2007年 07月 26日
「居心地」に身を委ね・・
夙川にあったビストロが、阪神西宮に移転。
移転後は一度も行けておらず、住所を頼りに店探し。
荷物は多いし、何せ暑い・・。
あ、ここのシェフとは、僕がフランスに行く前、渡仏資金を稼ぐ為に
北新地で働いてたころ・・・って、あ、以外に早く見つかりましたね。
ん?「先月から定休日変更」?・・・変わったなら言えよ~!(笑)
ま、ロマンチストでサプライズ下手の僕には、珍しくない光景なんですけどね・・・(笑)
じゃ、この店と、途中になっちゃったエピソードはまた後日ということで。
てなわけで、急遽心斎橋へ。
同行者のリクエストで、リニュして間もない
「ビストロ ア ヴァン ダイガク」さんへ。
イメージしてたより、こじんまりとした飾らない店構え。
店名の「ダイガク」とは、ソムリエでもあるオーナーの
お名前なんですね。
シェフは前に店に遊びに来て下さってたので、
来なきゃ来なきゃ・・と、思ってたんです。
僕は必ず、お礼参りはしますからね(笑)
いやはや、ホントに素敵な店内。
照明も、好きな暗さですね。
席の間隔も、ゆったりとられてます。
とりあえず、シャンパンをグラスで・・。
アミューズは、
ガスパチョとグージェール。
昼食が遅く、
しかも量食べてたので、
ガスパチョは嬉しい。
あ、それと無駄に歩いたので(笑)
アシアカエビと
羽曳野露地トマト、
水ナスのサラダ。
満腹感ゆえ、注文も比較的
胃にやさしめ(笑)
パテも、比較的あっさり目。
食べなれてない方でも
食べれるんじゃないかな?
鴨と白ねぎのタリアテッレ
意外と冷たいものばかり頼んでたので
良いチョイスでしたね。
鴨のラグーと、クタクタの白ねぎが
タリアテッレによく絡んできます。
ちょっとね、寒かったんですよ、室内が。
ですので丁度良いチョイス。
ホロホロ鶏と冬瓜とキャベツですね。
なんか・・・ほっこりです(笑)
でもね、フランス料理は
別に、濃いものばかりではないし
こういう毎日食べれるようなものを
家庭では食べてるわけです。
デセールはブランマンジェ。
昔、レストランで働いてたとき
死ぬほど食べたので、
それ以来あまり食べなくなりましたね。
久しぶりで、なんか懐かしさすら・・。
今日のお供は
アルザスのリースリング。
それ以上の知識はありません。
白は大体アルザス。
アルザスが好きだから(笑)
あとは、ロワールとサヴォワのかな。
だって友人がいるから(笑)
知識のない僕は、いつも
思い出と共に飲むんです。
ダイガクさんも、もんのスゴイ気さくな方。ソムリエとして、
知識や経験をひけらかしてくる方もおられますが、
基本「楽しんでってください」ってのが、店自体からも伝わってくる良いお店です。
料理も、奇をてらわず、比較的わかりやすいメニュー。
「フランス料理は難しくて・・」なんて、構えてしまう方でも大丈夫ですよ。
でもダイガクさんが「自分が、ワインだけってのが嫌なので」と、おっしゃられるように
しっかり作りこまれ、ワインに負けないお料理でした。
何より、お店の雰囲気が心地良いですね。
キュイジニエがおろそかにしがちな部分を
ソムリエがオーナーになると、こうなるのかぁ・・と思う空間作りでした。
シェフにも顔出せたし、良い時間でしたね、うんうん。
ダイガクさんのお人柄にも、お店が放つ空気感にも、
そしてもちろんワインのアルコールにも(笑)
気持ちよくしていただき、帰途につきましたとさ。
また寄らせていただきますね。ご馳走様でしたぁ。
by monsieur-enfant
| 2007-07-26 11:29
| ビストロ ア ヴァン ダイガク