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なないろめがね

巡礼

さて、東京は3日目になります。
先日の横浜からの帰りが予想以上に遅くなり、
渋谷に着いたら終電終わってまして(笑)
なんかここでタクシー乗ったら負けた感があるので歩いて帰りましたが、
渋谷から赤坂見附までは5駅ぶんくらいあり、さすがにきつかったです。
初日も六本木から歩いて帰りましたし、
東京という街にもにちょっと疲れてきたこともあって、
「もう帰ろかな・・・」 大阪が恋しくなってきちゃいました(笑)

この日は朝からパティスリーへ。
今、たまたま知り合いが働いてるのもありますが、
とりあえず東京に行った際には寄るようにしてるお店です。
尾山台「パティスリー オーボン ヴュータン」
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ま、僕がとやかく書く必要はないでしょう。
ってか、恐れ多くて書けませんが・・・と言いながら少し前に書きましたが(笑)
旨い不味いの味覚ももちろんですが、それ以外の部分を考えさせられるお店です。
食べたいものがあろうがなかろうが、
もし僕の嗜好が変わって美味しいと思えなくなろうが、
このお店が存在する限り・・・河田シェフがおられる限り、
ずっと通い続けることでしょう。
目先の味覚の小細工や、アイデアの斬新さでしか勝負できなかったり、
メディアやお客さんに「うける」ことしか意識できないお店が多い中、
本質を見つめ続けた数少ない「生き様で人を惹きつける」お店じゃないでしょうか。

いただいたのは「オーボン ヴュータン」と「パラディ」
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甘さのレベルやアルコールの使い方、もったりとした舌触りなど、
明らかに「今」ではないお菓子。
でも「今ではない」という表現は決して悪い意味ではなくてですね、
今東京の多くのパティスリーが作ってるのは「パリのお菓子」。
おそらくうちもその部類に入るんでしょう。
でも河田シェフのお菓子は紛れも無く「フランス菓子」。
僕の中では「フランス菓子」と「パリのお菓子」はちょっと違うんですよね。
細かくいうとパリにあるお菓子が全部「パリのお菓子」ってわけではないんですけどね。
どっちかというと「生菓子」について、の話です。
ちなみに唯一「イデミ スギノ」だけは、「杉野シェフのお菓子」やと思います。
「違い」はあくまで僕の主観の区別であって、
良し悪しとは別問題ですので悪しからず・・・。
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さ、朝の珍しくゆったりしたオーボン ヴュータンでの時間。
知り合いの元気にやってる顔も見れましたし、そろそろ御暇するとしましょうか。
by monsieur-enfant | 2009-09-09 05:39 | オーボン ヴュータン