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なないろめがね

ちょっと来ない間に・・・

ここもまたご無沙汰してしまってたお店。
東京からのお客さんが来てたので、ご一緒に。
「ラピ」
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いつの間にやら、夜はコースのみ。
ただしプリフィックスなので何品から選べます。
今日はラピでは初のコースなのでおまかせで。

ガスパチョ
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と言っても、本当にシンプルなトマトのスープといった印象。
摩り下ろしただけに近いくらい爽やかなトマトに、
上に乗っかったパンに擦りつけたにんにくが良いアクセント。

ピュアホワイトのパンナコッタ
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とうもろこしなんですが、本当に甘い!この位置のお皿としては甘すぎるくらい甘い。
まんまデザートに使えそうな甘さですが、
下に敷いてあるパルメザンのソースの塩分が相まって良い塩梅に。

カバテッリ
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オレキエッテを細長く成形したパスタ。お初にお目にかかります。
この季節、カッペリーニを使った冷製全盛の中、「スルメ烏賊のカバテッリ」。
なんともラピさんらしいじゃないですか。

忘れちゃならないのが自家製フォカッチャ。
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「自家製」を謳うには、
僕はせめて2つの要素のうちどちらかは満たすべきやと思うんです。
その一つは、ラピさんやAIDAさんのように、料理同様美味しいということ。
もう一つは、本人が強烈な想いを持って作り続けていること。
ヨッテリア ガクさんやエルバウ デコラシオンさんがそうですね。
これはたとえ多少クオリティが低くても、
本人が現地で働いていたモチベーションを維持し続けるには
必要な要素であることが多いんです。
うちだって、売れなくても作り続けてるパンがあります。そういうのも必要なんですよ。
ただし、ある程度のレベルは最低限クリアすることが最低条件。
自己満足の「自家製」が多すぎるのは明らかです。パン屋目線の意地悪じゃなくてね。
「~産の~」だのメニューに踊ってる店で野暮ったいパンを出されると、
「あ、このシェフは、ここまで目が行き届かない人なんや」って、一気に冷めてしまいます。
パンだって、自家製であろうがパン屋から取ろうが、
自分の店で責任もって提供するものであることに変わりはありません。
片手間の自家製では、お客さんを馬鹿にするにもほどがあります。
本業と同じくらいの想いや責任のない「自家製」、勘弁していただきたいものです。

鴨とゴボウのラグーのタリアテッレ
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旨味凝縮。夏場あっさりしたものが多い中、こういう強弱はコースならでは。

仔牛のカツレツ
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あら、ラピさんらしからぬ「オシャレカツレツ」(笑)
プレゼンの仕方でこうも印象が変わるものなんですね。
万願寺唐辛子とリコッタチーズが添えてあります。

ティラミスと・・・・何かのアイス
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エスプレッソ
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以前はカルトだけだったのもあり、男前なお皿が多かったんですが、
コースになりポーションも小さく小洒落たお皿になりました。
女性でもたくさんの料理が食べれるようになりましたが、
前のポーションでもそれなりに食べてた僕としては、どっちでも良いかな。
何よりシェフ一人で作っているので、
「お客さんを少しでも待たせないように・・・」と思ってのコース一本。
「でもプリフィックスなので、結局あんまり変わってないんですよね(笑)」と、シェフ。
ま、そんなところもラピさんらしいです(笑)
マダムの体調もまだまだ万全じゃない様子。
夫婦二人でやってるんですから、二人がやりやすいようにすればいいし、
それを理解して楽しんでくださるお客さんと長い付き合いを築いていけばいいんです。
うちもそうですが、万人に受ける店は最初から望んでないのですからね。
上っ面ではないところを理解し応援してくださるお客さんを一人でも増やしていけるよう、
そしてそんなお客さんを決して裏切らないよう、そんなお店をしていきたいものですね。
by monsieur-enfant | 2009-07-25 02:28 | ラピ