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なないろめがね

釜山に行ったりしております。その1

さ、久しぶりの業務連絡的ではないブログ更新となります。
はい、特に何の前置きもなく唐突に書き始めますね。

いつだったっけな・・・・。
「来てもらえないか。とりあえず、どんなところかだけでも見に来ないか」
そういってお話をいただいたのは・・・・。

ネットで調べた安直なオファーは多々あれど、
実際、異国から2度3度と足を運んでいただいてのオファーは珍しい。
以前、顧問を務めたソウルの会社も、足を運んできたのは日本支部。
行ってから自分で自分のことをプレゼンしなきゃいけない有様。
それもあって、慎重に確認しました。
心を、目線を、しっかり確認しました。

想いをいっぱいいただきました。
今を何とかしてほしいのではなく、
一緒に未来を創造したいと口説かれました。

そして飛びました!
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行き先は釜山!!予備知識なし!(笑)
今回の目的は、「釜山」の現状を知ること。
空気や人を感じ、何を求められ、何が出来、何をすべきなのか。
そこに、自分が必要なのかどうか・・・。

空港では、今回僕を招いてくださった、
釜山のイ・フンヨン社長と、社員であり通訳のジョンさん、
あと同刻にソウルから到着した、ブ・インファン社長と合流。
まず向かったのは、釜山郊外にある、「昌原(チャンウォン)」という街。
ここは、開発によって整備された街だそうで、
縦横に規則正しく真っ直ぐに道が伸びてます。
そこで立ち寄ったのは、一軒のパン屋さん。
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店先の白いポロシャツが、社長のチャ・ソンミンさんです。
韓国で2012年最優秀バゲット賞みたいな賞を取られてるお店だそうで、
社長自らシュクレには3度足を運んでいただいてます。
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今回は、前のソウルのような大きな企業からのオファーではなく、
先に書いた3店の社長からのオファー。
ソウルでの苦い経験もあったので、
大きな組織ではなく、意志を共有した個人からのオファーというのは、
釜山に飛んでみようと思えた一つの大きな要因ではありました。

と、まぁ、とりあえず、合流後すぐ向かったのは昼食です(笑)
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韓国では食事は「おもてなし」として凄く大事にされています。
・・・・けどね、僕、金沢行きの特急とか、はるかで関空行くときとか、
もはや癖っていうくらいサンドイッチ食べるんです。あのベタな三角のやつ。
それ食べると、なんだか「旅」というか、ちょっと気持ちが解れるんですよね。
それプラス、機内で中途半端に腹の膨れるサンドイッチも出てくるわけです。
到着は確か14時過ぎだったような・・・。
だから行かないかなぁ・・・行かなくてもいいよなぁ・・・すぐ夜だしなぁ・・・・、
と思ってたら、「やっぱり行くんだ!そうですよね!そりゃ行きますよね!!」
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昔ながらの韓国家屋。
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そこで出てきたのは、こちら!「夏と言えば!!」の、参鶏湯!!
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韓国では、日本の「土用の丑の日」みたいな日には、
参鶏湯を食べる習慣があります。
で、ここでは素麺のような麺も出てきました。
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参鶏湯のスープに入れて食べるわけですが、
他ではあまり見たことがありません。でも、想像通り美味しかったですよ。

そこから皆で釜山のイ社長のお店に移動します。
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ここは、釜山に3店構えるお店の1店舗目。
もともと働いてたお店の店長が高齢で、譲り受けたのが始まりだったとか。
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ここ以外にも、この後、釜山のお店を何軒か見ましたが、
前に聞いてたように、ソウルから5年・・・いや、8年から10年遅れてる気がします。
ただ、そんな中でも、ここイ社長のお店はとても仕事が丁寧で、
少し「食べてみたいな」って思わされる数少ないお店でした。
店主以外の人間がどんな仕事をしてるか、これはすごく大事です。
社長やシェフらと話す機会は少なくないわけですが、
なんやかんや語っといて、「マジか!?」みたいな店は珍しくないですからね。

だから、日ごろ店を担ってるスタッフたちが、
どういう子たちで、どういう仕事をしてるのか、
ここは見るようにはしています。口だけなら何とでも言えますからね。
スタッフの仕事や意識を見るということは、
逆に社長やシェフらの映し鏡になると思ってます。
ま、うちの場合は、
出来の良いスタッフたちにおんぶに抱っこしてもらってますけどね。

そうこうしてるうちに陽は落ちてきます。
昼飯いただいてから、さほど動いてなければ時間も経ってないわけですが、
おわかりでしょうか?そう、3時間くらいしか経ってませんが晩御飯の時間です。
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海が見えて、やっと「釜山」感が増してきました。
ソウルでは河なんで、見れない景色ですからね。

座敷からも海が眺めれます。
窓を開けると、潮風がとても心地よかったです。
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まずは韓国恒例の、
「頼んだものが来る前に頼んでないものでテーブルいっぱいになる」景色。
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そして釜山と言えば、やはりお刺身ですね。
こんなんとか、
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こんなんとか、
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こんなんとか。
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日本と違って、泳いでる魚をさばいたのが新鮮って解釈なので、
どうしても身がいかってる印象なのと、小骨の取り残しが多い・・・。
ま、世界的に見ても、日本の職人さんの仕事が丁寧過ぎるんでしょうけどね。

で、熱々のチゲで〆。
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魚介のチゲは、豚と違って甘い脂が極めて少ないので辛いんですよね・・・。

外に出ると、もう真っ暗。
海のまん前なので明かりも少ないのもありますが、
怪しい感じに写ってしまう、今まで食事してたお店です。
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そして・・・
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そのまま帰れるわけもなく、「ま、一杯だけ」みたいな感じで、
出てきた丸一匹のローストチキンと、ビールジョッキ大を流し込むのでした・・・。

二日目に続く。
by monsieur-enfant | 2013-08-31 18:16 | とりとめなく・・