑)
結局、それだけ働かなきゃいけないってことは能力がないからなんです。
能力のある方は、そこに投資をし、すぐ改善し、チャンスに結びつけてしまうでしょうから。

「パン屋だから仕方がない」って流されるのも嫌ですね。
僕が働いてきたところも例に漏れず、朝から晩まで・・・ではなく始発から最終まで。
確かに労働時間は長くかかる仕事ですので仕方ない部分は否めません。
でもね、自分がやってきたから当たり前だとかは思いたくはないわけで。
常々スタッフにも「パンだけじゃダメ!」と、何か感じたり、自分で足を運んだり、
心を動かす努力を求めているものの、「いつするの?」って状態ですからね。
仕方ないと思ってしまっては何も変わりません。
まずは疑問視すること、小さなことですが大事なことです。

6年経ちましたよ、そんなこと言い続けながら。
何も改善してあげることも出来ず、ただただ6年の歳月が流れてしまいました。
何回か、お客さんの絶対数そのものが1ステージ上がるようなこともあり、
その都度、人を入れたり、機材を増やしたり、厨房をプチリニューアルしてみたり、
最初とはそれなりには違ってきてますし、それなりに対処もしては来てるんですけど、
置かれた状況に対処するのが精一杯で、
大きく打開するまでにはいってないのが現実です。
今思えば、その都度その都度、
「まだやるの?まだやる気なの?」と問われてた気もします。
「まだやれる。まだ大丈夫!」と、自分を洗脳し言葉の麻酔でマヒさせながら、
とりあえず、6年走ってきました。
でも今回の年末からの問いかけに、やっと自分自身が「もう無理」と答えた気がします。

なんだか今年はいろいろと考えることも多く。考える機会も多く。
思えばどれだけの時間を時間の犠牲にしてきたんだろう・・・と。
もちろんそれによって得たものの蓄積で「今」があるわけですが、
それによって見えなかったものや失ったものも沢山あるわけで。
僕もかれこれ36にもなりました。
自分の時間を持つことは、これから自分にはとても大切なことやと思いますし、
時間という養分を自分やスタッフに与えることは、
店にとっても必ずプラスになると思います。

もうそろそろ良いですよね・・・?
楽したいわけじゃなく、手を抜きたいわけじゃなく、少し時間が欲しいだけ。
「ふ~~っ」って一息つける時間が、日常の中に欲しいだけ。
自分にしてあげれなかったことを、少ししてあげる時間のゆとりが欲しいだけ。
罰、当たらないですよね・・・?

先日チラッと書きました「物件探さなきゃ」って一言。
これ、ホントです。物件、探してます。
が、何名かに言われましたが、移転じゃないですよ(笑)
隣に、建物にへばりつくような店作っちゃいましたから移転は難しいと思います。
スケルトンで返さなきゃいけないんですが、無理でしょ(笑)
それに、僕、ここ好きですから。

でね、厨房を増設しようかと。
店舗側はまだいじれないのでリニューアルはもうちょい先の話。
でも「次」に進む為には、大切な通過点。通らなきゃいけない通過点。
シュクレ、モンテベロ、両店の一部を別の場所に移設します。
と言っても、徒歩数分のめちゃくちゃ近所ですけどね。
で、機材の少なくなった厨房を広く使って、それなりの人数をかけて早く終わらせようと。
うちの厨房ね、知ってる人は知ってますが、ほぼヤフオクで買ってたんですよ。
新品は機材2つくらい。あとは、お金もなくて中古すらキツくてヤフオクで。
結構「フランス帰り」みたいな情報が先に流れてたんで、
順風満帆な開店だと思われてたみたいですが、とんでもないです。
今も尚ですが、作業台の大きさはバラバラ。
上に乗せてるパン用の大きなまな板やヴィエノワズリー用の大理石もヤフオク。
だからこれも下と上の大きさがバラバラ。
ドゥ コンディショナーっていう生地を管理する大事な機械でさえ買えずにヤフオク。
これ、ヤバかったです(笑)
うち、低温で管理しなきゃいけないんですが、夏場の室内の温度上昇と一緒に、
庫内の温度まで上がってしまい、朝来たら全滅・・・って日もありました。
一番最初に買い換えなきゃいけなくなった機材でした。
急速に冷凍するショックフリーザーもヤフオクでした。
もちろんヤフオクに例外はなく、画像でしか見れません。
届いたショックフリーザーが動いた時は嬉しかったなぁ・・・(笑)
先日悲鳴を上げたオーブンは中古です。
購入時にすでに4分の1くらいの値段でしたから、
その当時ですでにかなり古かったんでしょうね。
オープン前日に窯が一段使えなくなるというショッキングなサプライズをくれた6年後、
今度は周年の日に一段使えなくなっちゃいましたけど(笑)
先週、冷凍冷蔵庫と製氷機もやっと買いかえれました。これらもヤフオク。
お気づきの方もおられるでしょうが、お店で飲み物入れてる冷蔵庫も変わりました。
その先代の冷蔵庫も、もちろんヤフオク。
中古のものが、更にうちで6年頑張ったんです。そりゃ限界ですよ。
ちなみに29でオープンした僕も36になり、完全に新しくはなくなってきました(笑)
人間もメンテナンスしてあげないと、壊れてしまいますもんね。

とは言っても経営者なんて小心者。
売り上げに直接繋がらない投資は怖くないわけはありません。
でもね、やらなきゃね。スタッフは、一番大切な店の財産ですから。
僕が守ってあげないと。信頼してくれてるわけですから、ちゃんと守ってあげないと。

お客さんにも身体の心配、かけてます。
ホントに心配してくださってる方から、たくさんの励ましの声をいただいています。
一部、「移転」と思われたこともありますが、
今回の発表は、いつも身体の心配をおかけしてしまってるお客さんにも、
ちゃんとお伝えしなきゃと思ってのこと。
あと、言ったらやるのでね、僕。
先に言っちゃっとけば、やらないわけにはいきませんからね。

ま、てなわけです(笑)
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by monsieur-enfant | 2010-05-18 02:55 | シュクレクール

すいません!!

今日は書きます!!
お座成りにしててすいません!!
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by monsieur-enfant | 2010-05-17 19:56 | とりとめなく・・