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なないろめがね

こんな感じで。

えっと、ルカストレ村、どうでした?
なんか本当にね、全部が素朴で優しくて穏やかで。
ここにいると、人として忘れてしまったものの多さに焦ります(笑)

さて、ちょっとお知らせを挟ませていただきます。

先日、臨時休業いただいて、
今年のシュトーレンとベラヴェッカを仕込ませていただきました。
シュトーレンは300個ほど。
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今年はいつもの生地に、更に材料をプラスしてみました。
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それはピスタチオのペーストです。

僕がカルダモンの香りが好きなのもあって、
たくさん使うスパイスの中でもカルダモン多めなんですよね。
で、その高いトーンの香りの下に、グッと沈んだコクが欲しくて。
もちろんバターもナッツもふんだんに使ってるわけですが、
そのもう一つ深いところのコク。なので、使っちゃいました。
・・・安くはないっすね(笑)

焼き上げたシュトーレンは、バターのお風呂に放り込まれます。
そしてすぐに砂糖の衣を纏うのです。
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そして冷まして表面を乾かした後、
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キリストが包まれてた白い布のように、
真っ白な粉糖で覆うのです。

みんなで手分けしてやるんですが、
これが臨時休業しなきゃ作れないくらい手間と時間がかかるんです。
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あ、ベラヴェッカはですね、
大量のスパイスを練り込んだ生地に対して、
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ナッツ類や潰れにくいフルーツから混ぜていきます。
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生地との対比は、こっから更にシャレならんことになっていきます(笑)
漬け込んだイチヂクを、二回に分けて投入。
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セミドライのプラムも、二回に分けて投入。つまり、これの倍入ってるわけです。
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最後に一番潰れやすい、フランス産のポワールが入ります。
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ほぼ、ドライフルーツやナッツを、生地が繋いでる程度になります。
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焼きあがったベラヴェッカに、
ドライフルーツのお飾りをつけて出来あがり。
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やっぱりこの作業を終えると、「冬が来たなぁ・・・」とシミジミ感じるのです。

さて、これらの店内販売ですが、
仕上がり後、最低1週間はこちらでスパイスなどを馴染まさせていただきますので、
今週の23日(土曜)からの販売開始になる予定しております。
もう既に問い合わせをいただいてます全国発送ですが、
来月の2日以降からのスタートとなる見通しです。
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詳細は追って発表させてもらいますね。お楽しみに!

あと、クリスマスとバレンタインの時期だけ登場する、「パンデピス」。
こちらはもう店頭に並び始め、シュクレの冬の訪れを告げています。
さ、今週末はボージョレに便乗したパンが少量出る予定です。
そしてそして、本年度最後の「毎月Pub」も、この日曜に控えてますね。

グッと寒くなってきましたが、
岸部はそんな感じでほんわか皆さんをお待ちしておりますので、
ちょっくら行ったろっかなくらいのスタンスで遊びに来てくださいませ。

ではでは。
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by monsieur-enfant | 2013-11-21 23:50 | シュクレクール

さてさて、すっかり忘れられてる感じですが、
がっつり寒くなってきたタイミングで、
のうのうと9月の記事を書きますよ。ええ、焦ることなく。
この流れで年内締めようってくらいの勢いです。

で、ですね。
今回、なぜ「南仏」だったかと言いますと、って話です。

えっと、正確には、「行くって言っちゃったから」、なんです。

春先ですかね・・・・某百貨店で恒例の「フランス展」が開催されまして。
テーマが「南仏」だったんですよ。
そこに一人のブーランジェが来てまして。
そのブーランジェは、南仏の小さな村から来てたんですが、
何の偶然か、うちのお客さんでたまたまその村に行った方がおられて。
しかも、そのブーランジェと会話した際に、
大阪の催事に来ることも聞いておられて。
で、「ぜひ会わせたい」とのことで、
催事場にて引き合わせていただいたわけです。
とっても人懐っこく優しい風貌で、
たどたどしいフランス語の初対面の僕にも親切にしてくれました。
そうなると、ですね・・・・・自動的に「行きます!」ってなるわけですよ。
なりますよね?うん、なるなる。普通、なる。
しかも、どっから来たのかも聞く前に、ね。

まぁ、日本の百貨店の催事に呼ばれるくらいですから、
よく日本人が行くようなとこで、ちょっと聞けば分かるような有名店だろうと。
それくらいの検討はつくわけですよ。
「ル カストレ村」
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まさかニースから車で二時間半、しかも山の上とは思わなかったわけです(笑)

っていうか、ですね。
今回、出発前の8月が尋常じゃなく個人的にバタバタしててですね。
信じられないかも知れませんが、予備知識全くゼロなんです。
一応、催事場で引き合わせていただいたお客さんには、
「行きます」とは伝えたんですが、「遠いから無理」と言われて。
その代わり、「じゃ、ここに行ってみたら?」と言われたので、
「じゃあ・・・・」って、丸投げしたんです(笑)
つまり、「予備知識ゼロ」どころか、
正味どこに行くのかも知らずに南仏に降り立ったわけです。

