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2010年 09月 17日
「意思」の形
この日は朝からちょっと遠出。
僕、かなりの方向音痴なんで、
知らないとこに一人で来れただけで、
相当な達成感を得れるんです。
その達成感を得たいがために、
人に聞かずに動いてしまって最終的に痛い目にあう確率のほうが高いですけどね(笑)

キレイな名前の駅ですよね。
富士山でも見えるんですかね?
東京からそこそこ離れたのもあって、
久々に静かな駅に降りました。
そこから真っ直ぐ歩いて5分かからないかな?
「ブロンディール」

比較的若い世代のお店で、「行きたい」と思わせてくれた数少ないお店の一つ。
この店は、なんと言っても「心意気」じゃないでしょうか。
決して恵まれた立地じゃないでしょうに、
「フランス」を体現すべく作られた店やお菓子。
その随所に意地や誇りや敬意が散りばめられてるような気がします。
上辺じゃなくて、スタイルじゃなくて、
本気で挑んでる気概みたいなものがプンプン感じるんですよね。

この店の規模や立地でここまでやらないだろうと思うような売れそうもないお菓子も、
その全てが店内に「フランス」を薫らすための手段だと言わんばかり。
見た目だけじゃなく、味も普通に違和感なく「フランス菓子」でしたよ。
ただ、そこに固執しすぎてるのか、
その向こう側のあるべき独自色みたいなのが見えなかったんですが、
それを多少犠牲にしてでも、
若いうちはこうして伝えたいもののためにガンガン突っぱねて欲しいもんですよね。
なぜならそれが、自分のアイデンティティなのですから。
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by monsieur-enfant
| 2010-09-17 01:38
| ブロンディール
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