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なないろめがね

すいません・・・

夜中、何度かグ~ラグラして、
地震か眩暈かわからず、しばらくじ~~っとしてみて、
「やばい、これ地震やわ」って本気でテレビの地震速報待ってたくらい、
頭と言うか身体全体が揺れてたのは僕だったみたいです。

その後、明け方には寒気がして、昼からは熱が上がり立てなくなってきて、
結局インフルエンザの薬を処方してもらい、やっと楽になりました。

熱がないとインフルエンザって診断できないんですって。
僕、現実主義なもので、実数のダメージに耐えれないので、
家に体温計ないんですよね(笑) 見なきゃ何とかなってきましたし。
でも、その結果、喉の薬しか出してもらえず苦しむことになるくらいなら、
現実とサッサと向き合ったほうがどれだけマシかと後悔しております・・・。

みなさん、春の気配がチラホラしそうでしない今日この頃ですが、
ピークが過ぎたとはいえ、インフルエンザ、侮るなかれです。
僕も今、2台の加湿器を寝室に動員してますが、
皆さんも、乾燥には十分気をつけてくださいね。
またチョロチョロ書いていきますので、お見知りおきを・・・・。
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by monsieur-enfant | 2012-02-27 19:45 | とりとめなく・・

お知らせ

やばいなぁ・・・。
喉がずっと本調子に戻らないでいたら、また急に咳が出るようになってきて・・・。
インフルエンザとかに移行しなきゃいいんですけどね。
そんな感じなので、今日はサクサクッと行きますね。

とは言っても季節の変わり目。
放っておいても商品の入れ替えもある中、ちょいちょい新商品も出して行きます。
ご存じの通り3月からは「パン パーク」が出ます。
僕がパリにいる時に、ある意味一番衝撃を受けた、復活祭のパンですね。
毎年楽しみにしていただいてる、3,4,5の3ヶ月しか出ない限定パンが、
いよいよあと少しで登場します。ま、何てことないパンなんですけどね(笑)

で、年3回、クリスマスとバレンタインとホワイトデーに店頭に並ぶ「パン デピス」。
中でも一番人気なのが、ホワイトデーの時にしか並ばない、
ホワイトチョコを使った、「イヴォワール」。
それも3月の月初めから登場します。
多分、ご予約も受けれるとは思いますので、ご安心を。

あとは・・・、そうですね、寒さが長引く中、ホワイトデー明けくらいには、
冬商品から春商品への入れ替えがあると思います。
冬物でお気に入りがある方はお急ぎください。
春ものでお気に入りのある方は、もう少しお待ちください。
シュクレの春はもうすぐです。

さ、文章ばかりも飽きてきたと思いますので、
先の話ばかりじゃなく今週末から出る商品のご案内をさせていただきます。
まずは「パン プディン」
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あ、これは先日から出てましたね(笑)
以前にも出したことがある「パン プディン」ですが、
浸してるパンがバゲットから、リッチなブリオッシュに変更になってます。
そのブリオッシュがプリンのアパレイユを浸浸に抱え、
独特の食感を生み出しています。フレンチトーストとプリンの合い子みたいな感じ。
そこに贅沢にドライフルーツを彩りよく散りばめた「パン プディン」。
ケースから出してレンジで温めた横に、アイスを添えても素敵ですね。

長らくお待たせしました。
以前から「ヴィエノワズリーはデカイほうが旨い!」と言い続けてきましたが、
辺鄙な岸部という土地柄と、小心者な性格が災いして、
やっとこさ昨年に「素クグロフ」を期間及び個数限定で作らせていただくのがやっと。
ただ、やはりその美味しさを、
通常営業にて届けることは出来ないか・・・と模索してきましたが、
トラディッションなド直球が結局一番伝わるんじゃないかという結論になりました。
「ブリオッシュ ムースリーヌ」
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うちらしく華のない新商品でしょ(笑)
ムースリーヌとは毛織物を指す「モスリン」が語源で、
形や味ではなく、滑らかで柔らかい食感を表しているようです。
では、その語源になってます、滑らかで柔らかく、
しっとりとしてキメ細かくバターの香りがふわっと漂う断面図をご覧あれ。
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縦長の缶状の型に入れて 焼くムースリーヌ。
型で焼いてるのもありますが、中のしっとり感が半端ないです。
長時間窯に入ってることによって生まれる、外側の香ばしさもクセになります。
通常、写真のようにスライスして食べますが、それはお好みでどうぞ。
買った初日はそのままで、翌朝はトーストして、と、
違った表情が楽しめるのも魅力です。
日常使いとしては、そのままは勿論、
あらゆるコンフィチュールとの相性も良いです。
甘いものと合わせる時は、厚めにスライスしてガッツリ堪能してください。
サーモンやサワークリームなどと合わせる時は薄くスライスして。
フォアグラと合わせる時は、薄くスライスして更に香ばしくトーストしてくださいね。