ただ、南仏にはかれこれ12年位前、修行終わりに「バカンス」と称して、
フラッと一人旅来てるんです。
マルセイユのブイヤベースで食あたりしてからのアルルでは、
宿から一歩も出れず、おかゆが食べたくて、
スーパーでリオレを買って食べただけの記憶が残ってます。
あと、ニース、そしてモナコ。
Le Louis XV(ルイキャーンズ)は、
「日本に帰る前の自分へのご褒美」と言い聞かせて説得しました。自分を。

そんな感じで、ニースも知らないわけじゃないので、
久しぶりに街でも散策しようかと、全くの無策で降り立った空港で考えてたら、
「ニースの知り合いに行ってもらう」と聞いてた男の車に乗り込むと、
「あれ?・・・あれ?ニースは?」って言ってる間に、
ルカストレ村に着いたわけです。と言っても2時間半かかってますけど。

さ、このルカストレ村。
本当に、そこそこ高いとこにあるわけです。
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ね、そこそこでしょ・・・。
上がって来るときの坂も、結構なもんでしたよ。
ただ、まぁなんせ石造りの街並みが可愛い可愛い。
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更に天気も快晴で、抜けるような青い空に合うんですよね、街並みが。
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ま、例に漏れず街の中も坂は急なんですけどね。
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で、うろうろしてたんですが、一応目的は人に会うこと。
と言いましても、正直日本の催事で少し会っただけの訪問者を、
覚えてくれてるもなにも、歓迎してくれるのかが不安でした。
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ここ・・・・だそうです。
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中に入ると・・・・・
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いやぁ~~~~、なんとまぁあったかい雰囲気!!
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焼き菓子がズラッと並んでるのもあるんでしょうけど、
店内全部が素朴であったかい雰囲気を醸し出しています。
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並んでるお菓子はどれも美味しいそうで、南仏ならではのものも勿論あります。
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他にはオリーブオイルも、
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ハチミツなんかも売ってたりします。
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で、パンは本当に素朴。しなやかで素朴。
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で、で!催事場での「行きます!」から、本当に来ちゃったポールさんとこ!
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良かった、覚えててくれてました!
「よくこんなとこまで!」って言うから、「僕もそう思う!」って言っといた(笑)
小腹が空く時間だったので、一緒にポールさんオススメのランチに行くことに。
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すごく開放的で、素敵なテラスでの昼食。
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こういうとこでの食事の割には・・・っていうと怒られますが、
なんかすごくセンスが良いので聞いてみると、
シェフはロブションのお店で働いていたそう。
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丸々太った・・・というか詰められたイカ。
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「デセールは・・・?」って話になると、
「うちに美味しいソルベがある」っていうので、デセールはそっちで。

さっきはあんまり見てなかったんですが、
軒先にあった一瞬、パチもんかと思うような派手な冷蔵ケース。
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その中には、まさかの産地厳選オーガニックフルーツを使った、
旨そうなソルベが何種類も!!
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試食をほぼさせてもらいましたが(笑)、本当に美味しい。
んんんん~~~~~っと決めきれずに結局3種盛り。
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何食べたかは忘れましたけどね・・・。

そのあと、「どこでパン作ってるんですか?」と聞くと、
「山羊小屋だよ。見に行く?」と。
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あ、ちなみに手前にチラッと写ってるのは、今回の旅のお目付け役、
空港に迎えに来てくれたシルヴァンです。はい、この日が初対面です(笑)

さ、ポールさんの後を追って山羊小屋に入ると・・・・
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本当にそこは厨房でした!
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しかも、店の商品全てをここで作ってるとは思えないくらいの狭さ!
焼成は全部コンベクション!最近、古い窯から買い換えたんだって。

ポールさん、本職はパティシエ。
だから、「パンはあんまりわかんないんだ」って。
でも、いまだに年に一回、
ちゃんと近くの有名な製パン学校に勉強されてます。
美味しかったですよ、彼のバゲット。
「本当は、店に冷蔵ショーケースが無いのが悔しい」って言ってました。
観光地で、住んでる人も多くないので、
生菓子を作るとロスが多くなっちゃんだそう。
それでも、近隣の住人の方から注文が入ったときは、
張り切って作ってるって嬉しそうに話してました。

ルカストレ村で生まれ育ったポールさん。
この地で、この地なりに工夫しながら、
遠い異国の催事に声がかかるくらいになりました。
それはまるで、山羊小屋から出たとこにあった、
古いオリーブの木のように深く深く、
この地に根ざしている想いがあるんでしょうね。
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今は、息子さんが戻ってきて、
店を継いでくれるよう頑張ってくれてるんですって。
あ、そういえば、
ランチ食べたお店のシェフは街を出たがってる・・・って愚痴ってました(笑)

