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なないろめがね

パリでの、とある一日。

え~~っとですね、
画像が明る過ぎて時系列と記憶のバランスが崩壊したのが、この写真から。
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これ、製粉会社さんに行った帰り。つまり、晩御飯の記事だったんです。
とりあえずサンマルタン添いにて、疲れた身体に麗しの一杯だったわけなんですが、
完全に昼の画像だと思ってまして、「あれ・・・ランチが一回多い!!」と、
軽いパニックになってしまいました。ちょっと早めの夜のお話・・・。

疲れてたのもあって、サンマルタンから数分の「ヴェルヴォレ」へ。
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写真、めっちゃブレてますけど、
パッと見、外も店内も「ワイン屋さんかな?」って雰囲気。
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で、確かワイン屋さんスタートだったんじゃなかったかな?
そこのアテが旨くて・・・で、
しっかり食べてもらえる場所を作ったんじゃなかったっけな・・・。
ま、うる覚えなので忘れてください。
実際、ワインの品揃えは豊富で、
ワインだけを注文して店内や店前で立ち飲みしてるお客さんも結構います。
で、その料理の登場です。
パテはどんどんワインが欲しくなるほど肉々しく、
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パンとの相性もすこぶるヨロシ。
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鳩はムチムチでジューシー。
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さらに、お任せしたワインはハズレ知らず。
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予約なしで遅めのお客さんが来る前までに・・・、
という感じで滑り込んだので、
ゆっくり時間を過ごすことが出来ませんでしたが、
気の合うツレとダラダラ飲みながら美味いもん食って・・・、
ってシチュエーションが、とても似合う良いお店でした。

パリ到着後、アルザス、製粉会社さんと、ちょっとした旅が続いていたので、
この日は帰るなりバタンキュー。早めの就寝となりました。
ですが、早めの就寝にはもう一つ理由がありました。

朝からパリに居るのは、朝4時に到着した初日以来。
パリの景色は、季節、時間、問わずにどれも絵になるものばかりですが、
季節はともかく時間は譲れない場所が一カ所だけあるんです。
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もう、どこだけ分かってる方もおられるかもしれませんね。
僕はね、ここだけは、早朝まだ太陽が白い光を発してる頃、
この時間帯に見るのは譲れないんです。
お昼の元気な黄色い光もちょっとイヤ。
お昼を過ぎてオレンジになっていく光もイヤ。
夕方の赤い陽射しに照らされてるのも素敵なんですが、
ここに限っては、光に色が着いてない「朝」が一番素敵。
それは多分、光の色はもちろんですが、
まだ街が起ききってない澄んだ空気の中に佇む姿も好きなんだと思います。

フランスに来てから、アルザスや製粉会社へ行ってたので、
「パリ!」という景色は皆さんに十分お届けできていませんでした。
さぁさぁ、行きますよ。準備は良いですか?

パリ
満喫っ!!
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ね!ね!満喫でしょ?
飛行機雲が、良い「間」を作ってくれてますね!

ま、サクレクールをキレイに見ようと思うと、
ここまでの距離が良いのかな、と。
近づくとリアルに白くないですからね・・・。
ただ、そこから振り返った時のパリの眺望は、
なんだか時が止まってるかのように静かで美しいです。
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そこから下に降りて帰らずに、
サクレクールの裏側から回って降りることに。
急な坂の中にある地区ってこともありますが、
ここはここで独特の雰囲気があって好きなんです。
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今回も無事に、店名の由来にもなった場所へも訪れることが出来、
そこからランチのお呼ばれの場所へと向かいます。
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そ。おうちです。
お世話になってる、某ブーランジュリの某シェフの自宅です。
貴重な経験なので楽しみです。

部屋は玄関から「成功者!」って感じ(笑)
中も一部屋一部屋、広くてキレイ。
そして、窓からは店が見下ろせます。
・・・が、遊びざかりの子供二人。
もう、その為の家みたいになっちゃってますね。
遊び道具や本でグッチャグチャ。
シェフ自慢の高級オーディオのスピーカーから流れる童謡が、
無駄に超高音質だったのがウケました(笑)

