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なないろめがね

プロローグ

きっかけは、あるレストランからのパンのオファーでした。
昔、「どこかないですかね~」みたいな軽い話はあったんですが、
うちは持っていけないし、
なによりそのお店のスタイルを理解できるパン屋がないと思ったので、
今まで通り、自家製で出すことを勧めました。
僕も正直、そこの料理に合わすパンのイメージは浮かばなかったですし。

今回は、改めての正式なオファー。
運搬方法はさておき、まず話しをしたいと言ってシュクレまで来てくれました。
忙しい中、そのお気持ちだけでも有難いことです。
お店に行ったときにちょこっと話はしますが、こんな改まって・・・は、初めてでした。
内容の細かいことまでは相手ありきのことですから言えませんが、
今までのスタンスと、これからのスタンス。そして新たに描いているヴィジョン。
それらを熱心に語っていただけました。
その幾つかの話の中にあったのが、
「自然」というものへの回帰であったり憧れであったり。
かなり前衛的な料理を作るシェフなので、ちょっとびっくり。
そして「その気持ちの象徴としてのパン」が欲しいという、料理人特有の抽象的な注文。
基本、M系体質なので、こういう投げっぱなしな言い方、好きなんですけどね(笑)
ただ、「わかりました。任せてください」とは即答できなかったんです。
自分の中で、ちゃんと消化してから返事をしたかったというのもありますし、
「都会にいながらも自然を感じれるような・・・」というコンセプトを抱いてるシェフに対して、
「こんな感じでしょ?」では、あまりに温度差がありすぎます。
考えた結果、「僕も自然に会ってこよう」、それが僕の出した答えでした。
実際、何が変わるかはわかりません。
時間やお金や労力を消費するだけで、何も変わらない可能性もあります。
でも、先に頭で考えたどうこう言ってる暇があったら、
まず行動に起こしてみるのが僕の信条。「いきあたりばったり」ってやつです(笑)
やれるだけのことをやってみて及ばなければ仕方ないですし、
今できる、やれるだけのことをやって挑むのが、相手に対する礼儀でもあると思います。
なにより、こういう「きっかけ」に伴ってアクションを起こしておかないと、
自分で自分に用意できる「きっかけ」って、あまりなくなってきちゃいますもんね。
刺激や養分をちゃんと与えておかないと、心が干からびちゃいますし。

北海道に決めたのは、江別にある製粉会社さんに以前から、
「是非、畑を見に来てください」って言われてたから。
思い立ったが吉日。
「本当に行きますよ」と電話。
現地での案内を引き受けていただき、いざ北海道へ。
当日は毎度の如く、朝起きてから出発時刻を確認。
8時に店を出れば楽勝と思ってたのに、飛行機の出発時刻が8時半。
急いで支度して、急いで大まかな支持だけして、何とか7時半に店を出発。
関空やったらアウトでしたね。伊丹で良かった・・・・。
空港には意外と余裕を持って到着。無事に北海道へと旅立てました。
さ、次はいよいよ札幌編、突入です。
頑張って書きますね~。

P.S
今回の目的は、「体感」すること。
いきなり札幌から「小麦畑、見てきます」と書いたもんやから、
「畑、買うんですか?」みたいな憶測が飛び交ってますが、あり得ませんから(笑)
by monsieur-enfant | 2009-08-02 19:32 | 北の国から