そんなに長くいれたわけじゃないですが、
その間、ずっと相手して下さったポールさん。
快晴に恵まれたこの日のルカストレ村のように、
あったかく、晴れやかなポールさん。
「また行きます!」って、今度はそんな簡単には言えないけど、
この村の存在を知ったのも、実際ここに足を運んだのも、
ポールさんとの出会いがあってこそ。
出会いに感謝。
それをしみじみ感じながらルカストレを後にします。
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by monsieur-enfant | 2013-11-18 13:47 | フランス2013

祝福と感謝

昨日、あ、気付いたら一昨日になってる・・・、
11月11日(月)、モンテベロが6周年を迎えました。
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普段やらないコンフィズリーを、
普段と違うパッケージで置いてみたり、
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この日だけのセットもたくさん用意してました。

ショーケースには、懐かしい顔や新しい顔。
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限定以外にも、この日からスタートのお菓子も加わり、
お祝いムード満載のショーケースでした。

その上を飾る焼き菓子たち。
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生菓子とは違う、「キレイ」とは違う美しさ。
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この日も、店内を素敵に彩ってくれてました。

シェフが大谷になって初めて迎える「周年」というイベント。
前任が急遽辞めることになったとき、
「モンテベロを潰したくない!」と手を挙げてくれた時が、
まるで数年も前のように感じるくらい、
濃密で苦しい時間を過ごさせてきたと思います。
「自分でいいのか?」「自分がやらなきゃ!」、
日々その狭間で闘ってるにも関わらず、
僕の前では愚痴一つ溢しません。本当に、見上げたもんです。
ま・・・・、そのぶん、どっかで吐いてるんでしょうけど(笑)
でもね、グッと美味しくなりましたよ。
今、来てくれてるお客さんは、
ちゃんと「大谷のお菓子」を目掛けて来てくれてます。
なんとなくモンテベロに来てるんじゃなくて、
ちゃんと「大谷のお菓子」に会いに来てくれてます。
素直に、そう感じるのです。
そう感じるお菓子に、間違いなくなってきましたね。

その大谷と、入店以来二人三脚でモンテベロを支えてきてくれた前原。
伝統や歴史の香る焼き菓子をこよなく愛するパティシエール。
その前原の焼き菓子が、少し伸びやかになってきた気がします。
焼き菓子・・・というより表現が、かな。
傾倒してた「深さ」に、「らしさ」を感じるようになった気がします。
それで良いんです。伝統とは「古い」ということではありません。
「今、ここで生まれるトラディッション」は、存在しえます。
これからも前原の焼き菓子を楽しみに出来る毎日に、ありがとね。

その二人にずっと食らいついてる、
「本当はシュクレ志望」だった西岡(笑)
未経験からの踏ん張りと、自分と闘いながらの頑張りは、
想像以上に大変な毎日だったと思います。
それでもそんなこといつも感じさせない朝一番の「おはようございます!」は、
シュクレも合わせた全スタッフ中、最高の挨拶ですよ。

内側にある、とてもピュアで一途なハートを見込んで、
マネージャーとして迎え入れたばかりの芳枝さん。
上手くいかない悔しさに追い討ちをかける僕や仕事の追い込みに(笑)、
自分を見失ってしまいそうになることもあるんだろうけど、
この周年でたくさんの「おめでとう」をくれたお客さんたちは、
もう早くも芳江さんの生真面目さも優しさも見抜いているでしょう。
ありのままでいいんです。見失ったら、素敵なあなたが台無しですよ。

入ったばかりで右も左もわからないまま周年を迎えたであろう、
浜本と高見、二人の新人パティシエール。
厨房とサービスと、それぞれの持ち場での二人の頑張りなくして、
精神的にも体力的にも、こんなに上手くは乗り切れなかったでしょう。
慣れない土地での慣れない仕事に加えての周年。よく頑張ってくれました。
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シュクレの3年目に出来たこともあって、
いつまでも弟や妹のような気持ちでしたが、
それでもいつのまにか、もう6年になりました。
その年その年の思い出がありますが、
今年は一つの「チーム」として挑めたんじゃないかと思います。
小粒だったそれぞれが、本当に強くなってきて、
それぞれが支えあい、励ましあい、補いあい、を繰り返し、
今年はその全てをお客さんに向けれるチームになったと感じます。
上に書いた以外にも、二人のパートさんに、二人のバイトさん、
裏方の見えない仕事で懸命に支えてくれてる人たちを含めた、
「今のモンテベロ」、その全部を見させてもらった気がします。

そんな日に足を運んでくれた方々、
皆さんの「おめでとう!」は、このように頑張ってるスタッフたちにとって、
どれほどの報いになったかわかりません。
知識ではない「経験」として、必ず未来の糧になるはずです。
モンテベロに代わりまして、本当にありがとうございました。

