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なないろめがね

お知らせ

うっかり忘れてたせいで、問い合わせが尋常じゃなく多くなってるようですね・・・。

もう明日からGW突入やのに、期間中の営業案内を告知し忘れてました。
スイマセン!!
えっと、いつも通りです。
定休日は定休日で、変わらずお休みさせていただきます。
モンテベロも同じです。

で、、シュクレクールはGW明けの週、11(水)、12(木)とお休みをいただきます。
ですので定休日を入れまして、9、10、11、12、とお休みをいただき、
13(金)からの営業となります。
ただし、モンテベロは変わらず営業しております。お休みは定休日のみとなっています。

もう一つ、モンテベロからお知らせですが、
5月4日(水/祝)に開業される「JR大阪三越伊勢丹」さんにて、
期間限定で出店させていただきます!!
出店期間 2011年5月4日(水)~5月10日(火)
出店場所 地下2階フードコレクション

商品ラインナップや限定商品などの
JR大阪三越伊勢丹さんへのお問い合わせはご遠慮下さいね

一週間の出店ですが、
また新しい出会いが生まれることを楽しみにしています。
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by monsieur-enfant | 2011-04-28 22:47 | シュクレクール

背割堤

さ、気を取り直して、
少しずつですが合間をぬって更新して行きたいと思います。
えっと、え~~~、遡ると昨年秋まで戻るんですが(笑)、
とりあえず季節ネタから行きますね!

今年、お花見行けない感じだったんです。
でも、ちょっとした隙を見計らって一度だけ行ってきました。
その「一度だけ」の機会をどう生かすのか・・・、
できればお花見気分を満腹にして今年の春を見送りたいものです。

そこで、雰囲気重視のお弁当を買い、
ずっと行きたいと思ってたとこに思いきって足を延ばすことに。

滅多に乗らない京阪電車の八幡駅で降ります。
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下車する人はお花見目当ての方が多いので迷うことはありません。
すぐのところに立て看板もありました。「線路渡る」って。

この日は風が強かったものの陽射しは温かく絶好のお花見日和。
風が強かったおかげで雲も無く、空も真っ青。
その空に向かって伸びる、
赤褐色の錆びた人工的な線路に相反する緩やかな自然な曲線美。
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曲線フェチとしては放っておけず、パチリ(笑)

そこからしばらく歩くとすぐに御幸橋というを木津川に架かる大きな橋に着きます。
横断歩道を渡り、その橋に差し掛かった瞬間、
「あ・・・、これかぁ・・・」という壮大な景色が広がります。
「背割堤(せわりづつみ)の桜並木」
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全長1.4㌔くらいあるのかな?
左右を木津川と宇治川に挟まれた堤防の上にある桜並木なんです。
橋を渡り切ると、早速キレイな桜がお出迎え。
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新緑も芽吹き、春ならではのコントラストも鮮やか。
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堤防の上は遊歩道として整備されていて、
大きな桜のトンネルを歩いて下流の方へ歩を進めます。
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遊歩道を歩いての桜のトンネルも良いのですが、
何といってもここは圧巻の桜並木を横からも下からも眺めれるのがウリ。
さっき橋の上から見た景色、
近くから見るとこんな感じなんです。
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ブラボー!!(笑)
テンション上がるとお腹が空きます。
来しなに大丸百貨店の地下で買ってきた雰囲気重視のお弁当を食べるとしますか。
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お弁当っていうか、おにぎりですけどね。
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更に雰囲気重視となると欠かせないアイテムがこちら!
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花見酒です!!
唯一の花見のチャンスで、花見気分を満喫するのに必死な感じが痛々しい・・・。
と、そんな僕を慰めるかのように、ひらひらと桜ドロップス!
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これしきで「キュン」ときてしまう僕の心は、永遠の15歳(笑)

さ、お腹も満たされたことですし、また桜のトンネルを歩きだすのですが、
これが結構長い・・・。
全長1.4キロということは、迂闊に端まで行ってしまうと自動的に往復2.8キロ。
・・・無理。
だってもうすぐ37のオッサンですもの。
下に降りて、桜を見上げます。
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そして頬ずりするように横から。
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見えますか?
春風に踊る、花びらの演舞。
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今年は寒かったせいか、たんぽぽも健在。
自然はこうしていつものように、
そう、いつものように変わらず季節のバトンを渡して行くんです。
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立ち止まっていても、
周りの景色が移ろえば、自分も進んでるような錯覚を覚えるものですが、
なかなか前に進めない僕らを、
こうした季節の変化がちゃんと次の季節に連れてってくれるんですね。

