2009年 09月 09日
巡礼
先日の横浜からの帰りが予想以上に遅くなり、
渋谷に着いたら終電終わってまして(笑)
なんかここでタクシー乗ったら負けた感があるので歩いて帰りましたが、
渋谷から赤坂見附までは5駅ぶんくらいあり、さすがにきつかったです。
初日も六本木から歩いて帰りましたし、
東京という街にもにちょっと疲れてきたこともあって、
「もう帰ろかな・・・」 大阪が恋しくなってきちゃいました(笑)
この日は朝からパティスリーへ。
今、たまたま知り合いが働いてるのもありますが、
とりあえず東京に行った際には寄るようにしてるお店です。
尾山台「パティスリー オーボン ヴュータン」
ま、僕がとやかく書く必要はないでしょう。
ってか、恐れ多くて書けませんが・・・と言いながら少し前に書きましたが(笑)
旨い不味いの味覚ももちろんですが、それ以外の部分を考えさせられるお店です。
食べたいものがあろうがなかろうが、
もし僕の嗜好が変わって美味しいと思えなくなろうが、
このお店が存在する限り・・・河田シェフがおられる限り、
ずっと通い続けることでしょう。
目先の味覚の小細工や、アイデアの斬新さでしか勝負できなかったり、
メディアやお客さんに「うける」ことしか意識できないお店が多い中、
本質を見つめ続けた数少ない「生き様で人を惹きつける」お店じゃないでしょうか。
いただいたのは「オーボン ヴュータン」と「パラディ」
甘さのレベルやアルコールの使い方、もったりとした舌触りなど、
明らかに「今」ではないお菓子。
でも「今ではない」という表現は決して悪い意味ではなくてですね、
今東京の多くのパティスリーが作ってるのは「パリのお菓子」。
おそらくうちもその部類に入るんでしょう。
でも河田シェフのお菓子は紛れも無く「フランス菓子」。
僕の中では「フランス菓子」と「パリのお菓子」はちょっと違うんですよね。
細かくいうとパリにあるお菓子が全部「パリのお菓子」ってわけではないんですけどね。
どっちかというと「生菓子」について、の話です。
ちなみに唯一「イデミ スギノ」だけは、「杉野シェフのお菓子」やと思います。
「違い」はあくまで僕の主観の区別であって、
良し悪しとは別問題ですので悪しからず・・・。
さ、朝の珍しくゆったりしたオーボン ヴュータンでの時間。
知り合いの元気にやってる顔も見れましたし、そろそろ御暇するとしましょうか。
by monsieur-enfant
| 2009-09-09 05:39
| オーボン ヴュータン