さて、今日の休みは、みんなグッスリ死んでたと思いますが(笑)、
明日はしっかり起きて、7年目のスタートをきってくださいね。
その一年に起こる成長を楽しみに、
また来年、笑ってこの日を迎えられますように!!
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by monsieur-enfant | 2013-11-13 01:13 | ケ モンテベロ

さ、碧い海の出現により、
いよいよ本編に突入した感が強くなってきましたね。

朝、4時起床。
前日24時間活動した翌朝の4時起床はさすがにツライ。

確か朝7時のフライトのeasy Jet。
6時半の搭乗に間に合わせようと思ったら、
シャルルドゴールに5時半には着いとかなきゃいけない。はず。
しかもeasy Jetの乗り場は小さく分かり辛い。
いつもの僕のパターンだと、かなりの確率で乗り遅れそう・・・。
北駅からシャルルドゴールまで、30分もあれば着く・・・はず。
朝は空いてるだろうけど、切符買うのに手間取るやろから、
余裕を持って4時半にホテルを出る。
諸々込みで、あわよくば5時前くらいに乗れたらラッキー。

いつも時間ギリギリで走ってる僕ですが、
この日は余裕持ってスタートしてるので慌てません。
ま、唯一の不安材料は、実際何分かかるのかを知らないってことくらい。
でも大丈夫。これくらい余裕持ってたら、何が起きてもドンと来いです!



まだ暗い中、北駅に向かう。
朝4時半だから、まだ薄暗い。
え~~~~っと、あれ?
北駅に近づいてもまだ暗い。
あ、北駅そのものがまだ暗い・・・・・って、え!?駅にすら入れん!!
まだ始発走ってないやん!!迂闊!!そこ知らんかった!!(笑)

ヤバイヤバイ!あれ・・・?じゃ、どうしたら良いの?
みんなはどうやって行ってんの?
ってか、みんなの心配なんてしてる場合じゃないでしょ!
慌ててすぐにタクシーに乗り込み、シャルルドゴールに向かうのであった!!



超ヒマなんすけど~(笑)



朝早すぎて、道は貸切状態でスイスイ。
チケットを見せたら、一番近いとこまで連れてってくれたので、
迷うことも計算してた時間が大幅カット。
やることないので搭乗手続きしたら、これまた簡素ですぐ通過。
6時半から搭乗開始なのに、その時まだ5時15分・・・・。
あと一時間半も、暗がりに浮かぶ飛行機を眺めて何しとったらいいんでしょ。
ね、たまに余裕持って出ると、超早く着いちゃうんです。
そうなると、次は「早く行ったら早よ着きすぎるし」って思っちゃう。
で、余裕かましてると、寿命縮まるくらいの窮地に追い込まれる。
アクシデント込みで動くとアクシデントは起きない。
そんな余裕も無く動いてるときに限って、次から次へと問題が発生する。
むむむむ・・・・、基本ドMなんで、後者でお願いします(笑)

さ、窓の外では、空と大地の境に、
薄っすらオレンジの帯が伸びていってます。
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なんかさ、
こういう、
何かに見とれてる時間っていうの?
大きな自然に抱かれてるなって思うとき?
なんだかロマンティックというか、
人間って小さいなっていうか、
この時間がずっと続けば・・・・って!!
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眩し、眩し!!出てきたら肉眼で見てられないから!!(笑)




しばし目を閉じても脳内いっぱいがオレンジ色に占拠される時間を経て、
再び目を開けたそこには・・・・
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うおおおお!!あれは多分地図で見たところのあの部分だ!!
碧い空、碧い海!!着いたぜ!Côte d'Azur!!
はじめまして!ニース・コート・ダジュール国際空港!!




んんんん・・・・・案外肌寒い(笑)
麦藁帽に半袖半パンで、南仏の陽射しを浴びにきたのに軽い肩透かし。
と言っても、時間はまだ朝8時半。これからこれから。
そう、TGVだとパリ→ニース間は5時間半かかるのに対して、
easy Jetsだと、たったの1時間半なのです。
交通費も、確かeasy Jetは半分くらいという有難さ。

さて、ニースは12年ぶり。
修行時代の終わりに、バカンスと称して南に下った時以来。
でも、初めて見たPromenade des Anglais(プロムナード・デ・ザングレ)は、
本当に美しかったし、黄色やオレンジの陽気な壁の色は、
僕の中の「南仏」というイメージの大半を占めるインパクトを残した街でした。
そんな街に、久しぶりに・・・・・
「アユムさんですか?」
「あ、シルヴァン?」

説明しよう。
今回、なぜ南仏だったのか。
目的は何なのか。
シルヴァンとは何者なのか。




つづく(笑)
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by monsieur-enfant | 2013-11-08 17:09 | フランス2013