ホント、ちょっとずつですが、本当にちょっとずつですが、
オープン当初じゃ考えられなかったものを店頭に並べることが出来るのは、
毎回感慨深いものがあります。
ムースリーヌ自体、決して珍しいものではありませんが、
「思い描くブリオッシュを作れば売値が上がる」と断念した約8年前。
今は、単に配合だけがリッチなだけではない、
本当に「良い」と思えるブリオッシュをお陰さまで作らせていただけるようになり、
そのブリオッシュの美味しさを満喫できる「ブリオッシュ ムースリーヌ」を、
この度販売させていただけることになりました。
ま、小心者なので、型を5個しか買ってませんけど(笑)

徐々に、徐々に、
ちゃんとパンを楽しんでもらえるお客さんが増えてきてくれたことで、
ちゃんとしたパンを楽しんでもらえる店に近づかせてもらってるような気がします。
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by monsieur-enfant | 2012-02-23 21:38 | シュクレクール

「男っぷり」

シュクレには、その昔、
「野球部」が発足してたのを皆さん覚えていますでしょうか?
定休日に朝早く公園に集まって、
ランニングしたりキャッチボールしたりノックしたり、
まぁ、一番の楽しみは、
運動後の吉野屋で皆で食べる「朝定食」であったのは否めませんが・・・。
それが自然消滅した昨今、唯一継続してる自主団体があるんです。
その名も「男会」。いわゆる、男性スタッフだけで飲み食いする会だそうです。
ちなみに僕も性別だけで無条件に入会させられてまして、
たまぁに顔出したり、うちで鍋してみたりなどしてます。
基本、「途中でみんな寝る」というのがお決まりなようです・・・。

さて、今回はその「男会」の活動の様子をご紹介します。
なんせ「男会」ですので、いつもと違った攻め方でお店をチョイスしました。
えっと・・・、店名忘れちゃいました・・・・(笑)
あ、この日は先日記事になってた平井さんの後釜として入って来た、
中村君の歓迎会も兼ねてます。(画像左の子)
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おネエっぽく写ってますが、いたってノーマルです(笑)
辞めた平井さんが和歌山の、みなべ町出身、
入れ替わりの中村君が、和歌山の岩出の出身(AIDAさんあるとこですね)。
なんの因果か、この和歌山リレー。上手くバトンが渡ったと信じてます。

先付け
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最初から「呑め!」と言わんばかり・・・。

あ、そういえば、何屋さんか言ってませんでしたよね?
ここ、モツ鍋屋さんです。
この日、ここに決めたのは、モツ鍋・・・もそうなんですが、
何かで見た、これに一目惚れしたからでした。
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出来たて明太子!!
なんかよくわかりませんが、一粒一粒がハッキリ区別できるくらいプチプチです。
更に、浸かりが浅いからか、辛味もマイルド。
ただ・・・・、やはりモツ鍋がメインなもんで、そうなると〆も楽しみの一つ。
モツ鍋もボリュームあるし、〆御飯もあるのに、前半から白飯はいただけません。
「今日は前半は白飯我慢しよな」誓ってスタートした二品目。
難敵、出来たて明太子の登場に・・・、
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誓いは儚く散りました(笑)
だって・・・、この画ヅラ想像した瞬間に理性なんて吹っ飛びますよ。
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日本人、バンザイ!!

さ、この日は「男会」。いつもとノリが違います。
餃子!!
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唐揚げ!!
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どうです、男子なら誰でも好きなベタメニュー。
ここに流し込むビールは最高です!