「さぁ、行くよ」ってね。
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by monsieur-enfant | 2011-04-26 23:08 | とりとめなく・・

うぜぇ・・・

こんなにパソコンと対峙してるのは初めて・・・ってくらい、
最近、パソコンと睨めっこしています。
そろそろ鼻血でてきそうなくらいクラクラしてます(笑)

でね、字を死ぬほど見ていると、、
前々から知ってはいたことが活字で見ると気になって来るんですよね・・・。

なんなんすか「障がい者」って。
「子供」が「子ども」でしょ?
大人のお供じゃないから、だって(笑)

どーでもえーわ!!


外人→外国人
子供→子ども
障害→障がい
看護婦→看護士
肌色・・・これダメですか?


結果この変更が何人の障害者の心を癒したんでしょう。
何人の大人が子供に対する見方を変えたんでしょう。
何人の看護婦さんが前より仕事のモチベーションが上がり、
何人の外人さんが住みやすいと感じる日本に変わったんでしょう。
で、次は何の言葉が変えられ、どんな言葉が消されるんでしょう・・・。

「違う」って悪ですか?
「一緒」なら正義なんですか?
こんな挿げ替えを繰り返していたら、
いつしか本質を理解する「心の目や耳」を無くしてしまうと思います。

乙武さんが言ってました。
「友人に愛情たっぷりに「こいつ、かたわなんだぜ!」と言われるよりも、
「そんな障害を抱えられて、さぞ大変だったんでしょうね」と、
優しい言葉を心無く言われることのほうが、よっぽど傷つく」と。

言葉じゃないんですよ。
表面的なものを取り替えてお茶を濁したって何も変わらないんです。
障害者も障がい者も、同じ音でしかないんです。
表記そのものが全てを表すものではないから、
だから正しいことを教え伝える教育や福祉が存在するんでしょ?
表記そのものでは全ては伝わらないから、
だから正しいことを教え伝える努力が生じるんでしょ?
「見解の違い」って、全てが悪だとは思わないし、
絶対的な解決策があるならまだしも、
全て当たり障りのないものにするのも善ではないと思います。
だったらその見解の違いによる摩擦の部分が、
理解してもらえたり、真実を伝えたりするチャンスにもなると思うんですよね。

実際問題、「日本障害者協会」は、
『所属する七十団体に改名の動きはない。
本質的な話ではないし、自治体主導の変な流行という気がします。』
と言っているわけです。

危険を伴う核心には踏み込まず、
空調の効いた快適なガラス越しの遠隔操作の席で、
字を正すか正さないかの議論が繰り広げられたうえで優先されるのは、
いつの時代も当事者の心情ではなく、
結局「何かをやった」という事実と成果を残したい第三者同士の自己保身と自己満足。

変えなきゃいけないのは意識でしょ。
イメージは作られるものではなく作り上げるものです。
視覚的要素はきっかけに過ぎません。
そのきっかけでしかない漢字表記に、
易々とイメージ先行されてしまってることのほうが問題なんじゃないでしょうか。
言語偏重主義的な錯覚により、
これから幾つの漢字や言葉が消えていくのでしょうか。

そもそも日本における偏見や差別というのは、
「違い」を嫌い認めず拒む、昔からの風潮も一因だと思うんですよね。
障害者やその介護者に向けてもそうですが、
「出る杭」に対して向けられる眼差しも相当酷いですからね(笑)



表面的で短絡的な変化で「一件落着」気取ってないで、
本質を理解する「心の目や耳」を育てる教育に時間を充ててくださる日がくるのを、
親の端くれとして、心から願っております・・・。
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by monsieur-enfant | 2011-04-26 02:19 | とりとめなく・・

この日は、前にお知らせした、「聴覚障がい者向け お菓子教室」の日。
こうした案自体は、もうだいぶ前にあったんですが、
ゆっくりと、ほんとに徐々に徐々に具体化していき、この日の開催となりました。

