2011年 10月 06日
東大門で祝う門出。
業種的にも、店のコンセプト的にも、本来全く縁がないはずの韓国に、
今年は何故か縁がある僕らなんです。
まずアルバイトで頑張ってくれてた祐子ちゃんが韓国に語学留学に発ち、
その後、僕に仕事のオファーが舞い込み、
モンテベロを辞めたアルバイトの朋ちゃんが韓流好きで、
その朋ちゃんと一緒にパティシエールの細井さんが旅行の計画を企て、
ヴァンドゥールの横田君は、妹さんの結婚前の最後の家族旅行的な位置づけで、
やっぱり韓国旅行が決まっていたのでした。
なにこの偶然(笑)
で、この日は第一陣、祐子ちゃんに連れられた細井さんと朋ちゃん、
更に「手伝いたい」と日を同じくして来たシュクレの岡本さんが会社に来てくれました。
なんかこう、「韓国で会う」という違和感を抱えつつ、ちょっと施設案内を。
前にちょっと店の外観や店内の写真を載せましたが、その厨房がこちら。
デカイ会社なので、駅の改札みたいなとこに社員証を当てて社内に入るんですが、
せせこましい岸部の一画に毎日出勤してきてるみんなには、
これだけでも新鮮な体験だったようで、喜んでくれてました(笑)
3階に上がり、僕の仕事場に。
ここは所謂「開発室」。更に隣にはパティスリーの開発室が同じくらいの広さであります。
で、同じ階には他のチェーン店(ステーキ屋だのなんだの)の開発室もあるわけです。
同僚にみんなを紹介し、ちょっとカメラを取りに席を外して戻ってみると、
もうこんな感じ(笑)
女の子にはめちゃくちゃ優しいんですよね・・・。
あ、前の記事で出てきたんで紹介すると、一番前がレイモンです。
元専門学校の先生なもんで、理論的で頭の良い職人です、こう見えて(笑)
で、その右手の彼がグレゴリー。彼もとってもサンパ。
今でこそ少し慣れましたが、最初の頃はやはりフランス人2人がいるってことだけでも、
ちょっと心の支えと言うか拠り所みたいになってましたね。
で、いつも通訳として僕をサポートしてくれてるのが右から二番目のイ チュヨンさん。
「通訳として」ではなく、研修を終えたまたま本社勤務が始まるタイミングと重なり、
日本語が話せるというだけで通訳に仕立て上げられた可愛いそうな子です。
「新入社員なのに・・・」と、普通あまり話せないようなエライ人らに、
僕を通じて噛み付かなきゃいけない状況を嘆いている毎日です(笑)
この夜はみんなと食事に行きました。
仕事終わるまで時間潰してもらい、
一緒に歩いて向かうのはリクエストの「タッカンマリ」のお店。
怪しい場所も、語学留学中の祐子ちゃんがいるからへっちゃらです!
こういう言葉は彼女にはプレッシャーにしかならないそうですが(笑)
前にも来たこのお店。3階建てというのに相変わらずの盛況ぶり。
この日は5人だったので、鶏は二羽。
留学中の祐子ちゃん的には「タッカンマリって鶏一羽まるごとって意味なんですけど」と、
ちょっと面白いポイントだったらしいのですが、周りあまり共感せず(笑)
この夏、モンテベロを3年支えてくれた朋ちゃんが辞めることになりました。
そんな大事なスタッフが辞めるときに見送ることが出来ないと残念に思ってたら、
まさか韓国で送別会が出来るとは思っても見ませんでした。
最初はろくに笑顔も見せれず「大丈夫かな・・・」と思っていましたが、
自分の中でも仕事に対して変化が生まれたらしく、
本当に頼れるスタッフとなってくれました。
モンテベロということもあり、業務中も密に接せれたわけじゃないですが、
別れ際にそっと手渡してくれた、「シュクレとモンテベロが大好きです!!」と、
ほぼそれくらしいか内容の無い手紙を書いてくれたこと、忘れません(笑)
いつも思うんですが、そう思ってくれてるスタッフに支えてもらってた時間、
感謝すると同時に、幸せなことやなぁと思います。ありがとね。
で、祐子ちゃんに続いての海外留学、場所はカナダだそう。
なんか、こうして前向きに巣立ってくれるのは、こっちも元気をもらえて嬉しいですね!
またの再会を今よりずっと良い顔で迎えれるよう、お互い一生懸命生きましょう。
若い子らがこうしてチャレンジして行く中、
僕も老けてばかりはいられません。もっともっと頑張らないと!
ついで・・・と言ってはなんですが、ちょっと小ネタなんで続けますね。
旅行を終えた細井さんと朋ちゃんは帰り、
残った岡本さんと現地派遣員の祐子ちゃんと週末の明洞へ。
好きじゃないんですよね、明洞。
ま、明洞が好きじゃないというか、過剰な人ごみは大嫌い。
この日は、生のタコを食べるとか言って、
なぜかサムギョプサル(豚バラの焼肉)のお店に入っていきました。
ま、メニューにはありましたが、うにょうにょ動く生ダコ、僕はダメでしたね。
それから、確かに便利ですが、明洞のメインストリートにある飯屋さん、
よっぽど信頼ある情報じゃない限り、止めといたほうがいいと思います。
東大門の何気ない店のほうがよっぽど旨いです。
その後、ちょっと喧騒を離れて、とある二階のカフェへ。
スタバとかも、どこも同じで安心なんですが、
せっかくですからこういう現地のカフェにいきたいもんですよね。
そこで頼んだのが、一気に寒くなったので結局最初で最後になりそうな「ピンス」。
韓国のかき氷のことですね。
大体アイスは乗ってます。あとお餅と。
こうして二階のカフェからゆっくり外を眺めながらスタッフとかき氷を食べるなんて、
日本じゃ有り得なかった時間やなぁ・・・と、
しばしの貴重な時間を堪能させていただきました。
・・・にしてもピンス多すぎ!
by monsieur-enfant
| 2011-10-06 03:00
| 韓国手記´11砕心