2010年 10月 19日
リセット
いろんな「!」や「?」と、自分なりに感じることができた良い時間でしたが、
少々頭で食べる料理が続いたので、この日はド真ん中ド直球のお店へ。
肥後橋 「ルールブルー」
と言いましても、帰ってきた大阪編は驚愕の5ヶ月前の記事(笑)
全部書いてると、現段階で恐らく年内に書ききれないのは容易に予測できるので、
端折りながらチャッチャと書いていきますね。
おまけに撮影モード間違ってたので、気づくまでの数枚、汚い画像でスイマセン・・・。
この日はまさかのお祝いの会。
こんなシャンパンをいただきました。
つまみながら飲みながら、料理を待つ時間も幸せです。
フォアグラのテリーヌ
当たり前に、きっちり良い仕事を積み上げた、お手本のような仕上がり。
いつもの嬉しい野菜補充。
細胞が喜んでおります。
パン
香川産 極太ホワイトアスパラガスの炭火焼 熊本産タケノコのフォンデュとあさりのソース
全ての素材が個々に主張しながら、
全ての素材が主人であるホワイトアスパラの旨みを増幅させるための、
従順なるしもべとなり仕える力強くも優しい甘さの広がる一皿。
ヒラメのバターソテー
ウニとズワイガニとほうれん草のバターソテー添え オマールエビの軽い泡のソース
取り分けるとわかりやすいでしょ?
間違いなく旨そうな、シンプルでわかりやすいメニュー表記なわけですが、
簡単にその予想を超えてくる、シンプル且つわかりやすい旨さ。
う・・・・なんだったっけ、これ・・・。
ビジュアルから悩殺。画像からも漂う香り、流れるヨダレ(笑)
さらにフロマージュ盛り合わせ。
「まだ足らないでしょ」と、シェフの声。
フロマージュが出てくるまでの間に「ちょっとだけ」と一品。
・・・・普通に一皿なんですけど(笑)
フロマージュを食べ終わり、運ばれてきたお皿には、
・・・・かたじけない。
人生の先輩方に囲まれ、こんな良い時間を過ごさせてもらって、
その上、もうそこそこ祝われることもなくなってきた誕生日まで祝っていただいて・・・、
ホント、ありがとうございました。
ホッと一息。至福の一杯。
あ~~~~、もう何も書けない!(笑)
何度か記事も書いてるのでもういい加減書くこと無くなってきてます。
でも、とにかくここに来ると、
自分の中の「フランス料理」をちゃんとリセットしてもらえる気がするんです。
いろんな店、いろんな作り手による、
様々な「フランス料理」に触れる機会も増えましたが、
ここに来る度、「帰ってきたぁ」って思えるんです。
そしてもっともっとシェフの料理を楽しめるようになっていければ、
それはすなわち「フランス料理」という世界に、
もっともっと踏み込んでいけるんじゃないかなぁ・・・って思ってます。
遠い羨望の的でもあり、足元の味覚の基軸でもあり、
何より真摯に料理と向き合うシェフの姿は、
将来の自分への指標でもあり、現在の自分への戒める鏡にもなってます。
それゆえ、怖くて頻繁には行けないんですけどね(笑)
by monsieur-enfant
| 2010-10-19 03:13
| ルール ブルー