7周年イベントの翌日でもありましたが、
モンテベロのスタッフが3時くらいから準備に取り掛かってくれ、
助手で駆けつけてくれたラヴィルリエの服部シェフ、講師のモンテベロ橋本、
そして参加者の方々も無事に揃い、予定時刻通りにスタート。
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今回は「クレープ」。
橋本の主旨としては、「会場で見るだけでなく、是非家で作ってもらいたい」。
そういう意味で、気軽に家で作れること、そして流用性も考慮してのチョイス。
それともう一つ、クレーム・パティシエールを合わせれること。
このパティシエールも今回の実習の中に入ってるのですが、
流用性を考えると、いろいろなお菓子に使える便利なものです。
お菓子作りの基本となるクリームですが、
抑えるとこ抑えれたら、少量なら全然難しくないクリームです。
クレープもクレーム・パティシエールも、
今回だけじゃなく、ずっとお菓子作りを続けて欲しいという、
お菓子を愛する橋本のメッセージが込められているんです。
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うん、やっぱりね、通常の講習会とは空気が違います。
参加者側の皆さんも、お菓子教室はあるにはあるそうなのですが、
こうしたプロに接する機会は滅多にないんですよね。
だから、「厳しいのかな・・・」「難しいのかな・・・」と、少し不安だったと思います。
僕たちは僕たちで、やっぱり聴覚に障がいを抱えた方々と接する機会は少ないですよね。
しかも、これだけ大勢の方々と一同に対するのは初めての経験。
お互い緊張感もあってか、少し硬い滑り出しとなりました。
それに何より、皆さんの集中力と言いますか、グッと迫って来るものがあります。
これはね、僕らが通常行う講習会とかではほとんどない感覚です。
聞いてんだか聞いてないんだか、来たくて来てんだか店から来さされてるんだか、
そんな人らばっかりですよ、実際。
耳が不自由であるぶん、他の感覚を研ぎ澄ませて補うということは、
もはや当たり前の行為になってるんでしょうけど、
耳は聞こえずとも「聞こう」とする姿に、
如何に通常自分たちの「聞く」という行為が、
機能に頼った心を伴わないものが多いものかと考えさせられました。
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本当はね、もっと壁があるのかと思ってたんです。
やはりね、僕たちのこうした行為自体がどう思われてるのか、
不安と言えば大袈裟ですが、・・・・まぁ、不安もあったわけです(笑)
傍で見てる僕でも思うんですから、前で話してる橋本はもっと思ったんじゃないかな?
でもね、むしろそんな不安を取り除いてくれたのは、
参加してくださった皆さんの方からでした。
結構、些細なことに絡んできたり突っ込んできたり(笑)、
もちろん、橋本の人柄というかキャラクターも大きかったと思いますが、
会が進むにつれ、空気は和やかに解れていきました。
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今回は、関西電力さんのご厚意による協力のもと、会場をお借りしてたので、
慣れないIHでの作業でしたが、そつなくこなしてましたね。
熱伝導の早さや清潔感や安全性など、多くのメリットも感じていただけたかと思います。
7周年を迎えた僕も、こんな気のきくコメントも出せるようになりました(笑)
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と、言うわけで橋本のデモンストレーションは終わり、
中に、イチゴとパティシエールを包んだクレープのバリエーションと、
ミルクレープのサンプルが完成。
さすがにプロっぽいですね(笑)
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ここから二か所(最終的には三か所)に分かれての実習に入ります。
片方では橋本が、
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もう片方では贅沢な助手、ラヴィルリエの服部シェフが見てくれました。
ちょいちょい混ぜるウケない小話に、
心折れることなく話し続ける姿に感動すら覚えました(笑)
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時間の都合上、パティシエールの実習は代表2名のみとなりましたが、
みなさん初めてのクレープを上手に焼いていましたよ。

