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なないろめがね

プロローグ

きっかけは一通のメールでした。
「olivier brise」、フランスで共に働いてた友人からでした。
「結婚式を挙げるので、是非来て欲しい」
的な内容のメールでした。フランス語ですので「的な」程度しかわかりません。
最後に会ったのは5年くらい前かな。
そこから何度か手紙や写真は送られてきてたんですが、
辞書片手に手紙を書き返すのは至難の業。
辞書開いては睡魔に襲われ、ペンを執っては睡魔に襲われ。
結局、僕から返事は一度も行ってない・・・・んですね。
心にはずっとあったんです。「書かないと・・・」って。
だからね、嬉しかったです。
覚えててくれたこと、大事な結婚式に「来て欲しい」と思ってくれたこと、
そして実際に声をかけてれたこと・・・。
ただただ嬉しかった。
距離や時間、かかるお金なんかは、もらった気持ちに比べればどうでもいいこと。
「想いには想いで」、これが僕の生きる機軸。
それに、フランスから帰ってきて早6年くらい
未だに一度も行けずじまい。もちろん今年も行けるはずもなかった。
そこに一通のメール。
「これはきっと、フランスが僕を呼んでるんや」
どこに住んでるのかは「リヨンのもっと奥」、
実際何時間かかるかもわからない状態で、行くことを決めた。
まさかその状態のままフランスに発ち、
「え?こんなにかかるの?」
「へ~、こんな駅名知らんわ」
と、現地で思うことになろうとは、この時点では知る由もなかった・・・・が、
今までの行動上、安易に予測することは可能でした(笑)

その後、別件のメールが店のHPのほうに届きました。
「ブルターニュから日本に行きます。その際、そちらで働かせてもらいたいのですが・・」
的な・・・って、今度は日本語でしたけど。
奥さんが日本人で、旦那さんがフランス人。
で、ブーランジェなので就職先を探してたら、うちを見つけたんだそう。
何度かのメールでのやり取りを経て、
「じゃあ、僕、フランス行きますのでブルターニュまで会いに行きます」
日本に来たら店に来るって言ってくれてたんですが、
もしかしたら一緒に働くかも知れない相手。
現地での生活や環境を見ておきたかったんです。

そしてパリには、「フランスから帰ってきたところですが、ここ以外考えられない」
的なこと言って訪ねてきてくれた人がいます。
パリでパン作りを始め、フランスでしか働いたことがない。
これって、「フランス人」だと解釈したほうが早いんですよね。
バリバリ働いてたけど諸事情により帰国。
フランスでパンに感動し、パンを愛し、職人にまでなってしまった彼女。
そう女性です。素晴らしい情熱を持った女性です。
正直、「日本のパン屋で」というよりも「日本人と」働くことは難しいと思います。
うちはその頃、人が入ったばかりでしたので、
「今は、もう一度フランスに戻ったほうがいい」と話し、パリに戻りました。
今までのキャリアも良い店ばかり歩いてきた彼女でしたが、
戻った場所も半端なかったです。
そしてもう一人、広島から「働きたい」と来てくれた女性がいました。
スタッフに空きはなかったんですが、「話だけでも」ってことで広島から来てくれました。
何を話したかは忘れましたが、数日後メールが届きました。
「私もパリに行ってみます!」

今回は「繋がりに出逢う旅」でした。
いろんな繋がりが何故か今のタイミングで、そして何故かフランスに集まり、
僕にフランス行きを決心させるに十分な理由を揃えてくれました。
パリ、リヨン、ブルターニュと、それぞれ1日半しか居れないスケジュールでしたが、
こうして「パリに行ってからリヨンに行って、その後ブルターニュやな」という、
緻密なスケジュールが出来上がり、
まさかホントにこの程度のスケジュールで出発してしまうとは夢にも・・・・って、
これも安易に想像ついてしまいますね、はい。
by monsieur-enfant | 2008-10-24 00:54 | フランス 2008