お、モツ鍋が出てきました。
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案外、食べれるまで時間がかからないものなんですね。
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モツを追加してモツ鍋満喫。
さ、〆の第一弾は、これ。
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なんだったっけ。ラーメンじゃないし、ちゃんぽんの麺だったかな?
旨味の染み出たスープが秀逸。

で、やはり御飯が食べたいわけなんです。
雑炊を食べずに終わるなんて、そもそも鍋食べてないのと同じこと。
明太茶漬けのメニュー写真にグラつくスタッフを、
「焼き明太子」を追加することでオトしました(笑)
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雑炊だけでも旨いところに、焼き明太子をトッピング。
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見て下さい!満願成就の瞬間です!
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これ、崩して雑炊に混ぜてしまったほうが、より美味しかったです。

「あれ?二つ頼んだよね・・・・?」
と不思議に思ってたもう一つの焼き明太子。
雑炊を完食し、甘味が出てきたところで何事も無かったかのように登場。
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このタイミングで出てくる違和感って、お店側には無いのかな・・・と思ったんですが、
「きっと一個は、この甘味と一緒に合わせて食べる用なんだ!」という結論に達し、
この日遅刻してきた子が強要もしてないのに自ら進んで、
黒蜜をたっぷりかけてモナカで挟んで試してみました・・・が、
う~~~~ん、やっぱり違うようでしたね。おかしいなぁ・・・。

ま、「男会」、だけにね!!

・・・続報は多分、二度としません(笑)
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by monsieur-enfant | 2012-02-22 22:42 | シュクレクール

最近、ちょっと記事長いですね・・・。
ちょっと内に籠る仕事が増えてるのもあって、
軽いストレス発散になってるのは確かですね(笑)
正直、「この時間を他に使えれば・・・」と、
恨めしく思うことも多々あるこのブログですが、
パソコンに向かう更に苦痛なことを自分に課せば、
こんなに健やかな気持ちで書けるというのは新たな発見です(笑)

さ、この日は久しぶりの、シュクレ、モンテベロ、
両店集まっての食事会。
気がつけば人数が増えてきてるので、場所選びも大変です。
しかも、この日は新年会と元モンテベロ・シェフ、
橋本の送別会を兼ねてる日。
うちの定休日の月曜日、結構飲食店のお休み多いんですよね・・・。
考え、考え、・・・・結局、出て来なかったのでダメもとで頼み込みました。
「定休日・・・貸し切りで開けてもらうとかできません・・・か?」と。

ファイブの観覧車をエスト越しに眺めながら歩きます。
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新御堂筋の降り口を渡って、更に線路沿いを歩きます。
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一つ目の高架下を右に潜ったところと聞いてたんですが・・・・、
ありました!高架下を抜けてすぐのところです!
中崎町 「アンティカ トラットリア ラ パリーナ」
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ここは、確か円広志さんのバーかなんかだったとこ。
二階がキッチンで一階三階が客席という変わった作りは、
その名残りなんですかね。
永松シェフの名前は、昔、吉野でやられてた頃から知ってはいたんですが、
その店をたたんで西宮北口に出店され、
更にその後に出店されたバールに初めてお邪魔させていただきました。
そのシェフが「大阪でお店をやるらしい」と聞いて、
実はオープン直後くらいに行ってるんですよね。
バールも、そのオープン直後の様子も書けず仕舞いでしたが・・・。
その後、ひょんなところでお会いしたり、
何より「トスカーナ料理」の気どらなさ加減が凄く好きで、
スタッフとそんな時間を共有したく、お願させていただいたわけです。

「お祝いごとなので・・・」と、シェフが西宮にストックしてた、
そんな時用のマグナムを持ってきて下さりました。
これだけで相当テンション上がります。
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毎回そうなんですが、うちのスタッフたちの有り難いことは、
ほぼ全員参加してくれることなんです。
ま、「当たり前」と思われる方もおられるかもしれませんが、
僕は「絶対行きたくない派」でしたので(笑)。
休みの日にまでシェフと顔を合わせるのは、
どうしても仕事モードになってしまうので嫌だったんですよね。
しかも、しょぼい店ばかりでしたし。
「飲食やってて、このチョイス!?」的なね。
なので来てもらった以上は楽しんで帰ってもらいたい、
いつも、ただそれだけの会なんですけどね。

