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なないろめがね

夏休み その5  メインイベント

電車は難しいですね・・・。
駅を探してるだけで(路線図の前で)遅刻してしまいました(笑)

さてさて、白金台に着いたわけですが・・・、どんだけ深く掘ってんの?
遅刻してる者としましては嫌がらせとしか思えない、地上までの距離。
こんなんでイライラしてたらシロガネーゼ(今、言わない?)には、なれまへんわ。

さ、目的地はレストラン「カンテサンス」。
シェフは、僕と同い年やったんちゃうかな?
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落ち着いたシックな店内。
野暮ったくはなく、かと言ってモダン過ぎず、
きっちり計算された空間と照明。
重々しくはないんやけど、
そこに滞る刻を楽しめる品格は持ち合わせる。
ちょうど大阪には無いクラスかなぁ。
とりあえずのシャンパンを、グラスで。
ちなみに、8月26日のこと。
何飲んだかなんて、覚えてませんから(笑)


渡されるメニューは白紙。おまかせ一本です。
まずは、原木椎茸とセップのビスケット。
おぼろげにしか覚えてないかわりに、写真をおっきくしてます。サクサクッと行きますね。
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北海道とうもろこしのスープとポレンタ
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塩とオリーブオイルが主役 山羊乳のヴァヴァロワ
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良いレストランは、パンも抜かり無し。軽視してないところが嬉しかったりします。
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ん~・・なんだっけ~・・。
コルシカじゃなくて、シチリア・・だったっけ・・。
ブランコなんちゃら、なんちゃらブランコ(笑)
しかもついこないだ
福島の「ラ ルッチョラ」でいただいたワインが
「あ、カンテサンスでも飲んだとこや」って
思ったとこやったのに・・。
あ~、馬鹿は疲れるわ・・。
で、「ラ ルッチョラ」は、
いつアップ出来るんやろ・・。




フォアグラメロン クラウンの山
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ブルターニュから連想して 帆立貝と蕎麦の実
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この手の、空間のあるお皿は
ほんっとに写真泣かせですよね(笑)
全部撮ったら、ちっちゃいし
寄ったらなんのこっちゃやし。



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焦がしアンディーブ 利尻産の大粒うに
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明石の鯛 二色のソース ブールノワゼットと黒オリーブ
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え~っと、
確かブルゴーニュだったような・・。
赤はグラスでいただきました。





仔鳩の2時間ロースト ソース シュークルート
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ロックフォールのフォンデュ
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マールとレーズンのソルべ
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なぜかミネラルウォーター。
ノルウェーのヴォスってとこで採れた「ヴォス」。
なぜ頼んだのかも覚えてないから値段も知らない(笑)
マドンナが、この水を置いてないホテルには
泊まらないってのは、結構有名なエピソードらしい。
・・・ってことは、高かったんじゃ・・?ま、今更やけどね。




二度焼いた ビスキュイ
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柔らかいキャラメルのギモーブ バラとキャラメルシロップ
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メレンゲのアイスクリーム
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石版の中の小石
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いつものエスプレッソ ダブルで・・
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めっちゃいい時間でした。
連れの二人も、僕の遅刻なんて忘れるくらい喜んでくれてましたし(笑)
もっと、奇をてらった・・というか、テクニカルな・・・というか、
ん~、テクニックを前面に押し立てた料理だと思ってたら、とんでもない!
もちろんシェフが大切にされてる、
「プロデュイ(素材) キュソン(火入れ)アセゾネ(味付け)」におけるテクニックは
鯛や鳩をみれば確かなものだとわかるはず。
けどね、パリ「アストランス」のそれとは、大きくイメージが違いました。
継承したもの、消化したもの、新たに構築したものを、
「カンテサンス」という媒体を通して表現されてる気がしました。
それでいて食後の感想は「削ぎ落とされたフランス料理」。
「洗練」なんて生温い表現ではなく、もっと強く、もっと突き詰められたストイックな世界。
同い年やと思うと・・・笑って生地と戯れてる毎日の仕事がなんと温いことか(笑)
良かった、ここに来れて。
良かった、ここに君らと来れて。
今日という日が大切な一日として時を刻んだように、
またいつか、大切な時間として胸に刻みたくなる日には、
ここを訪ねることにしよう・・・。
by monsieur-enfant | 2007-10-03 18:27 | カンテサンス