それぞれのクレープに、イチゴとパティシエールを包んで、
バニラアイスとソースを垂らして出来上がり。
紅茶を淹れて、Bon Appetit!
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「お菓子は、食べる人を幸せな気持ちにしてくれます。笑顔にしてくれます。
家に帰って、大切な人を想って、大切な人の為に作ってあげてください。」
最後にそう挨拶を述べた橋本自身、そんなに器用な方ではありません。
そんな橋本が今こうして講師としてこの場に立ち拍手をいただいてるのも、
モンテベロのシェフとしてたくさんのお客さんに応援していただけてるのも、
全ては「フランス菓子」を通して自分を投影し、伝えてきたからだと思うんです。
もちろんそれは僕も同じ。
橋本に比べりゃ口は立ちますが(笑)、
言葉だけで自分を理解してもらえるとは思いません。
言葉だけでは所詮表面的なもの。誤魔化したり偽ったりなんてチョロイもんです。
ただ、言葉に姿が伴えば、そこには信頼が生まれます。
会話の本質とは、理解し合うということとは、
言葉を投げ合うことではなく、自分を曝け出せるかどうかだと思うんです。

「ものづくり」は自己投影です。ありのままの自分以上のものは出来ません。
でも、それで良いんです。それだから良いんです。
ありのままでいいんです。ありのままがいいんです。
誰かと比べる必要もなければ比べられる筋合いもありません。
幸せの定義などありませんし、それを得るための資格があるわけじゃないんです。
ただ、みんなどっかしら足らないところもあるんです。
そこをね、みんなで補って行けば良いんじゃないでしょうか?
そこに健常者だの障がい者だのという垣根は必要ですか?
どっかしら足らないのは、むしろ健常者である僕らのほうなんじゃないんでしょうか。
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今回のお菓子教室の開催は、
トコスエンタプライズ株式会社さんの尽力なくして有り得ませんでした。
どうしても会の構成上、橋本や僕らがスポットを浴びてしまいますが、
僕らは協力させてもらったに過ぎません。
全くゼロからのスタートで、脚を運び、話を聞き、
「手話も出来ないくせに」と、関係者に後ろ指を差されたこともあったと聞いています。
そんな中、賛同し、協力してくださった、
関西電力 大阪北支店さんのバックアップも忘れてはいけません。
両担当者及び、関係者の方々の情熱によって、
「一つの舞台を見終わった後の様な感動」と橋本が呟いたような素敵な時間と、
双方を引き寄せ繋ぎ合わせる素敵な場所が生まれたわけです。
本当にありがとうございました。
そして、強要したわけじゃなく、快く第一回の講師を引き受けてくれた橋本シェフ、
始まってすぐに、「あぁ、橋本にやってもらえて良かったなぁ・・・」と思いました。
忙しいなか、営業中にも関わらず手伝いに来てくださった服部シェフも、
感謝の念は勿論ですが、何より今日の日を共に分かち合えたこと、嬉しく思います。
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一人一人、「美味しかった!」「楽しかった!」と伝えてくれてのお別れです。
その後、早速店に来てくださった方もおられました。
これがね、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
だって、この会で終わりじゃなく、ちゃんと何かに繋がったわけですからね。
「きっかけ」如きことかもしれませんが、
それでも「きっかけ」になれたことが心底嬉しかったです。
もっと遠慮なく皆さん遊びにきてください。
上手く応対できない部分もあると思いますが、僕らにも勉強させてください。
配慮が足りないところがあったら叱ってください。
手話はできませんが、実際筆談でお話もさせていただいてます。
そういう環境を、一緒に作ってもらえませんか?

世の中には、もっともっと大きな問題があるのかもしれません。
今、目を向けなきゃいけない深刻な問題があるのかもしれません。
でも、だからと言って日常の問題が解消されてるわけではありません。
僕はこういう会を、多くの方に、多くの職人に、
絶対体験してもらう必要性があるという確信を得ました。
「僕らがやる意味があるのか・・・」という不安は、杞憂だということがわかったんです。
それは、頭で考えてばかりいたのでは到底知り得なかった感覚です。
お菓子やパンや料理を通じて交わすことができる、口先や上辺だけではない会話。
僕らはそうした言葉以外の立派なコミュニケーションツールを持っています。
そのツールは、「作る、売る」以外にも、「伝える、繋げる」という立派な役割も担ってます。
そして、必ず繋がりは一方通行ではなく自分にも帰ってきます。
アクションは義務でも責任でもなく、ましてやそこに答えがあるわけでもなく、
参加することによって視野や人としての幅を広げる側面もあるわけです。
僕ら飲食業が、もっと積極的に取り組まなくてはいけないこと、
というより、僕らは求めてもらってるということを体感した今、
こうした取り組みを、もっと大きな輪を広げてやらなきゃいけない必要性も感じました。
近い将来、そんな活動を僕らの業界側からも継続的に提案しサポートできる、
そんな仕組みを作って皆さんの前に披露できたら良いなと思います。
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僕史上、最高にハッピーな「バンザイ」を胸に、
いつの日かの再会を誓って・・・。
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by monsieur-enfant | 2011-04-22 01:34 | ケ モンテベロ