前置きはさておき、「乾杯!!」
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お料理はお任せで。
牡蠣から始まり、
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カルパッチョ、
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山盛りのパン!
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ウニ!テンション上がります!
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こういった気軽に摘まめるものを囲んでると、
自ずと会話も弾んできますよね。
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ただ・・・、マグナムが多いのか、飲める人間が少ないのか、
飲んでも飲んでも減る気配がない・・・。
この後、白も赤も用意してもらってる罪悪感に駆られて、
結局グラス7杯くらい飲み続けました。
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このポテサラ(・・・と言って良いのか・・)、美味しかったです!
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イカとジャガイモの相性の良さったら・・・・。
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ここからパスタです!
フジッリ ほうれん草のソースで。
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ニョッキ!
ここのニョッキは本当に旨いです!
まさに「耳たぶ」の柔らかさ。しかも上物の耳たぶ!(笑)
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お・・・・おう…、ラザニアまで控えてるとは・・・。
ここまででも相当なボリュームです。
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そして、肉!!
申し訳ありませんが、この辺り相当飲んでまして、
「肉」以外の情報が全く残ってません・・・。
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ただ、この「肉」、白でおとなしく終われません。
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サラダは別添えで。
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うおっ!チーズも出るの!?
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もう既に早い段階で腹部の余白が無くなって来てる中、
ドルチェもトラットリア仕様のボリュームで。
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いつもダブルのエスプレッソも、
入る余地なくシングルで(笑)
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逢坂君の小噺あり、
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記念に無理やり持ち帰らせる、もあり、
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とてもシャイな永松シェフのお見送りに、
一同ご挨拶しての閉幕となりました。
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19時開催が、気が付けばあっという間に4時間近くが経過。
楽しい時間は本当にあっという間です。
この度は無理を聞いていただき、良い時間が過ごせました。
本当にありがとうございました。

・・・・・・とまぁ、もう既に良い時間なんですが、
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そうです、一部スタッフはここからなんとボーリングに直行!!(笑)
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お酒飲んでのボーリング、良い子は真似しないでくださいね!!
それでもこのテンション!!
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さすがに日頃ろくに運動して無い中での4ゲームは地獄でした・・・。

翌日から参加スタッフの動きが、
強度の筋肉痛のため怪しかったのは言うまでもありません。
皆さん、お酒もボーリングもほどほどにしましょう!
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by monsieur-enfant | 2012-02-20 20:41 | ラ パリーナ

魂に触れに。

なんか、最近アクセス数が何故か多くてですね、
前は土日は急激に落ち込んでいたんですが、
それなりに覗きに来てもらってるようでして、
そうなると何か書かなきゃと思わせてもらってるのは幸せなわけでして、
書ける時は小ネタでもお楽しみいただければと思う所在であります。

さ、ちょっと市内に打ち合わせに出かけた時のこと、
駅の構内などのポスターで気になってたとこに足を伸ばしました。
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もう皆さんおわかりですよね。
僕は最初にポスター見た時、樹木 希林さんが赤いヅラ被って、
「あぁ、なんか舞台でもやりはるんかなぁ・・・」って眺めてました(笑)
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そうです、草間 彌生さんの「永遠の永遠の永遠」が、
3ヶ月ものロングランで国立国際美術館にて開催されてるんです。

館内は何カ所か撮影可能ポイントがあります。
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「連鎖」「増幅」を繰り返す、内面からほとばしる圧巻の作品群。
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一応、作品説明などもあるのですが、
照らしあわせたところで僕如きにはサッパリわかりません。
ただ、僕は「芸術」って、理解するものではなく感じるものやと思うんです。
知識が無い言い訳のようですが、料理やお菓子も一緒。ワインもそうかな。
発信する側に身を委ねたいんですよね、触れてる間は。
そんな時に受信する側としての自分も確認しておかないと、
気付かないうちに、発信する側だけの主観に偏ってしまいかねませんからね。
良い発信者、良い提供者であろうと願うなら、
やはり良い受信者、良い客でもあることも同じくらい大事なんじゃないかと。
食事に行くとたまに居るクソ偉そうな勘違いシェフたちを見るたびに、
「くわばらくわばら」と自分への戒めとさせていただいてるわけなんです。
そういう意味では、役に立ってるわけですけどね(笑)

