2009年 09月 24日
新陳代謝、万歳!
どうしよっかなぁ・・・と思ってたんですが、
うちのスタッフがエラくプッシュしてたお店に行ってみることに。
見つけにくいと聞いてたんですが、運よく近くを通りかかる。
目を凝らし覗いてみると・・・・あった!
肥後橋 「カルータラ」
ここのカレーはスリランカカレーだそうな。
と言われても、そっちにアンテナを向けてない僕にはピンとこない。
でも店内はおろか、外に待ちが出るほど流行ってます。
ランチメニューの中から、野菜とチキンの2種のカレーを。
こっちがチキンで、あっちが野菜。
サラサラというかシャバシャバなルー。
なんかスパイス使いが独特なのかなぁ・・・、
どのあたりがスリランカなのか聞こうにも、お一人でやってはるので大忙し。
どっちかというと野菜カレーのほうが好きですね。
サラダも何もつきません。付くのは自家製ピクルスとちょこっとデザート。
並んでても回転が早いわけです。
量が少ないので大盛りが良いと思います。
だって、普通に頼んで足りなかった僕は、迷った末に・・・
もう一皿追加(笑)今度はエビカレー。
なんだか知らないけど、そんなに辛くもないのに汗が止まらない。
この歳になると「新陳代謝が良い証拠!」と、自分に言い聞かせています(笑)
そんなこんなしてるうちに「すいません、今日は売り切れなんです」と断る店主。
あ・・・・、今のサラリーマンさんに申し訳ないことした・・・・。
それにしても繁盛されてますね。
お客さんとのやりとりを聞いていても、
結構常連さんが多いみたい。
良いですよね、そういうの。
聞いてて、こっちまで嬉しくなってきます。
雑誌やらに出て一時的に流行るのは難しくありませんが、
こうした常連さんとの会話は、一朝一夕では得られません。
僕が来た今日以外の、
日々の仕事やお客さんとの関わりを垣間見せてもらった気がします。
そういえば先日、僕の知り合いのシェフが東京に行った時に寄った三ツ星の鮨屋で、
有り得ない接客をされエラいご立腹でした。鮨も不味かったようで。
そういうの聞くと「客商売の何たるか」みたいな部分を見失っているようでガッカリします。
旨い不味いもありますし、高級やら庶民的やらありますけど、
お客さんあっての僕ら、僕らあってのお客さん。
僕は立ち位置イーブンやと思ってます。
パリのブーランジェであるJ.R.プージョランが昔、
「お客さんが神様なら、自分も神様である」みたいな極端な発言をしてましたが(笑)、
ようは五分五分ってことですよね・・・だと思います。
うちのパンに元気をもらってるって言って下さるお客さんもおられますが、
その言葉に僕らも明日への元気をいただいてます。ね、イーブンでしょ?
そんな関係、これからも一つでも多く築けていけたらなぁ・・・って思います。
「物とお金ではない、心と心の受け渡し」
決して綺麗ごとではない・・・そう思うんです。
どれだけ少なくなったとしても、
受け取って下さる方がいる限り、
想いをパンに込め、お渡ししていきたいと思います。
絞って絞って絞りカスになって朽ち果てるまで・・・(笑)
by monsieur-enfant
| 2009-09-24 23:36
| カルータラ