「7周年」に見れた景色

この日は、店単位では初の日曜日の夜のイベント。
7周年という、縁起は良さげですが切りのよい数字ではないタイミングでの開催は、
「シュクレクールを始めるのにお借りしたお金を返せたよ!」という、
とても切りの良い年でもあったんです。

長かったなぁ・・・と、お金借りるのに大変だった7年前を思い出します。
大変だったも何も、僕は一度正式に文書にて、
「ご縁がなかったようで」と公的機関に断られてますからね(笑)
「借りれたのが奇跡」と周りに言われた状態でのオープンとなったシュクレですが、
次は「返せてるのが奇跡」と言われるくらい売上の悪い日々が待ち受けていました。
閉店時に閉めたシャッターをそのまま開ければ翌朝オープン出来てしまうくらい、
ショーケースに大量のパンが残ってました。

ま、馬鹿が功を奏したと言いますか、
スタイルを曲げる気がなかったと言うより、曲げる必要性を感じなかったんですよね。
「行ける!」と思ってやってたわけではありませんが、
「無理かも」と思った事も一度も無かったです。
って言うか、「売れるからやる」「売れないからやらない」、そんな次元じゃないんですよ。
ブーランジェだからpainを焼く。というよりブーランジェだからpainしか焼けなかった。
売れないからとpainを焼くのを止めた時、
それはブーランジェとしての自分も消え去る時だと思ってました。
それくらいの想いで掲げたんです。
「BOULANGERIE」という看板を。

さ、話が長くなっちゃうんで、この辺にしといてですね、
7周年のイベント会場である安土町のパリに、岸部の変態パン屋が到着です。
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受付もちょうど開始時刻に全員揃い、
何よりパンと僕がギリギリ間に合ったことに驚きの声が(笑)
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早くも店内は熱気ムンムン、人ギュウギュウ。
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あ・・・乾杯とか撮るの忘れた。
ま、ことごとく始まりの挨拶をスベリまくってる某スタッフの、
リベンジの場となった乾杯の音頭なんですが、
「うるうる来そうやったのを素に戻してくれてありがとう」と、
他のスタッフから感謝されるくらいの出来の悪さだったのは書き記しておくとしよう(笑)

さ、後は固いこと抜きにして、いつものイベント同様、楽しく飲んで!食べて!話して!
川田シェフはじめ、スタッフの皆さんが頑張ってくれた料理が続々と運ばれてきます。
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うちはパン5種類を、全部2㌔か3㌔サイズで焼いて持ってきました。
まずはシャバタですね。
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っていうか、他のパンの画像ないし・・・。
一応、続いてバゲットの2㌔、ラミジャンの2㌔、セーグルの2㌔、ベルエポックの3㌔と、
料理の進行に合わせて進んでいきます。
やっぱりしみじみと、デカイのは旨いなぁ・・・と思います。

料理もね、全然撮れてないんですよね・・・。
合間に撮ったのや、厨房で準備してるとことかを、チラッとご紹介。
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終盤には川田シェフ直々の料理説明もあり。
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パティシエールの子が、こんな頑張ってデセールも作ってくれました。
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料理もパンもデセールも、一部しか撮れませんでしたが、
みんなそれぞれ楽しくやってくれてたようです。
僕は全然食べれず飲んでばかりだったので、結構フラッと来てました。
もう少し、食べたかったなぁ・・・。