さて、後半には草間さんの短いドキュメントが映されてるフロアがありまして、
その短い尺の中に収まりきらない情熱というか情念というか執念というか、
80歳を越えてる今もなお「ピカソを超えたい」「死ぬまで描き続けたい」、
そう公言し描き続ける様が鋭利な刃物のように突き刺さり、溢れだします。
事実、「芸術に出会わなければ自殺していた」と言ってるように、
「芸術」というものに魅せられ、そしてある意味、憑かれているんでしょうね。
上手く言えませんが、僕には溢れ出た「魂」が塗料になってるようにすら思えました。
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ドキュメントの中に映し出されてた、あれは廃校の体育館かな?
その中に羅列された「愛はとこしえ」から「わが永遠の魂」までの連作群、
その圧倒的な映像を観るだけでも溜息もの。
世の中、便利になってきて、
考えずとも、悩まずとも、何かに辿りつけたり、誰かがサポートしてくれたり、
その「便利」が「親切」と履き違われ、
不便なものや分かりにくいものは挙って「不親切」と叩かれる始末。
結果、「便利」の代償として、
どんどん人間の「思考」や「思想」が失われてる危惧は、
前々からちょくちょくここでも書かせていただいてるわけです。
分かりやすいものが「善」で、
分かりにくいものが「悪」かというと、必ずしもそうではないはず。
思考が鈍り、思想が消えゆく今だからこそ、
人は安易な情報に踊らされ、「判断」という自己責任すら他人に擦りつける。
知識で固められた感情を伴わないコレクションは所詮「情報」の枠を超えず、
新しい情報にアップデートされていくたびに自分自身が自分自身で無くなっていく、
つまり擦り込まれた膨大な情報に既に感情が屈してることに気がつかない「現代」。
頭と頭の摩擦に慣れてしまった頭はどんどん固くなる一方で、
摩擦に不慣れな心はいつまで経っても柔肌のまま。
ちょっと突くとすぐに破れるくせに不感症というタチの悪さ。
たまには頭ではなく心を晒して、
そこがヒリヒリしたりチクチクしたりする感覚を、
味わいに行くのも良いのではないでしょうか。

「知識」や「情報」など、一切役に立たない「感覚の坩堝」。
そこに居たのは「人間 草間 彌生」そのものでした。
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by monsieur-enfant | 2012-02-19 22:11 | とりとめなく・・

あのですね・・・

ほんと最近アクセス数が何故か多くてですね、
前は「どうせ書かねぇだろ」と思われてる週末などはガクンと落ちてたんですが、
今は申し訳ないやら有り難いやらコンスタントに遊びに来てもらってまして、
「なんか書けたら小ネタでも書かなきゃ」と思わせてもらってる次第であります。

・・・・・・というような書き出しで、
サラッと画像3・4枚の小ネタをアップする予定だったんですが、
何かが降りてきてですね、勝手に文章を打ちこんでいくわけですよ。
なので、とてもサラッとお送りできないので、
明日、上の書きだしとほぼ同じ文章で書きだす、
今日サラッと載せるはずだった記事をアップしますね。
ちょっと何かが降りてますけど(笑)

えっと・・・、何か告知でもあればついでに・・・・、
あ、前々から言ってた「デカい、ヴィエノワズリーが旨い説」、
来週末から「ブリオッシュ ムースリーヌ」が、シュクレ初登場します。
それから今も出てる「パン プディン」、ブーランジュリらしい、ええ味出してます(笑)
え~~~っと、そんなもんかな?
あ、今日はモンテベロ逢坂シェフの恩師が来日して遊びに来て下さいました。
そのオマージュとして本日限定で出したエクレール、いやぁ「パリ」でしたね。
「え~!!知らなかった!!」と仰るお客様、
モンテベロのブログもたまには見てやってくださいませ・・・。
ま、「客寄せじゃないんで・・・」って逢坂君の気持ちは、
言われなくても僕も同じなので告知もするつもりもありませんでしたが、
運よく同じ時間、同じ空間に居合わせたお客さんもおられたり、
逢坂君もまた新鮮な気持ちを思い出し、頑張ってくれると思います。

そんな感じで!
じゃ、帰ります!
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by monsieur-enfant | 2012-02-19 00:13 | とりとめなく・・

卒業証書

昨日アップした記事、
みなさん温かい反応ありがとうございました。
うちを最終ステップにして独立していった子たちだけでなく、
いろんな形で店を去る子がいるわけです。
平井さんも、ある意味「志半ば」なのかもしれません。
ただ、うちで感じたことを土台にして、
今度は自分が描く未来に向けて、最適な選択をしていくことと思います。
そんな中、同じ和歌山出身の方から励ましのFAXをいただき、
本人、本当に喜んでいました。ありがとうございます。