今回、飛行機の中で初めて出来たことがあったんです。
それは、背もたれに付いてる画面で「映画を観る」事。
いや・・・・ずっと、どう観ればいいかわかんなくて。
リモコンみたいなヤツが見つけられなかったんですよね・・・。
そしたら今回、隣の人が観るまでの一部始終を、
盗み見ることが出来たのでした。
肘掛けがカパッと空いて、
リモコンみたいなやつが格納されてるのを見たときは衝撃でした。
往復で5本くらい観ましたね。全部邦画です。
公開時にも観たかった、「藁の盾」。
見終わったあと、半端なくブルーになるんで、
楽しげな機内ではオススメできません(笑)
でも、大沢たかおさん、カッコよろしかったです。

今回、珍しくそんなに寝なかった気が。
朝、渋谷でバタバタして、昼に出発、映画観たりなんだかんだしてたら、
夕方にはパリに到着。12時間があっという間でした。

え~~~~っと、気が付いてる方もおられると思いますが、
それは気のせいじゃないんですよ。「字、ばっかり」、でしょ?
ま、店のFBでは到着の際も書かれてましたが、オチから先に言いますね。
iPhone、スられました。最後の最後で。
よって、スナップショット的に撮ることが多かった前半部分の画像がありません。
知らないうちにcloudってヤツで画像が保存されてたのもあるんですが、
逆に保存がマチマチで、なぜか前半は残ってないのに後半は残ってたり。

画像が増えてきたら、デジカメ登場だと思ってくれて間違いないです。
あ、唐突にこんな画像は残ってました。
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シャルルドゴールからRERでパリ市内に向かう車内ですね。
「あーーー、着いたーーー」という安堵と、
パリに近づいていくという高揚感とが静かに交錯する空間。

で、Gare du Nord(ガール・デュ・ノール)に、到着。
毎回、「うわ、フランスに来た・・・」と思わされる圧倒的存在感が好きな駅です。
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あ、視点に違和感ありますか?画像は拝借してますから(笑)

この駅の周りにはベタですが分かりやすい、
赤やら黄のひさしを付けた「カフェ」や「ブラッセリー」がすぐに目に付き、
フランスに来た感を盛り上げてくれます。
・・・と思いながら撮った画像、あったんすけどねぇ・・・。

今回の宿は、ここGare du Nordの近くで選びました。
若干、治安に不安はある場所ですが、
Gare de l'Est(ガール・ドゥ・レスト)も徒歩数分。
この大きな二つの駅を駆使すれば、交通の便は全く問題ありません。
ただ・・・・、
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いくら改装中とはいえ、これって一旦閉めなあかんレベルでしょ・・・。
これ、倉庫じゃないですよ、エントランスですからね(笑)
僕の後にチェックインしにきた親子が、
「ここ、ホテルですか?」って玄関先で聞いてたもん・・・。

とりあえずチャックインを済ませ、荷物を置き、
時間は・・・・というと、まだ21時くらい。
翌朝が早くて、4時くらいに起きなきゃいけない。
ここで休むか・・・・・・、いや、やっぱり飯行こう!!
と向かったのが、近所の「シェ ミッシェル」
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気兼ねなくリラックスできるお店で、
いろんな意味で「フランスらしさ」を体感できるお店。
やっぱりお店に入り席に着くと、グッと「フランスに来た」と実感します。
「オマールとシーアスパラのサラダ」
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「!!!」
オマールのデカさ、半端ねぇ!
シーアスパラは、出発前にお会いした浅野さんが、
NHKの「プロフェッショナル」に出演された時に取り上げられてた野菜。
旨み炸裂。そこまで望んでなかっただけに、軽いショックを受ける。
「リードヴォーとジロール茸」
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ぶりっぶりのリードヴォー。ジロールも旨し。
それらのジュを吸ったジャガイモもまた旨し・・・。
ってか、このクラスでここまで旨いか・・・・。
不味い記憶はないけど、そこまで旨かった記憶もなかった。
北駅の近所で、系列店の「カジミール」の土日のビュッフェが好き。
そんな感じでフラッと入った店に受ける衝撃。
キチンと旨い。こみ上げてくる満足感と幸福感。
正直、メニューも当たり側だったんだと思うけど、
大阪、もっともっと頑張らなあかんなぁ・・・・って思わされましたよ。

デセールは、オススメのミルフォイユ。
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う・・・うん、まぁまぁまぁまぁ。うん。ま、こんな感じかな(笑)

ここには、もう一つスペシャリテがあって、それは「クイニーアマン」。
それをデセールでは食べたくなかったので、
翌朝の早い出発に備えて、朝食用に「持って帰りたい」とお願い。
「くれぐれも、食べる前に数分焼き戻すんやで!」と何度も念を押され、
空港で食べるから出来へんけど・・・・と思いながらも、黙って受け取る。