正直、今年は7周年に当たる土日に何をしていいのか全く浮かばず、
その罪滅ぼしみたいな軽いノリで催した今回のイベント。
それが、お客さんの「待ってたよ!」と言わんばかりの素早いリアクションや、
「昔は、こんなたくさんの人に集まってもらえる店になるなんて思ってなかった・・・」と、
思いもよらぬスタッフや元スタッフの涙・・・。
なんかね、誰にも理解されず始めた頃は、相当孤独を感じたものでしたが、
改めて僕だけのシュクレじゃなくなってることを感じました。
スタッフそれぞれが、シュクレでの時間を大事にしてくれてて、
それぞれの胸に、ちゃんとそれぞれの視点から見た情景を留めてくれていたんですね。
嬉しかったです。最後のスピーチで感極まりそうになったくらい嬉しい1日でした。
断じて極まっておらず、極まったと思うくらいギリギリ極まりかかっただけで、
実は全然極まってなかったんですよ。素人目には一瞬極まったかと思ったでしょうが・・・、
って、このくだり、要りませんか?(笑)

こんなに「やって良かった」と思ったイベントは無かったかもしれません。
それは、みんなに思わせてもらったこと。
開催を快く引き受けてくれたヌーパピの皆さん、
雪崩の如く応募してくださった、たくさんのお客さん、
もちろん参加いただけなかったお客さんにも日々支えていただいてます。
途中、花束持って乱入してきたカリスマパティシエのような仲間も生まれました。
何より、クソ厳しい環境の中で、必死に支えてくれた歴代販売・製造両スタッフ。
この子らなくして今のシュクレクールは存在しませんから。
切磋琢磨できるモンテベロという相棒も、今では無かった頃が思い出せないくらいです。

柄じゃないですが、今日という日に感謝です。
全部が良くも悪くも肥やしになってる「出会い」に感謝です。
本当に本当に「感謝」という言葉しか浮かびません。

その後、16日、17日には、ささやかな限定パンでのお持て成しをさせていただきました。
7周年という中途半端な区切りですので、たいしたお知らせもしませんでしたが、
それでもお手紙やお花をいただいたり、来れないからとわざわざメールや電報をくれたり、
店頭で声をかけてくださったお客さんも多かったようで、
ヴァンドゥーズ一同、「嬉しかった」と声を揃えて言ってました。
僕が逆立ちしてもあげれない温かいプレゼントをいただき、
本当にありがとうございました。
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スタッフにも、お客さんにも、
求めていただいたからこそ僕もシュクレクールも存在できてます。
今、求めてもらったぶんを返せてるのか、
これから、求めてもらってる以上のことを返せていけるのか、
自問自答しながら、常に求め続けてもらえる存在であるよう精進していきたいと思います。

また8周年も笑って迎えれるよう、
今年1年、宜しくお願い致します。
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by monsieur-enfant | 2011-04-20 23:00 | シュクレクール

ミーティング風景

今回は、7周年の記事の前の特別付録として、
4月某日、メツゲライ・クスダさんにて行われた極秘ミーティングの模様を、
特別に公開させていただくことになりました。
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ガッツリ楽しんでるし!!(笑)
ちなみに打合せ自体は、グラムと直径くらいで、
「あとはお任せします。で、それにパン合わせますんで。」
誰もが思ったはず・・・、電話で良かったやん・・・と。

で、できたのが、これ。
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全粒粉25%配合の、ちょっと軽めのバンズ。
紫キャベツのエテュヴェには赤ワインビネガーで酸味をプラス。
ソースはじっくり炒めた玉葱に、フォンドヴォーを合わせたソース・リヨネーズ。
クスダさんの肉感満載のパティに、酸味と、甘味とコクをプラスしたアンバーガー。
皆さん、いかがでしたでしょうか?

クスダさん、2日で100個も大変だったと思います。
忙しいなか、本当にありがとうございました。
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by monsieur-enfant | 2011-04-19 23:09 | メツゲライ クスダ

さらっと告知です。

5周年以来、店を挙げての周年イベントは止めていますが、
それでもお祝いの言葉や労いの言葉を携えて顔を出しに来て下さるお客さんも
おられるわけでして。

しょっちゅう新作が出たりとかいう店ではないので、
わざわざ来ていただいても変わり映えのない店だったりするわけです。

僕たちにとって特別な日に

特別な商品目当てじゃなく来てくださる温かいお客さんの為に作った9種類

量も種類も多くはないですが、楽しんでいただければ嬉しいです。

4月16日 17日 限定です。

「クスダさんとのコラボバーガー」
グッと締まった肉感たっぷりのメツゲライ・クスダさん特製パティに、
全粒粉入りの専用の生地を仕込み、酸を利かせた紫キャベツのエテュヴェ、
甘味とコクを補うソース リヨネーズを重ねました。