さて、生地を成形したまでで終わってしまうのも何なんで、
とりあえず「おまけ」で出勤して焼き上げるまでをご紹介しますね。

一応、辞めてはいるのですが、
在籍時とあまり変わらない緊張感を漂わせています(笑)
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オーブンに入れる為に、パンを並べます。
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粉を表面にまぶすようですね。
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こんな感じで。
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クープも初め・・・いや確か何度か練習させたはずなんやけどねぇ・・・(笑)
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窯入れは初めてかな?
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よいしょっと。
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パンはね、そんなに大きな選択肢はないんですよ。
材料があって、生地を仕込んで、分割やら成形のプロセスが絡んで、
発酵も一次発酵とか二次発酵とかあるくらいで、
対して大きな製法の違いはないんですよね。
で、焼けば取りあえずはパンになりますから。
そして料理と違って、値段に差がつけにくい。
どこでどんなキャリアを積んだって、どんな信頼や評価を得たって、
パンがパンである為に、パンとして在らせてもらえる範囲内の値段設定も、
半ば暗黙の了解的な範疇が存在してると思うんです。
美味しいパン屋さんも増えてると聞きます。そうなると、お客さんの舌も肥え、
求められるレベルもどんどん上がっていくことでしょう。
でもね、もともと高くない「パン屋さん」、
20円上げるのに「お客さん、離れへんかな・・」と頭抱えてるのが現状です。
原材料が高騰してても、生活を二の次にしてキャリアを積んでも、
値段に反映しにくいのが僕ら「パン屋さん」なんです。
ただ、僕は同じ200円のパンでも、
そこにどれだけの想いや背景を詰め込めるかで、
十分商品の差別化にはなると思ってます。
自己満足・・・なのかも知れませんが、
自己すら満足させられなくて商売など出来ません。
たまに街中でお店を覗くと、「これで200円取れんの!?」って、
ビックリするようなパンも結構ありますが、
どうか平井さんにはいつか自分が焼き上げる100円200円のパンに、
決して後ろめたさを感じない背景を詰め込めるような歩みを期待しています。
・・・・って、パンが焼き上がるまでの暇つぶしの小噺でした。

窯の中を覗き込んでいます。
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お、焼き上がったようですね。
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窯から出したパンを大事そうに並べます。
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勿論、これは店売りには出来ません。
でも、二年間頑張った一人の女の子の「精一杯」が詰まってます。
いつも言うんですが、パンはね「自己投影」なんです。
盛りつけの最後に挿し色を足して華やかさを加えたり、
高さを出してお皿を演出したり、歪んだものを整えたり、
そういうの、パンは出来ないんですよね。
うちの製法でいくと、盛りつけは10時間以上前に終わってるわけです。
それがどんな表情になるのか、切り口からどんな具材が顔を出すのか、
焼いてみないと正確にはわからないことだらけです。
だからパンには「まぐれ」が存在しないんです。
「今の自分」がほぼ正確に映し出されます。
例えば僕に「10年前の、あの店で作ってたパンが素朴で良かった」と言われても、
決して同じものは作れません。上手くなっちゃってますから。
勿論、平井さんに僕と同じものを作れと言ったって作れません。
でも、それで良いんです。
なぜなら先に言った通り、パンは「自己投影」だからです。
虚栄を張って「出来る風」な仕事をしたって、
ちゃんとパンは今を映し出します。
その映し出された今を、如何に正確に把握し次に活かせるか、
成長はそこにしかありません。
不細工なパンだって、目を背けず向き合って、
そこに何の真意があるのか、パンが自分に何を言わんとしてるのか、
それを聞いてあげるのもブーランジェの務めやと思います。
ただキレイな形を追い求めて、
物づくりの本質を忘れた機械的で単調な仕事に終始し、
表情の無い、同じ見栄えのパンを作り続けて満足することが、
ブーランジェの仕事ではないと思うんですよね。

今日のパンは、はたして平井さんに何を告げたのかな・・・?
「お疲れ様」って労ったのかな?
それとも「もっともっと頑張らなあかんね」って伝えたのかな?