あ、やっぱこういうお店、僕は好きやなぁ・・・。
つくづくそう思わされるお店でした。

ホテルに帰って、「置く場所が無い」と、
また戻ってくるのに拒否られたスーツケースをどうしようか考える。
ロッカーにでも預けていくか、んんんん・・・・・と悩んだ末、
もう夜も遅く、寝てる人を起こせる時間ではないので、
黙って友人の家のドアの前に置き逃げすることにしました(笑)
いや、パン屋さんなんで、パリで一番起きるの早いですから大丈夫でしょ。

ミッション完了後、0時回ってメトロに向かう途中、
なんかずっと感じてた違和感が言葉になって降りてきた。
「あれ・・・・?なんか、一日が異様に長くない・・・・?」
そう、そうなんです。
なんか、すごく長く感じるし、身体もすごく重たいんです。
でもね、渋谷を出たのが9時くらいでしょ?
成田を発ったのが12時くらい。
シャルルドゴールに着いたのが17時半くらいで、
チェックインしてご飯食べ始めたのが21時半くらい。
食べ終わって、ホテル帰って、荷物引きずって来た今は0時半。
・・・・・・・、何もおかしくないのに何かがおかしい。
!!!!
「東京⇔パリ」が、5時間半で飛んだことになってる!!
あれ・・・なんでだろ・・・・・あ・・・・・・時差だ。
ってことは、今は0時半だけど日本なら8時半ってこと。
・・・・・あ。24時間活動してることになるわけだ。
そりゃ、身体も重たくなるわけだ。
あーーーー、でもなんか謎が解けてスッキリしました(笑)

でも、明日は4時起床。
これは絶対寝坊できない・・・・。

翌朝、なぜ4時起床かと言いますと・・・・、
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いくぜ!!
Côte d'Azur!!

なわけです!
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by monsieur-enfant | 2013-11-07 20:45 | フランス2013

プロローグ2

んんんん・・・・・なんかピンと来ない。
今日からフランスへ出発ってのが、なんかピンと来ない。
そう思いながらも「渋谷→成田」を検索して、
時間を確かめたりする偉いとこも見せてみる。

「9時に出発したら間に合うな・・・・」と、
宿泊先のホテルで最終確認したのが8時50分。
「渋谷から成田まで2時間」で考えてたんですが、
ホテルから駅までの移動時間を考慮してなかったことに気付くのに、
そう長い時間は要しませんでした。

「やべっ!!」と急いで荷造りし(予めやっとくとか出来ない子・・・)、
ホテルを飛び出したときに誤算だったのは、
10日分の荷物を詰め込んだ、重いスーツケース。
渋谷に着いたのは10分遅れ。

ただ、渋谷はさすがにどんどん電車が来る。
経路案内を見ると、まだ可能性は閉ざされてない。
とりあえず乗り込み、上野まで。
ここから京成線に乗り換えてスカイライナーで成田へ向かうのですが、
この一本を逃したら、どうあがいてもノーチャンス。
上野から京成線の乗り換えが一回外に出るのを知らず、あたふた。
で、上野出るときにICOKAの残金がなくなり、
京成線の乗換えで払った小銭で、小銭入れも空っぽ。
ここで嫌な予感が・・・。
そういえば昨晩、お札がなくなって今朝おろして行かなきゃ・・・と、
思ってたような思ってないような。
財布を覗いて見ると、奇跡の現金ちょうどゼロ!こんなことってあります?
出発まで5分切ってきました。
駅員さんに「すいません!ATMありますか?」
「ないですよ」
ええ!?いやいや、マジでヤバい!!
スカイライナーの乗車券は、窓口ではなく券売機で買うのですが、
「券売機って、カードで払えますか?」と聞くと、
「カードは使えません」
ええ!?現金、ゼロやっちゅうてんねん!!
んんんんんん・・・・・・・ヤバいヤバい・・・・・・・と、
とりあえず券売機に並んでみた。
どんな手段を使ったって、その並んだタイミングで券を買わないと、
フライトには間に合わなかったのです。
もう腹くくって、前の女性に、
「すいません。怪しいもんじゃないんですが、2400円貸してもらえませんか?」
と聞こうとした瞬間!右側に「クレジットカード」と書いた差し入れ口が。


「・・・・え?」


ええええええ!!??使えるし!!カード、使えるし!!
「てめえ!!」と窓口の無責任な駅員さんに目をやるが、
なんせ出発まで2分切ってたはず。
そりゃね、一言いいたかったですよ!言いたかったのは山々ですよ!
でも、「んんんんんん・・・・・・・!!」と、
グッと飲み込んでエスカレーターに飛び乗りました。
大人の振る舞いって奴です。