マダムがバタバタとテーブルをセッティング。
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ちゃんとクロスも敷いてくれてます。
オレンジのはメロンですね。
あとは美味しいモッツアレラに、美味しいオリーブオイル。
それをパンデザミに乗っけて食べるだけ。
これ以上、何も要りません・・・。

ここらで可愛い息子さんをパチリ。
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で、家族のアイドルをパチリ。
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本当に可愛いでしょ?
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無邪気で、人懐っこくて、よく笑って、傍若無人で(笑)
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クルクル回る椅子で遊びすぎて、
途中で目が回りすぎてオチたのには周りの大人全員がビックリさせられました。

さ、料理が出てきました。左のはナスです。
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ちなみに料理はシェフが作ってます。
食べるのも飲むのも好きで、お店の情報も詳しいんです。
料理人や菓子職人との交流も多く、結構評価は厳し目。
今回も一軒「行ったらガッカリするから」と言われ見送った店がありました。
もちろん、オススメも何件か教えてもらいましたよ。
食べ歩きもたくさんしてるので、チョイスも信頼できるわけです。

・・・と、皿に今度は肉が乗ります!
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久々に見る、ここまでの「生」(笑)
僕、あんまり気にしませんけどね。
この肉も、付き合いのある業者さんから仕入れてる良い牛肉でしたしね。
さすがにもう一枚いただいたらお腹いっぱい。
・・・ですが、マダムがお手製のタルトを焼いてくれてました。
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ホントにあったかい、家庭の味。
これも、もう一個おかわりいただきました。
食後のコーヒータイムで、昨日の製粉会社のお礼と報告と・・・。
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ホントに家族想いのシェフ。
フランスではこんな感じなのかもしれないけど、
愛情表現がストレートな、すごい温かい家庭に身を置いた温かな時間。
せっかくの休みの日に、負担かけてしまったのでは?と聞くと、
「休みの日の昼は、だいたいこんな感じの食事をしてるよ」って。
…・成功者の余裕を見せつけられた、ある日のランチでした。

さ、羨ましい気持ちは押し殺して、爽やかにまいりましょう。
このサンマルタンの辺りは、お店がいろいろ豊富で、
客層も良いので良いお店が集まってくるんです。
散策するのも楽しい場所ですよ。

レピュブリックに戻って、そこから徒歩で10分かからないかな?
パティスリー 「ジャックジュナン」へ。
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中は無駄に広い・・・。セレブ仕様です。
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ショーケースは、種類は多くありませんが生菓子と、
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生菓子の奥にショコラがあって、
入り口付近にはキャラメルと、
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パートドフリュイ。
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ショコラ、キャラメルは普通に美味しい。
生菓子も、まぁ、結構オーソドックスなのが多いので、
「!!」的な驚きはないですが、安心して楽しめる美味しさ。
ですが、パートドフリュイは美味かったぁ・・・。
ただしお土産に買う際は、夏場だと周りの砂糖がグダグダに溶けるのでご注意を。

あ、観光で行かれる方も買い物は安心して出来ますよ。
片言のフランス語で日本人の僕が話しかけて、
流暢過ぎる日本語でフランス人に返された時には、
一瞬頭がパニックになりました(笑) それくらい上手な方がおられます。

さて、今回あんまりパン屋行ってないんですが、
オススメしてもらったパン屋さんを探しにメトロに乗ります。
降り立ったのはオデオン。日本人が多く陣取る有名なビストロを横目に、
ひたすら坂を上ります。
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久しぶりのパンテオン。昔、働いてた店の裏手に当たります。
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まだまだ暑かったこの頃。
ダロワイヨのジェラートに列が出来てました。
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本当はちゃんとした用があったんです。
珍しくパン屋さんを探しに来たんですが、
歩けど歩けど見つからず・・・。
で、少し秋めき始めたチュイルリー公園で休憩です。
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10年前は、週4日くらいはここを通って、
開店したてのエルメやアオキさんとこに、お菓子を買いに行ってたものです。