まだ温かいそのパンを、
一緒に働いたスタッフ一人一人に配り歩いて食べてもらってました。
僕には一応、真っ先に持ってきてくれました。
そこにはちゃんと「今」の平井さんが映し出されていましたよ。
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これが彼女の、シュクレからの「卒業証書」。

前向いて、懸命に生きるんやで!!
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by monsieur-enfant | 2012-02-16 21:01 | シュクレクール

出会いあれば別れあり。

なんか、ここんとこ出入りが激しいモンテベロですが、
「何故か辞めない神話」の続くシュクレクールでも、
2年間頑張った女の子が最終日を迎えました。

この子は和歌山から熱烈ラブコールを送って来た末、
出勤2日で「辞めさせてください宣言」をした子でした(笑)
「パンを作りたくて」、その気持ちだけで未経験で岸部に出てきて、
計量や副材料の管理などを頑張ってきた平井さん。
その最終日、「パン、作ってみたら?」と、そそのかしてみる。
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見事に、そそのかされましたね(笑)

ホントに初めて触るミキサーに、初めて仕込む生地。
最低限のアドバイスだけ、担当の山本君に聞きながら。
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ちょいちょい首をかしげながらも、生地が捏ね上がりました。
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ペタペタ触って触診。
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さ、ここから何か混ぜていくみたいです。
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クルミとエメンタールと、
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レーズンとサツマイモ。
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平井さん作のパンが練り上がりました。
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どうしたら良いかわからないのか、しばし放心状態で見つめ合う平井と生地(笑)
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ここから、みんなの見守る中、「ひとりでできるもん!」が始まります。
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が、戸惑う・・・
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戸惑う、戸惑う・・・
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みんなの視線を感じながら、
2年間の軌跡を思い起こしながら・・・、
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あまりに遅いので、成形担当の岡本さんをヘルプに(笑)
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まだ数種類しか成形したことがない中で懸命に作ったパンが、
ちょっと恥ずかしげに、でもどこか誇らしげに並びます。
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成形した生地を生地管理室に入れて熟成します。
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初めて自分で仕込んで自分で成形した生地ですから、
やっぱり自分で焼かなくちゃね。ということで、
明日も出勤する羽目になりました(笑)

まぁね、ホント良く頑張ったわけですよ。
何か形になったわけじゃないかも知れないですが、
二年間勤め上げた事実は事実です。
その二年間、意味を持たすも持たさないも自分次第。
今後、どう生きていくかに懸ってます。
僕は人生、死ぬまで全部通過点だと思ってます。
大事なのは、ここで何を残せたのか。
全てが通過点だと言ったものの、一つ一つ身を置いた場所で、
ちゃんと必要とされ、評価されなければ次にも進めません。
2年という歳月、決して長いわけではありません。
ですが、未経験からの、よりによってシュクレクール(笑)
「大変だった」の一言では済ませれないくらい大変な毎日だったと思います。
でも、そんな彼女が今日、
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僕から花束をもらい、
みんなからプレゼントをもらい、
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中途半端なクラッカーのお祝いを受け(笑)、
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そして2年を振り返り、涙を流す・・・。
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これはね、2日で辞めてたら流せなかった涙です。
辛いことがほとんどだったでしょう。
悔しかったこともいっぱいあったでしょう。
ただ、少しだけ「頑張った」という達成感もあるでしょう。
全部、独り占めしていいんです。
「何も返せなかった・・・・」と言ってましたが、とんでもない!
人生、まだまだ長いんです。しっかり返していただきます(笑)
それまで、君の「未来」を楽しみに出来る権利くらいは貰っといても良いよね?

さ、まだ開けてない箱は、モンテベロの細井さんから。
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その箱を、恐る恐る開けてみると、
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素敵やね・・・。良い仲間やね・・・。
ただね、細井さん。残念なことが一つだけあって、
皆で「ウワーッ!」ってなってね、
「プレート何て書いてるの~!?」ってなってね、
「・・・・・・なんとかクミコ、なんとか」
平井さん、フランス語、まったく読めなかったんよ!残念!!(笑)

まぁまぁ、そんな平井さんですが、
本日をもって・・・のはずでしたが、
明日「おまけ」のちょい出勤をもって辞めることになりました。
今まで、BBQやピクニックで接してくださったお客さんの中には、
少しくらい覚えてくださってる方もおられるかもしれません。
どうぞ、今後も応援してやってください。
彼女の夢はまだ終わっていません。
地元の和歌山でパン屋さんを開くんです。
いつかどこかできっと良い報告が出来る日が必ず来ると思います。
その時には「あぁ!あの平井さん!」と思い出してあげてください。
そんな日を楽しみに、今日は一先ずお別れです。