ギリッギリ。
時間的にも精神的にもギリッギリ。
ここまで追い込まれたのは、結局アウトだった数回を除けば
セーフ史上、最高にスリリングなシナリオでした。
ま、乗ってしまえば大丈夫。
渋滞もないし、あとは運んでくれるのみ。
目標の2時間前は達成出来なかったけど、1時間半前には到着です。
いつも迷う空港内も、今日はツイてるのか、
すぐにエールフランスを発見。案外空いてたので、スムーズに搭乗手続き。
「え~~~っと、これはJALさんの便ですね」
「え?」
だって、共同便って!!え?共同便って一緒に頑張るんじゃないの!?
そこからJALにダッシュ。そこそこ混んでる。うん、そりゃ出発前だからさ。
エールフランスが混んでなかったのは飛ばないからさ。うん、知ってる。

無事、搭乗手続きが済み、チケットに記された時刻を確認する。
「え?もう20分しかないの!?」
やっぱり、海外に行く前はカツ丼くらい食いたいものです。
でも、さすがに20分じゃ・・・・と思ってるときに思い出す!!
「Wi-Fiルーターってヤツ、頼んでた!!」
昨年、「グローバル企業だから」という思い込みで、
海外でも勝手に最適な何かをセレクトして繋がるもんだと思ってたiPhone。
もちろん全く繋がらず、ようやく仕組みを少し理解したので、
空港受け渡しでルーターを予約。・・・・してたのをバタバタしてて忘れてた!
どこどこ!?って探したら、「何ちゃらウィング」(北とか南とかのやつ)の真逆!!
真逆って、結構な距離!更に、受け渡し場所が小さいのなんの、見つかんない!
走り回ってゲットした後、新たに気付いたのが、「ユーロに替えなきゃ!」。
取引銀行があったので、申し込み用紙に記入して待ってると、
「お客様、現金での交換になります」
いや、さっき現金なくなって四苦八苦したとこ!!
じゃ、別に取引銀行でわざわざ替える意味ないやん!!
とりあえず5万円渡して返ってきたのが350ユーロ。
「へ・・・・?」と、一瞬にして5万が3万5千円になったショックに打ちひしがれる。
それでも頭のどっかに「カツ丼、行けんじゃね?」みたいな邪念が(笑)
いやいや!あれも買わなきゃいけなかった!変圧器!!
そこでiPhoneの予備バッテリーも購入。あーーーー高い。空港は高い。
ユニクロで、機内用にカーディガンを購入して終了!!20分、セーフ!!!

・・・・が、そこから手荷物検査やら諸々時間がかかるわけです。
「遅れたら乗せません」って、キツめに書いてた搭乗時刻に、
結局一息つく間もなく歩き続けてノンストップでちょうどに到着。
なんか、いつもはカツ丼食べたりして気持ちの切り替えが出来るのに、
今回はずっとバタバタしてて、そのまま機内に案内された感じ。
実感もなく、とりあえず間に合ったことにホッと一安心。
誰か、僕を30分・・・いや15分でいいんで早く出発させてください・・・・。

さ、まさかのプロローグ2を経て(笑)、いよいよパリです!
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by monsieur-enfant | 2013-11-06 18:34 | フランス2013

プロローグ

今年の夏休み、の話。

フランス行きが決まってたものの、8月は本当にバタバタしてて。
イベント数件に、岡山・牧場ツアー、韓国は釜山に2度赴き、
直前までフランス行く前に東京行くのをスッカリ忘れてて・・・・。

出発前日まで何の準備も出来ず、
「あーーーー、ヤバイなぁーーーーー」って、
空っぽのスーツケースを眺めていました。

そして荷造りも出来ぬまま・・・・、
日曜日の仕事終了後、やっぱりバタバタバタッと、
「パスポートさえあれば何とかなるわ!」くらいのノリで東京へ出発。
目的は、ご無沙汰しまくってる東京のシェフたちに会うことでした。
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バカール」の石井シェフと待ち合わせをし、
仕事終わりで「フロリレージュ」の川手シェフが合流。
他の店に食事に行ってた「」の長谷川シェフと、
ずっとお互い知ってたものの今回が全くの初対面だった、
ブーランジェリー スドウ」の須藤さんが駆けつけてくれた、
何を話したのかもよく覚えてない・・・・、
いや確かプロレスと戦国武将の話だったような・・・・、
ま、久しぶりにグダグダと飲んだ、楽しい楽しい夜でした。

