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なないろめがね

おっちょこちょい。

アルザスの旅程は2日間しか取れず、「どの村に行くのか」、
「どの交通手段をチョイスするのか」、「どこで宿をとるのか」、
これは結構重要で、直前まで悩んだんです。
今回立ち寄った街の他にも、リクヴィルやユナヴィルなど、
近くに素敵な小さな街がたくさんあるのが、結構頭を悩ませるわけです。
で、効率も考えて選んだのが、コルマールは素通りして、
初日はカイゼルスベルグをメイン。夜はコルマールに帰って来て宿泊。
そして最終日に朝のコルマール観光からスタート。
セレスタという街に移動して、余裕を持ってストラスブール着。
コルマール→セレスタ→ストラスブールは、電車で繋がってるので安心。
うんうん。我ながら無理のない試合運び。

カイゼルスベルグで歩き倒したので、夜の街を徘徊する元気も無く、
むしろ翌朝に備えて早めに寝ることを選択し、迎えたコルマールの朝。
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ま、早朝ということもあり、めっちゃ静か。
ん~~~、なんか写真で見てたコルマールの景色とちょっと違う気が・・・。
多分、安いホテルを選んだから、立地が街の外れとかなんかな・・・?
と、一旦部屋に戻る。
若干テンションも上がってるのもあり、早く目覚めたこの日。
ちょっくら予定を立ててみる。
・・・ですが、なんせ手元にコルマールの資料が無い。
資料が無いというか、地図も無い。
コルマールに何があるのかも実は知らない。
10年前、ストラスブールには来てるのですが、
その時の印象が、一つの村や街がそんなに大きくなく、
駅があって、そこから遠くないとこに観光の目玉になる場所があって、
そこを中心に街が形成されていて・・・」と、アルザスはそんなイメージ。
なので、とりあえず「駅に行こう!」と。
どこに行くかは、それから考えることに。

「時間があるって良いなぁ・・・」と、
ベッドに横になりながらダラダラする。
「ホテルの朝ご飯を食べて行くのも有りやなぁ・・・」
確か写真で見たらビュッフェ形式だったはず。
大きなクグロフがあったりと、ホテルならではのゆるい朝食も楽しそう。
そこからスタートしても十分間に合います。
「その前に、散歩もええなぁ・・・」
だって、今日の旅のスタート地点のコルマールに、
僕は既にいるんですから!
・・・と、ふとホテルに常備してある、
「アルザス・ホテルカタログ」みたいなのを何気に手に取る。
「へ~」、「高いなぁ・・・」とか言いながら、お気楽にペラペラめくってると、
「あ、載ってるやん!」と、この日の宿を発見。
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そりゃ、載ってるんでしょうけど、こういうのってちょっと嬉しくないですか?
ちょっと嬉しい派の僕は、ご満悦の顔で説明に目を通す。朝の幸せな一時。
と、「・・・・え?」と、我を疑う。
一瞬頭が混乱しましたが、すぐに置かれてる状況が把握できた。
右下の地図、見にくいので解説しましょう。
赤い字で書かれてるのがホテルの名前。赤いポイントがホテルの場所。
・・・・・そして、右にズレたところに薄い字で書いてるのが「コルマール」。
つまり、ここ、コルマールちゃうかった!!
そういえば昨晩のタクシーのおっちゃん、
「コルマールまで」と言ったら、「あ、近くだよ」って言ってた。
てっきりカイゼルスベルグから「近く」だと言われてると思ったら、
この見知らぬ街がコルマールから「近く」の街だったってことか!
そういえば料金も高かった。時間外とか予約車だからとか思ってたけど、
内心は「こいつ、観光客や思うてぼったくってんちゃうやろな・・・」と、
気さくに話しかけてきてくれてたサンパなオッチャンを疑いの目てしまった!
ごめん、オッチャン!ごめん、見知らぬ街!
この街には用は無いんです!僕が行きたいのはコルマールなんです!