二年間、本当にお疲れさまでした!
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by monsieur-enfant | 2012-02-15 23:48 | シュクレクール

只今アップのテスト中。

今日は市内で用事があり、
さっきまで仕事まがいの時間を過ごして来たわけですが、
今はマツケンさんで1人酒中なわけです。
バレンタインに・・ねぇ、
ま、嫌いじゃないですけどね(笑)

1人で暇なので、スマホでブログ更新という試みを、初めてしています。
はい、単なる暇つぶしですね(笑)
先付
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自家製のXO醬が良いアクセント。
お酒が進みます。
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シャンパンからの、白ワイン責め。

名物「どて焼き」
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旨いっすね!
そしてちゃんとワインが進むように
仕組まれてるわけですわ。

豚肩ロースと山芋の串焼き
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ホント、こういうの上手です!
テンション上がるビジュアル、
シンプルに旨いタレ、そして、
ちゃんとワインが進むカラクリ(笑)

松葉ガニのクリームコロッケ
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切る前からの松葉ガニ臭。
もちろん、口の中も松葉ガニだらけ。
そこに流し込むマコン、至福です。

魚介と長居春菊とカラスミのパスタ
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春菊のパンチは無いものの、
カラスミと魚介の旨さ炸裂です!

いつもながら、なんて言うか、
サラッと迎えてくれたり、
サラッと旨いもんが食べれたり、
人見知りの激しい僕には、
本当にこの「サラッと感」が有難い。
今日はお客さんも多く、
僕みたいな一人客に気を使わせるのあれなので、
携帯いじってテストしてました・・が、
めちゃめちゃアップし辛いですね。
もう二度とやりません。

さ、帰るとしますか!
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by monsieur-enfant | 2012-02-14 23:06 | マツケン食堂

ご褒美!

今日はバレンタインデーですね。
本当に少しずつですが、クリスマス、バレンタインと、
大切な日まで不便な岸部まで足を運んでいただけるようになってきました。
街には沢山のお菓子屋さんがある中で、わざわざ選んでいただけることは、
郊外で働いてる者にとっては大きなモチベーションになります。
本来、定休日の火曜日ですが、モンテベロは営業させていただき、
本日が最終日となる三越伊勢丹さんのイベントブースと共に、
皆さんのお越しをお待ちしております。

さて、昨年も多くのお店が開店・リニューアルをされてますね。
お世話になってるお店だと、Fujiya1935さん、星の華さん、
ヨッテリア ガクさんは新店を出されました。・・・が、
結局、どちらもここで書くことができずに時間が過ぎてしまいました。
そこで!・・・言ってももう大分タイムラグはあるのですが、
こないだリニューアルされたお店をご紹介させていただきます。

前は辿り着くのにちょっと迷ったり見つけにくかったりもしたのですが、
今度は分かりやすい路面店としてリニューアルオープン。
皆さんご存知「洋食 ふじ家」さん。
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ホント、間口だけでも随分印象が違います。
可愛い色使いでテンションも上がりますね。

「洋食」という気軽な良さを活かした雰囲気作りの中に、
細やかな気配りも行き届いた、大人もゆっくり楽しめる店内。
天井も高く、とっても開放的です。
さ、コーンポタージュが出てきました。
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あ〜〜〜、沁み沁み美味しいですね。
洋食屋さんにも滅多に行く機会もありませんので、
どうしても幼い頃の遠い記憶にリンクしてしまいます。
勿論、そんな代物とは全然クオリティは違いますが、
「食」の記憶って音楽と同じで、その時の背景ごと思い出させてくれます。

久しぶりの「洋食」。テンション上がって頼んだのは、スペシャルセット!
海老フライ、クリームコロッケ、ハンバーグが一皿で味わえます。
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このビジュアル、幾つになっても嬉しい!!
基本、子供が好きそうなものが好物で、子供が嫌いそうなものが嫌いな僕。
なんか、ご褒美いただいてるみたいです。別に良いことしてませんけどね。

ゆっくりコーヒーをいただいて〆。
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お昼は周辺のビジネスマンに愛され、
夜はこうしてゆっくり食事もできる。
さっと食べちゃうのはあまりに勿体ない、ハレの日の洋食です。
厨房で、今もシャキッとコックコートに身を包む「お父さん」、素敵です。
いつまでも元気でいてくださいね!!また伺います!!
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by monsieur-enfant | 2012-02-14 09:50 | 洋食 Fujiya