「アンバーガー  プーレ」
鶏のソテーに、菜の花と黒オリーブを合わせ、
粒マスタードのソースを添えてます。
パンは、セレアルという穀物のパンをちょっと改良してます。

「アンバーガー アスペルジュ エ サンジャック」
旬のホワイトアスパラを軸に、生ハム、ソテーしたホタテを重ね、
ゴルゴンゾーラのソースでまとめています。
パンはポム ド テールにディルを練り込んでます。

「クロック ムッシュ」
今回はベシャメルソースの上に、ソテーしたタケノコを乗せました。
カマンベール、クルミ、木の芽を散らしています。

「クロワッサン オ ザマンド アニヴェルセール」
白ワインのシロップに潜らせたクロワッサン オ ザマンドの中に、
リュバーブとハイビスカスのコンフィチュールを忍ばせました。

「ブール ド ベルラン」
昔、一度出したことがある懐かしいパン。
揚げたブリオッシュにシナモンシュガーをまぶし、
フランボワーズのコンフィチュールを絞りました。

「ブリオッシュ スイス」
昔、ニースのバス停近くのブーランジュリで食べたパンを思い出して作りました。
中にはクリームチーズとカスタードの、レモンの香り爽やかなクリームが入ってます。
なぜスイスかは知りません。

「ブリオッシュ フォアグラ パリ」
ブリオッシュ プラリネ パリの姉妹品(笑)
中には小さく刻んだフォアグラと、
茹でた後に白ワインと黒胡椒で調整した金柑が入ってます。

「ベーグル オ フレーズ ア ラ ローズ」
たまにやると楽しいベーグル。
今回は赤ワインで薄紅色の生地に、イチゴ、バラ、ホワイトチョコの組み合わせ。

それから何と、横田編集長の「シュクレ通信」も、
今月は7周年特別記念2ヶ月合併号!

全力は尽くしますが、朝から全種類並べるのは無理だと思います。
なので、こんな辺鄙な場所に早朝から並ぶようなことはしないでください。
何時に家を出られたのかと思うと、いつも心苦しくて仕方ありません。
ただひたすら早くお出しできるよう頑張りますが、
何時に何が出来るかも正確な時間を提示するのは難しいと思います。
9時頃には並ぶとは思いますが、もちろんすぐ売り切れてしまうものもあると思います。
数も多くは作れないので、予約を受けると予約だけで完売してしまいます
その点だけ、ご了承ください。

もし一つだけお願いを聞いていただけるのなら、
いつも皆さんと直接接してるヴァンドゥールとヴァンドゥーズの面々に、
一言だけ、労いの言葉をかけてやってもらえないでしょうか?
年に一回、こんな日だけで良いんです。
それだけで彼らはまた一年、より頑張れると思うんです。
不躾なお願いだとは重々承知ですが、
僕ではどうしたって渡してあげれないプレゼントなんです。
「それくらいええよ」って方がおられましたら宜しくお願いします。

「限定品目当てのみの荒んだ周年イベント」に嫌気がさして止めてますので、
店のHPに掲載するわけでもなく、粛々とその日を迎えたいと思います。
たまたまその日に行ったら、たまたまそんなパンが出ててラッキーだった、
それくらい気楽に来ていただけると幸いです。

今日は週末に備えて早めに帰る予定だったんですが、
「告知、お願いしますね」のヴァンドゥールの一言で、
結局こんな時間になってしまいました・・・。
さ、帰ろ。
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by monsieur-enfant | 2011-04-15 00:31 | シュクレクール