で、翌日、見事に寝過ごす・・・あ、まだフランスじゃありませんので。

考えてみれば今年、全然行けてなくて初東京だったもんで、
遅ればせながらですが心の恩師の新店に、ようやくご挨拶に行けました。
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ようやく向かったのは昼過ぎ・・・というか、もう陽は傾きかけてました。
・・・というのも、行き方だけは聞いてたんですが、
所要時間は頭に入ってなかったのです。いやぁ・・・・遠かった!!
「エコファーム アサノ」
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千葉県八街市にて全国のシェフの信頼を預かる、
浅野悦男さん手がける野菜農園です。
ここを手伝う今村さんtご縁が出来て、あと、うち母方が千葉なもんで、
フランス前の一日を使ってご挨拶に来たのでした。
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浅野さんの畑は、「余計なことをしない」。
年に一度、霊芝エキスを製造している工場で出た搾りかすを混ぜた堆肥と、
カルシウムを補う牡蛎ガラの粉末を入れ耕し、後は適期に種を蒔くだけだそう。
その後収穫まで追肥も、水やりもほとんどしないんだそうです。
だから・・・かは、解らないけど、ここの野菜はどこか楽しそうなんです。
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なんていうか、小さな葉だって、チマチマせずにワサワサしてる感じ。
「生えてる」じゃなくて「生い茂ってる」って感じ。
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少し歩けばそこに生る野菜を食べさせて下さり、
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また少し歩けばそれに纏わるエピソードなども話して下さり。

これはね、紅オクラというんだそう。
その葉と、蕾と、オクラになった姿。
皆さん、どの状態を出荷すると思いますか?
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答えは、「全部」です。
浅野さんは、食べれる状態ならドンドン出荷し、
取引先のシェフの創造力に委ねます。
葉も、オクラなんです。食べてると、オクラの味だけでなくネトネトも感じるんです。
蕾は、剥いたらドリルのように美しく捩じれてます。
その花びら一枚一枚も、葉のようにオクラの味がしますし、ネトネトもします。

花キュウリだってそう。
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「花が付いてたほうがカワイイ」と思うなら、出荷します。
通常出荷されるものは花が取れてもう少し大きくなるわけですが、
そっちのほうが皮が厚く水っぽい。小さいほうが凝縮されてるんです。

唐辛子もね(辛くないやつ)、
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大中小、卸先の必要に応じて送っちゃいます。
どれが正解とかないんですもん。それぞれ、特徴があるんです。

茄子もね、
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もっと小さい時は白いんです(この茄子はね)。
そして大きくなるに連れて、下から紫がかってくるんです。
白い部分は、すごくキレイな味。紫が挿してくると薄っすら苦みを感じます。
じゃ、半々の状態で出荷したら?食べる部位によって、茄子の味は変わるわけです。

どうですか?
「オクラ」は「オクラ」になるまで、
「茄子」は「茄子」になるまで出荷出来ないと思ってませんでしたか?
じゃ、いつから「オクラ」で、いつから「茄子」なんでしょう。
ね、ここで話を聞いて、実際齧らせていただいたら、
自分の、知らずに出来てた固定観念の煩わしさにイラッときます。
「規格」って、誰のための何のための「規格」なんでしょうね。
もちろん「規格」によって統制がとられバラつきが減り、
基準が生まれることによって責任の所在も明らかにしやすい。
同じものを作ることが目的になり、同じであることに安心する。
ま、一方的に「悪」とする気はないんですけどね。

ただ、その半面失われるのが、自由な発想や感性、創造力。
浅野さんの出荷のタイミングは、定められた「規格」ではなく、
スペシャリストとしての経験や感性、そして確固たる価値観から決められます。
もちろん、届いた先のシェフが何を想い、どう使うのか、
その辺りも、ちゃんと考えてるんですよ。
残念ながら、と言いますか、一般向けには販売されていません。
読んでもらったのでわかると思いますが、上記のような付き合いを、
不特定多数の方とは出来ないですもん。
信頼関係の構築は、簡単なものではないのです。
あ、そりゃ料理人だからといって、
誰しも受け入れてもらえるわけではありません。
それは、自分も相手を好きになりたいから人を選ぶんです。
好きになって、その店のために役に立ちたいから、人を選ぶんです。
その考えはね、分かる気がするんです。
僕の場合は、生意気だの高飛車だの言われましたけどね(笑)
僕らだってね、お店と一緒になって、
お客さんを喜ばせようと、離れててもしてるつもりです。
出荷したらオシマイ・・・じゃなくてね、「貢献したい」と、思うんです。
そしたらね、相手だって限定されてきてしまいますよ、必然的に。

・・・っていうか、夕方、蚊、半端ないっすね!(笑)
短パンで行った僕が悪いんですけど、もう刺され放題。
そんな中でのパチリ。大事な一枚の写真。
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右は、自分でやってたイタリアンを閉めて、浅野さんと働いてる今村さん。
僕と浅野さんを繋いでくださった有難いお方です。
そして・・・・東京まで送り届けてくださり、ありがとうございました!!



それから一ヵ月後くらいだったかな・・・・



思いのほか早く再会の機会は訪れました。
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その機会は、青山にあるレフェルヴェソンスさんでのコラボイベントでした。
「当日やることないコンビ」の僕らは、皆さんが料理してる間中、
淹れていただいたお茶を飲みながら、ずっと談笑していたのでした(笑)
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by monsieur-enfant | 2013-11-05 16:19 | フランス2013