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なないろめがね

思い立ったが安土町。

前夜、行こうか行くまいか悩みに悩んで、
結果、「こんなイライラしてる時には行くまい」との判断に。
連日連夜のスタッフへの「叱咤激励」も、疲れますわ・・・。
やっぱり好きな店には心身共に、良い状態で挑みたいもの。
が、禁断症状が出て、翌日のランチに滑り込みました(笑)
「ル ヌー パピヨン」
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快晴!!では無かったものの、心地よい天気だったのでテラスでいただきます。
そう言えば、ヌーパピさんでは初ランチ。

イワシと夏野菜のテリーヌ
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良いですね~。とても良いお皿です。
季節感も煽ってくれて、テラスでワインとセレブ気分。

茨城産フォア ド ヴォーのポアレ
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「一般的には不人気なんですけど・・・」とお勧めされた(笑)、フォア ド ヴォー。
はい、仔牛の肝臓です。ま・・・そりゃ普通好んで頼まんでしょ。
一般的ではない僕などは「わ~い、わ~い」と喜び勇むわけですが。
でも、やはり「食べてほしい」と言うか「知ってほしい」と思うから仕入れてるわけで、
なんとか勇気出して皆さんにも食べていただきたいなぁ・・・。
知ってるものを食べるのも良いですが、
ここは言わばパリのビストロ疑似体験館(良いのか、勝手に付けて・・・)。
こんな普段見ないようなグロテスクでテカテカした血の滴るような内臓を、
たまにはジュルジュルむさぼってみませんか?・・・ぼりませんよね(笑)

やはり国産は良くも悪くもキレイです。
半面、物足りなさも付きものですが、このフォア ド ヴォー、
不人気が幸いして、しっかり熟成されてます(笑)
うん、全然美味しかったですよ。食べやすかったですしね。
僕がパリで出会った時は、カットもされず「デローン」と肝臓丸出し状態でしたから。

グラタン ドフィノア
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嬉しいことに、ドフィノアがお供に。
あ~・・・ホッとしますね。ただし・・・これ、結構お腹張るんですよね・・・。

ガトー バスク
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デセールはこれ、ガトーバスク。
名前の通り、バスク地方のスペシャリテ。
一応、解釈は多々あれど、特産であるスリーズ・ノワールを入れて焼き、
ローブリュー(バスクの十字架)を粉糖で片抜きしたものが正式とされています。
ただ、だいたいどこで食べても違う味(笑)
例えば昔、パリのプージョランで食べた時も、
こないだ東京の「ローブリュー」さんで食べたときも、
で、ここヌーパピさんで食べた今日も、印象はまちまち。
今日はデセールで・・と言うこともあり
パティシエールの入ったガトー バスクが良い塩梅。

食後にエスプレッソをいただき、締め。
初めて明るいうちに来ましたけど、それはそれで良い感じですね。
パリにいたころのように、何もすることがない休日に、
半日「ボーッ」っとカフェで過ごす・・・・そんな夢のような時間は今は無いけれど、
こうして短いながらも心安らぐ時間と空間を提供していただいてることによって、
スイッチを入れたり、時には切りに来たり、ホント、救われてます。
改めて感謝感謝・・・のお昼過ぎでした。
by monsieur-enfant | 2009-06-06 01:39 | ル ヌー パピヨン