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なないろめがね

劇団SALONE2007 第二回公演

この日の夜は横浜です。
前回訪問時は横浜初めてでしたので、「横浜に来た」という感が強かったんですが、
今回は違います。完全に「SALONEに来た」と言いきれます。
横浜中華街 「SALONE2007」
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前回の興奮が半端じゃなかったので、極力テンション抑えての再訪。
2度目で「あ~・・・」となることは映画でも少なくないので過度な期待はせずに着席。
と、横を見るとすぐ近くにマネージャーの藤巻さんの顔が!近い!!(笑)
もうここからグッと世界に引き込まれていきますね。
「もう・・・好きにしてください・・・」と、早くも観念しました。
と、シェフの登場。もう!膝を着かないで下さいってば!(笑)
そんなことされると僕は土下座して話さなきゃいけなくなってしまいます。
と、「オーナーを紹介させてください」と、続いてオーナーさんの登場。
が、びっくりしました・・・・。
コックコート着て、顔には汗を滲ませて・・・。オーナーさんですよ?
なんか・・・、ホントにみんなで頑張ってるんやなぁ・・・って、感動しました。
こんなお店のオーナーさんなんで、
イタリアンマフィアみたいな方が出てくるかと思ってましたから(笑)
畳みかけるような主役級の登場に、もう若干いっぱいいっぱいでのスタートでした。
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山形牛と三島函南メークインのスピエンディーノ
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前回同様、いきなりの山形牛のインパクト。トリュフで香りがエロさ倍増。
それに前回と変わったメークインがジャガイモの存在感を強くしています。
なんか生産者の方がたまたまお客さんで来られて「是非」ってなったんですって。
あまり出回らない品種だそうですが、何かが繋がったんでしょうね。
こうした素敵な出会いは、ありそうでないもので、
「頑張ってきて良かった」って思わせてくれる、ご褒美のように思えます。

グルグリオーネ エルバ島のクスクスのインサラータ
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鮮魚のヴァポーレ
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旨い・・・、しみじみ旨い。
ただシンプルに魚介のエキスを摘出しただけで、こんなに旨いものなのか。
そこに漂う柑橘系の香り。主張するわけでもないが、無くてはこの感動はないのかも。
派手さもなく、やもすれば平凡な一品になるところを、
こうした非凡な逸品に昇華してくるところが「らしさ」でもありますよね。

この日、唯一ちゃんと撮れたワイン。
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一皿一杯ペースで飲み続けたので手元がおぼつかなかったのもありますが、
なぜかピンボケ続出。計、何杯飲んだんかなぁ・・・。
途中、「このワインは次のお皿に半分取っておいて下さい」と言われる始末(笑)
でもね、ここは多少無理してでも飲みたくなるんですよ。
なぜなら本当にイタリアワインを愛してる人の話が聞けるんですから。
ソムリエ試験に受かるだけの凝り固まった知識、
それをなぞらえ押し付けてくるだけのソムリエも少なくありませんが、
ワインは知識で飲むものではないと思うんです。
何事もそうですが、愛情を持って話す言葉には、活字に出来ない温度が生まれます。
その温度に触れたとき、次に生まれるのが安心感であり信頼感です。
そしてそれはイコール、店に対してのそれに繋がることは間違いありません。
ワインへの愛、自店のシェフへの愛、そしてお客さんへの愛、
マネージャーでもある藤巻さんが、この「SALONE2007」の象徴であるのは、
彼自身がこれらに満ち溢れた人やからやと思うんです。
いやホント、満ち溢れてますから(笑)

ホロホロ鳥のソットオーリオ レンティッケのジェラティーナを添えて
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レンティッケのジェラティーナとは、いわばレンズ豆のゼリー寄せという解釈。
うん、なんだか羊羹を思わせる面白い食感。
ホロホロ鳥とレンズ豆という珍しくない組み合わせに新鮮味を加えています。

ビーツのラヴィオリ プロシュートのクロッカンテ
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「ふ~ん・・・」「へ~・・・・」、僕が美味しいと思うものを食べてるときって、
そう言いながら食べてるらしいです。可愛くないですね(笑)
この一皿もそう。感心しながら食べました。
バターベースながらサラッとしたソースにチーズのコク。
プロシュートの塩分と旨み成分、時折現れるビーツの酸味と食感。
とても良いバランスです。

仔牛舌のボッリート
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上に乗ってるのはミント。
思ったより違和感はないものでした。

全粒粉のタリアテッレ 仔牛バラ肉のラグーとタジャスカオリーブ
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地味ですが旨いです。旨み凝縮のラグーに力強いタリアテッレがよく絡みます。
オリーブの存在感が、散らされてるノアゼットより弱くなってしまってるのが惜しい・・・。

アリスタ ディ マイアーラ
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なんだったっけなぁ・・・なんかのフランみたいなのにキャラメルがかかってます。
プリンみたいな印象。豚・・・だったと思うが、この頃、かなりお酒まわってます(笑)

藤巻さんからのデザートワインのご提案。
はい、飲みますとも!全部くれ~!(笑)
ってことで、結局ホントに全部いただきました。
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何がどうとか覚えてません。覚えてるのは「楽しかった~!」ってこと(笑)
なかなかこれだけのデザートワイン、飲む機会ないですからね。感謝!
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ズッパ イングレーゼ
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なんかこう、ドルチェのもどかしい感じがホッとしたりします。
この辺までバシッと決められたら、なんかこう鼻につくと言いますか(笑)

さ、エスプレッソを啜りながらお開きです。
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っていうか、気づいたらもう閉店時間間近。
楽しい時間はあっという間とは言うものの、えらい長居してしまいました。スイマセン・・・。


コースは月に一回変わります。
徹底的に話合って、議論しあって、全てがお客さんを喜ばせるために向けられています。
それゆえ「全く違う店のような印象になってしまうことも・・・」と、シェフ。
ま、そこまで極端なことはないでしょうが、今日、2回目にいただいた感想は、
平凡な感想を、目一杯の尊敬を込めて言わせていただきます。
「やっぱりSALONEでした」。
内容も変わり、もちろん印象も多少変わったかも知れません。
でもSALONEたるところは全くブレず、
食べる楽しさやワインの楽しさはもちろんですが、
どこか観劇をしたあとのような高揚感というか充足感があるのは、
今のところ僕の中では日本でここだけです。
店ごと包まれるような特別な時間。
この日ここの客であることを幸せに思わせてくれる藤巻マジック。
「今度、いつ来れるんやろう・・・・」と、切なくなる帰り道。
これが恋・・・・、いや、もうこの恋心、認めます!
ここまでされたらそりゃ恋に堕ちるでしょ(笑)

僕に勧められて2日前に来たうちのスタッフは、もう次回の予約入れてます。
・・・・え?僕も行くことになってんの!?いつですか!?(笑)
by monsieur-enfant | 2009-09-09 04:35 | SALONE2007