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2011年 05月 25日
遠い国からコンニチワ。
西麻布から東京タワーの麓まで一気に移動。

生憎、晴天とは言えない空模様ですが、
東京タワーを前にテンションアップ。
と言っても東京タワーに遊びに来たわけではなく、
目的はここ。

見慣れたマークが懐かしい、
芝公園 「ル パン コティディアン」

ベルギー発祥のパン屋さんですが、僕がパリにいた時にもあったんですよ。
ただ、こんなデカイ店じゃなくて、
こじんまりとしたナチュラルテイストのオシャレなカフェで、
パンが気軽に食べれるよ・・・ってな印象でした。
それがまさかこんな大々的に日本にやってくるとは・・・。

「わお!」
でかいパンが並ぶ、テンション上がる画ヅラ。
ただ、上半分はディスプレーだそう・・・。
やっぱ、さすがに東京でもこれだけの大型のパンがバンバン売れることはないんやね。
じゃ、岸部じゃ・・・、でもいつかやりたいんですよね。
おっきなパンがいっぱい並ぶ風景をお客さんに見て欲しいんですよ。
ま、そんな時が来た暁には、皆さん宜しくお願いしますね!

日本のパン屋さんに比べたら種類は少ないものの、
向こうじゃ大体こんな感じ。僕は十分だと思いますけど。

ちょっと店内でいただいていくことに。
周囲ぐるりとガラス張りなんで、ちょっと陽射しが射すとご覧の通り。

なんとも素敵な空間です。

場所によっては東京タワーが見える席もありますよ。
僕らは中央の大きなテーブルに。
コーヒーと、コティディアン名物「つけ放題コンフィチュール&スプレッド」

「ベーカーズバゲット」と呼ばれるパン盛り合わせもあります。

シェフ・・・というか、もはや社長業に追われてると言ってましたが、
出てきて話してくれたシェフがめちゃくちゃ良い人。
「あ、この人なら大丈夫そう」
そう思いました。
海外から来る店来る店、一部を除いて「またか・・・」っていうくらい、
日本の大手チェーン店と提携して出店します。
会社のビジネスで出店する店に配属された日本のパン屋で働いてた人たちは、
見事に日に日に「日本のパン化」させてってくれます。
そりゃそうですよね、自分でその店に惚れ込んで行って習ったわけじゃないんですもん。
守らなきゃいけないものや、伝えなきゃいけないものなどないわけで、
ちょこっと研修に行った記憶など「経験」ではなく「思い出」に過ぎません。
それで「維持しろ」というほうが無茶ですよ。
ただ、ここのシェフは経歴はもちろん、思考もはっきりしてます。
このお店はこれからおそらく小さくパッケージングされ、
各地に出店されていくことでしょう。
そうなったとしても、ビジョンはぶれないでいてくれる、そんな感じがしました。
こういうお店が増えてってくれることは、
もちろん「pain」が身近になってくれることは勿論なんですが、
それと同時に良い若い職人が育ってくれるんじゃないかなという期待を持ってます。
そういう「多くの雇用を抱える」という責任は、
小さな個人店では果たせません。
本当に心から思います。
「どうか頑張ってください」と。

そしていつかうちも東京進出・・・じゃなくて(笑)、
レジの後ろに大型のパンを並べて売れる日が来ることを、
そんな景色をお客さんに届けてあげれる日が来ることを、
7年前の「夢」から現実にできるよう頑張って行こう・・・、
そう改めて思わせてもらった良い時間でした。
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by monsieur-enfant
| 2011-05-25 02:53
| パン コティディアン
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