・・・と、速攻で荷物をまとめ、「駅はどこですか?」とフロントで聞く。
「駅?駅なんて近所に無い・・・」「いやぁ~!!それ以上言わないでぇ!!」
もう、ここがどこかなど確認もせず、タクシーを呼んでもらう。
「コルマールまでお願いします」と、一路、今度こそコルマールへ。
でも、そのタクシーの中で考える・・・。
昨晩、「コルマールまで」と言いながら、一緒にホテルの住所を見せた僕。
で、「近くだよ」と言われたわけだが、もしそれを見せてなかったら、
おそらく駅前で降ろされてたはず。そしてお望みのコルマールに着いたものの、
お望みの予約したホテルには延々辿りつけなかったわけです。
じゃ、ラッキーだ。うん、とてもラッキーだ。きっと今日はおうし座が一位なんだ。
と、正真正銘のコルマール。
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「わーーーーーーー。」
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「わーーーーーーー。」
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「わーーーーーーー。」
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また、おもちゃ箱の中のような街に来てしまった。
どちらかというと、昨日のカイゼルスベルグより、
こっちのほうが「ハウル」っぽい気もする。大きく分類すると一緒なんですけどね。

地図もなく、目的もなく歩いていると、マルシェに辿りつく。
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あれ?2周年?まだ2周年の新しいマルシェなんですね。
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中は、明るくてキレイ。
通路も広くて見やすくて歩きやすい。
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まだ朝の早めの時間でしたが、そこそこ活気はありました。
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野菜がキレイですね。
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果物もキレイ!
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朝からシャルキュトリーにおばさんたちが並ぶ風景。
日常だからこそ、そこに「生活」という息吹を感じるからこそ、
温かくて微笑ましくて、なんだか気持ちが優しくなります
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近くに来ると臭いですぐ分かるフロマジュリー。
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ブレッツェル三昧のブーランジュリ。
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雑貨屋さんでは、コウノトリがメインキャラクター。
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「荷物になるし、どうせ最後のストラスブールにもあるでしょ」と、
何も買わず退散。結果、時間切れでパリ行きのTGVに飛び乗ることも知らずに。

この街も、至る所にお花が散りばめられている。
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街の可愛さといい、お花の配置といい、
誰かが街全体をプロデュースしたかのように計算されてます。
それを、シレ~~ッと何も考えずやってのけちゃうところが、
フランス人のスゴイとこ。自分たちも楽しみながら、ね。

「あれ?」と思ったら、ロウソクでした。可愛いですね。
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・・・・と、マルシェの周りぐるりにも屋台が並んでいました。
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左の、黒白のおばちゃんの右側にぶら下がってるもの、
「SAC A PAIN」、つまり「パン袋」。いやぁ、思わず微笑んでしまいます。
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基本、パッとしないのがブーランジュリ。それでも人はたくさん来てます。
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この周辺一の大きさを誇るトレーラー店舗。
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こういうのがあれば、いつも遠くから来ていただいてるお客さんの街まで、
たまにはパンを届けに行けるのになぁ・・・。

何気ない無造作なディスプレーでも、ホントに素敵ですね。
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朝ごはんもまだだったんで、イチゴとフランボワーズを購入。
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居ても居ても飽きないマルシェでしたが、また当てもなく歩くことに。
そうすると、必ずありますね、街に一つは立派な教会が。
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この角度、好きなんですよね。
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外から見ると、そんなに大きな印象は受けなかったんですが、
とても立派で、荘厳な教会です。
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この後、若干迷子になり、訳の分からないところに。
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なんか知った気になってどんどん歩いていましたが、
そういえばタクシーで街の中心まで送ってもらったんでした。
可愛い街並みから外れ、見たことのない景色に焦り始めた頃、
懐かしい移動式メリーゴーランドを発見。
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娯楽施設の少ないパリでも度々見てたメリーゴーランド。
子供がこんな単純な乗り物に入れ換わり立ち替わり、
終わっては列の後ろに並びと、キラキラした顔で楽しんでるのが印象的でした。

可愛い街では観光客だらけで、道を聞いても「知らない」ばっかりでしたが、
この辺は家族連れが多く、駅までの道もすんなり教えてくれました。
結局、教会から小一時間歩いて、駅に到着。コルマールを後にします。
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次は、「セレスタ」へ向かいます。
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by monsieur-enfant | 2012-10-02 09:31 | フランス 2012