2013年 09月 01日
釜山に行ったりしております。その2
さて、二日目の朝。
目覚ましもセットせず、そのままベッドに倒れこんでた昨晩。
奇跡的に起床!おっし!!ラッキー!!(笑)
何とか待ち合わせの時間に間に合い(正確にはちょっと間に合ってない・・・)、
着いたのは、イ社長の工事中の3号店。

「へ~~~っ・・・」と見渡しながら中に入る。広い・・・。

奥には明るいテラスも。

表からは建物で見えないんですが、
裏がちょっとした山になってるので見上げると緑がワサワサなんです。

「じゃ、2階に」
「え?2階もあるんすか!?」
「いえ、4階まであります」
「え!?一棟買いですか!?」
・・・・・と、若干凹んだところで2階の厨房へ。

・・・・・、ま、3店舗展開されてるお店と、
岸部の小さな店ですらエアコンの修理ケチってるお店と、
比べること自体ナンセンスなんでしょうけど・・・・。
オーブン2台に立派なコンベクション。
うちは20年ものの瀕死のオーブン1台・・・。
シュクレのみんな、上手くやれずにゴメンよ・・・と異国にて想ふ。
ちなみに、上の階には遠方のスタッフが住める部屋があるんだとか。
はぁ・・・・、ほんと、うちもそこそこ知名度はあるんですけどねぇ(笑)
その財を生み出してるお店、昨日の1号店に続いて2号店にお邪魔しました。

1号店と同じく、パンがとても丁寧に作られてます。
そこは本当に好感が持てるところ。

「朝ごはん、まだでしょ?」と、パンをいただく。ハサミで切るのが韓国流。

と、その横で、通訳のジョンさんに何かを聞きながら何かを書いてるイ社長。

どうやら自分の出した本を僕にプレゼントするのに、
一生懸命、日本語でメッセージを添えてくれてるみたい。
そのメッセージが、こちら。

・・・・ね。
こういうの、嬉しいですよね。
今回、移動が結構多くて、時間も距離も長かったしたんですが、
その運転をずっとしてくださってたのがイ社長。
そしてその間に、今まで話してなかったような他愛もない話など、
案外じっくり話せる良い時間になったのかなぁと思います。
表面的な話では伝わらない部分が伝わって、
それからの、このメッセージなんだと思うと・・・・、グッと来ます。
「じゃあ・・・」ということで向かったのは、そう、お昼ご飯。
今、パン食べたし!とかは、言いっこなし(笑)

着いたこちらのお店は、サムギョプサルならぬオギョプサルのお店。
サムギョプサルは、豚の3枚肉。脂と肉が交互に3層になってるわけです。
オギョプサルは、5枚肉。つまり、5層になってるわけです。
実物は、こちら。

んんん・・・・結構アバウトな感じにも見えますね。
あ、しかも、ここは高級豚肉「済州島の黒豚」、専門店。
うん、やっぱり美味しかったですよ。

やっぱりね、さっきのパンのダメージがありまして(笑)
ほどほどで冷麺へ。さっぱり〆させていただきます。

お腹も膨れたし、カフェで打ち合わせでもしよか・・・ってな流れだと思ってたら、
ちょっとこんなところに寄り道。

ずっと録音されたお経のようなものが流れてます。

なんだかえらい低いとこに鐘が・・・。

韓国では、低い位置にある鐘が一般的だそう。
なので、その下に窪みを作って、音が反響しやすいようになってるんですって。

少し厳かな空気の中で、気持ちをスッキリさせた後は、
ちょっとお腹をすっきりさせるために、急勾配をお散歩です。

結構タフな散歩だったぜ・・・・。
そして、ちょっとカフェにてお仕事の話。
でもね、「そういえば、この時期韓国に来てパッピンス食べてないなぁ・・・」
くらいの発言やったように記憶してるのですが・・・。

注文しちゃダメでしょ・・・。
こんなエグいの入んないから・・・・。
で、少し話した後に、また移動。
「え!?もう夜ご飯!?無理無理!!まだ隙間もないですよ!!」
と思いながらも、気がつけば移動の車中にて寝てしまってました。
「着きましたよ」と、目を覚ましたところは・・・・、

「え?どこ!?っていうか、何しに来たん!?」ってな場所。
高台・・・というより、もはや山頂。
どうやら、釜山を一望できるとこに連れてきていただいたようです。

寝起きにはハードな岩場を辿って・・・・、
なぜかここへ来て初めての記念撮影。

いや、もっと撮影チャンスはあったような気が・・・と思ってる間に、
案外あっさり戻っていく面々。

遅れをとらないよう追いかけると、少し先に遺跡の案内が。
そういえば、なんか城壁跡があるとか言ってたような!
ま、記念写真撮れたから満足だったんでしょうね・・・、
そこには見向きもせず降りていきました(笑)
そのまま山を下り、下りきったところには、すぐ海が!

うん、これこれ!イメージする「釜山」って、こんな感じ!!
初めて来ましたが、本当に山と海の間にある都市っていうイメージ。
その距離は結構狭くて、その範囲に人が暮らすので高いマンションも多いし、
坂もびっくりするくらいの急勾配も珍しくない感じで、
どこか長崎とちょっと似てるかなぁ。
それと、今オリックスで活躍中の李 大浩(イ デホ)は釜山出身で、
所属も釜山の「ロッテ ジャイアンツ」だったそうですよ・・・・・って、
向こうで手招きして呼んでるのでちょっと行ってみますね。

・・・・って、もう晩飯!!
早くね!?いつもだけど間隔早くね!?
で、そんなこの日の晩御飯はと言いますと、がっつり「プルコギ」です!!

たくさん話して芽生えた信頼関係や、明日帰る寂しさなどもひっくるめて、
「乾杯!!」・・・・から始まった本日全てのお酒は爆弾酒でした(笑)

最初の写真で「プルコギ?」って思った人もいたと思いますが、
釜山のプルコギは、焼いて野菜を包んで食べるんですって。

僕らのイメージする甘辛い中に入ってるやつは、ソウル風なんだそう。
これ、諸説ありそうな感じですけどね。
いやぁ、何回乾杯したやろ・・・・。
っていうか、もう何杯飲んだか覚えてないですね。
この二日でいっぱい話し、かなり打ち解けれたと思います。
翌日には帰国ということもあり、プルコギもめちゃくちゃ美味しく、
もうお腹に物理的に余地が無いってくらい、相当飲んで相当食べました。
涙浮かべたり、ハグしたり、熱い熱い長い夜でした。
酔い覚ましもあって、一人さっきの浜辺に歩きます。
さっきとは趣を変え陽が落ちた景色は、とてもロマンティックでした。
皆さんには本当に良くしてもらい、
あったかいおもてなしを散々いただいて、
熱々の想いもいっぱい聞かせていただいて・・・・。
そんな釜山での二日間を、胸いっぱいに抱えながら、
釜山の空気を吸い込んでると、あ、皆が出てきて何か叫んでます。
「え?何ですか?今、そっち行きますね!」

「次、行くよー!!」
はい、死亡決定・・・。
最終章へ続く。
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by monsieur-enfant
| 2013-09-01 16:13
| とりとめなく・・