えっと・・・

書かなきゃいけないこと、いっぱいあるんですが、
ちょっとしばらく頭が回らない状態です・・・。

更新もないのに、たくさんの方に遊びにきてもらってると、
嬉しいやら申し訳ないやら・・・。

とりあえず、パンダの背中で許してください(笑)
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娘の春休み中に行ってきた、西のTDR、南紀白浜アドベンチャーワールドです。
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東京のパンダ騒ぎを尻目に、普通に観れちゃいます。
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愛くるしい「パンダ」の表情の隙間から時折見せる「大熊猫」の眼光(笑)
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みなさん、癒されましたか?
僕、シャチがめちゃくちゃ好きで、ここよく来てたんですよね。
そのシャチが死んじゃって、置いてあったオブジェとかも無くなっちゃってて、
たまに元気だったころの画像なんか流れてたりして、・・・ちょっと泣きそうになりました。

それにしても、結構入ってましたよ。
遠い遠いとは思ってましたし、高速が伸びて昔よりは近くなったとはいえ、
腹の底から思います、「やっぱり遠い・・・」と。
おまけにTDR並みの入園料。あ、だから「西の・・・」です。
でも、ミッキーもいなけりゃシャチもいないのに、何に対して払ってんだか・・・。
唯一「お!」と思ったパンダTシャツも、サイズが幼児用しかなかったり。
ま、娘が喜んでたからいいんですけどね。
たまにしかしない娘孝行、父ちゃん頑張らなきゃです。

・・・・って、アドベンチャーワールドの記事みたいになってるし(笑)

そうじゃねくてですね、
ようやく土日のメニューが決まってきたので、ちょっとご報告。
えっと、ハンバーガーとかしよっかなと。
いや、マジです。
正確には「アンバーガー」ですね。最初のH、読まないんで。
更に、このハンバーガー、コラボバーガーです。
そう、芦屋のメツゲライ・クスダさんです。
苦しい時のクスダさん頼みです(笑)

ま、その他、諸々ですわ。
頑張りますが、何が何個、何時に出来るかはわかりません。
発表出来れば追々したいと思いますが、
このままバタバタと週末に突入してしまいそうな感じです・・・。
限定品の予約、お問い合わせは受けれませんので悪しからず。
聞かれても、こんな顔で誤魔化します。
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やっぱりアドベンチャーワールドの記事になってるし・・・・。
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by monsieur-enfant | 2011-04-14 00:52 | とりとめなく・・

顔を上げて。

時間の流れを残酷と感じる時もあれば
その移ろいに救われる自分も居たりする

「おまたせ」
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店の向かいの桜がようやく開花し始めた

今年も春を告げに来てくれた

思わず駆け寄り見上げた時に、ふと思った

「顔を上げたのは久しぶりなんじゃないかな・・・・」

降り注ぐ陽射しに、青い空、柔らかな風に揺れる蕾の膨らんだ桜の花々

そして見上げてばかりの僕の足元には、アスファルトの隙間から懸命に咲く小さな命
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「頑張ってんなぁ・・・・」

何見てもあまり癒されることのない日々の中で、
こうしたほんの些細な景色に、心を優しく撫でてもらった気がします

・・・と視線を外した先には、川に投げ捨てられたタバコの吸い殻

クソですね、人間

健気に生きてる自然の中で、
僕らはこうして生かされてるわけです。
恩恵に授かる時もあれば甚大な被害に巻き込まれる時もあります。
でも、それでも共存を避けれる相手ではないわけです。
ただ、自然は荒野にも花を咲かせます。
奪うだけ奪うだけではなく、与えることを忘れることはありません。
いつの時代も妨げになるのは、
一部の人間による生かされてることを忘れた思い上がりの代償や、
多くの命より優先される安い地位名声。
私利私欲により吸いつくされ捨てられた吸い殻は、
掻き消すことのできない強烈な汚点を、残酷なまでに刻んでいきます。

結果、いつの日も、いつの時代も、
いつまでも癒えないのは、人の手による傷跡

タバコを吸うのは良いよ。でも、後始末くらい自分でしなきゃね。
自分のケツも拭けないクソ人間の甘い蜜だけ吸った汚物の処理を、
日々懸命に生きてきた何の罪もない人たちが、
命を危険に晒してまで後始末してる姿は見てられません・・・。


今年の桜を見て、
いつか見た、「花想い地蔵」という詩を思い出しました。


多くの人の心を癒し、春の訪れを告げ、顔を上げ前を向けるよう、
今年は北から咲いてくれたらいいのにな。
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by monsieur-enfant | 2011-04-02 01:16 | とりとめなく・・