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なないろめがね

FAXお待ちしております

金沢の駅に着き、ちょっと時間があったので、
この休み中全く休ませてあげれない身体に配慮して駅中のマッサージへ。
全身を診てもらう中、「特にどこが・・・」と言われるので「腰から下ですかね」と。
マッサージが始まると、「うわ~、すごいですね!何されてるんですか?」
いつも言われるんですよね・・・。「スポーツ選手ですか?」とかね。
もちろん「疲労度」が、ですよ。でも筋肉の付きかたのバランスは誉められます。
その後も「うわっ、こっちもですか!?」「うっわ~、すごいですね」
「・・・・・立ち仕事の方と思ってたら、腕も酷いですね・・・」
テンション高かった施術師さんに最後は同情される始末。
「奇跡の身体ですね」と。
ここまで全身満遍なく疲れ切ってる人は滅多にいないそう(笑)
僕、プロの人にも恐縮するんです。マッサージしても固いんで申し訳なくて。
箇所によっては指入らないとこもあるくらい。慢性なんですよね。
それを女性なのに嫌な顔一つせず、しかも楽しそうに触ってくれたプロ根性。
野球やってた手前、中学の頃から整骨院、鍼灸、カイロと網羅してきましたが、
こんなに楽しそうに一生懸命マッサージしてくれた方は初めてでした。
金沢駅の「てもみん」のスタッフさん、ありがとうございました。

・・・また関係ないことで行数を割いてしまった・・・。
マッサージをしていただき時間も良い時間になってきたので、
早めに最後の目的地へ向かうことに。
そこへは今回が2回目になります。
前回は徒歩で行ったので大体土地勘もあるつもり。
余裕があるのでバスで向かうことに。
いや、わかってますよ。自分のことは自分が一番わかってますから。
念には念を入れて、ちゃんと停留所で行き先を入力。乗るバスの番号が出てきます。
完璧です。我ながら用意周到。
歩いていった方向のバス停だったんで自信が確信に変わりました。
タイミングよくバスも来た。確かこれくらいの時間表示だったはず。
これだけ確信を持って乗ったバスも数少ないくらい磐石・・・のはずでした。
途中から知らない景色になったものの、今回は準備万端なのが裏目に出て、
いつも必ず聞くんですが聞かなかったんですよね。
それともう一つ、前回訪問時の女将さんの一言、「バスは遠回りなんで・・・」。
はい、遠回りも計算に入れた出発時間。遠回りでちょうど良いくらいに着く予定。
今の知らない景色も、遠回りしてるから知らないんだ・・・と。
あとは知ってる景色に近づけばブザーを鳴らすだけ。
でもまぁ、まだまだそうでしたので、「あ、そうだ」と今更ながら帰りの電車の時間を確認。
そうです、今日は日帰りですから。えっと、最終の時間は・・・8時35分。
え!?20時35分!?ってことは20時には店を出ないといけない計算じゃないですか!
てっきり22時くらいまであると思ってました(笑)
この「てっきり」にも何の根拠もないですけどね。なんとなく、です。
ヤバかったですね。7時の予約だったら1時間しかないとこでした。
余裕持って6時半着くらいで出発したので、ゆっくり楽しめそうです。
やっぱり旅は余裕を持って行動しないとね・・・・って、あれ?ここどこ?
いつの間にか乗客も僕1人。それでもまだ信じて疑わない僕でしたが、
ここから更にバスは新興住宅街に入っていきます。1丁目・・・2丁目・・・3丁目・・・・
「終点です」 
「・・・は!?」
いやいや、終点って、新興住宅街のど真ん中。住んでる人しか来ない道路です。
「あの、河川敷の野球場って、もう過ぎたんですか?」僕の降りる目印だったとこです。
「野球場?あ、まめだ簡易グランドですか?」
「あ、はい!!そこに行きたいんです!!」 
良かったぁ。僕が気がつかなかっただけのようですね。歩いていけるのかな?
「真逆・・・ですけど。」
「え・・・?」
「駅から真逆ですけど」
ですけどじゃね~ってば!!(笑)いや、・・・え!?停留所は合ってたの?
「それは同じ停留所から出てるほうのバスですね」
「ほうの」ってなに、「ほうの」って!?
同じ停留所から真逆の2本の線が出てるなんておかしいやん!!真逆ですよ!!
ってか、もう35分なんですけど!!早よ降りて欲しそうな顔で見てるし!!
終点でしょ?わかってます、降りますよ!
だって・・・・だってここには何も用ないんですもん。
このバスに乗りたかったわけじゃないんですもん!
目的地から金沢駅を挟んで真逆の、しかも終点まで運ばれながら払う運賃・・・。
やってしまった・・・。やっぱり僕は僕やった~。バスも乗れない35歳やった~!
ものすごい敗北感。何か心の大事なものが無くなった喪失感・・・。
このチャレンジも失敗に終わってしまった。念には念を入れての最悪の結末。
・・・いや、そんなこと言ってる場合じゃないんですよ。
20時にはお店をでなきゃいけないんです。リミットは近づいてるんです!
見渡せど、新しげな一戸建てしかなく、タクシーなんざ全く通る気配も無い。
バスの背中をこれほどまでに哀しく見送ったことはないでしょう・・・。
と、視界の隅にウインカーを出して角を曲がろうとする車が!
「逃さ~ん!!」
獲物を捕まえる王者ライオンの如く両手を広げて飛び出した僕は、
必死の形相でこう告げました。
「お願いします!!怪しいものじゃございません!
タクシーの走る道路までで良いんで乗せてもらえませんでしょうか!!」
王者ライオンもびっくりの情けなさ(笑)切羽詰って若干、泣きそうでしたし。
逃すわけにはいかないので必死に状況説明して訴えました。
「じゃあ、とりあえず駅まで行ってあげますよ」
うわ!捨てる神あれば拾う神あり!起死回生の捨て身のヒッチハイク成功!
っていうか、ホントに感謝の言葉しかありません。
こんなに怪しい世の中で、不審がらずに乗せてくださった金沢マダム。
あ、そう女性だったんですよね。後ろにお子さんが寝てましたし。
よく怖がらず信用して乗せてくださいました。・・・・リアルに必死でしたしね。
さらにお名前を伺うと怪しすぎるので、素性を話し、名刺も渡し、
「しがないパン屋をやっています。何かお礼をしなければ僕の気持ちが済みません。
家に帰られたら、このFAX番号にお名前とご住所を書いて送ってください。」
・・・・新手の詐欺だと思われたのか、未だにFAXはありません(笑)
いや、ものすごく人の良い方でしたので遠慮なさってるのかも知れません。
「あ、これ、あのときの!!」と、ピンときたそこのあなた!
いつまでも待ってますのでご連絡ください!自薦他薦、問いません!(笑)

スムーズに駅に送ってもらったと思った降り際の一言。
「すいません混雑してて」
マジで!?普通に空いてましたけど!(笑)
いつもは車あんまり走ってないようです。
走ってタクシー乗り場に向かい、行き先を告げて約10分。着きました。
なんだったんだ、この1時間は!タクシーに乗ってたら6時には着いたのに~!!
ま、生まれて初めてのヒッチハイクも出来たし良しとするか。
さ、急がないと!この旅の一番の目的の店に再訪です!
by monsieur-enfant | 2009-05-21 00:58 | 金沢 ’09