2011年 07月 13日
受け継ぎ、残すべきものとは。
かき氷やグリーンティーを露店で売ってるのに魅かれたものの、
ここは京都の宇治市、探せばちゃんと食べれるとこがあるはずです。
ということで、車を15分程走らせて、やってきたのはここ。
宇治市 「中村藤吉本店」
創業安政6年、今年で150年になる由緒あるお茶屋さん。
歴代の当主が大切に守り続けてきた家屋は、
明治期の茶商屋敷の代表的な建物として現在にその姿を残しています
・・・だそうです(HPそのまま)。
なかなか風情ある暖簾を潜るとそこは別世界・・・ある意味ね。
せっかくの明治期から残る茶商屋敷なんですから、
もっと、やりようというか活かしようがあったんじゃないの?
・・・と思うくらいガッカリな感じ。
入る前の期待感からは程遠い、
雰囲気や空気感は二の次にした、
完全に「観光地化」というより「商業化」してる感じ。
ま、せっかく来たんですから、いただいて帰ります。
で、かき氷をチョイス。
自分の好みの量をかけていただく抹茶、さすがに美味しかったですよ。
黒蜜も深いコクのある甘さで、氷も美味しく良い暑さ凌ぎでした。
でも、やっぱり京都でかき氷食べるなら「風情」は欠かせないもの。
観光地なんで、お客さんを捌かなきゃいけないのはわかるんですが、
それによって失う「趣」であったり「店格」だったり、大事なもんもあると思うんです。
残さなきゃいけないものは建造物だけじゃないと思うんですよねぇ・・・って、
ま、そういうこと言ってるから儲かる店がつくれないんでしょうけどね(笑)
さ、今年もかき氷の季節。
普段行かない「甘味処」へ足を運ぶのも、夏の楽しみでもあります。
道中、熱射病にならないように気を付けなければ・・・。
by monsieur-enfant
| 2011-07-13 02:45
| 中村藤吉本店