さ、日も傾きだしたので、晩ご飯に向かいます。
またセーヌを跨ぎ、確か2番線のANVERSという駅でおります。
「何もないやん・・・」って不安になるような場所に、
更に不安になるような佇まいのお店はありました。
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どうですか、この怪しい佇まい。
アジアとかエスニックな料理だと思ってましたが、
紛れも無くフランス料理なんです。
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入り口がカーテン・・・。
いろんな選択肢がある中での、あえてのカーテン・・・。
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もう「普通じゃない感」がプンプンするでしょ?(笑)

中に入ると、もう暗くて暗くて。
写真がブレてるのは目を瞑ってくださいませ。
入ってすぐに、無造作に土付きのお野菜が放り投げられてると思ったら、
「飾ってる」とのこと・・・。
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店内は、「こんな」感じ。
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もう「こんな」じゃ伝わらないと思います(笑)
だって、向かって反対側の壁は「こんな」感じなんです。
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「統一感」なるものは皆無。あるのはシェフの世界観。
久しぶりに「ヤバいかも・・・」と思わされる店に来ました(笑)
「メニューになります」
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・・・・ヤバいかも、の、「かも」が取れましたね(笑)
テーブルは大丈夫なの?って思うでしょ?
これが全然大丈夫じゃないんです。
こちらが横のテーブルの写真。
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間違い探しみたいになってきましたが、変なとこ気づきましたか?
これ、二人用のセッティングなんですが、
見ての通り、本やら額縁やら何やら関係ないモノが多いんです。
うちなんて二人用のテーブルで、ただでさえスペースがないのに、
「これ・・・置き忘れ・・だよね?」ってくらい邪魔なとこに、
本がセッティングされてるんです(笑)それ込みのセッティングです。

少し暗さに目が馴染んで来て、ひとしきりキョロキョロした後、
今日も暑い中、結構歩いたので、泡でスッキリしようと思います。
さすがにそこで奇抜さは出せないだろうと思ってましたが、
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「ぽん酒学んだ!?」
こんな入れ方しますか?(笑)
なんなんすか、ここ。ちょっと面白くなってきました!

料理は、お野菜メイン。
アミューズはラディッシュから。
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もう詳しい内容はさすがに覚えてません。
ですが、お野菜メインと言っても、
アルページュのそれとは勿論全然スタイルは違います。
店に入ってすぐにあったような、
土付きの野菜の生命力というか滋味深さというか、
非常に力強く、そしてとても優しい料理なんです。
次はマメとオマールだったかな。
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オマールのジュをしっかり吸わせ、
やっぱりそのマメを食べさせる料理。
優しく、力強い。ホント、店の奇抜さとは料理の印象は全然違うんです。

パンは、パンデザミ。やっぱ旨いわ。
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メインはリードヴォー。
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シンプルですが、パリでこれだけガルニが旨いとこは珍しいです。
どっちがガルニか・・・ってくらい、野菜への愛を感じます。

デセール・・・なんですが、
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大体どれ頼んでも、メニューに書いてる素材まんま出てくるパターン。
同席した友人は、死ぬ程プラム食べてました(笑)

はい、楽しかったです。
料理も美味しかったです。
デュパンエデジデのヴァンドウ−ズの方の行きつけらしく、
「彼女、変わってるから変わった店かも」とは聞いてましたが、
完全に彼女が変わり者だということは確信しました(笑)
ま、さすがにカフェくらいはね、ゆっくりと楽しみたいものですよね。
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シェフの作る世界観に、ガンガン脳みそ揺さぶられたわけですが、
まだありました。カフェ飲んで、一安心してる場合じゃなかったです。
あえて書きませんし、写真も撮りませんでしたが、
もし足を運ぶ物好きな方がおられましたら、
見つけれなかったくらい真っ暗な地下への階段と、
これまたぶっ飛んだトイレのフロアに苦笑いしてきてください(笑)
by monsieur-enfant | 2012-10-26 18:04 | フランス 2012